ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

堂本剛LIVE【FUNK詩謡夏私乱】2014.9.1 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 感想編

ここからはライブについて書きますが、新学期が始まり、レッスンがいっぱいで、体裁を整えて書いている余裕がないので、箇条書きで失礼します。
一つ目のこれは全体を通してわたしが感じたことを羅列して、もう一つはメモってあるMC部分を書きたいです。
すぐに平安神宮ライブの三日間が始まるし、本当にやっつけ的でイヤなのですが、ちゃんと書こうと温めたらきっと書けない気がします。
「その割に長いじゃないよ!」と言うツッコミはごもっとも!(笑)
だって思い入れがあるんだもん!
ということで斜め読み推奨!忙しい方は飛ばしてくださって全然OKです。
ちなみにわたくし、朝、夜行バスでライブから帰ってきて、真っ先にピアノ部屋に飛び込みました。
なんだか名古屋のライブで、猛烈な刺激を受けて、ここのところさぼりがちだったわたし自身の音楽スイッチを入れられた気がしました。
全然レベルは違うのですが「負けちゃいられない!!」という気持ちが沸々としてきました(笑)
わたしはわたしのフィールドでがんばる!
いろんな意味で行ってよかったです。むふふ。
・渋谷の時とはバックがだいぶ入れ替わっていて、鳴っている音もまた全然違いました。
こうも違うのか?というのを見つけるのが楽しくて仕方なかったのですが、誰と誰が入れ替わっても全然OKなのがスゴイなあと思います。
誰の方がいいとか、誰じゃないとダメとかじゃなくて、誰が立って誰が鳴らしても「この人で最高!」と思えるしあわせ。
きっと誰もが自由にやれる雰囲気をつよしさんが作っているということでもあるのでしょうし、みんながお互いをとっても信頼しているのだと思います。

何よりステージの上のみなさま方が、みなさん本当にしあわせそうなの。
そしてその幸せそうな姿を見ているだけで、しあわせが透けてる音を聴くだけで、わたしたち観客席もとってもしあわせな気持ちになる。
きのうのMCでは、つよしさんが観客席がうれしそうなのを見るとすっごくしあわせな気持ちになると言っていたそうですが、前日にわたしが感じたことと同じだ!これぞ愛の循環だなぁとなんだか感動してしまいました。

ちなみにこの日のメンバーは…
(わたしが前回、渋谷で見たのと違うメンバーさんはあえて色を変えてみました。)
ホーンがルイスさん、かわ島さん、SASUKEさん。
ギターがタイジさんと名越さん。
コーラスが平岡さんTigerさん。
ベースがKenKen。
ドラムは屋敷豪太さん
パーカスがスティーヴさん。
そしてキーボードがSWING-Oさんでした。
ねっ!?ずいぶん変わったでしょ?


・開演前、なぜか会場全体がすっごくスモーキーで、なんだろう?霞んでる?湿気?わたしの目がヘンなの?と思っていたわけですが、始まってみたら、ステージは超クリアでした。
そしてすぐにそんなことは忘れちゃいました。あれはなんだったんだろう?

前回前過ぎてわからなかったのもあるかもですが、今回3階席だったおかげで、常にステージ全体が見渡せて、ことさら照明の美しさが際立ってよくわかりました。
特攻の美しさもまた際立ってました。
たとえば篝火のゆらめきとか、スモークシューっ!!な演出のシャープさとか、タイミングのすばらしさとか。
銀テープ発射のタイミングも今回は見逃さなかったし、テープがゆらゆらしながら落ちていくところもスローモーションのように美しく見えました。
こんな風になっていたのか!!と思うところ多数。
(ついでに前回いかにつよしさんしか見てなかったかが判明!!だってかっこよかったんだも〜ん♪席が前だとたいがいそうなります。ダメじゃんわたし、笑)

特に大好きだった照明ポイントは、「セイエニ」から「White Dragon」の辺りの流れで、ここの和紙っぽい大きな球体の大活躍っぷりに心底やられました。
時にいろいろな色の光が当たって万華鏡のように。
時に障子に映る月明かりのように。
時に心落ち着く緑の地球のように。
この球体が素晴らしい効果を放っていて、そこで行われている音楽と相まって、目でも楽しませてくれました。

