ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 帰ってきました!

 昨夜、最寄駅にオットが迎えに来てくれて(ちょっと感激!)なんとか日付が変わる前に家に到着しました。
石舞台のライブを挟んで、一泊二日の旅は無事終了しました。
今回はいろいろな方に会えた旅で、たくさんの方に本当にお世話になりました。お会いできてやさしい言葉を掛けてくださった皆様方、手作りの心のこもったグッズやおいしいスイーツをいただいたみなさま方、本当にありがとうございました。
大好きなブロガーさんたちと、たくさんごあいさつできたのもうれしかったし、ライブの他にも大勢のファンが集う『鹿寄せ』にも参加させていただくことができて、とてもしあわせで楽しい思い出の一ページとなりました。
それらに関しては別途必ず触れたいと思います。
帰ってきてから今まで、頭の中でずっと静かにつよしさんの歌声が鳴ってます。やっぱりあの歌声や表現力ははわたしにとっては何ものにも代えがたい大切なものだということを再確認しました。久しぶりに聞いた生歌と生音にすっかり心を持っていかれたままのわたくしでございます。
もっともっとあの声に触れたくて、CDをかけたい気持ちもあるのですが、今は生の歌声の記憶が上書きされてしまうのがもったいない感じがしていて、帰ってから丸一日、あえて無音のまま過ごしてます。
留守中はオットがマニュアルを見ながら洗濯機を回してくれたり(笑)バロンとミントを獣医さんに注射や定期健診のために連れていってくれたり、八面六臂の活躍をしてくれたと聞きました。
旅に出してもらっただけでもありがたかったのに、本当になんてしあわせな妻なんでしょうと思いましたのことよ。ありがとう!ありがとう!
きのうの朝ワイドショーでちらっとやったらしいといううわさは聞いていたものの、もちろんノーマークで来ちゃたので泣く泣くあきらめかけていたら、オットが「最初がかなり切れちゃったけど」…と言いながらめざまし土曜日の映像を見せてくれました。
うわ〜ん、ありがとう!!28秒ちょいだけですが、見ていたらおとといのことがさっきの出来事のようによみがえりました。
ライブ会場はとても広くて、あの場ではつよしさんのお顔もバンドのみなさまもたいして見えなかったのですが、双眼鏡でぼんやり映った姿には期待度大!きっとこれは…と思っていたら、テレビの中のその方は、やっぱりやっぱり超かわいいつよしさんでしたよ@@@@@
まだライブの余韻を持ち越してるせいもあると思いますが、メロメロメロメロ…とテレビの前で崩れ落ちそうになりました(笑)
ちなみに、我が家のHDDにどのシーンが残されていたかというと「ソメイヨシノ」を歌っているシーンだったのですが、久しぶりの生歌の絶対的な威力を思い出して胸がぎゅぎゅーっと鷲掴みされました。ああこの歌声が本当に好き。
ほらほら、今日記を書くのはとっても危険(笑)
そう遠からずのうちに、今回はなんとしてもちゃんと感想を書きたいです。
いつもながら超バタバタの旅でしたが、今回は今までないくらいにいろいろな方とお話できたり、つよしさんが言うところの「奈良の心」にもたくさん触れることができました。
言葉にするのはちょっとむずかしい気もしますが、ライブの感想とともに、奈良で感じたいろいろなことを、誠実に思ったことに忠実に言葉にできたらなあと思っています。
しばらくライブがなかったし、今回は石舞台という特別な場所でのライブだったこともあって、全国のかなり濃度が高いファンが一気に集結した感じがしました。
あちこちで赤いスニーカーの人たちにすれ違ったり、時空のピンクやモノトーンのストールを羽織っている人や、声紋ストールを巻いている人、くーさんや紫に身を包んでいる人、控えめにつよしさんスタイルを取り入れている人、完コスの人!若いお嬢さんたちも元気な男子たちも、同世代のパワフルな方々も、もっと上の世代のみなさんも、すれ違う誰もがとてもやさしいいい顔をしていて、日頃はまったく知らない方たちなはずなのに、不思議な連帯感がありました。
