ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 いろいろありすぎ!

ここ数日あまりにもいろいろなことがてんこ盛りに起こって右往左往してます。
やっと落ち着いたので書く気になったこと、なんだかすっかりしょげたこと、どこにぶつけていいかわからない怒りの矛先…まあいろいろありますが、さらっと書いて忘れよう。
ほぼ愚痴です。テンションが下がりそうでいやだわという方は次の日記からどうぞ。
あくまでも記録として…あまり感情過多にならないように、箇条書きで。
・ミント、また入院してました。
この夏のミントはずっとあんまり調子がよくないなあと思っていたのですが、年のせいかな?こうやってちょっとずつ老いてお別れの心つもりをしていくのかしら?…なんて悲しく思いながらも見守っていたのです…それが大間違い。
実はトラブルの元はとてもはっきりしていて、それは「歯」でした。
オットが彼女の顎が最近常にぬれていてヘンだと言いだして、会社を半休して彼女を動物病院に連れていったら、なんと歯周病を起こして牙がぐらぐらだったのです。
下あごの方に刺さってそこが化膿してました。
実は昨年だったか一昨年だったかも大騒ぎして、もう片方の牙は既に抜いてあるのです。
その時に「悪いところは全部取りました」的な説明を受けていたので安心しきっていたのです。
その時はその時、時は今日も刻々と刻まれていくわけですから、その時大丈夫だったから今も大丈夫なはずは通用しません。
かわいそうに…もっと早く病院に連れて行ってあげればよかったです。
そもそもトラブルの元が歯だということに気がつかなかった自分に腹が立ちました。
そういえば、食欲だけは絶対になくならない彼女が、このところあんまりご飯を食べなかったのです。これは食べたくないのではなくて、純粋に歯が痛くて食べられなかったのでした。
1週間入院して、怪しい歯はすべて抜いてもらって、糖尿もあるので血糖値のコントロールもしてもらい、やっと今日帰ってきました。
今日はもうない歯でご飯をわしわしと食べてます。なんと言ってもこのコの元気の源は食べること。
入院1週間、おそろしくお金がかかりましたが健康には変えられません。彼女を飼っていることが我が家一番の贅沢だな…とオットと苦笑しつつ、そのたび思い出すのはマレーシアの動物愛護協会でこのコを譲り受けたときの誓約書。
「最期のその時までちゃんと責任を持って飼うことを誓約します。」もちろんですとも。誓約書のことは一日たりちも忘れたことはありません。


・生徒さんが突然やめました。
大人の方で、わたしの現在のヨガの先生でもある生徒さん。
ほんとうに突然。最後になったレッスンの前日に「急に忙しくなったので、やめます」と言って来られました。
わたしの教室は前の月までに申し出ていただかないとやめることはできません」的なことはあえてうたっていないので、いつもお別れは突然にやってきます。
まだ前日電話で知らせてくださっただけでも心の準備ができてよかったと思わなくては。
申し訳なさそうに、でもきっぱり、なぜか晴れ晴れと去って行かれました。なんだかいろいろと後味が悪かったのは多分こちらの問題かも。
バッハのインベンションがうまく弾けず、ここのところ停滞していたのを知っていたのに、効果的な対策を思いつけなかったことが悔やまれます。
NHKの先生が好きな方の番組の予告見ましたよ〜。あの恰好、なんなんですか?ファン的にはOkなんですか?『見た目だけしか価値がないジャニーズが』見た目を気にしなくなったらもうおしまいなんじゃないですか?」
あの言葉を根に持っていなかった…と言ったら多分ウソだな(笑)
彼に関してなんと言われようとも、断然わたしのほうが本質を知っていると自負してるのであんまり気にしませんが、それよりもイヤだなあと思ったのは別のこと。
大人げないかもしれないけど、ご本人だって某国民的アイドルグループの某癒し系男子の猛烈なファンでいらっしゃるのに『見た目しか価値がないジャニーズ』と言いきってしまうその感覚にものすご〜く引っ掛かってしまったのです。
好きと言いながら好きな相手をバカにしているみたいでなんだかとっても気分が悪かったのです。そういう屈折した感じは正直わからないし苦手です。
そもそも仕事相手と、たとえ雑談の中であっても自分のプライベートな趣味話をするのはもうやめよう。本気で懲りました。
「また小学生の子どもの塾やプールの送り迎えなんかがなくなって、手がかからなくなったら帰ってきます」とおっしゃっていたのですが「きっと帰って来ないなぁ」なんて思ってしまった自分にも喝!!
うちの教室は、実際に一旦やめて帰ってきた生徒さんが何人もいるし、ほんとに戻って来られたらその時にこそリベンジだ。
とりあえずヨガは続けるつもりでいます…今のところ。