ついでに視覚的に楽しんだことがもうひとつ。
それは1階席の反応でした。
ほんとに隅々まで楽しそうなの。
みんなゆらゆらと揺れたりぴょんぴょん飛んだり。クラップしたりコールしたり。
MCによれば、年齢層は上は82歳から、70代の方も何人か、下は4歳まで!!
男性も女性もカップルもご夫婦そろってファンなんて方々も…
すっごく幅広い層がいたみたいなのに、こんなに一体感があるライブってすごくない?と心底思いました。


・フォレストホールはなんと言っても音が素晴らしかったです。
今回は席が3階席で、かなり上の方だったし、ゆっくりまったり見たり聴いたりできればいいか!というくらいの気持ちだったのですが、最初にホーンの音が鳴った時点で、なんて美しい響き!と唸りました。
このホールは違うぞ!と一瞬にして思い知らされる感覚でした。
知っているホールの中でイメージとして近いのは、上野の東京文化会館か、はたまたオーチャードホール?オペラシティーか?…という感じ。
体育館でもなく武道館でもなく、もちろんドーム球場でもない、ちゃんと音楽をするために適したホールの音というものがどれだけ素晴らしいかを久しぶりに思い出しました。

忘れたくなくて自分でTwitterにメモった文章ですけど、当日の感動のまま書いたものをあげておくと。

フォレストホール3階席、音が最高に良くて、終始音に包まれてるような感覚。中でも歌声が突き抜けるようにまっすぐに飛んできて、何度も心を持っていかれました。ライブ初参加の頃の気持ちが蘇って、あれから何年も経っているのに、同じように、それ以上に感動できる幸せを思いました。

こう書いてます。
これだけのビックバンドを従えていて、さらにそのメンバー全員がそうそうたるメンバーですから、会場の音響や座る場所によっては、時として歌声が溶け込んでしまう瞬間があるのは仕方ないとも思っていたのですが、今回は3階席でありながら、とにかく歌声が際立ってまっすぐに飛んできたイメージでした。

他の楽器の音もちゃんと美しく鳴り、よく聴こえているのですが、なぜか声がもう一歩前に出ている感じ。
つよしさんの声もですが、コーラスさんたちの声も際立ってよく聴こえてきて、全体として音がとっても立体的に聴こえたライブでした。

そんなこんなで、あの美声をストレスレスで、心置きなく存分に楽しめたせいか、ずいぶん遡ってかれこれ15年前、初コンサート参戦の時に、つよしさんの生歌ってなんてスゴイんだ!こんなにいい声で表現力があって、生歌が素晴らしい人が日本にいたんだ!と思った、その頃の気持ちが強烈に蘇りました。

あの頃よりもずっと洗練された緩急のある美しい歌声でした。
この美声を、表現力を追いかけてはや15年以上とは…
飽きっぽいわたしとしては本当にスゴイことだとあらためて(笑)
そしてどう見ても今が一番!といつも思わせちゃうところが本当に凄いなぁと思います。まだまだ行くよ〜♪


特に新曲「『HEIAN FUNK』の最初と最後のファルセットの長い長いロングトーンの声は、まるで雅楽の楽器みたいなよく通る美しい声で、声がというよりもなんか「心」がまっすぐに飛んできたような気さえしました。
メロディーの言霊って書いてある意味不明なわたしメモ(笑)
自分のメモには「龍笛?」と書いてたけど、ちょっと違うかなぁ〜どちらかと言えば「篳篥」かも。もっとのびのびとした声でした。


