ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

平成30年第24回 堂本剛独演会「小喜利の私」11月9日浅草公会堂 後半の2

さて。やっとラストまで来ました。

本当はひとつのエントリーでまとめようとした感想でしたがやはり無理で。

結局のところ「前半」「後半の1」そして「後半の2」の三本立てになりました。

いつも簡潔にまとめられなくて、すみませぬ。

たくさんの方に読んでいただいて、感謝しています。

あと少しです。

くっきーさんが舞台を降りてから、つよしさんが「しばし」一人語りをします。

今回は全然「しばし」じゃなかったのですけれども(笑)

大事な話をいっぱい受け取ったと感じたので、みなさまにもおすそ分け。

その辺のお話の中で印象に残った話を感想と共に書きます。

語り始めてわりとすぐ『こうしたらみんなが喜ぶ・・・というのは、実は分かっているけど、それも嘘っぽいなと思って30歳くらいでそういうことはやめた。』

という話になり。

いつも言ってる話だな、ぶれないな・・・と思いつつ聞いていたら・・・とんでもない着地点。

『嘘をつきたくないので正直に言いますけど、今めっちゃおしっこしたい。』

というので、ええーーーっ!?とざわざわ(笑)

なんですって!?(笑)

かなり初っ端に「実はおしっこに行きたい」と宣言してしまったわけです(笑)

ちゃんとBT(膀胱タイム=すなわちトイレ休憩)には、僕もトイレに行ったのに・・・だそうで。

くまさんのようにうろうろと、行ったり来たりしながら話す姿は、うちの一番小さい園児の生徒(男児)とそっくりで笑ってしまいました(笑)

彼にだったら即「待ってるから早く行ってらっしゃい!!」というレベル。

本気で行きたそうでした(笑)

「今、おしっこにすごく行きたい。追い込まれている中で話している。耐え忍ぶこと、これも人生の醍醐味。」

とか言ってるし(笑)

いやいやいや。

ソロライブの時にもこんなことがあって、その時はトイレットFUNKという曲を奏でてもらって、その間にトイレに行ったこともあった。

今も、こんなに近い場所にトイレがあるのに、行くことができないなんて・・・なんて。

で、自分で「尿意が近づいたり去ったりする。」と言ってました。

とはいえ、話したいことは山ほどあるらしく。

早めに話を切り上げようという気持ちはさらさらなさそうで、次第に話に夢中になると、「今、尿意が去った気がする。」なんてことも言ったかと思うと。

またしばらくして「また戻ってきたかも」いちいち報告する39ちゃい(笑)

そもそもどうしてこんなにトイレが近くなったかというと、耳を患ってから水分を取るようにと言われてるから、かなり意識して取っているのだそうで。

実際BT後。かなり頻繁にちびちび水分を取っていたように見えました。

そして、その話の流れで思い出話へ。

つよしさんは「じっちゃんの名にかけてた頃(金田一少年の事件簿を撮っていた頃)」から水分を取ると如実にトイレが近くなってしまうので。

当時は山の中のロケとかが多くて、極力水分を取らないように気をつけていたのですって。

自分がトイレに行きたいとなると、スタッフさんにわざわざ車を出してもらって、山を降りなくてはならなくなったら、申し訳ないし。

その間撮影を止めてしまったりしたら、待たなくてはならないスタッフさんや共演者のみなさんにも申し訳ないし・・・って。

主演なんだし、そんなのわがままでもなんでもないのだから、気にする必要なんて全然ないと思うのに。

そんな若い頃から、周りのことばっかり考えていたんだなぁ。オトナな子どもだったんだなぁと思わされるエピソードでした。

そして。

ここからは、実は小喜利よりも前に書いた日記の中ですでに書いた話なのですが。

後々読み返す時に、こっちにも書いてあった方が「小喜利で言った話」としてわたしが思い出しやすいので、重複しますが、もう一度書きます。

一回書いた話なのであえて「自分の日記からの引用」という記法にしてあります。

すでに読まれた方は飛ばしてくださいね。

つい最近も、レコーディングをするのに、現状として音響障害が残ってしまっているので、普段だったら40分くらいあれば終わっていたものが、5時間くらいかかってしまい本当に大変だったと話していました。

突発を発症して以来、回復傾向にあったとしても、耳の調子にはものすごく幅があるだろうし、気候や気圧や体調や、さまざまなものが影響して刻々と変化するのだろうし。Topaz Loveの時とも、ソロワークのレコーディングの時とも状況が同じとは限らないし、本当に大変なんだろうなぁと思います。

つよしさんらしいなと思ったのは、自分が大変だという話だけではなくて、長くなるとスタジオ代もかさむし、スタッフさんもその間付き合わなくてはならないから・・・みたいに言っていて。

