ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  日曜日の朝に「sunday morning」の感想を書こう!

 名義はドウモトツヨシだから、カテゴリーがどっちなんだか正直に言うとさっぱりわからなくなって混乱してますが(笑)とりあえず、ソロだから「CHERI」にしてみました。
 昨夜のラジオで「sunday morning」がかかったのですが、あまりにも短くてどんな曲!?と言われても判断できないぞ!と思っていたら、関西の友達に聴かせていただくことができました。いつもお世話になってます。
 新曲を聴いてとりあえず思ったことを書いておきます。CDが到着したり、聴きこんだら感想が変わる可能性大ですが、自分用の覚書として、最初の感想を書いておこうと思いました。
 実を言うとこの文章は昨夜真夜中に、友達に宛てて書いた文章をちょっとだけ直して書きました。多分に深夜のラブレターで、な〜にポエマーになってんの!?な文章ですが、たまにはこういうのもいいかも!?と勝手に自分に甘くしつつ、乗っけちゃえ(笑)
 まだ発売前だし、人の感想に左右されずご自分の耳で確かめたいという方もたくさんいらっしゃることと思いますので、続きを読むからはご自分のご判断でどうぞ。
 ひとことでいえば、日本にはあまりない「ほんのり洋楽」なテイストを感じて、わたしはすごく好きでした。
 かつてアジアの国で暮らしていた時に、クラプトンとかイーグルスとかを海辺のリゾートに持っていって、よく聴いていました。その時の自分がこの曲を聴いてとっても思い出されました。音楽を聴いていると、その曲が心の琴線に触れると、時として様々な思い出を引っ張り出してくれます。そういう意味においても、個人的に相性がいい曲なんだろうなあと思いながら感情の赴くままに存分に浸らせていただきました。
 特に思い出された海は、マレーシアのランカウイという場所で、かの地へ行ったのがたまたま雨季だったこともあるのですが、透明度があまりよくない曇り空の海辺で、飽きることもなく、いつまでも海を見つめていた自分を思い出しました。
 それから、すごくショックな出来事の直後に行ったモルディヴで、夕焼け空の中、サンドバーでお酒を飲みながら涙目で海を眺めてせつなく思った気持ちとか…
 日本人は自分たちだけで、言葉がわからないのがかえってありがたいと思ったこととか…
 この曲はメジャーコードなのに、とってもせつないのですよね。せつないけれども、ネガティブな中にほんの少しポジティブな匂いなんかも感じちゃって…けだるくせつなくほんのり明るい…雨のsunday morning。
 なんだか過去や現在の、自分やつよしさん的思い出の…いろいろな感情があふれてきて、リピートが止まりませんでした。
 演奏は全部つよしさんだそうですが、そのことは今のところさほど特別には感じておらず、それよりも歌声の音色にやられてしまったのかもしれないけれども、ファルセットのムリのない心地よさとか、ふわっとした甘さとか、変拍子の不思議さ加減とか(笑)メジャーコードなのにとてつもなくせつないところとか、繰り返しのホーンの不思議な心地よさとか…
 必死過ぎはしないんだけどせつなくて哀しくて、朝だから暗くもなく、雨だから明るくもないんだけどちょっとけだるい日曜日の朝。
 なぜかわかりませんが、この曲の感想を書いていると、ポエマーになってしまいます(笑)なぜ!?(笑)
 ふわっとした曲調は、スライの 「Everybody Is a Star」も思い出されたりし、また過去曲でいえば「MAN」だっけ「WOMAN」だっけ!?確か「MAN」!?(調べてから書きましょう!!)からの進化系的なものも感じました。

 聴く前に、どこかでイマイチ「キャッチー」じゃないんじゃない!?なんて声も聞いてましたが、わたしはKinKi Kidsにはそのような楽曲を望む気持ちが多分にありますが、コウイチさんにしてもつよしさんにしても、ソロに関してはご本人がとことん納得が行くもの…大多数の人が「いいね〜」という曲じゃなくてもいいから、本人がとことん納得ずくで出す曲がいいと常々思っているので、そこまでキャッチーを求めませんが、そもそもキャッチーという言葉も主観的要素が多いものだし、自分が好きならいいのでは!?と思っています。

一方の「音楽を終わらせよう」は、あまりにも「sunday morning」につかまってしまったので、まだあんまり聴いておりませんが、数回聴いた感じでは「sunday〜」とはまた全然違うタイプの曲で、ギャップも含めちゃんと聴くのがすごく楽しみです。

高校の時に大好きだったOFF COURSEの初期の曲の中に「もう歌は作れない」という曲があるのですが、当時とっても逆説的な意味で衝撃的だけれども新鮮に感じたことを思い出しました。それと同じ匂いを「音楽を終わらせよう」に感じました。

 音楽を作るのを決してやめられそうにもない人が「もう歌は作れない」と言い、音楽がまるで自分の一部のようになっていて、音楽をすることがやめられるはずもない人が「音楽を終わらせよう」と言う。音楽が心底好きなんだろうなぁなんて思うわたしは、あまのじゃくなのでしょうかね!?(笑)

 当時の小田和正氏は今よりもずっとストイックで、自分にもスタッフや雑誌のインタビュアーなどまわりの人たちにもとっても厳しくて、今と比べるとかなり尖っていた印象でした。
 ラジオでの語りなんかを聞いていると、現在のつよしさんにはその時の小田さんにも似たストイックさを感じたりもします。
 聴き手も人間なら、作り手も人間だから…きっといろいろな気持ちを乗り越えながら名曲ってヤツは生まれて行くんだろうなぁ。

 真ん中のインストは今のところまだかかっていないと思うのですが、この曲が秋リリースだというのがとってもとっても楽しみです。

できれば来月にはもうちょっと涼しくなるといいなぁ。9月の雨は大好きなので、9月の雨の日曜日に、ブランチでも食べながらじっくりと浸りたいです。