『shamadokafunk-謝円音頭』の最初のところの声もCDよりもずっとよかったです。

わたしたちの席はちょうどSWING-Oさん側だったので、目の前で身体を折って、全身を使ってイントロ部分を歌うつよしさんを堪能しました。
ちょっと息をするのもためらわれるくらいの緊張感。
息もぴったりにつよしさんをふわっと導くSWING-Oさんのキーボードの音の巧みさ。
途中からファルセットに切り替わって、さらに広がりを増す美しい声。
どこまで魅了すれば気が済むんだ!という驚き。
そしてこの声を心を身体に取り入れたくて、後半思いっきり息を吸う…吸う…吸う…もっともっと…苦しい…ってなったわたし。バカ〜(笑)



・歌声といえば…
Love is the key」がものすご〜くよかったです。
他の曲もすごくよかったのですが、この日は圧倒的にこの曲の歌声にやられました。
つよしさん個人というより、Tigerさんと平岡さんの声も含めた3人の声のブレンドが素晴らしかったです。

コーラスのお二人の声もまた、ものすご〜くいい感じに飛んできて、前奏のところのtigerさんの包み込むような母性を感じるやさしい声と、平岡さんの大地のような広がりのある声、そしてつよしさんの色っぽい声が重なって絶品でした。

まろやかで、豊潤で、でありながらとっても繊細な三つの声の重なり。
「レファ↑レ↓ドーーー♪」(移動ド)というコーラスのメロディーがあまりに艶っぽいのと、ずっと通奏低音のように流れる「ラッ↑ドー↓ソ ラッ↑ドー↓ソ」というベースの音の鼓動のような正確な響きが素敵に絡みあっていて、それらの間を自由に縫っていくつよしさんの歌声がまた素敵なの。
バックで妖しく揺れる篝火の炎も含め、すべてがこの幻想的な世界観を形作っている感じ。

そしてあえてバンド全体の音としてはちょと抑えめな感じなのもよかったです。

豪太さんのドラムは正確で総じてシャープで、パワーがあって大好きなのですが、一方でこういう曲をやる時はとっても繊細でやさしい音になります。
この音楽のTPOに合わせて変幻自在な感じが、これまでの音楽体験や人生経験の豊富さと、ベテランの風格を感じさせます。
強さとやさしさを兼ね備えた音。
若々しくて勢いのある、Duttchさんのひたむきな音もとっても素敵でしたが、豪太さんの多彩な音の魅力的なことと言ったら、ちょっと言葉では表せません。

渋谷の時も「この曲の進化っぷりったら!と感動したのですが、大阪での3回を経て、またなんともいえない色香の漂う素敵曲に進化していたような気がしましたよ。
つよしさんは自分が作った曲にどんどんアレンジを加えていくから、今までいろんな曲の進化を肌で感じさせてもらってますが、この曲ほど素晴らしい進化を遂げた曲はない気がします。

今のところ、わたしの中でもう一度見たい、聴きたいパフォーマンスナンバーワン曲のうちのひとつです。
(と、英語風に言ってみた!とてもひとつには絞れないので。こういう時「One of」って言い方は便利だなぁ、笑)



・「White Dragon」の前のホーン隊が前に出てきてのパフォーマンスのところの音が素晴らし過ぎて痺れました。
フォレストホールという器は、美しい音を最大限に美しく聴かせてくれます。ふわ〜っと広がりのある音。
今回、トランペットがルイスで、また全然音が違って聴こえました。
太陽のような解放的で、陽性の素敵な音。
近くにいたつよしさんがギターを持って向き合って、しばし楽しそうに弾いていた曲はこれだったかな?
珍しい組み合わせ!と前のめりになっちゃいました。
つよしさんもにこにこ。めっちゃ楽しそうに温かい音を鳴らしていて、見ている方も幸福のおすそ分けをいただいてるみたいでした。

たとえば誰かのソロが終わるたび、セッションの何小節かの区切りがくるたびに、ライティングが下向きになって、音と一緒に照明もブレイクするように見えるところがあって、あそこ、すっごくかっこよかったです。

