どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その3 西大寺
久々に、のんびりじっくりと西大寺さんを見て来ました。
近年、このお寺に来るときは夕方になってしまうことが多く。
いつも急いでいて、本堂だけとか、愛染堂だけ・・・とか、そういうもったいない見方をすることが多かったのですが、今回は腰を据えて、一つ一つ、じっくりゆっくり見ることができました。
たまたま午後ゆっくり目の時間だったこともあって、人もまばらだったのもとてもラッキー。
お寺の方々は、どのお堂へ行ってもおだやかで、とても感じがよく。
ちょこちょこ教えを請いつつ、のんびり歩きじっくり眺める幸せよ。
画像には残さなかったですが、藤棚がとても美しく、桜も種類によってまだ若干残っていましたよ。
この八重の桜は確か聚宝館の入り口に咲いていた花。
華やかで美しかったです。
桜の木と言えば、もちろんこの方々にもご挨拶。
一時期片方の木がきっと病気なんだろうなぁという状況で心配していましたが、すっかり元気になっているようでした。
緑の若葉をいっぱいに広げ、美しかったです。
隣接する幼稚園は祝日でとても静か。
ここをかつて小さなつよし少年も通ったのだなぁと思うと不思議な気持ちになりつつ。
まずは本堂へ。
ちょうどご朱印帳がいっぱいになったので、大好きな善財童子さまのご朱印帳を新調しました。もちろん色は紫です。
実物は「うましうるわし」のこのサイトに載っている、このお方です↓
https://nara.jr-central.co.jp/campaign/saidaiji/watch/zenzai.html
そして。
前にも日記に載せましたが、わたしの宝ものの一つ、西大寺展で手に入れたグッズの善財童子さまがこちら。
どうしてこんなにこの仏さまに心惹かれるのかなぁ?と思うに、やっぱり灰谷健次郎さんも惹かれたという、この方の瞳だろうなぁと思うのです。
その瞳の澄んだ美しさは、どこかうちの小さな生徒たちとも似ているし。
蛇足ですけど、わたしの「推し」の皆さまもまた、揃って瞳がとても澄んでいて、とてもとても美しいのだ!!(どーでもいい情報でごめんなさい、げらげら)
善財童子さまに限らず、このお寺の仏像はどれも本当に美しく凛としていて。
静かにひとつひとつ手を合わせてはじっくりと見て回る、しあわせな時間を過ごしました。
愛染堂では、初めてここを訪れた時のことを思い出していました。
いつだったっけ?と自分の日記を検索したら2008年!!!
わぁお、10年以上前ではありませんか!!
愛染明王さまについては、この時の日記にものすごく詳しく書いたので、そちらをご覧いただくとして。
今回もじっくり見ていたら、お寺の方が「このお方のこのお顔は、本気で怒っている顔」なんだよ?と教えてくださいました。まさしく憤怒の表情です。それだけ半端ではなく、愛が深いということなのだろうなぁと思います。
お前立ちの仏様ではあまりよくわかりませんが、本物の愛染明王さまは、まだお顔の赤い塗料が残っていて。この時代のものとしては、とても稀有なことなんですって。
しばし眺めてはまた戻って眺め・・・大好きな愛染明王さまとの再会をじっくり噛みしめました。
本堂の佇まいは、少し離れてみると、どこか吉野の金峯山寺とも似ているね?なんてオットと言い合いました。
実は東大寺と同じくらい、かつては大きな大きなお寺だったという西大寺。
その頃の西大寺も見てみたかったような気もしますが、今のこじんまりと手入れが行き届いた西大寺もとても好きです。
一度、平安時代に衰退、荒廃への道を進むことになった西大寺ですが、鎌倉時代になると「叡尊上人」と呼ばれる僧侶の活躍により復興を成し遂げたのだそうで。
叡尊上人の像に、あらためて心からの感謝を伝えてきました。
わたしがこのお寺を知ることになったのはここ10年くらい、決して長いとは言えないかもしれませんが、それでも思い出はいっぱいあって。
大茶盛の大きな茶碗を見ては、友人たちとあの茶碗の前で画像を撮った思い出が蘇り。
桜を見てはみんなでそぞろ歩きをした思い出が蘇り。
雨の日に傘を差して行った日のこと。
晴れの日に気持ちよく歩いた日のこと。
思わず歩きながら「これだけの日を跨いで来たのだから~♪」だなぁとしみじみしちゃいました。
この時、そんなに厚着していたわけでもないのに、暑いなぁと思っていて。
上着を脱いで回っていたのですが、その昼間の暑さにだまされて、後々ひどい目に遭うことになるわけですが(笑)
それをこの時はまだ知らない!!!
どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その2 曜変天目
今回奈良に行く目的のひとつに『曜変天目の碗が見たい!』というのがありました。
ずいぶん前に、NHKの番組で特集をしていたのを見たのがとても心に残っていて。
一度自分の目で見てみたいと思っていたところ、たまたまこのタイミングで、実物を見る機会があることがわかったのです。
というわけで、まずは近鉄奈良駅のコインロッカーに荷物を入れ、とるもとりあえず、奈良国立博物館へ行きました。
ちょっと見ずらいですけど。これ。
相当混むだろうなぁと覚悟して行ったのですが、曜変天目のコーナー以外はそこまででもなく。
ひとつの椀を見るためだけの行列に4~50分並んだあとはすいすいと進みました。
そもそも曜変天目とは?と興味を持たれた方にはブルータスをオススメします。
ちょっとamazonさんとの接続の調子が悪いので、一応画像も置いておきます。
ご興味があれば、これはまだ買えるんじゃないかな。
この雑誌のキャプションに「宇宙でござる!?」と書いてあるのは、曜変天目の中の模様がまるで宇宙のようだからです。
雑誌から少しだけ引用させてもらうと・・・
漆黒の釉の表面にオーロラのような光彩がゆらめき、その中に銀河の斑紋が浮かぶさまは、あたかも掌中に宇宙を収めるがごとし。現存する3椀すべてが国宝に指定される一方、それが焼かれたはずの中国には、わずかな破片しか残されていない曜変天目。
とあります。
この3つの碗が日本の東西で5週間の間だけ、同時公開されるというので、ぜひぜひ見たいと思いました。
実際に見た曜変天目は、並んで見るだけの価値は十分にあり。オットもわたしも静かに大興奮!!!
どのようにして作られたかも、なぜ3つしか現存しないのかも未だわかっていない、謎がとても多い焼き物ですが、じっと見ているとまるで吸い込まれそうに・・・それはそれは美しかったです。
その後、ミュージアムショップ・レストランの「葉風泰夢(ハーフタイム)」で遅めのランチを。
ここです。
本当は属性上、ホットケーキセットに強く惹かれたのですが(笑)残念ながら売り切れ。
もちろんこれは昼ご飯だからね・・・ということで、もちもち生パスタをいただいたのですが、びっくりするほどおいしかったです。大正解!!!
ここを出たのが午後3時前だったので、コンサートの前にもう一つ見るとしたら?・・・と考えて、近鉄電車に乗りました。
駅から近くて、ゆっくり仏像を見ることができて、比較的静かそうなところと言えば・・・
ということで、西大寺に向かいます。
どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その1
一つ前の日記を書いた直後から、さらに生徒が3人増えて、とんでもなく忙しく、日記どころではなくなってしまいました。
その間につよしさんのお誕生日はあったし、書きたいこともいくらでもあったのですが、まったく自由になる時間がなく。
かろうじてTwitterでつぶやいたり「こんなホットケーキはいやだ」のお題に参加したりはできたので・・・
こんな風にどんなに忙しくても、家に居ながらにして誰でも参加できる、楽しい企画を自らの誕生日に合わせて放ってくれたつよしさんにとても感謝しました。
ふと時間が空いた時に、洗い物や洗濯を干している時に。
「ホットケーキ」を空目しながらとりとめもなく思いを馳せている時間は、とてもとても癒しでした(笑)
あまりおもしろいことは思いつけなかったにしろ(笑)
さらに・・・
GWに入ったところで、旅に出ることに決めていて。
なのに、ギリギリまで振替だ!お試しレッスンだ!と大忙しだったので、まったく何事たりとも考える余裕がなく。奈良旅をしながら、だんだんに自分を取り戻した感じだったのでありました。
出掛ける前は「何でこんなに忙しい時に出かけることにしちゃったかなぁ??…」とすら思っていたのですが、結果的にとてもいいタイミングで神さまにタオルを投げてもらった気がしていて、今は心から行ってよかったと思ってます。
そもそもの始まりは、玉置さんが薬師寺でコンサートをするというファンクラブの案内から。
今年はいつ春の旅をする?とずっとオットに打診されていたのですが、生徒があまりにも増え過ぎたのと。
新中1の子たち、新小1の子、今年から学童保育がなくなる子。
あまりにもとりまく環境に変化が生じる生徒が多いこともあって、ちっとも予定が定まらず。
さらに、なかなかつよしさんの今年の予定も見えずらかったので、今年はムリかもね~と半ばあきらめモードになっていたのでありました。
そんな中、最初、4月28日の「世界遺産コンサート in 薬師寺 玉置浩二×西本智美」のチケットの申し込みが来て。
わぁ~っ!!行きたい!行きたい!!と速攻で思ったものの。
その時はいくらなんでもムリだろうと思いました。
それじゃなくとも今年は特別な年。
10連休のGWに、関東から奈良へ泊りがけで行くのは無謀だろうと思ったのです。
そこで完全に諦めたつもりが・・・
やっぱり「申し込めばよかったね~」「奈良行きたかったよね~」「玉置さんで薬師寺なんだよ?わたしたちが行かなくて誰が行く!!(笑)」と、夫婦で往生際の悪いトークをしていていたら(笑)
しばらくして翌日の4月29日の日の追加公演が出たではありませんか!!
