YELLOW DANCER
- アーティスト: 星野源
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/02
- メディア: CD
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なぜかわたしの周りに何人か熱烈な星野源さんのファンがいて、以前から妙に勧められていました。
「きっとレイン、好きだと思うよ!」「レインさんにぜひぜひ聴いていただきたいんです。」
時々こんな風に誰かの音楽を勧められることはありますが、こんなに何度も言われるのは彼が初めてくらいかも(笑)
ある方は音源をくださり、ある方はいかに彼がすばらしいかを語り、こっちへおいでよ〜と手招きをされたことも一度や二度ではなく。
実際わたしも、意外と好きかも?とは思ってました。
で、たとえばコント番組の彼も好きだし、コウノドリでは役者星野源氏も素敵だなぁとも思っていたし。
そんなこんな意外と興味を持ちつつも、昨年はいろいろと忙しくて、新しいものをチェックする機会にまでなかなか発展しなかったのですが、実を言うと今年の元旦、コンサートの前にふぇるまーたに時々いらしてくださるけろよんさんとご挨拶をしたときに「これ、貸してあげますからぜひぜひ聴いてみてください!」と手渡されたのがこのアルバムでした。
いつお返しできるかもわからないし、その時はええ?それはいくらなんでも?と思ったのですが「いいの、いいの、返すのは半年後でもいいですから、とりあえず持って帰って聴いてみてください!」とおっしゃってくださったので、結局はありがたくお借りして帰ってきました。
とはいってもやっぱりなかなか時間がとれずで、突然どうしても今日聴いてみようと思ったのが、ほぼ一ヶ月後の誕生日の日でありました。
偶然その日、別の仲良しさんに、星野氏とわたしが同じ誕生日だということを教えていただいたのでした(笑)
しかも血液型まで一緒!!
こんな偶然なかなかあるものではありません。むふふ。
ちなみにわたしはあまり星野氏のことを知らないので、共通点があると思う?と聞いたら、ありそうな気がするよ!といろいろ指摘されたことが「ああなるほど〜」という感じで(笑)
だからこんなにみんなに勧められたのかしら?なんて思いつつ、一番新しいアルバム「Yellow Dancer」を聴いてみたら、驚くなかれ、びっくりするほどだだはまりしてしまったという・・・!!(笑)
もっと早く聴けばよかったよ!!
いえいえ、これまでも、彼の作品の中にいいと思っているものは結構あったのですよ?
たとえば「くだらないの中に」。
たとえば「くせのうた」
他にももらった音源はわりとどれも好きでしたけど。
でも今回のは桁違いに好みのど真ん中でした!!
今までいただいた音源や勧められた曲は、比較的フォークっぽい?アコースティックギターを鳴らしながら歌うバラード系が多かった気がするのですが、今回のはとても多彩な音とリズムの曲が多くて、聴いていてとてもわくわくするものが多かったです。
いえいえ。決してフォーク的なものが好きではないわけではないのですけど。
たとえばフォークソングを「民族的な音楽」という元来の定義と考えるなら、クラシックにしてもゴスペルにしても、むしろ好きな方だし。
そういうことではなくて、最近ではリズムが多彩だったり、凝っていたり。曲も圧倒的に音数が多い方が好きな傾向にあって。
というわけでそれから10日ほど経ちましたが、そろそろ歌詞が頭に入っているくらい、びっくりするほど聴きまくっている1枚です。
時節柄、E☆Eの10周年とかを迎えたので、家にいるときは交互に聴いていて。
両方聴きすぎて疲れると玉置さんの香港公演ライブを聴いてました。
聴いて、聴いて聴いていたら、まずアネが食いつき、オットが食いつき、次々と自分の携帯用音源に入れさせて!と言ってきて、車のHDDにも入れ・・・ここまではまってしまったら、今度はジャケットやライナーノーツも手元にずっと置いておきたくなって、とうとう購入してしまいました。
というわけで、けろよんさん、近々お返しさせてくださいね。長いこと、お借りしてすみませんでした。ありがとうございます!!
