ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 結婚記念日

 今日は18回目の結婚記念日でした。家族で大手町まで地下鉄に乗って出かけ、とんかつを食べて丸善へ。記念日のお出かけが本屋なんて、本当に我が家らしいでしょ。3時に丸善の入り口で別れ、4時に待ち合わせ。めいめいお好みの棚へと消えて行きました。
 わたしはここのところ、取り付かれたように本を読んでいます。感想を日記に載せたものもあるし、まだ書いていないもの、書きかけでほっぽってある「バッテリー」みたいなのもあります。
 ここのところ無駄に本をオトナ買いしているのは、お酒の量を減らしているせいかもしれないと思ったりします。お酒をやめていることが苦しいわけではないのですが、何らかのカタルシスは多分必要なのだと思います。(ということに、しておこう)今日は記念日なのでワインを飲みましたが、オットが出張中はほとんど1滴も飲まなかったし、彼が戻ってきてからも、ほとんど週1ペース。以前からしたら考えられません(笑)
 「お酒は飲んだらおしまいだけど、本は残るんだから同じだけお金を使っているなら本のがいいんじゃないの?」と友人に言われ、そっか?!と一瞬思ったものの、そうでもないかも。お酒は、飲んじゃえばおしまいで、ビンを燃えないゴミに出せば終わりだけど、本は部屋をどんどん侵食してきますからね(笑)すでに本でいっぱいの我が家が、ますます本で溢れかえって来ました。これはいけない傾向です。
 ちなみにジャンルも、なにもかも滅茶苦茶なのが私流。そして今日買った本を見るにつけても、ミーハーだなあと実感。とりあえず、今日買い物した本のタイトルだけ上げると

  1. 生協の白石さん 白石昌則
  2. 告白      チャールズ・R・ジェンキンス
  3. ピアノの森5  一色まこと
  4. のだめカンタービレ キャラクターブック 二ノ宮知子
  5. おはよう奥さん   (食費ノート目当てで)
  6. PASOTOMO  (年賀状用)

ついでに、今日の行きかえりで読み終わった本について

月の裏側 (幻冬舎文庫)

月の裏側 (幻冬舎文庫)

 ドキドキしながら読みました。SFのようでもありホラー?とも言えるかもしれない作品ですが、途中から何が怖いのかわからなくなって行きました。主人公たちが怖がっているものが、わけのわからない事象に対してなのか?それとも怖いのは自分が何者なのか自分でわからないということ?
 自分が属している場所がマジョリティー側なのか、マイノリティー側なのか。迫り来る決着の時を控え、どっち側にいるべきで、どっちにいるのが幸せなのか?ということを、主要人物たちと一緒に考えながら読みました。実を言うと、結末を読んでもなんだかすっきりしないものが残ったのですが、一日こんなにドキドキしつつ物語の世界を楽しめたので、まあまあ満足です。
 家に戻ってからは、夕飯までの間、ぼ〜っと見ていた夕方のニュース番組でたまたま熟年離婚の特集をやっていました。妻の側に、不満があって離婚を考えたことがあるという人が多いことにびっくりしました。オットが「アンタは離婚を考えたことがあるの?」と聞くので、「え?」っと顔を上げたら、オットもオトートも息を飲んでわたしの答えを待っているその視線に気づき、びっくり。「ないよ。」と即答したら、明らかに二人とも安心しているのでおかしかったです。画面の女性たちが余りに熱く語っていたので、心配になったのだと思われます。そんなことないってば。それにしても18年目の記念日を迎え、こんな風に家族みんなで元気に楽しく過ごせているってことが、本当に幸せだなあと思いました。
PS 余談ですが・・・明日は秋刀魚を焼こうかな?と猛烈に思っています(笑)