そんなことまで心配しなくてもいいのに。

そもそも、今の状態で何時間もかけて作品を創ろうと努力しているだけでも、どれだけ尊いことか・・・なんて。

聞いててとてもせつなくなる話だったのですが…

その話はそこで終わらず。

「その5時間の果てに、このやり方をすれば正しいピッチで歌えるという抜け道のようなものを見つけられてよかった」

と語ったのです。

ああ、この人は強いな。不屈の闘志がある人だとあらためて思った瞬間でした。

それを聞いて、つよしさんは、もう過去に捉われ、なんとかそこへ戻ろうとしているのではなくて。

未来への一歩を踏み出し、歩き出してているのだと思いました。

淡々と語るその言葉の裏の、精神力の強さを見せつけられて、本当にスゴイ人のファンになったなぁとあらためて。

元々才能あふれる人が、さらにさらに人の何倍も汗をかいて努力を重ね、新しい道を見つけ、希望を見い出しているのですから・・・

これから出て来る新しい作品は、さらに研ぎ澄まされて魂がこもるだろうし、素晴らしいものにならないわけがない。

小喜利ではそのレコーディング話のなかで「今までなら一日2~3曲は録れていたのが」・・・と言っていたから、もしかしたら、今、(KinKi Kidsの)アルバムにも着手しているところなのかも?

 この話の続きで。

「レコーディング、ライブ、音楽番組」と、同じ歌うことでも全然違うから、できないと決めてしまわずに、自分の脳みそをコントロールすることで、できることようになることもあるかもしれないと思ったそうです。

 さらに。

入院した時に病室で曲を作って、その曲は実は結構前に出来上がっているそうです。

「もう一人」(言わずと知れたこーいちさん!)がまだ書けないって言うので、今はその件に関しても(尿意のように)耐え忍んでいるところだそうで(笑)

その歌が世の中に出た時には「ああ、(散々耐え忍んだ)尿意の歌ね!!」と思ってくださいと、ボケてました(笑)

途中から、思わぬ展開になって。

音楽の話も聞けたわけですが・・・

過ぎてきた時間の中で、よかったこと、幸せな記憶も、悲しかったことや苦しかったことも、全部ファンを前にさらけ出してくれるこの人は、本当に強いと思いました。

その顔はもうすっかりと覚悟を決めている顔で。

そして何が起こってもその中で、できること、できないこと、乗り越えてきたこと。

まだ乗り越える途中のこともたくさんありつつも。

さまざまな事象を時として笑いに替えつつ、淡々と日々生きていて。

その姿にたくさん勇気をもらったような気がしました。

この日の小喜利の後半部分では、くっきーさんと互いに曲を作り合う、ライブに出演するなど、「会議を見てもらった感覚」とつよしさんも語ってました。

つよしさんからの野生爆弾(くーちゃんの所属グループ)のオススメ動画は(話の流れからするに)Amazonプライムの「ワールドチャネリング」??みたいでした。

そうそう。なんの話からだったか?「ウォーキングデッド」の話になって。

どうもまったく内容には興味がなさそうだったけれども「ゾンビを演じている人」に心を寄せて話していて、とてもおもしろかったのです。

ゾンビ役、ほんとに大変やん。メイクも大変だし。

休憩ってなっても、またやるから途中でメイクや血糊を落とすこともできないし。

ご飯やお茶に行こうとしても、そのまんまだとすごく困る・・・なんていうのを小芝居してました(笑)

こういうのやらせると、とっても生き生きするつよしさん。

そんな話もしつつ。

気がついたら多分45分くらい一人で話してて。

最後の最後は・・・

 「皆さまの膀胱とわたしの膀胱の益々の発展を祈願致しまして、24回なので24本締めで終わりましょう。」

と言うことになりました。

「ええっ!?どうやって、24本締め?」と思ったらちゃんと説明してくれました。
24だから・・・パパパンを8回です。

そして、楽しそうに音頭を取って・・・

みんな笑顔で「パパパン」の大合奏。
誰もがいい笑顔になって、この日の小喜利も終了しました。

終演時間が21時40分。

始まったのが18時でしたよね?小喜利なのに、3時間40分?ライブ並み?

そんなに経っていたとは、ちっとも気がついていませんでした。

ああ、楽しかった。

帰り際に見る顔は、どの顔も充実感にあふれ、みんな楽しそうで。

その光景が目の端に入っているだけで、なんだかとってもしあわせな気持ちになって。

平和だなぁ。しあわせだなぁ。そんな風に思いつつ、ちょっと感傷的になりつつ、浅草の街の中を歩いて駅へ。

電車に乗るところで急に「ヤバイ!時間がかなり遅いんだった!」と我に返ったシンデレラ(殴)は、急に慌てて乗り換えて走ったりしつつ(笑)家路につきました。

結果だけみると、4問回答で満点2問というお題は少なめの回でしたが、結果だけじゃ読めない充実感。

つよしさんのくっきーさんと「お笑い」という奥深い世界へのリスペクトと感謝の気持ちがとてもとても伝わった3時間40分でした。

そうそう。

お花がたくさん来ていたのですが。

NHKSONGSさんや、ブンブブーン、レコード会社さんからのお花に混ざって「テレ朝総合編成局ドラマ制作部一同さん」からのお花とか「ミュージックステーション」「TBS」さんからのお花も複数あって。

なんだろう?何か待ってたりして?と期待を込めてそう思ったことを報告しておきます。