ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ついに手を染めてしまった!

のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))
のだめカンタービレ1〜5
二ノ宮 知子 (著) 講談社
前々からとっても読みたいコミックだったのですが、9月16日の日記にとっかーたさんからいただいたコメントを見ていたらどうしても読みたくなって、はじめはひと月に2冊のペースで読もうとの決意で購入しましたが、そんなことが許されるはずもなく、思ったとおりとってもはまってしまい、10月が来るまでなんてとうてい待てず、今日になって5巻まで買ってしまいました。うわさにたがわぬ面白さで、時にはおかしさに涙をためつつあっという間に読んでしまいました。細かい感想はぜんぶ読んでから触れたいですが、こんなばっちくってずぼらな音大生はいないでしょ!なんてつっこみつつもリアルなところもたくさんあって、虜になってしまいました。それと同時に現役音大生だった頃、友人達の間で勝手に「宇宙人軍団」と呼び鳴らし話題を独占していたヘンな人たちのこともたくさん思い出して、思い出し笑いしてしまいました。考えてみれば一種独特な世界であることは間違いなくて、わたしたちは西武新宿線で通っていたのですが、通学電車の中でも都心を離れるにつれ、ホグワーツに向かう列車よろしくへんてこりんで独特な人たちの奇怪な行動が目についていたものでした。膝に楽譜を置いて指を動かしている人たちなんていうのは序の口で、友達同士電車の中でハモっている人たちなんていうのも序の口で、たとえば、電車の扉のところに立って外に向かって始めは小さく、だんだんコンサートよろしく指揮棒を振って自分の世界をまっとうしている男の子とか、ウォークマンで頭が動いているなあと思っているうちだんだん調子に乗ってきて、突然朗々とオペラを歌いだす人とかもいたなあなんて、次々と蘇ってきました。
コミックの中に出てくる登場人物たちのあまりのユニークさにあんな人はいないよとゲラゲラ笑っているものの、ちょっと似た人はいなくもないなあなんて思います。自分の身近にあの人たちがいたら楽しいだろうけれど、あまり身近すぎてもイヤだろうと思うし、やっぱりコミックでよかったです。今のところ特に好きなキャラは中華料理屋の息子でバイオリン専攻の龍太郎くんかな?あのまっすぐにほとばしる情熱が好きです。「のだめ」ほどばばっちい人は知りませんが、音楽以外すべて捨てちゃってるの?と思うような子はいたなあなんて、思い出したりもしました。お話を彩る曲たちが知っている曲ばかりでしかも名曲ばかりなので、片っ端から聞きたくなっています。家にある音源から編集してMDを作ってみようかしらと思っていたらCCCDも出ているらしいです。BGMにしながらコミックの世界に浸るというのも楽しいかもしれません。さあ問題です。次の6巻以降、わたしはいつ買うのでしょうか?
「お金がない、お金がない、お金がない」と呪文のように繰り返し、自分を牽制するわたし・・・いい加減にしておかないと。