この日、とても印象に残ったことのひとつに、海を越えて参加されたファンがとても多かったということがありました。
この辺り、とても素敵な展開だったので、ぜひぜひこの日をご覧になってらっしゃらないみなさまにもおすそ分けしたいです。
この時点ではすべてのお題は終了していて。
天の声さん、シークレットゲストさんも無事出番を終え。
つよしさんが一人でステージ前方に立ち、話をします。
エンディングトークのような感じになっていて。
毎回こうだったかな?ちょっと記憶が怪しいのですが、今回ここにたくさんの時間を割いていた印象でした。
この部分は、彼がまさしく今、思っていることがたくさん聞けて、とても興味深かったです。
トークの感じは、土曜日のBay FMのラジオに近いイメージかも。
この日、つよしさんが「北京」という文字が入った何かを持っていた(あるいは身に着けていた!?)方を客席に見つけたことから。
思わぬ方向へと話が転がっていきました。
(わたしたちは3階席なので1階席の客席は見えないし、モニターにも映らないので、客席に関しては想像の世界です。)
「えっ?」「北京から来たの?」「わざわざ?」
客席に向かってつよしさんが呼びかけます。
すると、そのタイミングに乗って・・・
会場のあちこちから、いろんな方が口々に主張し始めるではありませんか!!
「わたしは香港から来ました!」
「わたしは南京からです!!」
「中国の端っこの方から来ました!!」
「台湾です!」
ええーーーっ!?そんなに?いっぱい?
つよしさんもそれはそれは驚いてらしたけど、わたしたち日本のファンもまたびっくりです!!
そんなに??遠い所からいらしてるお仲間がたくさん??
すごすぎる!!
「我愛你(中国語で確かI LOVE YOU!)」
とか
「コップンカー(タイ語ですね!)」
とか。
「タンブンガン」
という声が飛んで!
これは確かつよしさんの名前の中国語読みですよね〜
わたしたちもうっすら知ってるぞ?という感じ。
母国の言葉で呼びかける方々。
日本語で一生懸命呼びかける方々。
このhappyなアピールはさらにしばらく続き・・・
あまりに多いので、他に海外から来られたという方!というつよしさんからの問いかけに
わたしの近くの方も手を挙げてらっしゃいました。
かわいらしいお嬢さんだなぁと思っていたら、韓国からいらした方だったのか!!
すーてーきーっ!!
つよしさんはものすご〜くたくさんの呼びかけに
最初はひたすらびっくりしていていましたが。
だんだんにその国の言葉を思い出してきて
ご自分も我愛你を返したり。
(言われた方はさぞうれしかったことでしょう!!!)
ご挨拶を返していたりもしていて、さらにびっくり!!
言ってもらった方々は本当にうれしかっただろうなぁ。
もしもわたしが異国まで好きな人を追いかけて行って
ステージのその方に必死になって呼びかけたら、日本語でお返事をもらったら・・・
どんなにかしあわせなことでしょう。
一生ものの思い出だな。
つよしさんは外国語の発音がとっても自然で。
おとなりで、語学が堪能なbonyarihitsuji嬢も、言語の特徴を掴むのが上手!発音がいい!とおっしゃっていて。
誇らしかったり、ほっこりしたり、微笑ましかったり(笑)
この一連のハプニングには、つよしさんも大概驚いてたけど、客席もびっくりです。
なんてグローバルな小喜利ワールド!!
「そもそも外国語でお笑いって、難易度が高くないの!?」
「ライブとか、歌ものに来てくれるのはわかる気がするけど…」
「どこがおいもしろいのか、ちゃんとわかって笑えるって、ほんとスゴイよね!!」
感心しきりなつよしさん。
さらに「みんな、どうやって勉強したの?」と問いかけたつよしさんに、海外から来られた方からのお返事は・・・
「日本語を勉強したきっかけはつよしさんです。
つよしさんの言っていることがちゃんとわかるようになりたくて、一生懸命日本語勉強したんです!」
そんな風に返事を返される方がいて。
つよしさんもかなりジーンとしてましたが、わたしたち日本のファンも「ジーン!!」です。
なんて素敵なんだ!!
ぼくもそうやって、好きな人と話してみたいとか思えば語学力が上がるのかな?