とりあえずホテルが見つけられたらにしよう・・・と。まずはホテルを探したら、歴史ある町家の素泊まりのお宿が空いていて。
チケットが取れたらね!とまた予防線を張ったら意外ととんとんとチケットも取れて。
これはもう行くっきゃない!!とオットと共に覚悟を決めました。
せっかく行くのだし、どうせならもう一晩泊まろうか?
だったらやっぱり我が家的には天川だよね?なんて、遅々ながらオットが片っ端から電話してくれたら、とりあえずひと部屋空いている宿を見つけ。
あれよあれよという間にお出かけ決定!!
とはいうものの、とにかく余裕がなかったので、この日に出かけることが後々どんな意味を持つかもまったく考えておらず(笑)
あとで、これってもしや「奈良で平成と令和を跨ぐ旅」なんじゃないの?と気づいたのは、出かけるほんのちょっと前のことだったのでありました(笑)(笑)
というわけで、まったく予習もせず、どこへ行くかもはっきり決めないまま、極限状態に頭が生徒たちのことでパンパンのまま・・・
4月29日の早朝、埼玉から奈良へと旅立ったら・・・
ありえないほど濃厚なドラマが、これでもかと待っていました。
最初の案内で申し込んで28日に行くことにしていたら、30日には家に戻っていたでしょうし。
玉置さんと西本さんの魅惑のライブで水垢離(水行)のような土砂降り遭うことはなかったにせよ(笑)
ライブの瞬間、合羽のフードに遮られた、狭い視界と風雨で聴こえずらい状況にも関わらず、とんでもなくステージに近かったので、一瞬たりとも音楽から気が逸れる瞬間がなく。
結果として、あんなに純度高く、音楽へ・・・深く深く入り込むこともなかったかもしれないと思うし。
翌日、まだまだ頭の中で鳴り続ける音楽に導かれるように「そこ」へ立ち寄ることもなかったかもしれないし。
翌々日、昨年来ずっとずっとその方のご本に触れ「いつかお目にかかることができたら」と思っていた、そのお方に出会う未来もなかったというわけです。
というわけで、玉置さんと西本さんと音楽と。そしてつよしさんと天河さんに導かれた「転がって~転がって~♪」 (from Six Pack♪)な旅の話を書きます。
堂本スイミングスクール
昨日は、日記を書き上げた時点で深夜になってしまい、あまりにも眠くて(笑)
早々に電源を切って寝てしまったのですが…
朝起きたらたくさん反響をいただいていて、なんてしあわせなことだ!と思いました。
Twitterなどで反応してくださったみなさま方、拍手ボタンを押してくださった方々、どうもありがとうございました。
今日は出張レッスンがキャンセルになったので、少し早めに日記を書き始めました。
とはいえ、7時から陸上部の生徒が来るので、夕飯の準備を始める時間までに書き上げなくては!とちょっと焦りムード。
中3になってもピアノに来たい!先生にも毎週会いたい!と思ってもらえるしあわせよ。ああ、今日も彼女が「来てよかった!」と思えるレッスンができますように。
さて。
「音楽と人」買って来ました。
予告が出てややしばらく。やっとやっと発売の日が来ました。
まずは念願の「音楽誌での連載」の報せに、ファンとしても大喜びだったわけですが…
なぜ音楽誌で連載を持つのに、タイトルが「堂本スイミングスクール」なのか?
その問いに答えられる人はファン世界広しと言えども、多分いなかったと思います(笑)
いつもつよしさんの選ぶ言葉やタイトル、歌詞、発想は容易には想像がつかないのが常だし、今更驚きはしませんが(笑)
いざ蓋を開けてみると「ああ、なるほど!!」と膝を打つというパターンに慣れ過ぎていて。
また来たな!!と思いつつも。
今回のこのタイトルはいくら考えても、憶測すら浮かばない・・・と思っていたら、そう来ましたか!!!
