ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

堂本剛 平安神宮LIVE 2019 9月13日・14日 その4 ラスト

さて。ようやくラストです。

この日奉納された音楽がすべて終わってからの流れと感想を書きます。

長々と書きました。

読んでくださったみなさま方には、心からの感謝を!ありがとうございました。

(その3からの続きです!)

その後すぐに、つよしさんからメンバー紹介があって。

一人ずつメンバーさんが履けていかれて、つよしさんだけがステージに残ります。

ここからはMCをまとめますが、記憶力がほんとに弱くて言葉のまま覚えていないし。わたしフィルターを通っていることを、どうぞご理解いただけたらと思います。

こんな話をしたんだなぁくらいに、緩くお読みいただけたら。

☆MC

最後まで来て、穏やかにいつものようにMCがあります。

「説法」と言っている方もいらしたけど、実際わたしは、あれっ?これつよしさんが言ったんだっけ?それとも観光で行った神社仏閣で聞いた説法だった?としばしば混同し、困惑しました(笑)

だからと言って堅苦しい感じでしゃべっていたわけでもなくて、聞きやすいトークでした。

☆まずは一日目をざっとまとめます。

・つよしさんは空が近く感じると言ってました。それと同じトーンで、昨今宇宙が近くなった気がするとも。

・雨が降ることもなくよかった・・・という話から。

風が強くて、水柱からの水が飛んできて、楽器が濡れてしまったと苦笑しながら話してました。思わぬことが起こるものだ!と言ってました。

実は真ん中よりもちょっと後ろのわたしのところにも、水滴は飛んできました。

そりゃすごい量の水だったもの!!と思いました。

オットが帰りながら、水と火が凄かったなぁ・・・とずっと言ってました(笑)

音楽はもちろんですが、舞台やお堂をうまく見せ、魅せるノウハウもどんどん確立してきているから、日本文化の一つとして、いつかNHKの世界に向けて発信している番組とかで、中継とか特集とかしたらいいのにと思いました。

・10年前と比べると、世界中で宇宙がもっと身近な空間になった気がする。

令和の世の中になって、ファンタジーではなく、わたしたちも地球人として、いつか宇宙人と出逢う日が来るかもしれない。

宇宙結婚とかも起こるかもしれない・・・

祝詞の中にも大宇宙とか小宇宙とか、そういう言葉が出て来るし、昔の人はもっと宇宙を身近に感じていたのかもしれない。

(これ、わたしもいつも思います。)

・つよしさんが話しをしている途中で、雷?飛行機?という音がして。

つよしさんも客席も、しばし一斉に空を見上げたのがおもしろかったです。

でも話をしている間に、いつの間にか音も消えてました。

・「自分の中でそう思えば、それは真実なんです。」

というようなことをしきりに言っていて。

なんだか「禅の心」に近い話だなぁと思いました。

(この話はさらに二日目に掘り下げられます!)

・こうやって平安神宮で今年も奉納演奏ができるのは、みなさんのマナーがいいからです。

「みなさんの綺麗なお気持ちのおかげです。」(ここツボったところ!)

☆二日目

・テーマについての種明かしがあって。

今回は「宇宙」「命」「感謝」だと言ってました。

とても納得できました。

宇宙については、ライブの中で至るところで顔を出し。

ホットケーキの歌詞替え、スターシップのコーラス、いろいろなところでテーマだなと思いましたし、宇宙的な音と感じるところもたくさん。

映像も星や惑星っぽいのがあったり、多分に宇宙を感じさせるものでした。

FUNKの世界でも「宇宙」というキーワードはさまざまに広げられ、創作のテーマになってきているしで、いろんな意味で今回のこのテーマは「巧い!!」とうなりました。

・「命」という意味では、多分一番大きかったのは、ジャニーさん(や愛犬たち)との別れと、追悼なのだと思いました。

今年のつよしさんは、辛いことがたくさんあったと語っていて。

もちろんわたしたちも、ある意味彼の気持ちは一緒に共有しているわけで、ああ、ジャニーさんの話をしているのだなぁとすぐにわかりました。

新曲もやはりジャニーさんを歌っていたのだと思います。

哀しみが大きすぎて、本当に辛い時には涙が流れないという経験をしたとも語っていて。

たまたまわたしもバロンを失ったのがほぼ同時期だったので、わかりすぎて頷くことばかりでした。

こういう気持ちは「ここまで!」とかってにけりがつくものでもないし。

一見蓋をしているようでも、蓋なんてできるものでもないし。

ゆっくりと時間をかけて乗り越えていくしかないのですよね。

でもその失ったものが心の中で大きければ大きいいほど、感謝も生まれるし。

「いないと想えばいなくなってしまうけど、いつも傍らにいてくれると想えば、いつ何時もいてくれるものだから」みたいなことも言っていて。

これまた今回の旅でどこかのお寺で聞いた話とリンクするなぁと思いながら聞いてました。

(どうもわたしはMCで聞いた話と、その後行った鈴虫寺で聞いた話がごっちゃになっているフシがあって、どっちだったっけなぁ?とあちこちで頭をひねりました、笑)

つよしさんは「前を向いて行こうと思います」と静かに語っていたから、わたしも前を向いていこうと思います。
・何につけ、自分を持つことの大切さを何度も繰り返し話してました。