海外のファンに感心しきり。とてもうれしそうなつよしさん。
そして素直にそれを口に出すつよしさん。
本当にうれしそうでほっこり。
でもボクが好きなスライはもうおじいちゃんやから。
そもそも何を言ってるかさっぱりわからんと思う!!とも言っていて(笑)
そういう問題もあるよね!?とひそかに思っていた海外住み経験者のわたし(笑)
当然ですが、なまりが強い人もいれば、聞き取りやすい人、聞き取るのがなかなかにむずかしい人。
本当に一概に「どこの言葉を話す人」と言っても千差万別ですものね。
で、つよしさんは、こんな風に海外からもたくさんのファンが来てくれていたことが、よほどうれしかったのでしょう。
「カチリ!!」
ここでつよしさんのギアが一段上がり、さらなるトークスイッチが入る音が聞こえたような気がしました。
いつの間にか、Aスタジオの鶴瓶さんの最後のトークみたいな風情になって。
これぞThis is つよし!!
本領発揮です。
せっかく遠くからもたくさんのファンが来てくれたのだし
「来てよかったと思える何か」を持って帰ってもらいたかったのでしょう。
情熱を込めた本気トーク。
ここ、とても聞きごたえがありました。
ちょっと堂本寂聴も入ってたかも!!
ここでもまた、ドウモトツヨシの真骨頂を発揮!!
つくづくと、いろんな才能を持っている方だなぁ。
次にどんな顔が出てくるのかさっぱりわからないし、何年追いかけていても、ファンをちっとも飽きさせません。
きっとファンはどこから来た方々であれ、つよしさんがくふくふと笑顔でそこにいて。
しあわせそうな姿を見ることができただけで、十分なのだろうと思うけど。
特に今年は本当にいろいろと過酷なことがあったから。
どうしても復帰のこのステージを見届けたい…
その思いは国籍とか住んでいるところにかかわらず、ファン共通の想いだったと思うのです。
でも、あの「本気トーク」が聞けて本当によかったなぁとも思っていて。
何も考えずに屈託なく笑える瞬間と、自分について世の中について考えさせられる瞬間。
一見真逆なこれらを混在させてもムリなく成立させてしまう。
そこにつよしさんの底力を見たようにも思いました。
たとえばどんなトークがあったか、思い出せる限り書いてみると…
(言ったままを再現するのはムリなので、ニュアンスで!)
☆耳のこと
今、皆さんの声を聴いても、耳がわーっとなることはないです。
だいぶよくなりました。
今までのことが急に出来る訳ではないから少しずつ慣れていきたいと思っています。
皆さんと一緒に笑えてしあわせ。
これから年末のライブもありますし、どんな年末具合になるかまだ全然わからないけれど。
耳に良いらしい蜂の子を食べたり、耳のツボにお灸したり、そういう治療に切り替えて一生懸命やってます。
☆人生一度きり
人生一度きり、色んなことやれたら楽しいじゃないか。
ジャニーズ事務所にいるから、できるできないっていうのは、誰が決めてるのか?
少なくともぼくは決めてないし、隣の人もまぁ決めていないでしょう。
言わないであきらめることはしないで、とりあえず自分がこうと思ったことを言ってみる。
言ってみたうえで、やれることをやっていく。
僕らが、僕が、あいつが、やりたいと思っていることをやる。これがぼくらのルールで、これが何より大事なんです。
☆自然体
オレもアイツ(もちろんコウイチさんのことです!)もかっこつけるのがあんまり得意じゃないし、ウソがつけないから。
バラエティーでも食レポとかでおいしくなければ「まずい」と言ってしまう。
ウソをついてまで、おいしいですとは言えない。
でもそういうことは、(ロケでは言っても)大概カットされる(笑)とも言っていて。
こういう場は、トークをカットされることがないからこそ、もっと大事にしたいとも言っていました。
☆事務所に入ったきっかけ
自分が事務所に入ったきっかけは、お姉ちゃんが履歴書送ったからだと答えつつ。
「運もあったと思う。」と話したのがとても印象的でした。
たまたま同じタイミングで同じ近畿地方に堂本がふたりいたから、社長が見つけてくれたのかも。
「ボクだけの堂本、コウイチだけの堂本だけではあかんかったかも」
(ファンから見たら、ふたりともたぐいまれな特別な才能やオーラを感じるけど。
一方で、この謙虚さがまさしく彼ららしさかも?とも思いながら聞いていました。)
この辺のトークでは、相方のコウイチさんにもたくさん触れていて。
世の中を向こう側とこちら側に分けるなら。
ふたりは同じ側に立っていて、一見まったく違うふたりでも、たとえ小さなところで食い違いが生じたとしても。
根っこのところ、譲れないポイントは多分かなり共通していて。
グループとしての共通するアイデンティティー。
ゆるぎない土台みたいなものがしっかりとあるという確固たる自信を感じました。