そのけろよんさんによれば、生年月日までがっちり調べてみると、さらに星野氏とわたしはある占いによれば「運命数」がまったく同じなんですって(笑)
さすがにここまでくるとびっくりぽんです!!(笑)
彼女にも他の友人にもいろいろと共通点を挙げていただいたのですが、彼のことはまだ入り口を入ったに過ぎないので、知った気になってはいけないと思うけれど、わたしに対するコメント、どうやら「ここだけは」という譲れないポイントがある頑固さとか、意外と広そうで狭い・・・間違えてました!(笑)「狭そうで広い」・・・ですね・・・パーソナルスペースとか(笑)の話を聞くにつけても、似ているところは多々あるかも?と思い当たりました。
ちなみにこのアルバム、どういうところが好きかと言うと、一言で言うなら、多分にブラックミュージックの匂いがするところです。
わたしの中にそういう要素があることを知ったのは、わりと最近ですが、どうやらブラックミュージック的なものがとても好きらしいです。
リズム感とか、グルーヴが好みのど真ん中だし、ラグタイムとか、ソウルっぽい感じとか、オトナな気分で夜中のハイウェイを疾走しながら聴きたくなるような曲とか、とにかく気持ちがいい曲が多いです。
それでありながらちゃんと日本人が書いてる感じ。
ご自分でもおっしゃってたけど、「ブラックミュージックを自分の音楽と融合し、イエローな音楽に変換するという実験を、よりしっかりと形にしようと決めた」のだそうです。
ああ、そういうの大好きだなぁとしみじみと思いました。
聴いているだけで活力が沸いてくるような曲も多くて、家事のお供にも最適です。
かと言って完全にそっち系ばかりかというとそんなこともなく、日本語の歌詞が載ってこそという曲や、ギター一本で訥々と歌われるバラード、かと思うと面白いインストもあって、とにかくバラエティーに富んでいるので、飽きるということがありません。
これでもか、これでもか!とおもちゃ箱のようにいろいろな曲が入っていて、聴き始めると止まりません。
ああ、このアルバムがものすご〜く流行っているのも、彼の人気がぐんぐん上がっているようなのも、そしてライブのチケットが簡単には手に入らないのもよ〜くわかるなぁと思います。
アネ世代にもオット世代にもど真ん中な感じがする要素が入っているし、使われている音も、メロディーの並びもとても面白いです。
さらに・・・ライナーノーツを読んでいて、この人の選ぶ言葉がとても好きだと思ったのと、感覚的にとても近いところがあるかも?とも思いました。
引用させていただくなら・・・
この世の凶暴なまでのポジティブさにゾクゾクします。
だったり(笑)
夜と朝というモチーフがとても好きです。
だったり。
ここで歌われる別れは、自分にとっての希望の象徴です。依存なく離れていけるのが、本当のフレンドシップだと感じます。
だったり。
ライナーノーツに妙に「エッチ」とか「スケベ」とか言う言葉が並んでいるのもキライじゃないです(笑)
日ごろ聴いている人たちが、わりと「潔癖」で「清潔?」な歌が多くて(笑)もちろんそういうのも嫌いじゃないですが、わたし自身はちと違う(笑)
わたし自身はまったく潔癖ではないし、常日頃から、周りにはなぜかとっても清潔で潔癖な人が集まってくるのに、本人ときたらまったくずぼら。
平気で清濁併せ飲んじゃうタイプの人間なので(笑)星野氏が醸しだす、明るくてあけっぴろげなスケベ心にとっても心惹かれたりしています(笑)
あそこまで直接的じゃないけど、桑田さんに感じるような感覚かな?
うまいことオブラートにくるまれてるし、読む人が読めば・・・読み込めば・・・的なうっすら秘められたくらいのスケベ心が感じがちょうどいい匙加減かも。うひひ。
とにかく世の中に「向こう側の人」と「こちら側の人」がいるとしたら、絶対に彼はこちら側の人だな!と思える人に出会えた感じでとってもhappyです。
もしかして、だからそこいら中から勧められたのかしら?(笑)そう考えるとそれはまたそれでおもしろいです。
そしてこのライナーノーツやらなにやらがとってもおもしろかったので、あえて通常盤の「初回限定仕様盤」を紹介しました。
わたしはまだ数日前に買ったばかりですけど、まだamazonさんで買えましたよん。
ちなみに・・・今のところ、ものすご〜くはまっている曲は・・・
「Weekend」「ミスユー」「Soul」「Down Town」「Crazy Crazy」・・・
細かく書きたいのは山々だけど、もうちょっと聴いてから書こうかな。
でも多分、彼の音楽をよ〜く知っている人が読めばああ、こういうのね!って好みの傾向がわかるようなラインナップです。
こういうジャンルの音楽を歌う日本人を、多分わたしはずっとずっと待ち焦がれてました。
それが星野氏だというのはいい意味でまったく予想もしていなくて(もちろんファンのみなさまからしたら、当然予想の範疇だったかもしれないです。茶の間で聴いていたレベルではという意味です、笑)だからよけいにはまったのかも。
ああ、好きだな。
バラード系では断然好きなのが「夜」で、この曲のファルセットがたまらない。
星野氏行きつけのバーのママ(男性)を想いながら書いたのだそうですが、その「歌の主人公のママ」がとてもとても素敵で。
今のわたしでは器が小さすぎて、とてもそんな風にはなれないけど、いつかなりたいなぁと目標ができたかも?(笑)
詞がたまらなく好きなのが「口づけ」かな。
もちろん他の曲たちも、これは飛ばそうかな?というのがひとつもないです。
残念ながらいろんな歌番組で歌われているのに、オンタイムがノーチェックで。
かろうじてたまたま見たMステについては、けろよんさんになぜか勝手に感想を送りつけたのが記憶に新しいところですが(笑)
(あっ!そうか、だから貸してくださったのね!今頃何を言う!!すみません、もしや催促してしまったかしらん?)
今テレビ露出期だったらすっごく見たのになぁ。とっても残念だなぁと思う今日この頃。
またひとつ生活に彩(いろどり)が増えたかも。
辛抱強く、何度も何度も彼のことを紹介してくださったみなさま方には心からの感謝をこめて!!
ありがとうございました。