ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 夏の奈良 旅日記 その2

 旅の記録の続きですが、異様に画像が多いので、パソコンから開いていただくことをお勧めいたします。携帯から開くとひどい目にあうかもです(笑)すみませぬ。
 二日目の旅は、ホテルの部屋で食べた「くず餅」からスタートしました。
 今回のホテルには朝食はついておらず、合流する予定の友人たちと一緒に食べる予定だったので、とりあえず前日に近鉄奈良の駅ビルで買って冷蔵庫に入っていた「くず餅」を出してきていただきました。
 詰めが甘いわたしたちは、皿はもちろんのこと、フォークもスプーンも何も持っていないことに気がついて「あーあ」とうなだれました。
 きなこがいっぱいかかっているし、もちろん「ぷにぷに」のくず餅はとってもデリケートですくっただけで形が崩れてしまうし…これを口も含め「まわり」を汚さずに 食べるのは至難の業です。
 何かないかなあと探した挙句見つけたのは、同じく夕べ買った200cc豆乳についていたストローのみ(笑)食べているところは人には見せられない姿ではありましたが、味はとっても美味でした。
 8時過ぎ、窓から外の写真を撮ったり片づけたりしていると、車でこちらに向かっているさと嬢から元気な声で「おはよ〜」と電話がかかってきて、一気にテンションがアップするわたしたち。仲良しさんにまたここで会えるしあわせったら。
 本当に地理的な話がさっぱり苦手なわたしは、わかった風なことを言いながら待ち合わせ場所をかなり迷って、さと譲や昨日のメンバーの皆さんを呆れさせながら合流!(笑)にぎやかに楽しい二日目が始まりました。
 ちなみに朝一番で撮った空はこんな感じ。若干雲は多目でしたが、きれいに晴れてます。

 きのうあんなに雨が降ったのが信じられないくらいいいお天気で、少なくとも朝はさわやかにスタートしました。すぐに日ざしがキツくなって、帽子だ日よけの手袋だ!と大騒ぎになったのですけれども。やっぱり夏なのだなあと実感しました。わたしはこの日のライブには参加できないですけれども、2日目がまったく雨の心配がいらなそうで、とてもとてもうれしかったです。
 一番最初の行先は春日大社です。
 みんな奈良を訪れるたび足を運んでいる春日大社ですが、何度も訪れているにもかかわらず、実は万葉植物園の方から入るのが初めてで、今回とても新鮮でした。
 かなり早い時間にもかかわらず、植物園の入り口にはすでにつよしさんのファンらしき方々がたくさんいて、わたしたちが見ている間にも続々と入ってきてました。多分植物園の方々も驚いたのではないかしら!?この二日間で、いつもとはちょっと違う人たちがきっとわんさか訪れたに違いないです。
 なんかいいなあと思ったのは、みんな「浮舞台」を見ておしまいではなくて、結構ていねいに花を見たりデジカメで撮ったりしながら歩いていたことで、わたしたちがその典型ですが、つよしさん関係で奈良に来るたび趣味の世界を広げて帰る人が多いのではないかしら!?(笑)
 わたしの仲良しさんたちは、お花が好きでお花の名前にも詳しい方々がたくさんいて、この花はあの仲間じゃない!?とか、この花がうまく育たなかったのはどうしてだろう!?とか、そういう話を聞きながらのんびりと花を眺めお散歩をしました。
 この場所は古代からの植物を鹿やイノシシ、野犬から守る保護区にもなっているそうですが、できる限り手を入れず、自然のままに生かし、自然のままの姿を一般公開することを目的としているそうで、その考え方にはとっても共感しました。
 いろいろな資料を読むと、藤の季節やカタクリなんかが咲いている時に見てみたかった気もしますが、この時期は原種かな!?とおぼしき不思議な色や形をしたアジサイ類がたくさんありました。
 たとえば、こんな感じです。
 
 また、蓮の花がキレイだったこと。
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 万葉集の句をたくさん知っていたら、これらの花々の名前を見た時にきっともっと感慨深いだろうに。句のイメージもよりふくらむだろうに…と残念に思いました。今後機会があったらいろいろと調べてみたいです。 
さて、あちこち歩きながらやっと浮舞台の前に来ました。


 ここで春分の日秋分の日に雅楽の数々が奉納されるそうですが、普段はきっと静まり返っているのでしょう。水辺があって草がたくさん生えていて、まるで絵みたいな景色でした。この日は別の意味でにぎわっていて、たくさんの人がデジカメを構えてはシャッターを切っていたのですけれど(笑)
 もちろんわたしたちみんなが頭の中に思い浮かべている光景はあの早朝の「エコうた」の舞台となったこの場所で、確かにこの場所でつよしさんが東儀さんが、十川さんがスティーブが「ソメイヨシノ」や「空」を歌い演奏したんだなあ…なんてことを思っていたわけです。「エコうた」は当事者のつよしさんだけじゃなくて、ファンにとっても今年5本の指に入る素敵な思い出のひとつだと思うのです。
 テレビだから美しく見えたけど実際にはそうでもなかった…ということは往々にしてありますが、この場所浮舞台はそんなことなくて、テレビで見たままの美しい光景がそこにありましたよ。
 そのほかにも、ここならではの素敵な景色がたくさんあって、ちょっとだけ画像を載せておきます。


