ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛 十人十色 6月4日 その3

前回はアンコール前まででした。
続きもジャンジャン行きます。
☆NIJIの唄
アンコールの1曲目は「NIJIのうた」という曲でした。
ジャケットを脱いでタンクトップにシースルーのストールを巻いて出てきたつよしさんはなんだか異国情緒な感じの不思議な雰囲気。
ピアノのイントロは明るくてこの曲は長調だとわかりました。
「さわやか系」と最初にメモ。
この曲だけは歌詞が縦書きになっていて、それがとても似合う感じの曲でした。
前日に入られた方に歌詞を書きとった方がいいかどうか相談したら、書くよりもしっかり見て感じた方がいいと思う…という素敵なアドバイスをいただいたので、つよしさんとビジョンをひたすらガン見しながら、音楽を感じようとだけ思っていました。
それでとても心に残ったフレーズだけ殴り書いたのがこれ。
「哀音を唱えろ」「愛音を叶えろ」
「届け未来へ 世界へ」
つよしさんらしい歌詞。
普段は「音」を先に聴いて曲が耳馴染んでから漢字を知ることが多いですが、今回は逆パターン。まだまだ一度だけしか聴けなくて曲のイメージが定着しないうちに、書きとった漢字だけが心に残りました。
わたしは近いイメージの曲として、一瞬「宇宙の雨はねふたりで」と書いたのですが、イマイチ違うかなぁ?とも思っていて、なぜそんなことを思ったのかと思っていたら、歌詞を書き出した方のサイトを読ませてもらって、どうやら「宇宙」という言葉が入っていたのだということを知りました。
でも曲調の穏やかさはちょっとあの歌風味でもあり。虹と言えばカラフルなイメージですが、もうちょっと透明感のあるイメージでした。
ROSSOの「We never know」的な明るい曲調とも書いてあるけど、あの曲よりもずっとスローテンポだったと思います。曲調は穏やかでまったりした感じもありますが、詞は深くて、いろいろなことを乗り越えてこその落ち着き…とでも言う感じを持ちました。
多分繰り返し聴くことによって、どんどん味が増すタイプのどちらかと言えば「スルメ」な感じの曲かも!?と思いました。

〜MC〜

・「かわいい」「かわいい」とそこら中から声が飛んで
かわいいから、こういう仕事をしているんです。(拍手大喝采、笑)
毎朝鏡を見るたびに、なんてかわいい顔をしているんだろうと思う。あらためて気づく。ほんとに逆にかわいすぎて遺憾の意を表明するくらい(笑)

・このライブはみなさんにとっても急だったと思いますが、僕的にもミュージシャンにとっても急なインフォメーションだったんです。
でも、コンサート会社から言われた時、ぼくはやりたいと思った。

・今は自粛とか節電とかいうことがメディアを飛び交っていますが、ぼくは普通に生活することも大事だと思っていて。
奈良で音楽を奏でる、故郷でメッセージを歌う。みんながつよしのふるさとにライブのために来ることで、リフレッシュできたりおいしいものを食べたりすることができるのなら、意味があるのではと思った。

(わたしは奈良という場所に日本中からたくさんの人が遠征してくることについて、彼がどんな風に考えているのかが以前からとっても気になっていました。
本当は地元でやるコンサートであればこそ、地元の人にこそ聴いてもらいたいという気持ちがあるのかな?とも思っていたのですが…
このMCで、そして1週間前のラジオで、この疑問に対する答えのような話をしてくれました。
ラジオでは確か「僕だったら好きなアーチストがいて、ふるさとでライブをするのなら行ってみたいと思う。どんな景色を見てこんなことを言うような30歳になってるのかを知りたいから…なのでぜひ心をゆるくしてぜひ来てほしい」というようなことを言ってました。
まさしくわたしたちの気持ちを、ちゃんと正確に知ってくれているなぁと思ったのです。彼がどんな景色を見て、どんな少年時代を過ごしてこの音楽が生まれたのかを知りたいし、そのことを知ってから味わう音楽はまたいっそう心に響きます。
だからこそ行けるものなら奈良に行き、奈良を感じ、ライブを味わいたいのです。
さらに、この日のMCの『「旅」も含めてつよしのふるさとでリフレッシュして帰ってください。』発言をもらったことで、なんだかとっても安心しました。このことは自分的記録として、ぜひぜひ書いておこうと思ったので書かせていただきました。)