明日香の地は幼い頃を過ごした山口県の片田舎の雰囲気とよく似ていて、山の中で本当に何もなかったですが、何もないことが宝物のように感じました。
しろつめくさやれんげが咲いていて、時おり新緑のむせかえるような匂いがする野の道はでこぼこだらけでしたが、足の下にちゃんと地面の感触がありました。
ライブ会場周辺も会場の中も、曇り空の上に新月だったので、本当に真っ暗で、突然の段差や溝がたくさんあって、どこも足元がとっても不安な感じだったのですが、とてもたくさんの警備や警察の方々が持っていらっしゃる赤いライトに照らされながらゆっくりと歩く土の道は、とってもなつかしくて温かい古きよき日本の香りがしました。
たとえば夜になっても街の明かりが消えず、いつも刺激でいっぱいの都会と違い、何もないかの地では、風の音や星のまたたきひとつもとても特別なもののように感じられて、神経がどんどん研ぎ澄まされていくような気がしました。
周辺へ気を使っていたのだと思いますが、ライブはいつもよりも若干静かなアレンジになっていて、その分つよしさんの歌声が前面に押し出されて、声の美しさや表現力にいつもにも増して心打たれた気がします。
歌っている時はものすごいオーラなのに、一旦話し始めるといつもどおりのつよしさんで安心してみたり。
MCでは、最近の世の中のことにも触れてましたが、わたしが最近思っていることとリンクしていることもあって、共感した部分もありました。
ライブ当日はとても寒い日で、ライブ直前まではとても厚い雲がたちこめて、雨に備えてビニールを出そうかどうしようか本気で悩みました。
昼間の服装の上に、ウインドブレーカー、ロングジャケット、時空ストールという重装備で参戦したにも関わらず、手はかじかんで感覚がないし、見ているわたしたちでさえ何度も凍えそうと思ったくらいだったので、もっと薄着な舞台の上の方々はどんなにか寒かったことでしょう。
ところが、ライブが進むうちに、途中星がひとつひとつ顔を現し始めて、その星明かりがきれいだったこと。
空や星や風や冷たい空気など、天然のライブ装置が歌声や照明と相まって、不思議な空間を作りライブを盛りたてていました。
つよしさんの歌声は、序盤は色っぽく静かに始まり、中盤からどんどん伸びて圧倒的なパワーを発揮して会場中を惹きつけます。
5月も半ばだというのにあまりにも寒いせいで、おしゃべりは掠れたり鼻声になったりしているのに、歌になるとどうしてあんな風に素敵に歌えるのか不思議です。
歌声や楽器の音はもちろん、あの日の景色も空の色も、何もかもを忘れたくないなあと思う一日でした。
とはいえ、今日はすっかり元通りの生活に戻っていて、洗濯して買い物にいって、生徒からのメールを受けてレッスン日程を調整したりしてました。
最近エネルギーが枯渇していた感じだったのが、奈良での二日間から戻ったらすっかりエネルギー充填200%という気持ちになっているから不思議です。
このごろは無理がきかなくて、疲れ過ぎるとどうも神経が行き届かなくなって失敗が増えるので、疲れ過ぎないようにしようと反省していたのですが、帰ってきてからはネガティブに考えるのではなくて、上手に休息をとって万全の体調でもっといろいろと毎日を充実させたいという気持ちがふつふつと沸いてきました。
刺激的なものは何もないけれども、何もないことの素敵さを感じた明日香の地で、何よりも大切なものは心の余裕だということを徹底的に思い出せた気がします。
さっき保育科の「盛りまつげちゃん」から「火曜日のレッスンに間に合わないかも。月曜日、ちらっとでも見てもらえませんか?」というSOSメールがありました。
行く前だったら明日は元々9時までレッスンの日だし「別の日にしてもらえないかな?」と言ったかもですが「いいよ、おいで。待ってるから」と返信しました。
よけいなものやできない無理は排除して、できるだけ大切なところに心を砕いていきたいです。どんなできごとにもフレキシブルに対応できる「心の余裕」を持ちながら、好きなことにはちゃんと時間を使っていきたいです。
次のエントリーではまずはセットリストに沿って、ライブについて感じたことをいろいろと具体的に書いてみたいと思っています。