ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

「じゃあピアノって何センチだか言ってみな!」

これは今日のうぜーよちゃんの言葉です。ワークをするのに持っていた色鉛筆でピアノの鍵盤を叩いていたので、「やめて〜!困るのよ〜!」と言ったら例のごとく「どうして?どうして困るの?だれが困るの?」と「どうして」攻撃が始まったので言葉に窮して「だって、高いのよ〜グランドピアノは。傷がついたら困るの、だって大事なんだもん」と本音が出てしまいました。そうしたら、「どのくらい高いの?」と聞くので「車より高いのだってあるのよ〜」なんて言わなくてもいいことまで言わされてしまったあとで、このせりふです。わたしはもちろん値段が高いという意味で言ってたのですが。「え〜何?」と絶句したあと、気がつきました。そっか。高いと言うのを車より高さが高いと思ったのね。いやらしい成り行きになってしまって困っていたわたしにとっては渡りに船。「う〜ん、何十センチかなあ?」なんてごまかしてしまいました。うぜ〜よちゃん、ごめん。彼女はこのごろあんまりうぜーよは言いません。来ている間中ずっとずっと、いろいろな歌をドレミで歌っているからです。あたまの中が音でいっぱい、なんて素敵なことでしょう。「やきいもぐーちーぱー」を歌いながらじゃんけんをして、負けた方が鍵盤で叩いた音のところを色鉛筆で塗るという陣取りゲームをしたときもやる気満々で、じゃんけんで負けるととっても悔しそうでした。うぜーよちゃんのライバルはいつも中1のおねえちゃんで、同時にレッスンを開始したおねえちゃんがバンバン両手で弾いているのが納得できないらしいです。「早く大きくなれる薬がほしい」って言ううぜーよちゃん、わたしは小さくなれる薬がほしいです(笑)