・保育科の大学生の生徒のこと
保育科の生徒の学校のピアノの先生が「そのあたりまでは家のピアノの先生にしっかり教えてもらってきなさい。そこまでできるようになってからわたしに見せて」と言ってたよ…と生徒が伝言を伝えてきたのでびっくり。
学校の先生に「譜読みまではそっちの仕事でしょ!」と言われたような気がして…それは違うと思うんだけどなぁ。


・伴奏のオーディション
今年、最も熱心に練習してきた中学生と小学4年生のふたりが、無事学校の音楽会及び合唱コンクールの伴奏のオーディションを受けて選ばれました。めでたいです!!
ふたりともよく練習してきたし、手塩にかけて育てた子たちです。
ただし、とんでもないことがひとつ。
小4の生徒たちのオーディション曲を選んだのは音楽専科の先生ですが、伴奏があまりにもむずかしいのです。
4年生の手で弾くには、9度とか10度とか、和音も広くて音が多すぎるし、難解すぎる楽譜です。
たった2週間で仕上げてくるように言い…案の定誰ひとりとしてまともに弾けなかった状態で、うちの生徒が選ばれました。
「もうひとりがひどすぎたから」と先生がこっそりおっしゃったのだそうです。(それもひどいでしょっ!)
うちの生徒は2週間でできることを精いっぱいがんばったけれども、果たしてあとひと月でなんとかなるのか!!
どう見ても楽譜がむずかしすぎる…とやっと先生も認めて「じゃあ、明日もうちょっと簡単な楽譜を渡すからそれを見て練習していらっしゃい」と言ったと聞いたのが先週の金曜日。
そして「じゃあこれね」と渡された楽譜は…なんと前のとまったく一緒のもの。
「先生中身ぜんぜん変わってません、前のと同じです」と生徒が訴えたら「そ〜お?そうかなぁ」と笑って取り合ってくれなかった…と。
そしてその楽譜をきのううちにも持ってきたので、ふたりで楽譜を見比べたのですが、かすかな印刷の汚れまで、やっぱり前の楽譜と寸分たがわぬそれでした。
そんな見え透いたウソ、すぐにバレるでしょう…なんで?!全学年の課題曲のチェックしてるから、きっとひとつひとつのクラスに手が回ってないんですかね〜!?とおかあさま。
そうかもしれないけど、「笑って取り合わない」はないでしょう。
ここでもまた小学校の先生が「むずかしいところはおうちのピアノの先生にじっくり見てもらってなんとかしてね」と言ったそう。
ええ?また?…びっくりです。
わたしが勝手にアレンジを加えていいなら、今日にだってもっと弾きやすくしてあげたいところですが、わたしはただのピアノの先生で、勝手に楽譜を変えるわけにもいかないし…
というわけで、今レッスンで使っているブルグミュラーツェルニーも全部ほっぽり出して、2回もサービス補講をして課題曲にかかりっきりなんですけど…なんでこんなにわたしの胃がきりきりしてるんだか…なんだか違う気がするんですけど…(怒)
これで来月の発表に間に合うのかな?本人が必死なだけに気の毒でなりません。
ああ、乗り越えられる試練だといいなあ。