まずは自分と向き合うこと。これを何度も繰り返してました。

・自然崇拝というのを現代人は忘れて失いかけているという話もとても印象に残っていて。

これもまた、わたしが常々思っていることとリンクしていたので、大きく頷きながら聞いてました。

古来から日本人の一番大切にしているものの一つで。たとえば、木や草、自然のひとつひとつにも命が宿り。

月を愛でたり、雨が降れば龍神さまを感じたり、自然現象に寄り添い感謝する心の大切さ。ほんと、忘れてはいけないなぁとしみじみと。

・身体を失い、魂となって天国へ行って。

その命はいなくなったと思えばいなくなっているけれど。見えなくなっても、その人がいる、そこにいてくれると思えばその人はそこにいると思うというようなことを言っていて。

これは前日の話とつながるわけですが…

どれが正しいとか間違っているとかの話ではなくて、自分がどう思うかという話。

世の中が便利になって、時間も限られているから、ついつい便利なものに頼ってしまうけれど。

見えないものを目で、心で、匂いで、耳で感じることがいかに大事で。
みんなが自分をしっかり持って。

心眼で物事を見て、感じるようになれば、この地球には争いもなくなって、未来は変わるのでは?と話してました。

「自分が大切に思っているものに感謝しながら生きて行きたい」と話してました。

・10年後、もしかしたら普通に宇宙人が京都観光している時代が来るかもしれない。 

 つよしさんは、いつか宇宙人とバンドを組む日が来るかもと思っていて。

帰り道で宇宙人と遭遇したら、くれぐれも堂本剛がよろしく!と言っておいてねとお願いされました。 

☆ラスト
わたしが参加した二日間は、合同参拝はなかったので。

最後はつよしさんが一人だけで、左右のお客さん、真ん中のお客さんへと、ていねいにお辞儀をしました。

舞台に立つ人の挨拶というよりは、となりにいる人に語りかけるようなおだやかなテンションで「おやすみなさい」と言って。ゆっくりとはけていきました。

このごあいさつも、なんだかとっても身内っぽくて、親しみがこもっているように感じました。

決して上からな感じではなくて「ぼくは先帰るね!」くらいのテンションだったので、わたしたちも、周りのみなさんと共に、ステージに「またね~っ♪」とにこにこと手を振って和やかな終演となりました。

時間的にもちょうどよくて。過不足なく大満足でした。

いつの間にか、風が涼し気に吹いていて。

心地よい気候になっていて。

ひそやかに聴こえる虫の声。

振り向いて見上げれば、月。

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空気感が、とてもとてもよかったです。

月ってだんだんに昇っていくんだなぁというのが、今回の野外ライブで実感的によくわかりました。
こんな風にずっと眺めていることはないですもんね。

二日間とも、この時間には昼間の暑さはどこへやら。涼しい風が吹き抜けて、とてもとても美しい夜でした。

とうとう、夫婦で参加してしまいました!!

多分来年もあれば、またオットも行くと言うことでしょう(笑)

開演前終演後と、オットも友人のご主人も普通に混ざって、あちこちから馳せ参じたファン友たちとにぎやかに旧交を温め、談笑してたのですが。

彼らが混ざっていても、まったく違和感がないことにびっくりしました。

なんだか「彼のファン」という「ここ」だけは、唯一「わたしだけの場所」とか勝手に思い込んでいたけれど、そうでもないかもなぁ?とちょっと思いました。

若いファンの皆さんにはまだ考えられないかもしれないけど、わたしたち世代になってくると、これからの人生で、どうやって夫婦で共通の楽しみを見出すか?とか。

夫とわたし、それぞれの楽しみや時間とどう折り合っていくか?みたいなことを、常々考えるのですけれど。

少しずつ夫に気を遣い、遠慮しながら一人で楽しむのも決して「ナシ」ではないけれど、一緒に楽しめちゃうなら、それもまたアリかなぁ?と。

毎回になっちゃうと「いやいやいや」ってなるかもだけど。

たまには一緒もいいかもなぁ。

実際に帰りの新幹線や帰ってからも、時として一緒に「あの歌は」とか「あの音楽は」とか「あのMCで」とかって感想も言い合えたり。

共通の話題ができて楽しかったかも。

打ち上げも二日目はふっつーにオットも混ぜていただいて。

京都のあれやこれやとか、ファントーク、お互いの近況報告とか、ファンになった頃から今までの思い出話とか・・・深い話もできたし、いつも通り遠征先の楽しい時間を過ごせてとてもとてもhappyでした。

快くオットごと仲間に入れてくださったみなさま方、お逢いできたすべてのみなさま、旅の間中、遠くから静かに見守ってくれていた友人諸氏など・・・

みなさまに心からの感謝を伝えたいです。

本当にありがとうございました。 

☆バンドメンバー
ギター    :竹内朋康さん
        小林bobsan直一さん

キーボード  :十川ともじさん
        Gakushiさん

パーカッション:スティーヴエトウさん

ドラム    :白根佳尚さん

ベース    :森多聞さん

トロンボーン :SASUKEさん

トランペット :ルイスさん

サックス   :佐藤公彦さん

コーラス   :TIGERさん
        平岡恵子さん
        Kaoruさん

10年の時を経て、この門を見るだけで懐かしい気持ちが湧いてくるようになりました。

また期待を胸にくぐる日が遠からず訪れますように。

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