また、その稀有な才能の片りんを見せられた気がして、唸らされました。
そもそも。
本屋さんでページを繰ってみたら、ビジュアルが素敵過ぎて、オアゾの丸善の雑誌コーナーの前で、小さく開いては閉じ、開いては閉じ・・・を繰り返し・・・
やっぱり帰ってからちゃんと見ようと、薄目で遠目に見ただけで閉じてレジへ!!
(どうせ買うんだから、正直どっちでもいいわけですが!!!笑)
帰宅してあらためて見てみたら、6ページの特集「Vol.0」の中で、すごく多彩なつよしさんの写真の数々に、なんて素敵!!と心躍りました。
紫のビート板や浮き輪を持ったり、スイミングゴーグルをつけたり外したり、ポージングしたりしているのですが。
どのアイテムも紫色だというのは置いておくにせよ、小物としてはありふれていて、かなり見慣れたものばかり。
うちの子たちもスイミングレッスンや学校のプールの授業、そして夏のレジャーでどれだけ使ったか・・・というものばかりなのに。
なぜかつよしさんが小物として使っているだけで、超絶カッコイイアイテムだと思えるのはなぜ?(笑)(笑)(笑)
さらにさらに。
一枚一枚、全部と言っていいほど、その写真から受ける印象がまったく違うってスゴイです。
最初の一枚なんて、いつぞやかのアシメ期に限りなく近い美麗で少女チックなつよしさん。
にも関わらず、目力が凄く強くてどこか挑発的なのも素敵♡
かと思えば、すごくサイケデリックなカッコイイ兄ちゃんがいたり。
水族館の方ですか?っぽいのがあったり。
イタリアかどこかの伊達男っぽい色気満載のがあったかと思えば、迷探偵ちっくなコミカルな写真があったり。
ほんの少し分け目が違ったり、なでつけ方が違ったり、前髪のおろし加減が違うだけで、あとは表情でいかようにもなれる、どんな風にも見せられるところが、役者としてもかなりの腕を持つ、我らがつよしさんなのだ!!
ものすご~いフォトジェニック。
多種類のつよしさんがいて、それだけで虜になってしまいました。
中身はさらに素晴らしく。
三宅氏も「この連載タイトルのインパクトたるや!」とおっしゃってますが、ほんとトレンド入りするのもわかる気がします。一見「はぁ?」「なんでそれ?」って感じですもん。
そんなつよしさんの頭の中がだんだんに解き明かされていく過程もまた、わくわくドキドキなのでありました!!
人生を水に喩えるなら、どんな風に泳いで行きたいんだろう?
だし。
僕は小学校の頃にスイミングスクールに通っていたから、スイミングスクールの雰囲気を熟知している。
という、謎のアピールでもあり(笑)
プールサイドで誰かと話したら面白いやろうなぁ。
で。
「まるでビートと人を繋げるように」
と「ほぉ!なるほど!」なことを言っておいて。
その喩えもダサくていいですね~
と自ら言っちゃうという辺りでもあるわけで。
ああ。わかるような気がしてきました。勘違いもあるかも?ですが(笑)
ちょっとだけふわっと見えて来たぞ!!
ああ、本当におもしろそうではないですか!!
まずは音楽仲間の友人から、どんどん人を紹介してもらって、ビートを?繋げてゆくような連載になるのでは?ということで。
かつての大人気番組のタモリさんの「友達の輪」みたいになっていくのかしら?
さらには音楽関係者に限らず、楽器リペアの職人さんとか、さまざまな分野の職人さんとかスポーツや宇宙関係のお仕事をされてる方とか、かなり広く人と繋がって行きたいと語っているので・・・
たとえばココロ見の雑誌連載版?という感じなのかしら?
いずれにしても、とてもとても楽しみです。
彼は人の話の芯をとらえて、そこから何かを受け取るのがとても上手な人だから。
またこの連載によって、彼の音楽観、音楽世界観もさまざまに広がってゆく。
自由に泳いでどこにたどり着くのかはわからない感じ・・・とてもわくわくします。
ご本人もこれから始まるツアーにも、もしかしたら影響が・・・ということもありうると言っているので楽しみにしていたいと思います。
何より40歳を間近に
『人と繋がってゆくことの面白さを優先してみようかな』
と言い始めた、つよしさんの心意気がとても素敵!!