・レッスンの後、久しぶりにうぜーよ姫のママがお迎えに来たので、「うぜーよちゃん(もちろんここは本名で呼びましたよ、笑)ずいぶん大きくなりましたよね〜」と言ったら「ええ態度が…」と顔色ひとつ変えずに挑発的におっしゃるおかあさん。
やめてください。笑い死ぬかと思いました(笑)


・おみやげ
6年生の生徒に、思いがけず修学旅行のおみやげをもらいました。
大事そうにレッスンバックから取りだした「富士山サブレ」…おいしかったです。


・音大をホルンで受ける受験生の子のピアノ及び楽典のレッスンは、夏前にちゃんと受験する学校の先生へと引き継いだ…と思っていたのですが、AO試験の1週間前になって、彼女がブーメランのように戻ってきました。
「あちらの先生が忙しいのと、わたしが部活で忙しかったのとで、6月から結局3回くらいしか見てもらえてないんです。これじゃあ間に合いません。先生、今週できるだけ見ていただけませんか?」って…
そもそも来るのが遅すぎ…もう受験は目前に迫っているというのに、彼女が苦手としている聴音に至っては、紹介された大学の先生に見てもらったのはたったの1度、練習用の手書きの教材が送られてきたのが数日前だというのです。
ありえない…
その教材を持ってここ数日、わたしのレッスンが全部終わってから…とんでもない時間にレッスンを開始して特訓しているわけですが、どう考えても間に合いそうにありません。
AO入試日は日曜日。彼女はまだ複合拍子の曲のリズムが上手に楽譜にできません。
今頃言われても…わたしは受験生を教える専門じゃないし、彼女が受験する学校の出身でもここのところの受験の傾向を知っているわけでもないのですから…更にわたしにだって他の子の普通の毎日のレッスンがあるし、現在遅い時間しか空いてませんし…とてもムリです…と何度も伝えたのですが、「それでもいいから。夜だったら何時からスタートでもかまいません。お代も回数分ちゃんと払いますし…」とおかあさま。
そういう問題じゃあないのよ…と思いながらも月曜から毎日聴音だけの特別レッスンを初めて4日間。
「大学の方の受験のために行き始めた先生はどうしたの?」と聞いたら「広島にずっと出張なんです。」と生徒。「あの先生は、常に何人もの生徒を待たせてるから、聞きたいことがあっても質問とかできる雰囲気じゃないし〜」と生徒。
受験生を預かったら最後まで責任を持たなきゃダメなんじゃないか?と思うわけですが、どうなってるんでしょう…先生。
そもそもこんなにわたしが必死になってること自体がものすごくヘンだと思うわけですが…
生徒たちに「どうせオトナなんてみんないい加減。頼りになんかならない」とは思われたくないので、ここが踏ん張りどころだと思うこの頃…ちょっと疲労が極限状態です。
PS:実はこの日記はきのう下書き途中だったのですが、今日のほぼ日刊イトイ新聞の「今日のダーリン」を読んだらとってもいいことが書いてありました。
オトートの大好きなジャイアンツの阿部捕手の話です。
詳しくはこちらから。
ただし、この今日のダーリンは一日限りの記事なので、今日でなくては読めませんのでご注意くださいね。
今日のダーリンの中で語られているイマイチ調子が悪いピッチャーの東野選手に対して阿部捕手が発した言葉を少し引用させていただくと…

投げられる喜びを感じてやってほしい。
いつまでも自分と戦ってちゃいけない。
敵と戦ってほしいよ

更に

じぶんはどうあるべきか、
じぶんに足りないところはどこか、
じぶんの道はこれでいいのか?
そういうことを考えることは、悪いことじゃない。
だけど、目がじぶんに向いているうちは、
ふらふらと不安定でしかいられないんだよなぁ。
目をじぶんから離さないと、力は出せない。

う〜ん。なるほど。
さしあたってわたしが今向い合うべく相手は、頼りない学校の先生たちでも自分でもなくて、目の前の生徒だな。
目の前の生徒に集中しようと思った昼さがり。
阿部さん、イトイさん、ありがとう!!