ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

雑誌EYESCREAM

雑誌の山に埋もれています。この本を買ったのは初めてです。最近自分の中で過渡期のような気がしています。ここ数年定番で買っていた雑誌でもやめそうなものもありだし、新たに毎号読みそうなものもあります。だからというのは言い訳ですが、とっちらかっていろいろな雑誌が今溢れている状態です。いずれにしても活字中毒なので、活字がない世界なんて考えられません。
ところでこの雑誌はかつての「PERSON」とちょっと似ている気がします。こういう独特の雰囲気があって、しかもいろいろな人の考え方やらセンスやらがにじみ出ている雑誌が大好きです。いっぱい字があって、絵もきれいなのでのんびり隅々まで読みたいです。ところで現時点で印象に残ったことばたちを。

ものっすごい超能力パワーを持っているのに、それをどう使ったらいいかわからない人

これはつよしくんを評して「ファンタスティポ」の薮内監督が言ったことばです。さすが監督、よく見てるなあと思いつつ妙に納得しました。確かに彼はそんな感じかもしれません。
同雑誌からもうひとつ

自分の思いや考えを歌っていくのはとても好きだし、聞く側としても好きなんですけど。・・・中略・・・歌は歌のための歌であって、自分の考えを発表する場ではないというか。

この言葉はYUKIちゃん。最新アルバム「joy」について語っています。歌番組で見たアルバムタイトルのこの曲は軽やかで伸びやかで大好きです。また彼女がとてもいい声で歌っていてとても聞いていて気持ちいい感じです。ジュディマリの頃から彼女の歌声はとっても好きなのですが、彼女が作品について語るテキストは初めて読みました。「難しいことを考えずに楽しめるように」というのは、わたしも音楽に対してずっと抱いている理想なので興味を持って読み進んでみると、この引用文につながるのです。詩に自分の思いを入れすぎないようにというのは、何だかより純粋に音楽として「楽曲」を聞いてもらいたい気持ちの表れのような気がしました。易しいメロディーと平易な言葉でたくさんの人に聞いてもらいたいという気持ち、なんだかとってもわかる気がしました。「音楽」そのものにひっかかってほしいのだろうなあと。今まで出会ってきたさまざまな音楽を考えてみるに、本当に心を捉えて放さない音楽は決してむずかしいものではない気がしています。何だか音楽の本質がちらっと見えた気がします。
アルバムが発売されたらぜひ手に入れたいです。