後半部分では東大寺のライブの時のことについて、これから始まるツアーについても語ってました。
「音楽と人」ではいつもていねいに話を聞いてもらえるので、読みごたえがあります。
その中で、耳のことがあってから、バラードを歌うことに対してとてもナーバスな様子がうかがえるくだりがあって。
わたしとしては、無理にどうしてもバラードを歌って欲しいという気持ちは今はあまりないのですが…という前置きをしたうえで。
わたしも「音程」はとても大事で、アマチュアや趣味で歌っている人は別として、歌うことでごはんを食べているような方々が、どんなにいい歌を歌っていても、音程を外されるとちょっと集中を削がれてしまい、残念に思うタイプですが。
実際のところ、昨年何度かつよしさんのライブに参加して、ピッチの揺らぎが気になったことはほぼほぼなかったし。
バラードを聴いて「音程大丈夫かな?」と不安になったり苦しくなったりするようなことも全然なかったのですが…
多分つよしさんが求めている自分の声の音程だったりピッチをジャストに合わせることに対する要求のレベルがプロの中でもかなり高めなのだろうなぁと思うのです。
お客さんが聴いて気にならない程度の小さな揺らぎでも、自分が気になったら「これではダメだ」「ムリ」と思うタイプのようにも感じていて。
そのくらい自分に厳しい人だから、人の心を打つ歌を歌えるし、それが彼が歌うプロとしてのプライドなんだろうなぁとも思うわけですが…
いつかまた、ご本人が歌いたいと自然に思えた時、歌いたいと望んだ時で全然いいので。
彼自身のためらいやこだわりから解放されて、バラードも混ぜ混ぜで、誰よりご本人が楽しんで歌う日が来たらいいなぁ。
どうあれ、さまざまな場所に居場所を持つ、彼の多彩な活動の中で、この場所では主導権の一切は彼が握っているわけで。
彼が穏やかな気持ちで、一番耳に負担が少ない形で。
自分がやりたいと思うことを存分にやれて。
充実感を得られるライブツアーになれば、そして今年になればいいなぁと思っています。
実際のところ、今のところわたしがライブに参加できる機会は一度きり。
横浜で体感しちゃったら、また見たい!と猛烈に思うんだろうなぁと容易に想像がつくわけですが(涙)
自分がそこにいられてもいられなくても・・・
今年のライブツアーそのものを、とても楽しみにしています。
さて。
次に書きたいテーマは決まっていて。
まったく違う音楽家、演奏家の方についての記事なのですが、わたしは猛烈につよしさんを思い出しながら見たあるテレビ番組のご紹介です。
実はもう8割くらいできてるのですが、少し推敲してアップしようと思っています。
金曜日の出来事&我が家とご近所の桜
先週は月曜日から木曜日まで、本当に仕事が朝から晩まで。
とんでもなく忙しかったので、どうなることかと思いましたが、なんとか乗り切ることができました。
特に水曜日と木曜日は、ほとんど一歩も外へ出ず。
10時くらいから生徒が来て、夜は8時くらいまで。
久々にレッスン漬けとなりました。
さて。
そんな日々の中、やっとつぶやいたのがこれ。
我が家の鉢植えの桜にも春が来てた♪ pic.twitter.com/thmDS36gZm
— レイン (@raintalk) 2019年4月5日
これが咲くと我が家にも春が来た気がします。
そしてその後、金曜日とかはオットも休みだったので、東京駅に月末の旅行のチケットを取りに行き。
念願だったこのコたちを手に入れました。
無事ゲットできました♡ pic.twitter.com/KYBSrOaC79
— レイン (@raintalk) 2019年4月5日
郵便局に専用カプセルトイ「ガチャポス」が登場! 第1弾「VAG モリス」郵便局限定版が12月12日(水)、都内7カ所で発売開始!! - アキバ総研
詳しくは上のリンク先に飛んでいただくとして。
このキャラクターについては、こんな風に書かれています。
「ガチャポス」のオリジナル商品第1弾として発売されるのは、株式会社メディコム・トイが2014年に発売を開始した、人気アーティストが参加する”VAG(VINYL ARTIST GACHA)“の人気シリーズのひとつ「VAG モリス」。人気クリエイター・ひなたかほりさんが、人と違うことにも不安や悩みを持っている方に温かい気持ちになってほしいとの想いから描いた絵本「つのがはえた猫」に登場するキャラクターだ。2016年の誕生以来、つのがはえたアンバランスさが愛らしく、フィギュアの新色が出る度に即日完売する人気キャラクターとなっている。
ね、ね、つのがはえた猫、かわいいでしょ?
