ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ENDRECHERI 9月24日 Zepp DiverCity 夫婦参戦と「One for all,All for one」 

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とうとう?!?!・・・

オットがライブハウスのオールスタンティングを経験しました。

THE ALFEEさんたちと同い年のおっさんが、この年になってライブハウスデビューです。

(新入社員の頃、札幌で趣味で仲間とバンドをやってたそうで。ギターを弾いてたみたいだから、もしかしたらジャンルは違っても当時も小さいライブハウスは経験してるかもしれないですけどね。)

出がけに『そうだ!今年のTシャツはサイズがとても大きい!』ということに気づきました。

オットはKinKiさんよりだいぶ縦横とも大きくて、男性Lサイズなのですが、今年のなら入ったりして??

「もしや着て行く?」とおそるおそる尋ねたら、結構ノリノリで「よし着て行く!」というではありませんか!!!

一応、「この色のTシャツを、おとうさんが着てたらどう思う?」とアネに確認してみたら・・・

まさかの『いいんじゃない?』ということで(笑)

わたしは急遽、六本木の狐さんTシャツにチェンジ!!

そして参戦してきたのでありました!!

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夫婦でアーチストの名前が入ったグッズTを着てライブ参戦・・・なんて日が来ようとは!!!

それが実現したのは、今年のTシャツがたまたまとても大きかったからで(笑)

さまざまな偶然が重なりながら、心底びっくりな展開ってやつは起きるのだなぁ(笑)

そもそも、元々否定はしてなかったけど、日ごろ彼が聴いている音楽やKinKiと比べると、FUNKは少し敷居が高いと思っていたフシのあるオットが、急速にこのジャンルに興味を持ち始めたのは、昨年の10月。

恒例の天川旅でのことでした。

レンタカーの車中で、いつも音楽を聴くのが常。

奈良の中でも平らなところを走っている時は、玉置さんやクラプトンやKinKiさん、その他オットも好きな音楽を聴くことも多いですが、目的地が天川になると、自然とオットの方から「つよしくん、聴いていいよ?」と言ってくれるというのがいつものパターンで。

この時は「そういえば!」と、つよしさんが出演した『FUNK三昧』の時の音源を、山へ上がる道すがら一緒に聴いたら「すごくおもしろい!!」と言ったのが多分始まりだったんじゃないかな?と思ってて。

あのラジオはわたしもとても好きで永久保存版だと思ってますが、オットにとっても、あのラジオの印象がことのほかよかったみたい。

天川から戻ってややしばらく。

知らないうちに、ジェームスブラウンのアルバムを聴いてました。

えっ?なぜ?と思われる方もいらっしゃるかも?ですが、あの時のラジオではJBの話題でいっぱいだったのですよね。

「つよしくんの音楽を知ろうと思ったら、まずはFUNKの歴史を紐解くところからだろう!」なんて言い始め(笑)

凝り性B型のオットは、一度「知りたい」と思い始めると、とことん資料を探して探求を始めるところがあって。

これはこの分野に限らず、虫だってそうだし、語学だってそうだし、歴史に嵌れば歴史。

天川にはまりだしてからは、かの地の歴史だったり、奈良の神社仏閣の来歴を調べ始めたり。

これと並行してずっと取り組んでいるのが、学生時代苦手だったという数学で。

「もっと知りたい!」が始まると、基礎に戻ることはちっとも苦にしないタイプなので、最初中学の数学の参考書や問題集から始まって、何年もかけて高3くらいの数学をとことん追求しています。

要は凝り性なのですよね(笑)

おっと、話が逸れちゃった。

そんなオット。ややしばらくすると今度はあの番組でつよしさんが「自分はこっち派だ!」と言ったスライを聴いてました。

一方で。そのFUNK三昧を聴いた旅の頃は、わたしがまだまだ「one more purple funk」のシングルを絶賛リピート中で。

↓これですね、これ。 

最初はいつも天川で聴く音楽に、遠慮がちに混ぜさせてもらってたら『あれ、聴かせてよ?もっとFUNKっぽいのがイイ!』とオットが自分から言い出して、おや??と思ったのを覚えてます。

それまで、天川と言えば神社参拝のお供の「縁を結いて」とか「赤いSinger」とかを断然ご所望だったのに、どした?と思ったその辺が変わり目で。

その旅で、彼はかなりこのCDまるごと聴き込んで、今年のつよしさんのアルバム発売までは、さらにジョージクリントンP-Funk All Starsを聴いたりし始めて、最近はブーツィコリンズを聴いてました。

あれれ?

わたしがいつか知りたいと思ってたことを、いつの間にかオットが先に探求しているという!!