またこのトークはつよしさんがしたものですが、どこかのインタビューでコウイチさんが言っていたこととも重なるようにも思えて。
このふたりの、仕事仲間としてのうらやましくなるくらいの最高の出会いと最高の相性。
いろんな奇跡に助けられたのはもちろんのこと。
そこに甘えず満足せず。
そこだけに固執もせず。
自分の場所は自分の場所、自分の世界は自分の世界として大切にしながらも。
共通の場所では、力を合わせてさらによりよいものを作ろうと
お互いが馴れ合わず、たゆまぬ努力を続けていること。
いろんなところにさらなるロマンを感じたわたしだったのでありました。
☆病室で…
笑いは音楽ではどうしても生むことが出来ないものを作れる可能性があると思う。
耳がこんな風になってしまったことを、自分の心の中で処理しきれなくて、そんな時、ポジティブな歌は聴けなかった。
でも、そんな時でもお笑いならば、ふっと笑えることがある。
「しょーもな!!」って笑ってられる。
ステロイドの点滴はとても痛かったし、6時間半もかかったけど。
その間、youtubeで漫才とかコントとかお笑い見ていたら、ずいぶんと痛みが軽減した。
☆小喜利のスタート時のトラウマ話
最初、小喜利はたまたま年末に「ここの空いている会場を埋めてくれ」ということで、始まったそうです。
「そういえばつよし、お笑いをやりたいって言ってたよね?」みたいなことを事務所から言われたそうです。
当日もドームでのコンサートだし、翌日もまたドームでのコンサート。
合間で夜中にもうひと仕事。
過酷極まりないスケジュールなのは、容易に想像ができます。
つよしさんは、歌うよりしゃべる方が喉が枯れるから、ちょっと怖かったそうですが
だらだらやってもいいと言われ、だらだらやったそうです。
その結果・・・「ファンの人がみんな寝てた」
というのが、相当なトラウマになっているようでした(笑)
これ、何回も言ってますね!
次の日にはKinKi Kidsの年始のライブをがんばって…
後日談として、スタッフには「小喜利、よかったです!」「好評でした!」と言われたそうですが…
えっあんなに寝てたのに!?
あんだけ寝てたのに好評!?と疑わしく思っていたらしいつよしさん。
まあ、もし評判が良かったすればすごく寝やすかったという評判かなと・・・
ここ、申し訳ないけど笑ってしまいました(笑)
いやいやいや。
つよしさんも相当お疲れだったと思われますが。
同じようにライブにも参加し、寒い中夜中に並んで会場入りしたファンのみなさまもかなりお疲れだったものと思われ。
演者も参加者もとんでもなく過酷だったことは容易に想像できるわけですが(笑)
「好きな人が目の前にいるのに寝るの?確かに外は寒くて会場は暖かくて安心したかもしれない…でも寝るの?」
って(笑)
ここ、かなり引っ張ってましたね〜(笑)
でもその時にコウイチさんがいつも言ってることを思い出したんですって。
「車でデートする時、自分が運転してて、隣で女の子が寝てる感じ。俺は安心して自分に身を預けられている気がして、きらいじゃないよ。」
ああ、言ってましたね〜
それを思い出したつよしさんは、そっか、オレも安心されてるのか!!と。
そう思うことにしたそうです。
それでイベントについて納得して、乗りきったそうですよん。むふふ。
とはいえ。
「小喜利というのは、ただ見てればいいだけのイベントです。」
「ただ寝るのだけはやめて。」
「寝られるとほとけのボクだってこらこらって思いますから。」
「お金を払って会場で暖をとるのだけはやめて!」
わりとしつこくしつこく、ここは時間を割いておっしゃってました(笑)
もちろんあれは、年越しで、夜中だったからだと思うのですよん。
今回の小喜利では、寝てる人なんていようはずもなく(笑)
これからの小喜利もきっと、寝る人はいないと思われます!
・・・ただし、ライブ後の年越しのタイミングでさえなければ・・・ね(笑)
そして、そして。
「テレビと笑い」について、結構真面目に言及した話は、すでに「その3」で触れました。
つよしさんがお笑いを本業にしているみなさま方にとても敬意を払っていて。
お笑いファンの一人として、現状を憂い、問題意識を持っていることもとてもよく伝わりました。
ラストの挨拶はとても心に残っています。
人生一度きりだから、ボクはボクの人生をこれからもあきらめずに生きていきたいと思っています。
皆さんも皆さんの人生を生きてください。
そして僕の人生と皆さんの人生が交わった場所が、今日のこの機会です。
そんな機会をこれからも作っていけたらと思っています。
この部分、まさしく「邂逅」という話です。
ちなみに、邂逅の意味は?と時々聞かれることがあるので、ここを貼っておきます!