さらに目に入ってうわぁと思ったのが他の人のソロの時、踊りまくるSASUKEさん!!
ダンディー!!この方本当に隙が無くかっこよくて素敵〜♪

目に入ると言えば、常に踊るように、時に本当に踊りながら撥(バチ)を操るスティーヴさん。この方の動きも常に音楽に乗っていて、洗練されててとっても美しいです。

この方々に限らず、誰かがソロでやっている時に、他のメンバーさんをふとみると、心底楽しそうに、無心に踊ってらっしゃる光景を何度も目にしました。

時々この音は誰が出してるんだろう?と思う瞬間があって、一生懸命に音に耳を澄ましながら目を皿のようにして探したりしていたのですが、この人かな?と思う人が楽器から手を離して踊っているのを見つけたりして(笑)…ああ違ったと思いつつ(笑)それもまたなんだかとっても新鮮な発見でした。
(こういうとき、大概本当に音を出している方の動きは小さめで、ひたすら音に集中している顔をしているのです。これもまたカッコイイ。プロっぽい!!笑)

前にも触れたけど、わたしたちだけじゃなくて、ステージの上のみなさんも楽しいんだなぁと思うと、なんだかちょと泣きそうになります。
一方通行じゃないっていいな。
そしてそんな風に心底楽しそうなバンドのみなさまにとっては、多分このバンドの演奏は「サポート」というイメージとはちょっと違うんじゃないかと思いました。
つよしさんもバンドのみなさまも対等に「まずは自分が気持ちいい音」を作ってらっしゃるような。
だからこそ、聴いている側にもその気持ちよさ、楽しさが伝わってくるのだなぁと思いましたのことよ。


・White Dragonはつよしさんがとっても攻めの歌を歌っていて、ぐいぐいきました(笑)
マシンガンでガガガガガーっ!!と放つ!放つ!放つ!そして間違いなくハートを射抜かれました「バキューン!!」(笑)
ずっと興奮しながら聴いてたら、最後の最後、スティーヴさんのカッコイイ銅鑼の音で夢から覚めたような感じ。
すっごくいい気持ちでした〜はぁ。



・『FUNKしたいんだ、どしても』のメロディー
「↑ミ↓ミ↑ラーソ↓ミラーシ」と
「    〃    ミラーソ」の繰り返し。
どっちが先だったかなぁ。

これは今回注意して聴いていて、終わったあとも歌いまくってました(笑)
耳につくメロディーです。これ、癖になるなぁ。


・shamaspiceの時、つよしさんがあまりにも左右にぴょんぴょんするのでびっくりしました。
1階席もまた、同じようにぴょんぴょんしている人多数。あれ、疲れるだろうなぁ(笑)
渋谷の時はあそこまででもなかったような。
わたしたちはちょっと危険な3階席だったので、つま先は地面につけたまま、かかとだけぴょんぴょんで省エネモード。
それでも結構な運動量でした(笑)
途中つよしさんは、ぴょんぴょん飛びながら、ステージ向って右から左へ移動するというスゴ技をやっていて、「おぉ〜」とガン見!
ずいぶん痩せた気がするけど、これはもしやライブの運動量が半端ないから?とふと思ってみたり。
そのくらい、ぴょんぴょんしたり、腰をぐるぐるしたり、かっこよくステップを踏んだりしてました。

途中バンドのみんなにひとりずつ「しゃましゃま」を振るところ、誰が何をやっても大喜びなつよしさん。
きっとつよしさんは、誰よりも、わたしたちファンよりもずっと、バンドのメンバーひとりひとりの音や個性が好き…と確信しながら見てました。
だってあんなにしあわせそうな顔してる。(ちょっと沙良さん風に言ってみた、笑)


・進化する「これだけの日を跨いできたのだから」
イントロのところがものすご〜く進化してました。
渋谷の時はわりと忠実にtank時代の音を再現していたと思ったのですが、今回は知っているイントロに入る前に、SWING-Oさんのソロパートが加わっていました。
どこまでも美しく、空間の広がりを感じるメロディーでした。
わたしはこのメロディーを聴きながら、これまで跨いできた日々が風に吹かれてパラパラとめくられる分厚い本のページのように、さーっと目の前を流れていくイメージを持ちました。
つよしさんがこれまで跨いできた日々でもあり、聴いているわたしたちが歩んできた日々でもあり、みんなで共有してきた愛おしい日々でもあり。
そして過去と今をつなぐいつもの聴きなれたフレーズへ。
もちろん歌がとても安定しているのは言うまでもなく。
フェイクのところの冴え冴えとしていることと言ったら!
こんな風にどんどん変わっていく音をファンみんなで感じたいから、Blu-rayにはいろんな日の音が入っているといいなぁと思います。



