ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

TU FUNK ALL STARS CON!CER-TU Zepp ブルーシアター六本木 堂本剛 13:00公演 その3

何度も言いますが、一回しか見てないので、とっても記憶があいまいです。
記憶違いとおぼしきところがあったら、どうぞご遠慮なくご指摘いただけたらと思います。

そして一個人の感想なので、あんまり信用しすぎずさらっと読んでくださいね。
わりとエキセントリックな感じ方をする・・・とうわさのABクオリティーですので(笑)かなりヘンかも。
さらに、ここのところ、やらなくてはならないことが山ほどあって、ほとんどツイッターや他の方の感想を追えてなくて、もしかしたらかなりトンチンカンなことを書いている可能性もあります。

それでもいいから次も読みたいわぁという方は、続きを読むからどうぞ!

☆偉魂
この曲はブランチの「買い物の達人」のテーマ曲として作られたものですが、生で聴いたら、テレビでオンエアされたよりも100倍くらいかっこよく聴こえました。
これだ!とわかった途端の歓声の凄さったら。
わたしもめっちゃ期待してましたけど、ここできたかーーーっ!という感じ。

今回のライブではわりとスローアレンジの曲が多いですが『もしやこの曲を引き立たせるため?』と勘ぐりたくなるくらい、この曲のスピード感にやられました。

地下足袋(じかたび)」と聴こえるこの曲は確か「自我旅」と歌っているそうですが、この「じがたび」の四文字を、どうやったらこんなに魅力的に歌えるの?と尊敬の念を抱きました(笑)

さきほどのディレクションを聞いた感じでは、どの曲もどう歌ったら魅力的に聴こえるかちゃんと練られていて、この曲はこんな曲調だから、この歌い方を選ぶという風に理論的に構築されてそうでした。

なんだかいろいろ目からうろこ。

ちなみにその「自我旅」の旅のところが「たびぃ↑」ってまさしく語尾上がりで、つよしさん流に言えばアホになって歌った?という感じだったわけですが(感想その2参照)この歌い方がぴったりはまって、めちゃくちゃかっこよかったです。

絶妙そしてお洒落〜♪

間奏は名越さんがカッコイイ!とわたしメモ。どんなんだったかしら?ポンコツでごめんなさい。

それにしてもこの曲のスピード感ったら。
歌詞もマシンガンだし。

渋滞のない夜中の高速を駆け抜けてるような疾走感がありました。

ちなみに、ブランチであきえちゃんが録音していた「WOW! WOW! WOW! WOW!」のところや、ウィスパーボイスのところはつよしさんがやってました。

たった1回こっきりなので、どこがどうかっこよかったのか、もはや覚えていないのがとても残念だけど、これはきっとカタチになると信じてる。
こういうテンポの速い曲でこそ、つよしさんのリズム感が遺憾なく発揮されます。難易度が高いところをひょいひょい越えていくのですよね〜
まるで自身がリズムそのもの・・・みたいにドンピシャに合わせてくるのがすごいなぁと口をあんぐりとあけて見とれてました(笑)




そしてそして・・・
なにやらメロウな音楽が流れ、バラードなのかな?なんて思っていて。
照明もまた美しく変化して。ブルーやら紫やら、星やら?・・・あれれ宇宙的な感じ?ことり?水?
と次々イメージが現れては消え、現れては消え・・・

次の曲はなんだろう?と思ったら・・・

始まってびっくり・・・

え?この曲なんですか?

☆愛 get 暴動 世界!!!
一応ネタバレは読んでいたはずですが、まったく覚えておらず(笑)これが来るとはちっとも思っていなかったので、おもしろかったです。

この曲は近年わりとよく演奏されてますが、ものすごく今の時代にリンクしてきていると思っている歌で。
作られた当初よりもずっと、実感を持ってガツンと来る曲のひとつです。

つよしさんの声からも強さを感じたけど、コーラスさんたちの声もまたとても強くて、みんなの声が重なるところはすっごい圧を感じました。
鳥肌ものです!

