ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 涙の?調理実習予行練習!

 予防接種を受け、レッスンの後ぐったりしてレッスン室から戻ってみると、オトートがエプロン姿で揉み手をしながら待ち受けていました。え?なになに?と一瞬混乱。そうでした。金曜の調理実習の予行練習で、今日は一緒にハンバーグを作ろうと言う約束だったのでした。スーパーにあいびき肉がなかったことにして、しらばっくれる気満々だったのですが、敵もさるもの。ひき肉はすでにテーブルの上に出ていました。調理実習のプリントがわざとらしく隣に広げられ、材料がわかる限り出してあります。しかも照れ隠しの満面の笑み。(これは、疲れたから勘弁して!の多い母の性格を読んでるね、絶対!)そうですか?そこまでやる気なんですね。負けました!とあきらめて「1億人の〜」を見ながらお料理大会。
 それにしても、この間やっとりんごのむきかたをマスターしたばかりのこ奴らに、ハンバーグは無謀ではありませんか、先生?!超えなくてはならないハードルが高すぎだし、多すぎです。たまねぎのみじん切りからして、もう大変な騒ぎです。手本を見せたのに、全然うまくできません。具をまるめようとしている姿を見て、「え〜?混ざってないじゃん??」と驚愕。「泥だんごは得意だったじゃないよ。なんで、ちゃんと丸めないの?そのまま焼いたら形、崩れるよ。どうしてそんなに形が千差万別なの?」と文句ばかりの母。焼いている間に付けあわせを作らせたら、きゅうりとトマトは、ほとんどみじん切りだし(笑)「やっと包丁、調子が出てきた!」ってアンタ切りすぎだから。「ハンバーグは焦げやすいし、中に火が通りにくいし、コツをしっかり覚えてよ!生煮えのままだと、ブタ肉が入ってるからお腹こわすよ?!」と矢継ぎ早に言うと、神妙にうなずいていました。
 さてさて、すっかり準備が整ったのは、8時半も軽く回ってからです。奇跡的にアネが文句を言ってこないなあと思っていたら、試験前の仮眠の真っ最中でした。「え〜??何時間寝てたの?アンタ?昼寝にしちゃ長すぎだから・・」驚愕です。どいつもこいつも・・・・以下省略!
 食べてみると味はなかなかだったのですが(味付けはわたしだしね、へへ)、なんせ付け合せのきゅうりとトマトが細すぎて、食べにくいです。トースターで焼いたポテトより細いのです。ま、いいか??これも個性、あれも個性?!おいしかったことに気をよくした彼は、デザートにお得意の「うさぎりんご」までむいてくれて、「ちょっとわかって来た気がする。本番は金曜だから、明日もハンバーグ作っていい?」と言います。「それはやめた方がいいよ。本番に新鮮味がなくなるよ!」と口から出まかせを言っておきましたが、もちろんこんなのを明日もなんて勘弁してください、オトートさま。横で面白そうにやりとりを見物していたアネとは、ちょっと前に親子どんぶりを、だいぶ前にはいわしの手開きで大騒ぎをしたこともありましたっけ。大変です、調理実習。