・ブルーベリーで、一瞬音程が揺れたように思ったところがあって、珍しいのでハっとしてつよしさんを見たら、袖の方を見てしきりに手を上下させて、表情だけで何かを訴えていました。
多分音響に何か問題が生じたんじゃないかと思ったのですが、一瞬だけ横顔がものす〜く険しくなって、次に前を向いた瞬間にはもう普通の顔。
うわあプロの顔を見た!と思った瞬間でした。



・CCKではタイジさんと名越さんが向かい合って楽しそうに音を鳴らしてました。
この組み合わせをわたしが見たのは初めてだったかなぁ?
タイジさんは自由な方で、熱い血潮が見える感じでした。音も、そしてその表情やパフォーマンスからも(笑)
ソロパートもまた熱かったです!ちょっとせっかちな方なのかな?と思ったのはなんでだったかしら?
わりとおっとりした佇まいの名越さんとのコントラストがまた素敵!
個性がまったく喧嘩しないのも本当に素敵!



・『Blue Berry』では名越さんとつよしさんが向かい合ってステップを踏みながらにこにことギターを弾いてました。
竹内くんとつよしさんがこんな風にステップを踏みながらセッションしているのはよく見かける光景ですが、この組み合わせはわたし的にとってもレアな感じで、思わず身を乗り出しました。
1対1のギターセッションというと、なんとなく「バトル」的なものを想像しがちですが、癒し系?和み系?ふたり組のこのセッションは平和だなぁという感じ。
思わず見ていて笑顔になっちゃうような感じが新鮮でした(笑)

この曲ではすご〜くいっぱいわたしはメモを取っていて、その大半は自分でもこりゃなに?と意味がわからないのですが、自分用メモとして、とりあえず書いてあるとおりに書いておきます。

「グルービン グルービン ファンキー グルービン」
こう歌ったのはつよしさんだったっけな?ちょっと曖昧な記憶です。

「ドっラードーラドラ ドっラードミ」

波間を揺れるような美しいファルセット

「んタんタ」のリズム

癖になる「トゥルルっトゥルル〜♪」の繰り返しの気持ち良さ。

もちろんつよしさんはとっても気持ちよくステップを踏んでいて、そのシルエットの綺麗なこと!!

彼の魅力は本当に多面体なので、一般人の友達に「ふ〜んジャニーズ好きなんだ!」みたいに言われると、わたしはよく「別に容姿だけでファンになったわけじゃないから!」みたいに言うのですが…

この日何度も「ごめん、やっぱり容姿だったかも!?」と思う瞬間がありました(笑)

そのちょっとカーヴした全体のシルエットが好き。大人びたり無邪気になったり、ころころ変わる表情が好き。顔そのものの造作が好き。瞳が好き。おでこが好き。鼻筋の上品に通ったところが好き。表情のある手が好き。指先が好き。細い足が好き。小さい身体が好き。腕の裏側のまっすぐ通った筋肉が好き。歌い上げた時の顎が好き。

ああ、勝手に言ってろ!って言われそう(笑)…えへへ。ごめんなさい(笑)

途中だんだん弱くなっていって、ppになるあたりで、かなり長いこと中腰でおしりを突き出して、ふりふりしているつよしさんに、1階席が発狂寸前!みたいに(失礼!)ものすご〜く湧いてました(笑)
3階席にいたわたしは、テレビを見てるようにわりと冷静にガン見してて。
腰痛くならないかなぁ?な〜んてことまで思ってて…
何かに似てる?とふと気がつきました。クレヨンしんちゃんだった(笑)ごめん、つよしさん。いやいや、かっこよかったんだけど、なんだか思い出してしまいました(笑)