で、ねえねえ「410 cake」のあの振り付けってさ、ジョージクリントンのあの動画の振り付け風味だよね?とか通っぽいことを言い出して(笑)

ええーっ!?わたしはそんなの見たこともないし、全然知らなかったぞ!ムキーっ!!みたいな(笑)負けてられないぞ!!ということで、だんだんに夫婦して、FUNK探求に熱が入り始めたというわけです(笑)

ちなみに、これらの中でオットとわたし的にすご~くおもしろかったのは、今、彼が持っている範囲の曲たちの中ではブーツイコリンズかなぁ??

遊び心満載で、とても楽しいアルバムでした。 

Back in the Day-Best of

Back in the Day-Best of

 

そもそも東大寺のライブの後、神社仏閣ライブなら行ってみたい・・・だったオットが、次第に来年もライブツアーがあったら行く!に変化して。

今年は、まずは横アリで初ライブ。

そこでも十分に楽しそうにしてたのですが、今年のアルバムはわたし以上に聴き込み、聴き込み、聴き込んで(笑)

(なぜかamazonさんの検索では限定Bしか出なかったのですが、たまたま通りすがりに聴いてみようと思われた方には、曲数の多い通常盤がオススメ!) 

満を持してのライブハウス参戦となったわけなのでした。

そりゃ聴き込み始めたら、生を体感したいに決まってるし。

一回体感しちゃったら、もっと近いところで音楽を身体で体感したいと思うのは当然の成り行きで。

いそいそとライブハウスへと出かけることになりました。

妻としては、オットはそこそこいい歳だし、後ろの端っこの方のブロックが当たって、休憩しながらくらいでいいんじゃない?と思っていたのですが、本人は「いやいやいや!どこだっていいぞ!楽しんだもの勝ち!!」とやる気満々。

せっかくの機会なんだから、ガンガン行くよ~と宣言しておりました(怖っ!!)

というわけで、でっかいおじさんが真ん中にいて、後ろの方は見辛かったかも?

その節は失礼しました(平身低頭)

さて。

先日、DiverCityでお逢いした友人から「このツイート、ご覧になった?もしやご主人のことじゃないかしら?」というメールをもらいました。

わたしはまったく面識がない方のツイートだったしで、一応伏せますが(笑)

ツイートの中身は『ケリーTを着た60代のおじさんがめっちゃ楽しそうで、MCも笑いまくってて。男性はどのくらいいる?にももちろん手を挙げてて。超ノリノリだった』というツイートだそうでした。

わたしはそのツイートは知らなかったのですが、本人に確認したら「ああそうかも。オレかも!!」とか言っていて、まんざらでもない様子(笑)(笑)(笑)

ほんとにもう、どういうこと!?

たまたま初参加のオットのビギナーズラックにあやかったのか、呼び出し番号は2000番台で、本当に最後から数えた方が早いくらいだったのに、入ってみたら一番前のブロックだったので、さらに目立っちゃったものと思われます。

実は一緒に入ったbonyarihitsuji嬢もわたしも、多分ライブハウスでこれまで近くでCHERIを見たのは初めてかも?という距離感。

ありがたや!ありがたや!だったのでありました。

入場は最後の方だったので、一番前のブロックの一番後ろの方だったのですが、それがかえって好都合で。

空いてるところは?と探したら、意外にもど真ん中。

つよしさんの真正面で、時々真後ろのバーにもたれつつ、バンド全体をくまなく見ることができるし、最高にいいバランスで鳴っているすべての音を聴くことができました。

多分ノリノリのピンク紫のグッズTのおじさんは、あちら側(ステージ)からもよ~く見えたことでしょう(怖っ!笑)

さらに本人は、照明やモニター画面の凝ってるところ含め、ライブの隅々までとても楽しんでいて。

大好きなNARALIENやFUNK TRONから始まったこともあり、クラップしたり腕を振り上げて、本当に楽しそう。意外にも溶け込んでいて。

MC中も超楽しそう!!