集中した
いくつもの感情が

ひとを0まで追い込み
飽きたら眠る

このリリックの刺さること。

まさしくそんな世の中がやってきてる。

芸術家よ
全ての細胞を
怖がるな
愛で限界まで弓を引け!

この言葉選びも凄いなぁとあらためて。

言葉の選び方は全然違うけど、「この身体まだいけるさ〜」な街だったり。
「真ん中の道を堂々と行け!」(という言葉ではないけど)なGingerだったり。
この人の、どんなに世の中が荒んでも、ウソを好まず、正々堂々と愛を信じて、誰かにやってもらうんじゃなくて、「自分で」まっすぐに歩こうとする強さが好きだなぁと思います。
そしてその強さがちゃんと曲に反映しているなぁと思いました。

ワウギター!!とわたしメモ。
竹内くん!!!カッコイイ!とも書いてありました。

そしてこれはとっても好き好きだと思うのですが・・・手をバツにしてぽんぽんする振り付けが、なんとなくこの曲と合わなくなったと感じていて、いつからか、やらなくなってしまいました。

もっと力強くノリたい・・・みたいな感じ。
どんな風に音楽にのろうが、結局のところ好きにすればいいわけで、正解なんてないと思うのですが、わたしの感じ方の変化なのか、はたまた音から受ける印象が変わったのか?・・・そんなところもおもしろいなぁと思いながら、聴いてました。



☆闇喰いWind
この曲はE☆E初期の名曲ですが、もっとも「意外!」とうれしくなった曲のひとつで、今回、昔と比べて、最も進化を感じた1曲でもありました。

今までで一番、まさしく「Wind」。「風」を感じたかも。

以前はもうちょっと重たい雰囲気を持って感じていた気がするけど、今回はヒューヒュー吹き荒れてるけど、重すぎではなくて。

音はいい意味で混沌としていて、捉えどころがない感じ。心もとない感覚をつれてくる音や声。

つよしさんの声もコーラスの声もどこか謎めいていて、何か感情が浮かびそうになってもつかまえられず、逃げていってしまうような感じ。

ああ、この表現もとても好きだなぁとうっとりです。

この曲もまた、以前の振り付けがちょっと合わなくなっているような感覚があって・・・

右に左に細かく手を振る振り付けが昔のアレンジには合っていたけど、今回のアレンジではちょっとせわしないと感じました。
倍で取るとちょうどいいくらいかも。

ステージのみなさまも、12345678と、8ビートでは取っておらず、1 2 3 4で取ってる?
・・・と思いながらふとコーラス隊を追うと、コーラス隊も1 2 3 4と大きくリズムを取って横揺れでした!やっぱり!!

大きくリズムを取ることによって、大人っぽさが増して、曲全体が洗練された味わいになったなぁと感じたりもしました。

つよしさんの歌い方はフェザータッチで、比較的力を入れずにさりげなく歌ってる。
かと言って抜けてる感じにならないのはさすが!
いい意味で趣があって素敵でした。

そんなことを思いながら、途中まで行ったら・・・

「悪戯な女がいる」「ずる賢い男がいる」でクラップをするところでは、誰だったかステージの方々の中に16で取っている方がいて。
ここもまたなんだかとても新鮮でした。

ちょっとフラメンコとかそういう激しい踊りを彷彿とさせるようなクラップがなんだか突然異国情緒な感じを運んできて、ぎゅーーっと心を掴まれたのです。

ステージの方みんなが16で叩いていたわけではなかったけど、ここ、すっごく印象的でした。

全体としてこの曲がとっても新鮮に感じたし、魅惑的でした。
彼の曲は歌うたびに表情を変えていくから油断がなりません。

ああ、今の表現でセルフカヴァーしないかな。



☆恋にも愛にも染まるような赤
ここまでものすご〜く「オトコ」に見えたKenKenが突然豹変。

とっても妖艶な表情をして・・・
(ほんと、顔つきから変わったように見えたの!そしてちょっと衣装はだけました?胸元がより開いてたような?笑)
そんなKenKenのソロが始まりました。

うわぁ、色っぽいベース。
もちろん言わずと知れた「恋にも愛にも染まるような赤」のあの特徴的なベースのイントロです。

まだ昨年のフォーラムのダブルベースが耳に残っているくらいなのですが、今回はまた全然違うイメージでした。

この曲もまた、いつもよりも少しスローテンポなのですが、それがとてもはまっていて、色気倍増!