ちなみに、VAGモリスの後ろ姿がこちら。
前から見てもかわいいけど、後ろ姿もまたとってもかわいいのです。
そして猫だけど、どこか鹿っぽい!
「鹿と思えば思えなくもない=かわいい♡」の奈良好きの方程式(笑)
さっそくこれは、つよしさんが好きなものを集めて作ったという「MY神棚」(っていつぞやか言ってましたよね!)を真似て、わたしも作りつつある場所の特定席に、ふたり並べて陳列する予定です。
このがちゃがちゃを手にいれて、ほくほくした後は(夫婦で大の本好きなので)丸善の本屋さんで長々と本を探し・・・
(散々音楽書関連の探し物をしたわりに、ちょうどいいものは見つからず、今回実際に買ったのは結局「音楽と人」のみだったという・・・
それだけなら、地元でもよかったわけですが、万が一夕方戻ったらなかった・・・とかだったら泣くに泣けないしね!笑)
この「音楽と人」のつよしさんのページが、ビジュアルといい中身といい、あまりに素敵だったので、その話は明日書こうと思います。
その後、日本橋へ。
暖かいを通り越して、初夏のような陽気で、どんどん汗をかいて、喉がカラカラだったので老舗の喫茶店の看板メニューの一つ「モカソフト」をいただきました。
SINCE 1948年にびっくりしつつ。
老舗喫茶店なのに全店禁煙なのもとても好ましく。
やっぱり口が甘くなって、その後でコーヒーも注文したのですが、コーヒーもまた、ちゃんとコクと苦みがあっておいしかったです。
その後、奈良まほろば館に寄って、旅行関連のパンフレットをもらったりして。
さらに例によって、吉野の林豆腐店の油揚げやら揚げ出し豆腐やら、豆腐ハンバーグやらおからやら。
俵のような大きな袋に入った大和茶やら(笑)
オットが大好ききなこ団子まで・・・たっぷり散財して帰りました。
最寄り駅まで戻ったところで、荷物をオットに渡してじゃあねと別行動。
わたしはそのまま筋トレへ。
火曜日以来、まったく行く暇がなかったので、身体がかなりなまってて、眠たかったのが、ばっちり目が覚めましたのことよ(笑)
さらに筋トレ終わりの帰り際、もう夕方だったのですが、せっかくだからとご近所のちょっとした桜の名所に寄りました。
そばまで行ったら、空があまりにも美しくて。
空ごと撮りたいと強く思い。
ちょっと桜には焦点が合っていないようなぼんやりした感じになってしまいましたが、
ご近所のこの堤の桜もなかなかに美しいのです。
ぼんやりと眺めていたら、あっという間に夕刻になって、西の空が夕焼けに染まり始めました。
夕方の桜はどこかさみしくて。
なんだかちょっとせつない気持ちになりつつ。
行き交う人々も、犬の散歩をしている家族も、静かに足を止めて眺めてらっしゃいました。
ツイートと言えば・・・
この鈴木渉さんのツイートがなんとも素敵でした。
この方の奏でるベースの音そのものも大好きなのですが、こういう感性込みでこの方が大好きなのだなぁと思うのです。
(来月末、某チケットを取ったので、近くで思いっきり大好きな低音三昧。ベースの音がいっぱい聴けそうでとても楽しみです。)
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」在原業平
— 鈴木 渉 (@watarumble) 2019年4月6日
桜が無ければ咲く楽しみも散るのを惜しむこともなく春は穏やかでいられるのに。
これに対する「散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」(散るから美しい、永遠なんてないからね)も良き。
和の心🌸 pic.twitter.com/zqPGvvrEKt
伊勢物語の時代と今と。
時代は変わっても、人の心はたいして変わらないものなのだなぁ。
ちなみにわたしは下の句がとても好き。
世の中には、どんなに大切に思っていても、永遠に取ってはおけないものが多すぎる。
生きとし生けるもの、すべての命はもちろんのこと、その瞬間のおしゃべりも、大好きな人たちの歌声も。
せっかくうまく弾けた!と思った自分のなんでもない普通のレッスンの中で、たまたま弾いた1曲も・・・
取ってはおけないし、記憶にさえとどめておけないのが常なのだ。
瞬きするたび
大切なものが消えてゆく
思わず思い出されるのが、つよしさんの大好きなシングル「瞬き」で。
眼に写した何枚(いくつ)もの写真を
記憶できない儚さを愛していたい
なのだ!!
