ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ありえない!

夜8時からの生徒がやってきたのですが、早々に10分足らずでレッスン終了。
なんと楽譜を忘れたと言うのです。
「こんな遅い時間に必死に来たというのに…どゆこと?」と聞いたら、「ほんとにね〜どういうことでしょう」って…なにその落ち着き払った言いっぷり。
「学校から配られた幼稚園ソング集が課題なんだから、うちには楽譜はないしね〜お家に帰って取ってきたら?」と言ったら
「あのぅ楽譜、学校なんです。東京だから取りに行ったら明日になっちゃう…でも全部覚えてますから大丈夫なんです。」
「ええ〜っ!?ほんとかなぁ〜!?」
半信半疑で「じゃあやってみて!」とピアノの蓋を開けたら…やっぱりまったく弾けませんでした。だからムリでしょうよ〜(笑)
「今月は他に来れる日がないんです!バイトもあるし、ボランティアもあるし…だから今日でなんとかなりませんか?」と言うのですが、どう考えたって楽譜がなくて、しかもわたしだって先々週パラパラっと一回見ただけの楽譜なんだから、これ以上はどうにもならないのでしょ。伴奏を勝手に作っちゃうわけにもいかないし。
「でも試験近いし。先生に見てもらえないとわたし、落第しちゃう」って言われてもね〜。
というわけで、今日の分の振替は10月30日の午後9時半からに変更になりました。がっくりしている生徒。あなたもショックでしょうけど、わたしもショックだから。
「先生、日曜日もやればいいんじゃ?バイトはお休みだから入れないし〜。わたしは大丈夫ですけど。」って。はぁ〜っ。
「わたしだってお休みに仕事は入れたくないよ〜」と言ったら
「そっか先生、これ仕事!?」って…ムキーっ!!
この子は今年になって預かった生徒なのですが、相互理解への道はまだまだ遠そうです。
かと言って親に言ってなんとかしてもらうような年じゃないし…やっぱりここはわたしのやり方を何度でも説明して歩み寄るしかないのかな。
それにしても大学生〜っ!!もうちょっとしっかりしてください。ぶちぶちぶち…