ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 早朝の地震速報&サマーコンサート

今朝は4時半ちょっと前くらいにけたたましい地震速報の音で目が覚めました。
瞬間的に寝ぼけた頭で、なぜかめざましが鳴ったと勘違いして携帯のアラームを止めたのですが、止めても全然音が止まらなくてパニックになりました(あたりまえ、笑)。
仕事に行くオットが5時に起きるのに、なんでこんな時間に間違えて鳴らしちゃたんだ…と思ったのです。
いやいやいや。

数回あのデーデーデー!な音が繰り返されてから、今度は外の市のスピーカーからも同じ音がけたたましく鳴りはじめ、「そうだよ!これ地震のヤツ!」とやっと気がつくマヌケなわたし。
これが怖いなんてもんじゃありませんでした。
あちこちにあるスピーカーから一斉に流れるので、ちょっと時間差でいくつもの警報音が耳にさざ波のように届いてきます。

この音が何度も何度も繰り返し鳴り、どうしよう、どうしようと言っているうちにもちろんオットも起き、家族みんな目を覚まし、横揺れが始まり…
地元では揺れそのものはたいしたことなかったと思うのですが、階下のバロンを見に行こう、どうかすると連れて階段を上がって来ようと思うのに、足がすくんでなかなか動き出せませんでした。

揺れも収まりかけたころ、やっとこさ階段を下りて中2階のバロンを見に行ったら、彼は爆睡していたし、明らかに家が壊れるレベルではないとわかったので、そのまんま布団に戻りました。
今朝は家族がみんな早起きの日で、オットとアネは5時起き、オトートは7時前には起こして…と言っていて、そもそも我が家的にタイミングが最悪だったのですが、地震のタイミングは選べるはずもなく。

ほどなく起きてテレビを見たら、延々津波情報が流れてましたが、大きな被害がなかったみたいで、とりあえず本当によかったです。
そうは言っても東北の方々など、震源に近い方の方はきっともっともっと怖かったんじゃないかしら。
心からお見舞い申し上げます。

それにしても…今回のことですっごくいい勉強をしたような気がしました。

まずはこの警報音を怖がっているようではダメです。
本当に大きな地震が来るのだとしたら、明らかに初動の動作が遅れてしまいます。
そもそも大きな音が苦手というのもあるのですが、怖がってる場合じゃなくて、音が鳴ってから揺れ始めるまでのわずかな時間に、最小限何ができるのか、そんなことをシミュレーションして考えておかなくては。

昼間だったら多分それなりに動けると思いますが、夜中は特に怖いなぁ。

そもそも夕べは多分熱帯夜で、猛烈に寝苦しくて2時前くらいまではなんとなく記憶にあるくらい浅〜い眠りでした。
それで4時過ぎにはたたき起こされたわけで。


その後オットは6時前に仕事へ。
オトートは朝一で大宮へ。
アネは開門のタイミングをめざしてディズニーランドへと出かけていきました。
ここのところのアネは超アクティブにあちこち出かけまくっています。
というのも、このたびまた就職することが決まりまして、8月から新しい職場に出社することになりました。
しばらくフリーで仕事をしていましたが、やっと社会に戻っていきます。

前の仕事をやめてしばらくは、外に出ることをとても怖がってました。
不安定でキツそうな時期もあったけど、パン屋さんのバイトを経てずいぶん人にも慣れ、外に出ることもいつしかあんまり怖がらなくなり…
やっと自分から「就活しようかな!」と言いだし。
試しにひとつ受けてみようかな?と言って出かけて行った面接でいきなりトントンと社長面接まで行き…
気がつけば「ええ、もうなの?もう?」「心の準備が〜」とか焦りつつも、着々と残りの仕事を片付け、あちこち関係各社に挨拶状を出し、遊び倒しつつ準備を整えている模様です。
人生動くときは動くんだなぁと言う感じ。


そして。


わたしは今日は炎天下のサマーコンサートに行ってきました。
子どもたちの出身校の吹奏楽部の中学校中庭でのコンサートです。

うちの生徒が2人いるので彼女たちを見に行ったというのもあるのですが、都合がつく限り毎年行くようにしているのは、ここの中学校の演奏のレベルが高くてすごく見ていておもしろいからです。

今年の春で顧問の先生が違う学校へと異動になったので、ちょっといろいろともたついているとは聞いていましたが、聞きしにまさる混乱ぶりで、ちょっと生徒たちがかわいそうになりました。
前の先生は前の先生で、もう新しい学校に赴任しているのに、こちらの中学のことが気になってならないらしい…と風の便りに聞いていたのですが、さもありなんという感じ。