だからこそ、一瞬一瞬が大事なんだなぁとしみじみと。
結局「そこ」へ帰結したところで(笑)今日はここまで。
みなとみらいの剛桜&東大寺ライブの映像
ここのところ、ものすご~く寒くて、またダウンな生活に戻っていた埼玉ですが、やっと少しずつ暖かくなる気配。
春だ~♪という実感が湧いてきました(笑)
というわけで、地元の桜は今年は長持ちしそうでうれしいです。
まだ全然見に行けてもいないのですが…
今日までが仕事の山。
明日からは少し楽になる・・・はず!そうでありますように!(笑)
さて。
お友達の「ケリー中毒さん」から画像をいただいたので、ふぇるまーたを見てくださる方にもお裾分けいたします。
(ケリー中毒さん、ありがとうございました♡)
きのうアップしたかったのですが、あまりにも午前から夕方まで忙しくて、まったくパソコンを開く余裕がありませんでした。
恐るべし!春休み!!!
というわけで、こちらはおとといいただいた画像です。
先日の埼玉での集いで、友人たちとtankの思い出話をたくさんしたところなので、なんだか感慨もひとしお。
剛桜、大きくなったなぁ。
そして当時、彼の新しい音楽の世界へ連れてってもらったわたしたちファンもまた、思えば遠くへ来たもんだ♪
つよしさんと言えば・・・
先日来、CSで少しずつ昨年の東大寺ライブの映像が放映され始めました。
わたしは「街」は見逃してしまったのですが、その後、HYBRID FUNKとBelieve in intuitionの日はワクワクしながら見てみました。
短いオンエアでしたけど、とにかく映像が美しく、当日見えなかったところがたくさん見えて、こんなだったのか?あんなだったのか?と発見がいっぱい。
そして発売した暁には、あの日鳴っていた素晴らしい音楽の数々も、大仏さまや奈良の景色も、バンドのみなさま方の雄姿も、そして誰よりつよしさんご自身の渾身のパフォーマンスが、何度でもリピートで楽しめるしあわせ。
ますます発売が楽しみになるではありませんか!!!
隣で再生したら、オットがHYBRID FUNKがラップから始まった瞬間に「まるで声明みたいだね!」と言いました。
この曲は昨年、アルバムではもちろん、ライブでも音楽番組でも何度も聴きましたが、あの日だけのグルーヴはやっぱりとても独特で特別だと思わされました。
Believe in intuitionの方は、始まりの「ミドシ♯ファ」から始まる、音の階段の不思議さに、ライブの時と同じく心奪われて、異世界へと連れて行かれたような気持ちになりました。
この曲はできた時とまったく違うアレンジがほどこされ。
雅楽っぽくもありつつ、スペーシーでもあって。
1300年の時を自由に行き来するような。
純日本でありながら、エキゾチックだったり、宇宙をも感じられるような。
すべて内包して混沌としつつ、異なるイメージがなぜかまったく矛盾していない感じ。
まさしくわたしが抱く「奈良」のイメージの特徴にこのうえなくぴったり!!とあらためて思ったのでありました(笑)
ちなみに・・・見た後に忘れないように!とつぶやいたのがこれ↓
HYBRID FUNK とBelieve in intuition
— レイン (@raintalk) 2019年4月3日
を見た。
当日は大きくうねるグルーヴがまるで一つの生き物のように思えたのだけど。
画面を通すと1人1人の技が光り、凄い能力と個性を持つ「個」の結集だった。映像も美しい。
様々に夢想してたら、不意に白い腕の艶めかしさ、雄弁な指先に引き戻される。本望♡
ああ、来週全部通しで見ることができると思うとわくわくします。
わたしは横浜の初期tankで100公演をしていた頃にも、無我夢中で追いかけてましたけど、10年以上後にもまだ、彼がこの音楽を探求し続けているだろう・・・とまでは当時想像してなかったかも。
どうあれ、まずは彼がどこにたどり着くのか見届けたい!ついて行こう!とは思っていて、それは今も変わらず思ってますけれども。
そしてもっと驚いたのは、その道の先に、自分がここまで「FUNK」という音楽にはまっている未来があるとも思ってなかったかも。
さらに、まだまだ奥が深くて、道の途中だと思えること。
とっても透明なのに、底がまったく見えない湖をずっとのぞきこんでいる気がします。
しあわせなことだなぁ。いいものに出会ったなぁという感じ。
ぐるぐる回って、仕事上でもいい意味で感化されて。
音楽の垣根がさらに取っ払われました。
わりと保守的で、現代音楽系は受け入れられない世界もあったわたしですが…
年を取るほどに、彼の音楽と触れていくほどに、自分もまた新しい扉を開くことに抵抗がなくなっていくという、ありがたい御利益(笑)があった気がしています。
先入観や思い込みから自由になれるってほんと素敵!!