わたしは、この言葉を中1の時の国語の教科書で知りました。
すご〜く好きな言葉のひとつです!
おっと話が逸れちゃった。
わざわざ海外からつよしさんに会うためにいらしたみなさま方は
つよしさんの最後の話を聞いていた方々は、本当にこれらの言葉を噛みしめながら聞いていたのではないかしら。
世界中のみんなが、こんな風に一緒に笑い合い、そして一人の人をきっかけに心でつながれたら・・・
きっと世界は平和になるのだと思います。
まったく違う考え方や国民性もありつつも、真ん中の魅力あふれる人をきっかけにみんなで集まって。
お互いの違うところはひとまず置いておいて、共通点に目を向けられる素敵。
誰とだって愛を投げ合える、素晴らしい可能性。
つよしさんのお話は、どこまでも真摯で。
ムリにかっこよく見せようとか、背伸びしようとかというのはまったくなくて。
等身大で、正直なお話だったように思いました。
そんな風に生きていけたらいいなぁと思いました。
昨今「こんな風にはなりたくない」と思わされる大人はたくさんいるけど
「こんな風になりたい!」と思わせてくれる大人は意外と少ない気がしているし。
特に今を生きる若いファンのみなさま方にとっては
一人の男性の真摯な思いが聞けたこの時間はとても貴重だったと思われるし。
彼のように、社会や人とちゃんと向き合ってくれる大人の存在こそが・・・
若い人に「自分もそうなりたい」と思わせ、しっかりとした次世代の大人を育てるのかもしれないと思いました。
わたしのように、十分に年を食った者からしても
忘れちゃいけない大事なことを思い出させてもらった感があるし。
いろいろなおみやげをもらった気がする時間になりました。
年々小喜利もチケット競争が激化して、なかなか取れないのがつらいところですが…
これからもずっと続いていくといいなぁと思います。
最後の最後。
上手く物事が進まないときは、「なんやねん」を面白く言ってみるといい…と客席にアドバイスしてました。
「なんやねんっ!」
(胸を張って気をつけ!をして、ビシーっ!!っと、笑)
「なんやねん!!!」
(アクセントを置く場所を違うところに変えてみたり。)
「なんやねん!」
(強弱をつけたり!!)
どういうふうに言ったらもっと面白くなるか?
いろいろとやって見せつつ…
そういうことをやっていると、だんだんに笑えてくる。
そんな風に言ってました。
ここ、やって見せている時、小学生みたいですっごくかわいかったのと。
何度も「なんやねん」が重ねられていくうちに、どんどん楽しくなってきちゃう会場!!
くすくすがだんだんに大きくなって、気がつけばみんな笑顔になってる!!
ああ、小喜利って本当に素敵だな!
そう思いました。
そしてそして、文章の最後に・・・
小喜利としての、この日の締めくくりを記しておきます。
☆今日の小喜利を振り返って一言
「どーもと〜♪」
いろんな意味で、この日と言えば「これだな」という日になりました。
「大喜利がしたい」
さらにごもっとも!!
とはいえ、とても楽しそうだったし、こういうカタチも全然アリでした!!
全部書き終えてみて、やっぱりこの日の小喜利はまごうことなく、とても楽しかった…
と、そう記しておきたいと思います。
これはうそのない気持ちです。
長々読んでくださったみなさま方には心からの感謝を!!
途中記憶違いが多々あって、とても読みづらくなってしまいご迷惑をおかけしました。
自分の限界も感じたし。力不足も痛感しましたしたが。
一方でその記憶違いをさらけ出したことにより、多くの方に新事実が伝わった部分が生まれたり。
一人の記憶では手繰りきれなかった部分もたくさん教えていただきました。
結果としては言い方は悪いですが「間違えた甲斐があった!」とも言えるのではと思います。
今回、つよしさんの本気に触発されて、わたしもものすご〜く汗をかきました。
結果として間違いだらけで、つよしさんみたいに決してかっこよくは終われなかったですが(笑)
少しでもいい雰囲気が伝わったならうれしいです。
ありがとうございました。
ラストのラスト。
たくさんの追記をくださった友人。
ビジネス系のライターさんとして、お仕事をされているひとみさんに心からの感謝を!!
プロの方の記憶、目のつけどころってやっぱり本当に凄いです。
彼女がたまたま同じ日に入っていてくださっていて、支えてくださったので、とても心強かったです。
ありがとう♡
またあんな現場やこんな現場でお目にかかれたらうれしいです!!