狙ってる?・・・のでしょうね〜もちろん(笑)

そしてつよしさんも、滑り出しのKenKenに負けず劣らず色気をまとっていて、また吐息交じりにとっても色っぽく歌うから、いつもより何割も増しにやられました。
この曲こそ、どんな風にも聞こえる、聞かせられる曲だなぁ(笑)

今回のこの曲は、とってもムーディーでオトナな仕上がりとなっております。

そしてつよしさんの手が、指先が、妖しくて妖しくて、釘付け(笑)

マイクスタンドがまるで恋人であるかのように指を絡めたり、なでたり、抱きしめるようにしたりしていてひゃーっ!!です。
歌も粘っこくはないのに、絶妙なタイム感でちょろっと後ろ目にずらしていて、テクニシャン!!と思いましたのことよ。

他にも十川さん!!ラストのルイス!!とメモに書いてあるのですが、もう記憶が・・・なんだったんだろう?




これだけの日を跨いで来たのだから
イントロのところではつよしさんは、私物とウワサの丸椅子に座ってました。

十川さんがここまでの雰囲気をがらっと変えるソロを弾かれるのですが、これが鮮やかでした。
最初はマルカートな(歯切れのいい)音を、鍵盤にひとつひとつ置くように鳴らしていて・・・
だんだんに清楚なかな?清潔な?かな・・・という音がなめらかに鳴り始め。

ちょっとソウルフルにエッヂが効いた雰囲気に変わり始め・・・アクセントが気持ちよくて、いい音だなぁ。気持ちいいなぁとひたすら浸っていると・・・

照明がブルーになって、大人っぽい雰囲気があふれ・・・

ああ、この曲だ!!・・・イントロが始まってやっと「これだけの日を跨いで来たのだから」だと気づきます。
ここまでがわりと長かったのですが、ドラマチックでとても好きな感じでしたよ。

そして一見無表情に、静かに座っていたつよしさんが立ち上がり、空気が変わって準備万端となったイントロに乗っかって滑るように歌いだします。

このときのつよしさんの声がまた、力が入りすぎているわけでもなく、抜き過ぎているわけでもなく、絶妙な力加減で、だからこそ心に染み入る歌声でした。
言葉の語尾とかフレーズの最後をとても大事に、ソフトに置くように歌っていて、素敵でした。

この間E☆Eの時のバージョンで聴いたばかりだったのですが、あの時はもっと直接心臓を手で掴まれるような切実な歌だった気がするけど、今回はもっとソフトなのに心に染み入る声。

なんだか「なだめる」ような歌声・・・とわたしメモ。

メロウでとてもやさしいのに、なんだかとてもやるせない気持ちになって、じわじわときて、やっぱりぎゅーっとつかまれます。

この曲でもまた、手の表情がとても素敵なのですが、「恋にも愛にも・・・」とは全然違っていて、とっても誠実でやさしく手を差し伸べるようなイメージ。
「慈悲」とか「慈愛」なんて言葉が似合いそうな、包み込むようなその歌声に思わずため息。

豪太さんのドラムがまたとてもていねいで、慎重にリズムを刻んで大事に鳴らしていて、この方もお人柄がにじみ出る音を鳴らされる方だなぁとしみじみと。
豪太さんが、同じような音の出し方をしたのをどこかで聴いたぞ!と記憶を辿ったら、DVDになった、平安神宮ライブの「ヒトツ」での演奏でした。
愛情あふれるとてもとてもやさしい音。
ちゃんと自分ならではの世界観をプラスしてくる感じが、さすが百戦錬磨のプロだなぁと思わされました。
この方のドラムは本当に表情豊かで・・・大好きです。