今年のAチームは、特に金管やサックス、ファゴットオーボエが素晴らしくて、ちょっと聞いただけでわかる、キラっと光る子が何人もいました。
未来はのだめの黒木くんか、千秋か。
それとも竹内くんかシロクマさんか、ルイスかSASUKEさんか(漫画と実在人物を一緒にするなという感じですが、イメージとしてはそんな感じ)。
そうなんです。特に男子が粒ぞろい。みんなほんとに楽しそう。そしてちゃんと曲に魂が入ってる感じ。
それだけじゃなくて、きっとみんな練習を苦にしないタイプの努力家で、弾くことがたまらなく好きな子たちなんだろうなぁというのが一目でわかるくらい、楽器が本当によく鳴ってました。
校庭だから、あんまり鳴ってないと音が吸い込まれて全然うまく聞こえないのですが、今年の子たちはすごくいい音を鳴らしてました。
ここまで育てたこの子たちを置いてまた新しい学校で新しいチームで始めるっていうのは、元の先生にとってもかなり残念だったんじゃないかしら。
だからと言って公立だし、あんまり一人の先生がガチガチに固めちゃうのもちょっと違う気もしますけれども…

そして木管の子たちが演奏は決して悪くないのですが、小さく綺麗にまとまりすぎなのがちょっと気になったりもして。
もうちょっと個性が出ても楽しいのに〜なんて思ったりもし。

先生がんばれ!いろいろがんばれ!と新任の先生に向って思わずこぶしを握ってしまいました(笑)

この新しく来られた先生があまりにも頼りなくて、大丈夫〜!?という感じなのも、これまた噂通り(笑)
そして吹奏楽部の保護者たちがめっちゃ怖い顔をして腕を組んでみてました。怖〜っ!!
今年入ったばかりの生徒がうちの教室にいて、散々話を聞かされていたから先入観もあったかもですが、保護者と先生がうまくいっていないのがなんとなく手に取るようにわかりました。
学校の先生ってこんな風に保護者とも上手にやらなくちゃいけないんだろうなぁ。ほんと大変そう。
なんでも定期的に先生と保護者の呑み会まであるそうです。
わたしたちの頃はそんなのはなかったです。ほんとびっくり。ゼネレーションギャップです。

そしてなんと言っても今年から練習を始めたであろう曲の完成度と、前の先生が作り上げた音楽との落差にもびっくり。
指導者ってやっぱり大事なんだなぁという実感も。
もうちょっと自信を持ってタクトを振ったらいいのになぁ。
なんとなく先生が猫背であまりにも自信なさげでびっくり。なのに背中には「必勝!全国大会金賞」と書いてあるTシャツを着ていることにさらにびっくり(笑)


う〜ん。ファイト!

噂のマノンレスコーはとっても美しくて心惹かれる曲でした。
その他にはスーパーマリオブラザースが音とリズムの宝石箱みたいですっごく楽しかったです。
今年の課題曲の「勇気のトビラ」も前向きなとって素敵な曲。
ちょっとネタみたいな「ご長寿番組大メドレー」っていうのもまた、あちこちソロパートが散りばめられていて、上手な子たちが本当にのびのびと気持ちの入ったいい演奏をするので目を見張りました。
素敵でしたよ〜

ああ、裏事情は知らずに見たかったなぁとも思ったのですが、時すでに遅し(笑)

うちの生徒は片や3年生のカナメで、今日も司会を兼ねてました。
もう一人は一年生で、ふたりともバスクラリネット
彼女たちに幸あれ!

最後の学校名物のテキーラは、のだめのワンシーンのように、生徒たちが大きなアクションを交えて、踊りながら演奏します。
それぞれの楽器のソロのたびに会場がものすご〜く沸き、またソリストが期待に応えるものすご〜くカッコイイ演奏をしてました。

やっぱり吹奏楽っていいなぁ。

特に金管があちこちよく鳴っていたので、ビックバンド系のいい音がもっともっと聞きたくなりました。
そっか、今年のつよしさんの夏のライブは「FUNK詩謡夏私乱!」だからそれ系の音になるのかな?だったらいいなぁ。久々超分厚い音が聞きたいです。
とっても期待が高まってます。

折しもコンサートから帰ったらファンクラブ会報が届いてました。
まだ封を切ってはいませんが、とりあえず家事をしてからのお楽しみということで。

とりあえずは今日も死ぬほど暑かったので、花にお水をあげて来ようと思います。