ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ツタンカーメン展


旅行から帰ってきた翌日、11月27日にツタンカーメン展に行ってきました。
ちょっとツイッターにも書きましたが、この日は猛烈に洗濯物が溜まっていたので、5時から大奮闘していそいそと(それでもやっぱりいそいそ・・・なのはやっぱり洗濯は好きな家事だからかしらん、笑)洗濯機を回しました。
子どもたちが一回くらい留守中に回してくれていると思いきや、朝寝坊したらしいのと悪天候でできなかったらしく、まあびっくりするほどの洗濯物の山。
一番驚いたのは靴下の山で、3日分なのに16足とはこれいかに!!あれ?4足多いぞ!!
わたしが旅行先で冷えたらイヤだと思ったので靴下を二枚履きしていたのと、アネがバイト先と家で靴下を履き替えていることもあるのですが、靴下とバスタオルの山を見ただけで、あやうく心が折れそうになりました(笑)
絶対に干しきれないと思ったのですが、なんとか隙間を見つけて全部干して「どうよーっこのベテラン主婦のプロの技!!」と胸を張りつつ(笑)大急ぎで電車に飛び乗りました。
やっとツタンカーメン展に行ける日がやってきましたよ!!
ツタンカーメン展と言えば・・・こんな日記を以前に書きました。
7月1日のshamanipponライブの感想として書いた文章です。

ツタンカーメン展に行った話。
この部分のエピソードは、ふだんわたしたちが東京博物館に行っている時と言ってることがそっくりで、何度もショコラさんと顔を見合わせてゲラゲラ笑ってしまいました。
そういや、お友だちの中に(関西で)ツタンカーメン展に行った方たち、いらっしゃいましたよね〜
つよしさんとお揃いです!!

そもそもつよしさん、水族館の方へ行きたかったんですって。
海遊館ジンベイザメ見に行くつもりが
「ジンベイ、ジンベイ、ジンベイ、ジン…ツタンカーメンになっちゃった(笑)」
と言ってました。

マネージャーさんと行って、「『あの説明してくれる、500円で耳に入れるやつ』も借りて〜」(音声ガイドですね!むふふ、かわゆい!)

そもそもツタンカーメンに会うまでにフードコートの誘惑があるそうです(笑)
今度みんなで行ったらデブになっちゃうよ〜

見たいものの前におばちゃんがいて、全然どいてくれへんかった。
肩とか無理やり入れようとしても跳ね返される(笑)

ツタンカーメンはみんなのものやのに〜」
(ここ特に超かわいかった、メロメロメロ〜、笑)

いるいる〜めっちゃ元気なおばちゃんやおじちゃん(笑)
熟年パワー炸裂!
おんなじ経験してるんだなぁと感慨深いものがありました。

帰り道、新幹線の中でショコラさんと
「ねえ、つよしー。今度上野でさー、もっかいわたしたちとあきこちゃんとbonyarihitsujiさんと、ツタンカーメン展行かない?」って誘ったら「ええよ!」って言いそうだよね〜(笑)なんて…すごい妄想しちゃいました。ぶはは。

そのくらい「うわ〜い!やってること一緒!!」と喜んだわたしたち。

ちなみにつよしさん、ツタンカーメンの何かの像が竹内くんに似てたと思ったらしく、
「竹内くんがショーケースの中に入ってても問題ない」と言ってました(笑)