おっと、話がどんどん逸れていっちゃった。
毎年美しい花を咲かせてくれる桜の花に感謝しつつ、この花をご覧になったみなさま方にとっても、この美しい花々が、明日への希望となりますように。
さらに、友人の一人にGoogle Mapで検索すと、剛桜で出て来るんだよ!と教えていただいたので、わたしもやってみました。
本当でした!!!
初心に返ろう!
桜満開の報があちこちから聞こえて来ますが、地元の桜はもうちょっと。
昨日、今日と激寒なのもあって、あちこち自転車で走り回りましたが、まだ3~4分咲き?くらいでした。
桜を待っているのもまた楽し!・・・なのですけどね。
今朝は実家ごとで、母や妹とそれぞれ長電話。
メンタルを病んでいる人にはイマイチむずかしいと言われる季節、春先なのもあって、調子が良くなったり、イマイチだったり不安定でいろいろと心配していて。
今月は3度、逢いに行く気になっては「まだ来なくていい!」と言われるというのを繰り返していて。
困ったなぁと思っているのですが、今日は少し元気になった手ごたえがありました。
少し散歩や手芸を始めたそうです。ほっと一安心。
手を出すに出せず、なかなかにむずかしいものだと痛感してますが、ゆっくりでいいから、元気になってくれるといいなぁと思います。
さて。
昨日、CHERIの当落が出て、横浜アリーナに入れることになりました。
きのうもまた、とても忙しい日で。
きのうで教室を卒業の6年生がお母さまと共にご挨拶に来たり。
中学校の先生をしている生徒さんが、アレルギーだそうで、送別の花束を「先生もらってくれない?」と持って来られて話し込んだり。
生徒のおかあさまから姉妹間の相談を受けたり。
中学生の子に塾の愚痴を聞いたり(なぜわたしが?笑)仕事以外でもバタバタの極致。
その後は友人知人のチケットについてのメールが、あちこちでとんでもなく飛び交ったりして、深夜までずっと携帯三昧していていたので(笑)
自分のチケットについては「取れた!」と安心しただけで、気持ちに軽く蓋をしていたのですが…
夜中に不意に目覚めて、念願だった大きなところのライブに入れるんだなぁという感慨が急に湧いてきて、じーーーーん!!!でした(笑)
ブルーレイにもなった、大阪城ホールのライブが、中で聴いたらブルーレイの何倍も何倍も、本当によかったんだよ~と友人たちに聞いていたので、いつかは経験したいものだとずっと思っていたのでした。
実は昨年、いきなりFUNKに目覚めたオットも、今回かなり本気で行きたがっていて。
オット的には横浜だとちょっと遠いので、中野やNHK取れないかなぁ?と思っていたのですが、残念ながら全部はずしてしまい・・・いきなり洗礼を受けたなぁという感じ。
新規の壁って意外と高いと思い知ったようで。恐るべし!と凹んでました(笑)
ちょっとは妻の日ごろの苦労がわかったか!!!(笑)(笑)(笑)
まっいつかは機会も巡ってくるでしょうし、ちょっととなりのご新規さんは、お預けになってしまいましたが…
そんなこんなを考えても、横浜アリーナのこの「たった一枚」が自分のところにやってきた幸せを、もっと存分に噛みしめよう!としみじみと思ったのでありました。
で「あれは間違いだった!」と言われたら大変なので(言いませんから、笑)
とっとと朝いちばんで払ってきましたよ!「これわたしのチケット~♪」宣言(笑)
はぁ~アリーナクラスでFUNK。
どんな音に触れられるのかなぁ。どんなグルーヴなのかなぁ。
何よりもその場に立ち会えることがありがたくて、しあわせで。
楽しみ過ぎて楽しみ過ぎて。
この一回を大事に大事に大事に大事に(何回言う~笑)見たいと思います。
神さまありがとう♡
思えば21世紀になったばかりの頃、はじめて譲ってもらった12月30日のチケットで、初めてKinKiさんに逢った時も、天井席のてっぺんのてっぺんだったけれど、楽しみで楽しみで、何日も前からドキドキして眠れなかったなぁ。
席なんてまったくもって関係なく、純粋なわくわくドキドキ。
着るものまでも何度も迷い、厳選して臨んだことを思い出します。
こういう気持ちは忘れたくないなぁとしみじみと。
そんなこんなで、今日からはたくさんFUNKを聴いて、FUNK気分をマックスまで盛り上げてライブの日を迎えたいと思います!!
みなさまのところにも、チケットの神さまが微笑んでいますように。