・SWING-Oさんは「あーーー!にっぽん!にっぽん!」押し!?(笑)
名古屋初日では、shamadokaの前に、何かの曲?どこかのセッション?でも、SWING-Oさんのリードでこの合いの手が入りました。
一回目で「ああ、このタイミングでこう入ればいいのだな!」というコツがわかりました(笑)
もちろんやってる人もいれば、やってない人もいるくらいのテンションです。

そして、本番?shamadokaの時はつよしさんも「やりたかったらやってもいいですよ」と一言言ってくれて、ここでもSWING-0さんの上手なリードにより、結構やっている人多数でした。
見た感じ、すべてに挟まるんじゃなくて、1回置き?くらいなイメージ。
わたしはこのあたり、気まぐれにやったりやらなかったり、手だけ挙げてみたり、上げるのも忘れてつよしさんをぽーっとガン見したりしてました(笑)
揃ってやらなきゃダメな感じでもなく、このくらいの緩さがとっても心地よかったです。

逆に、それを指示されたわけでもないのに、勝手に「にっぽん!にっぽん!」と言いたい誘惑にかられた箇所があって、わたしだけ小声で勝手にひとりやってたところもありました(笑)
どこだっけかなぁ?


・Ginger
今回はE☆Eからの曲も多いし、新しい曲もtankの曲も混ざっていて全然違和感がないのですが、この曲が始まるといつも「ああ、わたしはとりわけこの曲が好きだ!」と切実に思って、一番新しいアルバム曲と言ってもいい曲のひとつが大好きでしあわせだなぁと思います。
特にサビのところのメロディーラインがめっちゃ好き。ここで身体をリズムに合わせて左右に揺れている時、すっごくしあわせを感じます。
随所にみられる遊び心も、隠れた真剣なメッセージもすっごく好きだし、なんといってもこの曲を聴くと身体が喜ぶ感じ。
全体を通してリズムがとっても心地良いのだと思います。歌詞の乗せ方、すわりもすっごくいいと思います。
いい曲作るなぁ〜つよしさん。
アレンジもかっこよくて、ひとつひとつの音にいちいち痺れます。


・最後のセッションのところは例によって、コンダクターつよしさんをガン見、堪能しました。
何度もふぇるまーたで言ってますが、こういうシーンを見るたび、ディズニーのファンタジアの「魔法使いの弟子」を思い出すわたし。
つよしさんがミッキーみたいに、ステージに魔法をかけ、バンドメンバーさんたちを動かすイメージ(笑)

この日のセッションも素晴らしかったですが、KenKenの時につよしさんがスティーヴを呼び…このふたりのセッションが本当によかったです。
この時にふたたびフォレストホールの音のすばらしさを実感しました。
パーカッションの弾けるような音が、粒が見えるみたいに小気味よくて、はぜるような転がるようなものすご〜くいい音でした。
ベースの音も冴え冴えとして。
こんな風に不意に音の良さを実感した箇所が多数。

わたしたち観客席でさえ、こんなに音の違いを実感しているのだから、さぞかしステージの方々は実感しているんだろうなぁと思いました。
音がいいって本当に大事なんだなぁとあらためて。

ふと、最近の世の中の動きが脳裏をよぎり、これからはものすご〜く二極化していくんじゃないかなと思いました。

経験豊富で高い技術を持った職人肌の人たちの、手や声や楽器がその日その場で創り出す、その日ならではのグルーヴと、高いパフォーマンスを求める人と。

前もって手を掛け尽くして準備した、高いレベルの完璧なものを、高い音響技術を持って常に高品質で再現できるならば、たとえば全部が生じゃなくても、全然その方がいいじゃないか…という動きと。

もしかしたら、ある意味好みの問題という側面もあるのかもしれないですが、わたしはいつだって前者がやっぱり好きだと思いました。

いつだってステージに立っている人たちの体温を感じたいし、毎日同じじゃなくて全然OKだし、ハコや天候、演者のコンディションの揺らぎも含め、その日だけの音楽を感じたいなぁと思うこの頃です。