この日はあきこちゃんは残念ながら行けなかったのですが、残りの3人で夏以来の目的を果たしにやっと行くことができました。
エジプトものは大好きなので、何度か上野の博物館に来た展示物は見に行っていますが、今回みたいに、上野の森美術館で行われるイベントは始めてです。
かなりの行列だと聞いたので、9時半には待ち合わせたのですが、それでも入るまでにかなりの行列に並びました。
出てきた頃(多分11時頃だったかと)には2時間後くらいの整理券を配っていたので、やっぱり相当な人気だと思われます。
いつもより若干入場料が高くない?なんて言っていたのですが(2700円)中に入ったら金ピカのものだらけだったので、そのせい?なんて推測しましたが実際のところはどうなんだろう(笑)
当然ながら、つよしさんに習って音声ガイドの列に並び、音声ガイドを手に持って(今回はいつものとは違う、電話の受話器みたいな不思議な形のものでした)出発です。
いつもの国立博物館で開催されるエジプトの展示物の中にはミイラがあったり、ちょっとおどろおどろしいものもあるのですが、今回はそれらと比べるとずっと美術工芸品的なものが多く、だから美術館で行われたのか!!と始めて気がつきました。
どの展示物もとても美しく、保存状態もとてもよいものが多かったです。
その色はどれもとても鮮やかで、特にブルーの色の美しいこと。キラキラ光るゴールドと深いブルー。この2色に彩られた出土品の数々は、今似たものがどこかで売られていても、思わず手に取って「ほしいと思ってしまうに違いない」というくらい惹きつけられたわけですが、この感覚は今までにないものでした。
インカ展に行っても、他のエジプトを題材にした展示を見ても「これほしい」なんて思ったことはありません。
ツタンカーメンの時代からすると遥か彼方未来人のわたしたちの感覚で見ても全然色あせておらず、似たものが売ってればいいのに〜なんて思っていること自体が不思議で素敵、とてもとても新鮮な感覚でした。
いろいろなものを象った美しい軟膏の容器とか、チェストとか、王女さまの椅子とか、硝子製の美しい枕とか、ゲーム盤とサイコロとか、化粧品の容器とか、水差しとかスプーンとか・・・
その展示物がバラエティーに富んでいるのも、見ていてとても楽しかったです。
もちろん王族ならではの調度品で、当時のエジプトの庶民の暮らしとはどうみてもほど遠いのでしょうけれども、美しい形と手が掛けられた日常の品々があまりにも素敵でうっとりと見とれてしまいました。
さらにさらに、オットが大好きなスカラベが象られた美しい装飾品もあって、その美しさに見とれました。
我が家ではスカラベとは言わず虫好きのオットが大好きな虫なのでしょっちゅう「ふんころがし」と言う和名で会話の中に出てきます。
こう言ってしまうと若干印象が違いますが(笑)・・・
この生き物はエジプトでは再生や復活の象徴である聖なる甲虫として崇拝され、スカラベをかたどった石や印章などがたくさん縁起物として作られていて、わたしも実際に結婚した時に、オットの仕事の取引先の中東の方からスカラベのペンダントをいただいて今でも大切にしています。
そのスカラベのついているもので、最も印象に残ったのが「有翼スカラベ付き胸飾り」で、それはそれは美しいものでした。この展示物は公式サイトから見ることができます。
カラフルで美しい色彩と、いくつかの天然の石でできていますが、スカラベ部分は隕石が落ちてできた天然ガラスで作られているのだそうですが、色グリーンとも黄色ともゴールドとも・・・何色とも表現できない美しい色をして、ずいぶん長いこと右から左から、止まらないように気をつけつつ名残惜しく眺めてました。
そして立像などに見るツタンカーメンのまだまだ幼さの残る少年っぽいプロフィール。お子様方の小さな木棺。
まるでついこの間まで生きていた暮らしが広がっているかのように感じて、たくさんの人に囲まれていたにも関わらず、一瞬心がシンとなりました。
さて。
展示物を見て回りながら、わたしたちは「ねえ、つよしさんが言って『たけちゃん似の展示物』ってなんだろう?」ってなことを考えておりました。
ショコラ嬢とMIKIさんとわたしが出した結論はシャブティーかなぁ?です。
シャブティーとは、死後の世界で王に仕えるためにお墓に一緒に埋葬される召使(の代わりを務めてくれる人形)で、日本で言えばハニワにあたるのですって。
たくさんの種類のシャブティーが展示されてましたが、それらのいくつかはたけちゃんに似ているようでもあり(笑)真相はわかりませんが、これかな?これかな?と言いながら歩くのも楽しかったです。
すべての展示品を見たあとで、今度はショップをのぞいて歩きました。
ショップの方も入場制限をしていて、入るのに並ばなきゃならないなんて始めてかもね〜なんてしゃべりながらみんなでワイワイ。
こういうときは一人じゃなくてよかったと思います。
わたしたちは2軒のぞいて、この日行けなかったあきこちゃんと彼女の息子たち用に、ツタンカーメンメン(ラーメンです、笑)を3つ(塩、味噌、しょうゆ)買い、そして自分用にはポストカードを買いました。
このカードが笑えるもので、ラッシュアワーに通勤列車を待っているツタンカーメン・・・という絵柄でした(笑)
いいの?こんなの公式に売っちゃって!!と言いながら、こういうのが大好きなので大喜びで買いました・・・すみませぬ(笑)
そして帰り道、ふと思いついたのが・・・
「ねえねえ、来年のつよしさんのクリエーションがツタンカーメン展からヒントを得たものだったらどうする?」
「ファラオライブ?」「ファラオアルバム」「金ピカのグッズ?」「セットも天井も金ピカ?」「ピラミット?」「両側にスフィンクスはべらせてたり?」「シャブティー売ってたり?」
どんどん想像がふくらんで、妄想だけでニヤニヤしちゃいました(笑)
そうだったとしても、気がつかないフリしてますわよん、つよしさん・・・なんちゃって(笑)