・十人十色とは…人それぞれという意味ではなくて、プラス人、プラス色。
自分の中に新しい価値観を持とう。自分の色が変わればまわりにも影響を与えてまわりも変わってゆく。エネルギーがどうこう言われているが、人のエネルギーで救うということも大切だと思う。
自分でできることは人まかせにせずまず自分で。ぼくはぼくでぼくがやれることをやる。

・「NIJIのうた」について
この曲は5年前に「WATERIZE」というライブをやった時に(確か、DVDにも入っている、赤坂BLITZで行われた男子優先ライブでしたよね。)一度だけ歌われた歌だそう。つよしさんもスタッフも今の時代にリンクした歌だと感じ、リリースが決まったのだそうです。
もうレコーディングも済んでいるそうです。
「十人十色ライブ」は、先のMCにもあったように「プラス人プラス色」ということで、ライブの曲目も10曲プラスNIJIの歌で11曲。ステージの上のミュージシャンもあえて11人にしたそうです。
現実を見て、現実を越え、それを乗り越えてゆく歌。
いろいろあったけど、なんとかやればなんとかなる。

・トラブル発覚
さっき(4日のライブ開始数時間前というニュアンス)バンドのメンバーみんなが持っている帰りの新幹線のチケットが、明日の昼(5日午後)だということにスティーブさんが気がついたそう。
このまま誰も気がつかなかったら、明日(5日)幕が開いたら(みんなすでに帰っていて)ステージにおれ一人という事態もあった(笑)
「チケットは持っているけど、全員みんな乗らない!客がいなくても電車は行く!いつもより乗客が少なくて新幹線が軽い。その時新幹線は!!」
情熱大陸のハカセ氏の主題歌を鼻歌で歌いつつ…情熱大陸風なナレーションを真似てご機嫌に語ってました、笑)
これじゃ、チケットは持ってるけど乗らない…的なセレブですよ…とか(笑)まるでドッキリですよ…とか。
この事態をおもしろおかしく語ってました。
それにしても、なぜ彼らのチケットは一日間違っていたのでしょう。手配したのはだれ!?(笑)

・竹内氏のお誕生日
6月4日が竹内くんのお誕生日ということで、Happy Birthday!!的MCが。
「伝説のギタリスト」話。
この伝説…発言の元になっているのは昨年の平安神宮ライブの時のセッションです。このセッションは竹内くんからスタートするのですが、この時の彼のリフが彼ら的に「イケてなかった」そうで、それをおもしろおかしく前日のMCでつよしさんが話したところ、ツイッターで竹内くん宛てに「今日は神が降臨しますように」というメッセージが山ほど来たのだそうです。
竹内くんってば、わざわざコーラスの平岡さんのマイクを借りて、つよしさんに訴えてました(笑)

「NY(ニューヨーク)って書いた帽子をかぶってるからや!」とつよしさん。
「NRにしとけばよかったかな。」と竹内くん。
なんでなんで??となるつよしさんと会場に、竹内くんが「NRは奈良の略」と言います。「なら」って二文字なんだから「えぬあーる」にしてしまったら、かえって長くなってしまうやん!!なら、奈良って言えや!!とツッコミ(笑)
そのあと竹内くんは「NY」は「日本やったね!!」の略とも言ってた気がします。
このあたりのふたりのトークはとっても仲良しさんっぷりが伺われて、聞いている方もニコニコになりました。

・ここからは「騒いでいいよ」のコーナーです。
僕は目の前の人が座っていても、ぜんぜん楽しくできるから…とつよしさん(笑)
センターの「主役」に向かって客席から「寝ていいよ」と言う人。
「寝る?ここで寝る?」と思わず聞き返すつよしさん。
「見守る〜」と客席。
(みんなかなり妄想中だったと思われ…うん、いいかも。)
こんな風に、この日は客席から話しかける人がいっぱいいました。
つよしさんも結構拾いまくってて、ライブなのですが井戸端風のやりとりも展開されてました。