ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 『We are Φn’39!! and U?』 感想その1

 今更ながら、コンサートの感想などを書いていきます。覚えていないことが多いので、本当に感想です。3日間混ぜ混ぜです。
「今回のライブは、あまりレポが出ていない感があるので、曲についての感想を中心に書いてほしいです。」という拍手コメントをいただいたので、わたしはそっち中心に書きます。
 MCについても触れたいところではありますが、上手に楽しく臨場感溢れるレポを書かれるステキサイトさんがたくさんあるので、そちらにとりあえずおまかせします。
 実はまだまだ元旦ショックの後遺症で、ぽや〜んとしていると、あんな映像、こんな映像が頭に浮かんでは消え、思考能力を奪われます(笑)とはいえ、これ以上待っているとどんどん書きたいことを忘れてしまいそうなので、がんばってみます。
 というわけで皆さんのところのような興奮レポとはちょっと別の地味なテキストになっておりますが、ご興味のある方のみ「続きを読む」からどうぞ。
※2曲目から3曲目について早速ご指摘くださった方がいらして、補足訂正いたしました。その部分は色を変えてありますので、そこだけチェックされる方は薄むらさきを目印にどうぞ〜ありがとうございました!
 会場はいろいろなところで書かれているとおり、Φの形になっていて、かなり彼らの後ろの方にも人が入っていました。わたしがいた場所は3日間ほぼ同じような席でセットの全貌はよくわからなかったのですが、とにかくいつもより詰めこまれていることだけはよくわかりました。上の上の方までぎっしりの客席は「39」を思い出します。3日間も東京ドームをいっぱいにするKinKi Kids。やっぱりすごいです。
 彼らは真後ろ側の席や天井、あるいは埋もれてしまうアリーナ席をとっても気にしていて、一生懸命隅々まで網羅しようとがんばっていました。手を振ったりあちこち場所を移して歌ったり、それはそれはたくさんの距離を移動するので、歌以外にもいっぱいエネルギーを使ってくれたのだろうなあと、その気持ちがとてもうれしかったです。
 さて、曲順に覚えていること、感想を書いて行きます。記憶が怪しいところはいつもの通り、補足、つっこみ等大歓迎です。気がつき次第直させていただきます。
1. l0ve in the Φ
数年前までわたしの中のヒップホップのイメージは喰わず嫌いにより「無機質な感じ」だったのですが、ここ数年でそのイメージが変わっています。一見無表情?お経?みたいに思っていた頭の堅かったわたしですが、実は人の手を通ったぬくもりもちゃんとあるし、当たり前ですがみんな同じじゃなくて様々な曲調があるのだなあと、そんな風に思えるようになったのはまだ記憶に新しいわたしなのです。
 そんな中、KinKi Kidsのアルバムに入ったこのナンバー。あれ?KinKiにすっごくマッチしてる!?と最初はちょっと意外でした。なんとなく最初はKinKiの今までのイメージとちょっと違う違和感みたいなものを感じだので。
とはいえ堂本兄弟で歌われた時にすでにしてメロメロになっていたのですが、「生」はもっとずっとステキでした。曲も彼らのイメージとも重なって一見クール。触ると冷たそうでいて、実は本音が見え隠れしているような感じ。カッコよくて隙がない感じなのに、ちょっと弱さだったりもろさだったりが滲む感じが伝わってきてドキドキ。
 サビでΦの文字を腕を大きく回して作るのですが、丸く一気に回すのではなくて、止め!止め!とカクカクしていて、そこがぴったり揃いながら動かしていきます。この部分がものすごくカッコイイです。
 2日目がこのダンスの場所からすごく近くて、ワンコーラス目でふたりだけのとき、ステップとか手のフリとかがびっくりするほど揃っていて、ため息が出ました。
2コーラス目からはMAとMADも加わって豪華な感じになるのですが、やはりサビはみんなでΦのフリ。ここが本当にカッコイイです。

