ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[ドラマ][本]「anego」と「義経」と「少女パレアナ」

先週はバタバタしてぜんぜんドラマをオンタイムで見られませんでした。やっと「anego」を見たら、面白くって篠原涼子さんがとっても魅力的だったので、この番組は見続けるものリストに入りました。
 唯一オンタイムで見れたのは「義経」くらいで、今のところとても面白いと思ってみているもののひとつです。(歴史大好きのオトートも夢中です。)わたしは義経の家来たちの、どこまでも陽気で前向きなところがとても気に入っています。先に起こることはもちろん知っているので、いつまでも楽しくは見れないのだろうなあとは思っているのですが、それでも楽しめるうちは楽しく見たいです。
 ここのところの「義経」で義経と家来たちを見るたびに思い出すのは、「少女パレアナ」というエレナポーターの小説です。ローティーンの頃に読んだ本で、昔「ポリアンナ物語」という名前でフジのカルピス劇場かなんかでアニメ化されてました。
 小説では、パレアナという少女が「喜びの遊び」という「どんなネガティブな状況の中でもポジティブを探す遊び」をいつもしています。彼女がいつしか町中の皮肉っぽい大人やあきらめきった大人たちにも影響を与え、町中が前向きに明るく変わっていくという少女向けのお話です。
 義経のまわりの家来たちが、敷地の隅っこの粗末な場所で、みんなで歌を歌いながら畑を耕し歌を歌っているところを見ると、いつも「パレアナの『喜びの遊び』を知っている人たちがここにもいる、と思うのです。子供の頃に読んだお話なんか普段全然思い出しもしないのに、こんな風に不意に何十年もたって何かがきっかけで思い出すことがあります。こういうのって不思議です。その時はさらっと読んだだけの話なのに、ずいぶん先になってグッと胸に迫ってくるというのもおもしろい現象だと思います。