元々オーサカーンなオットにとっては、関西人トークがとても肌に合うらしく。

わたしよりも楽しんでない?ってくらい、めちゃくちゃ喜んで、時折声に出してげらげら笑ってて、おいおいおい!!と冷や冷やするくらいだったし(笑)

しばらく我が家ではつよしさんがこの日さかんに発してた「さっ仕事しよっ!!」(後々説明します、笑)が流行するほどに・・・印象的だったらしいです。

そんなオットに、どこが一番楽しかった?と聞くと、迷いもせずに「一番はなんたってセッション!!」と言います。

ジャズも大好きな彼にとっては、自分の元々好きな世界観ともすごく近い気がして、心躍ると言っていました。

それにしても、わたしがファンになった頃は、子育て真っ盛りの30代前半だったわけですが、こんな未来は想像してなかったなぁ。

20年以上の歳月を経て、よもや一緒に最もディープなライブハウスのライブ参戦とは。

一緒に同じ音楽に身を委ね、キャッキャしつつ、手を振り上げているなんざ!!・・・

誰が想像したことでしょう(笑)(笑)

こんなこともあるんだなぁ。

そして、一昨日。

一緒にわたしの実家へお手伝いに行き。

夜、ああくたびれた~と一息ついたところで「あれはどうした?あれは?」というので、あれってなんだ?と思っていたら・・・

発売したばかりのライブブルーレイのことでした。

 (わたしが持っているのは初回仕様ですが、あえて通常盤を貼ります。)

「あれだよ、あれ!!まだ、ちゃんと見てないやないか!!」だって(笑)

実は、誰もいなくなってから一人でこっそりと楽しもうと思ってたのだ!!

まっどうしても見たいというなら、見せてあげないでもないけどね・・・

と超上から目線な妻!!(笑)(笑)

そして、わいわいと、この間のライブの思い出話とともに、ワインを飲みながら、本編を見るという・・・

家に居ながらにしてオタ活をしてしまうという、これまた新しい世界へ片足を突っ込みました。

さらに。

ブルーレイを見ながら、ご新規さんにこれまでのつよしさんの(あるいはこーいちさんの、あるいはKinKiさんの)軌跡を語り、こっちの道においでおいでする。

という、これまで何度もやってきたファン勧誘??トークを、よもやオット相手に始めることになろうとは!!!

人生って想像もつかないことがたくさん起こるからおもしろい。

ちなみに。

ブルーレイになった昨年のライブをじっくりと見ながら、しみじみとオットが言っていたのは・・・

今、ちょうどやっているラグビーワールドカップを見ていると、よく出て来る言葉に

One for all,All for one

っていうのがあるでしょ?

このブルーレイを見ていると、まさしく「この(つよしさんの)チーム」はあれだと思うんだよねと言い。

この文章は直訳すると「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳されることが、多いけど、実は意味合いは少し違っていて。

「一人はみんなのために。みんなは一つの目的のために」というのが正しいのですって。

「誰が真ん中」とか「誰が一番上手い」とか、そういうのは関係なく。

一人一人が自分の役割をきっちりと果たしながら、チームが一つの目的に向かって機能していくという意味で。

メンバーはお互いにお互いをリスペクトし合い、何か不測の事態が起こるのはむしろあたりまえくらいの気持ちでいて。

常日頃から何が起きてもお互いにフォローし合えるように備えていて、みんなでゴールを目指して自分が今できることを淡々と行いながら機能していく・・・

ほら、このチームにぴったりな言葉でしょ?と言われ。

なんだか目から鱗

確かに!確かに!!実にそうでした。

そういうところあるよね!

だからこそ、こんな時代の中にあって、とても多幸感があるライブなのだ!

つよしさんの耳のことがあった後も、誰かにアクシデントがあって欠席しても。

メンバーの誰かに他の現場の仕事が入ってて、初めての方が代打で入っても・・・

One for all,All for one」という精神でいれば、むしろ結束は高まって、お互いが安心してお互いに委ねることができ・・・

きっと何が起こっても冷静でいられるし、怖くはないのだろうなぁと。

そんなことをしみじみと思ったりもしました。

さて。

今回のライブにはメモは持って入ってないので(さすがにライブハウスでメモは取らないのでほんとに感想!笑)直後にざっと下書きしただけですが…

まずはMCですごく印象に残ったところをざっと書いて。

音楽について感じたことは、メモ程度にして。

追加は、今回もう一度だけ参加のチャンスをもらったので、そこでちゃんと聴いて記憶にとどめ、その後、書けることがあれば、書こうと思います。

というわけでこのエントリーは、一人の初心者のおじさんが、つよしさんの音楽に本格的にはまるまで!みたいな文章になってしまいましたが(笑)一応記録として残しておこうかと。

とはいうものの・・夫婦参加が毎回だとお互い疲れちゃうし。

わたしはわたしの友人と普通に行きたいし。

そのうち、わたしが行かなくても彼一人ででも、仕事と折り合える日があれば行き始めるかもしれないと思ったり。

そのうち、ファン友のおじさんができたりなんかもして?(笑)(笑)

今後の展開はまったく読めませんが…

多分オットにとっても・・・この道はまだまだ先へと続いていそうな気がしてます(笑)