2. Bonnei Butterfly
最初のコウイチさんソロの英語部分からキャー!ちょっと機械処理された声がステキ。つよしさんのフレーズインと共にコンビネーションのよさにクラクラ。以前に背中合わせでアカペラで歌いだしたGコンのもすごくよかったですが、このアレンジもかなりいいです。最後がすごくカッコよかった覚えがあるのですが、アカペラだっけ?どうカッコよかったのか、ここはかなり記憶が曖昧です。(違ったら、どなたか指摘してください!)
と書いたところ、shockyさんがコメントで思い出させてくださったので、以下補足です。shockyさん、ありがとうございました。感謝です!
最後の部分「If you want me to〜♪」からアカペラになって、そのまま次の「Just get up〜♪」にアカペラのまま続いたのでした。2回目からオケが入って視界が開けたみたいに明るく豪華な感じになったのを思い出しました。
そうでした、そうでした!ここが超絶カッコよかったのです。
KinKiファンならかなりの確率で、この曲は彼らのイメージの転換点となった特別な曲だと思うのですが、今回あらためてやっぱり特別だ〜と思いました。ファン以外の人にもわかっていただきたいこの想い(笑)

3. 涙、ひとひら
ここまでわりとクールな歌が2曲あって、いきなりハートフルなこの曲でなんだか安心モードに。ユーモラスでかわい気のある大好きな司くんの脳内イメージとともにMステのダンスふたたび〜♪
 これを生で見れるなんてしあわせです。ふたりもMAもすっごく身のこなしが軽やかで、やっぱりダンスが揃ってます。この曲ではガンガン踊りながら息が切れるわけでもなく、その安定した歌唱力を見せつけるかのようなつよしさんにぽ〜っと惹きつけられてました。(MAがふたりだというのをこの曲ですご〜く実感して特にしみじみさびしく感じました。やっぱり彼らは4人がいいなぁ。)
この最初の3曲の流れが最高にカッコよくてオトナっぽくて、しかもハートを揺さぶられます。ここ数年の中で最も好きなオープニングかも。
単純に曲数だけを数えると、そんなに踊りっぱなしではないのですが、今回はダンスの部分の満足度がすごく高かったので、すっごくいっぱいKinKiが踊ったという印象が残っています。また、この3曲が最初だったことにより、多分ステージの上の人たちも客席も一緒に、最初からテンションがMAXになれた気がします。

