ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 きのうのこと

きのうはつよしさんライブの初日、奈良の日でした。
わたしはものすご〜くバタバタな一日で、ネットに張り付いているわけにはいかなかったのですが、ちょこちょこ情報はのぞいていて、グッズを見て「さすがつよしさん。誰も想像できないところを突くな!」とニヤニヤしたり。
セット情報を見て、つよしさんの初ソロライブ、rossoの時のセット情報を初めてどこかで見た時のことを思い出したり(笑)

今回のセットは「こんな風」と読んだだけで、まだ見てないから全然違うかもだけど、どこか最初の情報時点での「わけわからなさ加減」が似てるなぁと思ったのです。
やっぱりこういうのを含め、つよしさんらしさだあぁ。
絶対に想像を超えてくるし、一瞬なんでこれ?と思わせても結局見ている人をどんなふうにでも納得させちゃう「力わざ」を持ってる(笑)

「どんなことをしてもきっと自分のファンならわかってついてきてくれる。」
「この人たちなら絶対に楽しんでくれる。」
って自信も信頼もあるんだろうなぁ。
実際今では、ものすご〜く強固な信頼関係が築かれた気がします。そこはご本人も重々承知なんでしょうけれども、わたしたちファンもわかってる(笑)

そしてその通り、早速おどろき、そしておもしろがり、ネタにし、わくわくしているファンがそこここに(笑)
ああ、しあわせだなぁ。

ライブ後、セットリストを見てさらにどっひゃーっ!!です。
わ〜い、超ど真ん中!!

MCのレポを見て「なんというドSっぷり!!」とげらげら笑ったり(笑)
とうとうスイーツ男子になっちゃったくだりでは爆笑。

「わたしまけましたわ!」と回文も出ちゃうってもんだ。

それにしてもつよしさんってばやるなぁ(笑)
すっかり手玉に取られてるファンたち。
遠征だけどグッズ全買いします!宣言をしているつわものも見かけました(笑)
そしてそれを本望だと、みんな自ら飛び込んでいく…どっぽ〜ん!!(笑)(笑)(笑)

ああ、プラトニックの青年の姿はどこにもないな。

超安心したような、ちょっとさびしいような…(笑)

(なんて言いながら、次の日記は多分プラトニック遠足話です。相変わらず微妙にはずし気味のレインなのでした〜)

ライブそのものに関しては、すでにがっつりネタバレを見ちゃったのですが、超期待が持てる感じでわくわくドキドキが止まりません。
来週が楽しみだなぁ。

昨年の代々木体育館ふたたび〜!?みたいなセットリストでもあり、新曲もありとか。
わ〜い。望むところだ!ありがとう!つよしさん。

最近E☆Eの曲も聞いてたし、あの頃の想い出が強烈によみがえったりもし、今の声と表現力で、客席も多分あの頃とはかなり進化を遂げてるはずだし、そんなあっち側とこっち側の化学反応で、どんな素敵なことが起こるのか?なんて妄想してたので、意外とその通りになりそうで、とてもとても楽しみです。

数少ないらしいバラードが大好き過ぎて…
いつか絶対にまた聴きたいと思っていた一曲だったので、めっちゃテンションが上がりました。
あれ、今聴いたら泣いちゃうかも。
横浜の頃は、つよしさんもまだ手探りで、もがいているように見えた日も多々あったし、我が家的にもほんとうにいろいろ次から次へと問題山積だった頃で…
いろんな意味で想い出が詰まり過ぎてて、胸がいっぱいになりそうな予感〜
いやいや、ライブではきっと楽しいが勝つ気がするけど。

いずれにしてもほんと楽しみ。
わたしにとっては一度きりの渋谷なので(ちなみに12日です。のんのんさ〜ん、小喜利に続き、また一緒の日ね!にこにこ)めいっぱい楽しむために、他の日は家族や生徒たちのために、精一杯できることをして、心置きなく参加したいです。


さて。

ここから先はレッスンの話です。


昨日で中3のRちゃんがついにレッスン室を卒業することになりました。
Rちゃんは小学校2年生くらいから始めた生徒で、4年生くらいまで習った夏、急に前触れもなく「来月からスイミングに行くことになりました。」…と一旦ピアノをやめてしまった子です。

その時猛烈にショックだったので、この出来事は絶対に日記に書いたと思ったのに、過去ログを探したのですが、見つかりませんでした。最近そういうの多いなぁ(笑)

そしてそれから2年後。6年生の夏に再び「やっぱりやめてみたらピアノが習いたくなったみたいです。」と戻ってきたという珍しい経歴の持ち主です。

この家では習い事はひとつという家族の決め事があるのだそうで、ピアノもスイミングも…というわけにはいかないのですって。
そんな風に家族で決めたルールを、彼女も兄弟も文句を言わずにきちんと納得、守って、しかもちゃんと従っているところがすごいなあと思います。
そしてとかく「やめてしまったらおしまいだ」と思いがちですが、そんなことはない。いつからだってやり直せるということを、わたしはRちゃんに教えてもらいました。

やめている間もRちゃんは必ず年賀状をくれて「遠くからですが、先生のことを見守っています!」と書いてあって、見守られてるの?わたし…とニヤニヤしつつうれしかった想い出もありましたっけ。むふふ。

そして戻ってきた時のおかあさんの言葉が「どうせ半年したら部活が始まるし、きっと続かないと言ったんですよ。わたしはね。でもたとえ半年でもいいから行くって、どうしても行くって言うのでね」…とのことでした。
「ええ?たった半年かもしれないの〜!?それはさすがにどうなんだろう?」と半信半疑で預かった生徒だったのですが、結局のところ、部活が忙しくなっても、ちょっとだけ素行が怪しくなっても(笑)それからほぼ3年間、中3の夏休みまでちゃんと休まず続きました。