ひとつ目は丸々と太った大きな鯉たち。かなりおなかをすかせているのか、指を出しただけでたくさん集まってきました。小さい鯉の上に大きな鯉が乗っかって我先にと乗り出していて、まるで水から飛び出してきそうでした(笑)
ふたつ目と3つ目の画像はトトロの森みたいな光景。巨木はびっくりするほど大きくてその形も独特で、とてもとても印象的でした。

そして4つ目の画像は、黒龍と書いてあって、なんとなく想像の翼が広がった木。花は咲いていませんでした(笑)
 その後、表参道の方へ出て、いつもの春日大社のご本殿を目指したのですが、どこに行ってもファンらしき人たちにたくさん会いました。


 参拝した後は、いつものようにおみくじをひいたのですが、今回は大吉でした。不思議なことに、ショコラさんとわたしは、毎回おみくじをひくたびに、同じのが出て、前回は確か小吉だったと思うのですが、今回またしてもそろって大吉。
 さと嬢が中心になって、みんなのおみくじの文章を比べてみると、同じ大吉でも吉でも、みんなそれぞれ内容が違っていて、しばし「あーだこーだ」と言い合って「なるほど〜」なんて(笑)そんな時間も楽しかったです。
 裏のほうへ回ろうとしたら、今回立ち入り禁止になっていて、自然木がにょっきりと建物を突き破っているあの場所へは近づけませんでした。お日柄がよかったのか、お宮参りの赤ちゃん連れの方々がたくさん入って行かれたので、そんな関係もあったのかしら!?
 修学旅行らしき小学生がメモとペンとペットボトルのお茶を持ってわいわいたくさんいて、気がつけばさと嬢が溶け込んで何やら子供たちと話しこんでいて、そんな様子を横目で見ながらにこにこ。さとさん情報によれば、彼らは岐阜の瑞浪の小学生浜名湖の近くの学校の小学生で一泊二日の修学旅行に来ていたんですって(笑)へ〜っとかほ〜っとか言いながら、さらにぷらぷら歩くわたしたち。
 帰り道のころにはどんどん人が増えてきて、とっても賑わってました。
 ブランチ!?は薬師寺からかなり近いところにある六条町というところにある「田舎料理 草ノ戸」というところで食べました。
 かやぶき屋根の古い民家みたいな建物で、お店の中は天井が高くて木でできた長い長い重そうなテーブルの一番奥の方に座ってお昼を食べました。ちょっと箸休めについていた、干いちじくのお菓子がプチプチしていてとってもおいしかったです。

 この後、みなさんは西大寺平城宮跡にも行かれたそうなのですが、ショコラさんとわたしはさとさんに西大寺まで送っていただいて、帰途につきました。
 今回はわたしの仕事の都合で午後一番の新幹線に乗らなくてはならなくて、早帰りにつき合わせてしまったショコラさんにはとても申し訳なかったし、この日にライブに参戦されたさとさんやしーちゃんやだんさんには無駄に早起きさせてしまいました。
 そんなこんなで、今回は多方面に向けてこの場をお借りしておわびと感謝の気持ちを伝えたいです。
 また、珍道中に巻き込んでしまったケリー中毒さんにも、いっぱいの感謝を!!
 しかししかし濃厚な二日間。ライブも含め、本当に楽しかったです。出会ったすべてのみなさまに感謝をこめて。
 そして最後はこの画像で(笑)
これはしーちゃんにもらったのですが、文字だけで胸がキュンとなるまれにみる不思議な画像です(笑)

というわけで、今回の旅の記録はここまでです。
あとひとつだけ、エピローグ的な薬師寺ライブ関係のエントリーをする予定で、その後はなんと「仙台の旅二日目」に戻る予定です。これぞわたしの夏休みの宿題です(笑)
PS:Hさまへの私信です。
素敵な拍手コメント、ありがとうございました。いつも心にかけてくださり、本当にうれしいです。
 今回もHさんの励ましもあって、なんとか旅日記を最後まで書き終えられた気がしています。2日目も楽しんでいただけたらいいなぁ。
 その節のことを思い出すと、いまだにもうちょっとやりようがあっただろうと後悔の気持ちが次々沸いてくるのですが、一歩踏み込んだことにより理解を深め合い、いただいたコメントのお名前を見て心弾む間柄になれたことはとてもとてもうれしく思っています。
今後ともふぇるまーたともどもどうぞよろしくお願いいたします。