MC

4. Harmony of December
前の日記にも書いた、なかなか曲に行けなかった例の歌です。
ものすごくていねいに、ていねいに歌われていて、フレーズ感やブレスが素晴らしいです。コウイチさんもつよしさんも安定したきれいな歌声がよく響いていました。確かバックの映像もかなり美しかったのですが、わたしは声に釘付けだったので、あんまりよく覚えていません。
元旦はこの曲のちょっと前からKinKiさんたちがすでにちょっとヘンなモードに突入していて(笑)歌声だけじゃなく、視覚的にもとっても動揺しました(笑)
 コウイチさんがつよしさんの方へ手を差し伸べてみたり、向かい合ったり、最後の方ではつよしさんがかなり官能的にコウイチさんに絡むので、ドッキリ(笑)最後はふたりで向かい合ってお辞儀までしていましたっけ(笑)
 その割りにふたりの歌声ったら全く影響を受けていなくて完璧!なんだか翻弄されてるのはこっちだけなの!?と更に動揺したりして(笑)
でも、後々考えてみて、わたしの妄想交じりの結論としては(だから、本気にして読まないでくださいよ!くれぐれも、笑)元旦の「Harmony of December」が、すべての歯車が微妙にずれ始めるきっかけだったのではないかと(笑)
普通、ステージ上の人たちって歌やパフォーマンスで客席に向けて魔法を掛けるでしょ!?夢を振りまくでしょ。たとえば舞台なら見ているだけでその舞台の世界の恋人同士に感情移入させられてしまったり、歌なら聴いているだけで気がつけば涙してしまったりするような現象が起きるでしょ!?
それがなんの関係だかこの曲で、KinKiが歌によって客席に向けて掛けようとした魔法に、自分たち自らかかってしまったかのようなそんな感じがしたのです。歌っている最中からものすごく歌に入りこんでいるのが伺われましたし…この歌からの数曲の後のなんとなく夢見るような乙女モードのコウイチさん。ムダにがんばるつよしさん。言えば言うほどやぶへびなふたりのトーク(笑)ほらね、ほらね。
ドラマ中の人が一時的に共演者に本当に恋をしてしまったかのように錯覚してしまうように、アイルランドの妖精伝説みたいに、なんとなくあの日だけの不思議な色気に満ちた空気になってしまったような(笑)「真夏の夜の夢」ならぬ「元旦の夜の夢」…みたいな(笑)
その勝手な「レイン的仮説」を思いついたきっかけがこの曲でした。あまりにも情感がこもった良い歌だったんですもん。カメラが入っていた元旦は、この曲と「Anniversary」の2曲が特にものすごく心を打ちました。DVDになるといいなぁ。あの場にいられなかった皆さんとあの素晴らしい歌声を共有したいです。
そうそう、蛇足なのですが、忘れられないエピソードがあって、それは羽根。この曲の時に後から後から羽根が降って来て、二日目がとっても近かったものですから、頭の上にイヤというほど降ってきたのです。横のおねえさんが大きな紙のバックを持っていて、一生懸命拾い集めているのを横目に、そんなに集めてどうするの?と思いつつ(今思えばおねえさんのバック、これは伏線でした。)控えめに妹と姪っこの分も入れて、3枚ポケットに入れました。
実はわたしも紙袋を持っていて、電車から降りるとき、紙袋の中のマフラーを勢い良く取り出したわけです。そうしたらなんと、わたしのバックからマフラーと共に舞い踊る羽根、羽根、羽根…!!!???絶句です。
まるでお蝶婦人よろしく、少女マンガの一シーンのように大量の羽根を電車の中で撒き散らしたわたしです(恥)そうなんです。開いた紙バックにわざわざ集めずとも、びっくりするほどの羽根が勝手に入っていたのでした。
コンサート中は暗闇の中だったし、帰りは大晦日にも関わらずKinKiさんたちがあまりにもノリノリで、「もうカウコンもこのままやっちゃう!?」とうれしいことをコウイチさんも言うほどの楽しさで予定時間をものすごくオーバーしていたみたいで、帰りはわき目も振らず大急ぎだったし、全然気がつかなかったのでした。大晦日に大急ぎで羽根をかき集めて電車を降りたおばちゃん。こんなに恥ずかしい思いをしたのは久しぶりでした。その時の羽根は、現在ジプロックに入れてしまってあるのですが、恥ずかしい思い出と隣り合わせになっていて、イマイチ引き出しから出す気になれずにおります。

5. The EDGE of the word
前の曲のイメージを一新するためだと思うのですが、ものすごく大仰な前奏があってびっくり。実は性格が男っぽいわたしは、「恋」に対して「貝になりたい」なんていうネガティブな歌詞が「な〜んて女々しいんだ!!」とどうしても許せなかったのですが(笑)生で聴いたらそんなに女々しくは感じませんでした。
途中、転調後からフェイクの部分があまりにすごくて痺れました。コウイチさんの抑えた囁くような声。つよしさんの鋼(はがね)のような鋭利でまっすぐな高い声のフェイク。ラストのラストで歌い切るところまで、自分が息をするのを忘れました。『貝になりたい』という歌詞にはまだ納得していませんが(大人気ない!、笑)好きかも!?な曲にどうやら昇格です。

6. 停電の夜には
この曲、ほんとに大好きなので、これがセットリストに入っているのがうれしくて、ドキドキしました。コウイチさんは言わずもがな、Gコンのとき、ものすごく至近距離で見たネイティブアメリカンみたいなビジュアルの人とは、まるで別人のようなこぎれいで王子様っぽいつよしさん(笑)ふたりとも一段と歌がうまくなったなあと思いました。女性のダンサーさんがろうそくを持って現れる演出も素敵です。
言葉をきちんとはっきりと発声しているので、大好きな秋元氏の詩の世界観に思い切り浸りながら聞けました。
 ただし〜やっぱりこの曲も元旦マジックにかかっていて、歌詞にも雰囲気にも変にドキドキしていまったわたしなのでした(笑)
 続きはまた後日ということで、今日はここまでです。