以前小学生で来ていた頃は、あんまり熱心じゃなかったし、行かされてる感もあって、愚痴も多かったですが、戻ってきてからは別人のようにちゃ〜んと通ってきてました。
一旦やめた時にこりごりしたんですって。
だからもう無駄に辞めたくない…って。
身をもって体験した子は強いですし、自分で来ると決めた子はさらに強いです。

実際中2の途中で、わざとLLサイズのジャージをでれんでれんに腰で履いてきたり、素足にサンダル履き濃いメークでやってきて、う〜ん、大丈夫かしら?と思ったこともありましたが、ピアノに来れなくなった日は必ず事前にきちんと本人が連絡をくれるし、部活が前後にあっても、行きかえりに寄ると決めたら、何があっても約束を守ってやってきました。


思春期でどんどん口数が少なくなっても、修学旅行の話、嫌いな先生の話、おばあちゃんにあげた手作りのプレゼントの話。とび職になったお兄ちゃんの話。
加藤ミリヤちゃんのこと。
ぽつぽつ不器用にですが自分からいっぱい話してくれる瞬間があって、おべんちゃらも言わないけど、ものすご〜く正直で。
わたしが言ったことをいつだってよ〜く覚えていて、何かの折に先生に言われたこと思い出したよ!だから慌てなかったんだと思う…なんて話してくれたり…

人として誠実な子なので、とってもとっても信頼してました。

ピアノの曲についても、これは好きとか、こういうのがやりたいとか、わりとはっきりきっぱり。
でも好きと言った曲は、どんなに苦戦していても決してあきらめない!!
自分で髪を切る子で、腰まで伸ばした髪の毛を突然「気分を変えたい」とばっさりショートにしてきた日にはかなり驚かされたけど、特に意味もないそうで、失恋したの?とか言われるのが超ウザイとか言ってたけど、まあそういうのとも無縁な感じ(笑)

オトコマエで、でも意外と細やかで(笑)この子のことが本当に好きだったなぁと振り返っています。

同級生でトムジェリもびっくりなくらい仲良く喧嘩しながら通ってきてたYちゃんの方が最初はずっと熱心だったけれども、吹奏楽部に入った時点でやめてしまい、今では部活の華で副部長さん。

一方のRちゃんは、いつもYちゃんがピアノでは何歩も先を歩いているので、小学生のころはかなりいじけたりすることもありましたが、一度戻ってきてからは、音楽とまったく関係のない卓球部に所属して、ほとんど休みもなく猛烈に忙しそうにしているのに、やめると言ったことは一度もなく、常にピアノのレッスンに関してはとっても前向きでした。

仲良しの友達がやめても、前後の小学生たちがもっとむずかしい曲を弾いているのを見つけても、まったく我関せず、いつもその時の宿題を淡々と仕上げ、でも着々と実力をつけてきました。

最も素行が怪しくなってしまった時に、ぶっきらぼうに渡されたスキー教室のおみやげのクッキー。

ちびっことレッスン室で鉢合わせた時、欲しいりらっくまのシールを誰かに取られちゃったとべそをかいていたのをちっとも興味なさそうに(笑)黙って見ていただけだったのに、翌週「うちにいっぱいあったから教室で使って〜」とかわいいシールをいっぱい持ってきてくれたこと。

なんだか素敵な想い出が次々思い出されました。

前回は不意打ちに突然「やめます」と言われたのでガーンととってもショックでしたが、今回は受験のためってわかってるしで、わたしもそんなに凹まずに笑顔で送り出すことができました。

スヌーピーのカードにメアドを書いて
「ピアノのことじゃなくてもいいから、困ったことや聞いてほしいことがあったら、いつでもメールしてね。」
と渡したら、昨日のうちにデコメだらけのメールがきました。

「先生、これまでありがとうございました。合唱コンクールのことや、受験のこと、どんな歌が好きかとか、関係のないメールもすると思います。これからもわたしのことを忘れないでね。将来は美容師か保育園の先生になりたいと思ってて、保育園の方の夢を取ったらまた習いに行きます。そっちを取らなくても、自分でお金を稼ぐようになったら、また習いに行きます。」

と書いてありました(笑)

なんだかジーンとしちゃいました。

Rちゃんに幸多かれと祈ります。
そしてこれからも折に触れていろんな話を聞かせてもらったりできたらいいな。
いつか本当に困った時に、思い出す顔のひとつになれたらうれしいです。


そのあとでやってきた、Kちゃんはこの間入ったばかりの5歳児で、ああ、この子ともRちゃんとそうだったように、なんでも話せる仲になれるといいなぁと、大きくなったKちゃんを空目しました(笑)

この子とのレッスンはまだ始まったばかり。

いつもとちょっと違うことをしてみたくなって、今回は今のところ、バスティーンという本を中心にレッスンしています。
先週田舎に帰ってきて、振り替えを決めなくてはならなくて、おかあさんと話したら、木金連続になっちゃうけどいいですかね?みたいな話になりました。
そうしたら、Kちゃんが「ねえ、明日も来ていいの?続けて?わ〜い。うれしい」と言ったので、わたしもすっごくうれしくなりました。

こんな風に言ってもらえるなんてしあわせだなぁ。

昨日は、ものすご〜くいろんな予定変更があって、最後の最後まで波乱ぶくみだったのですが、こういうちょっとしたhappyなひとことで俄然元気になるのですよね〜

今朝よ〜く手帳を見たら、きのうが恐ろしく忙しくなった代わりに、今日がぽろっと一日空いたことに気がつきました。
気がつくのが遅〜い!!

というわけで、ちょっとだけ家事をして、次の日記行ってみよう!