KinKi Kidsについて書いてる途中ですが、わたしはわりといつ何時でも自由にどっちも好きなまま行き来できるタイプだし。
やっと温めていたものがほぼ固まったので、こちらから先に上げます。
少し前にツイッターで、何人かの方たちが『堂本剛さんの曲』の中で「人生で大切な10曲」というキーワードで曲名を上げてらっしゃるのを見かけて、わたしもやってみたいなぁと思ってました。
あちらに曲名を上げるので全然よかったのですが、わたしの居場所はやっぱりこっちだし、書くからには後で読み返せる形にしておきたいと思ったし、これからも彼の作品に触れていくだろうから、時々アップデイトしたりするのもいいかも?と思い、こちらから発信します。
それにしてもこの日記を書くために過去曲をどれだけ漁ったかを考えるとちょっとおもしろいです。
あくまでも個人的な視点での10曲なのはもちろんのこと。
好きにもいろいろあって。
たとえば単純に歌声が好き。表現が好き・・・という選び方だと違うものになるし、思い出の曲というくくりとか、ノリがいいとか、雨の日に聴きたいとか、晴れの日にぴったりとか。
これは奈良で聴きたいとか、こちら側の気分やその時々の心模様によっても選ぶ曲は変わりそうです。
今回はあくまでも「人生で大切な」という形容詞にこだわって選ぼうとしたのですが、自分的に・・・ですが、大事すぎる案件なので、真面目に考え過ぎて(笑)ものすご〜く時間がかかりました。
一生懸命と書いて「暇人」と読む・・・
まあ時間を掛けて考えましたとも!!(笑)(笑)(笑)
併せてこだわりポイントや好きな歌詞にも注目して、書けるところは書いてみました。
たとえば音楽を聴こうとするとき、一回聴いただけで、とんでもなく惹きつけられるものもあれば、じわじわと好きになる曲もあって。
一回聴いただけではさっぱり意味がわからないけど、何度も何度も聴いているうちにだんだんに好きになってくる曲もあって。
歌詞がとてもわかりやすいものもあれば、よく意味がわからないけれども、もっと聴き込んでみたい、もっと聴かなければ!!と、なんだか誘われるようにリピートしてしまう曲もあります。
この「わかりそうで掴めない」ものに、どうもわたしは惹かれる傾向にあって。
それを「耐聴性」と表現されている方のブログに最近出逢ってとても腑に落ちました。
そして先日音大の友達と逢ったときに、その話になって。
たとえば発表会で弾く曲なんかはさ、いわゆる誰もが知ってる名曲よりも、そういう耐聴性のあるものの方が向いてるやね!なんて話しとか。
世に言う「するめ曲」が耐聴性ってことかしら?という話になったりもしました。
さらに、わたしはそういう耐聴性のある音楽がより好みで、アナリーゼしたり、読み解くことに時間を割く、その過程すらもがとても好きだということも最近になって発見しました。
そういう意味ではソロワークでのつよしさんの音楽はまさしく好みのど真ん中で、「もっと知りたい」「もっと近づきたい」という思いに駆られる音楽なのだなあと。
そしてやっと尻尾を掴んだかと思う頃にはもう彼はその先へ進んでしまってたり(笑)すでに違う宇宙へ旅立った後だったりもするので(笑)わたしも次の旅へと駆り立てられるし、結果、飽きるということがないのかと。
だからこんなに惹かれ続けているのだなか・・・とも自己分析しています。
そろそろ来年のアルバムとか作ってるかな?
この時期になると、そんなことが頭をよぎり始めます。
今年はミニアルバムでしたが、今年発売の「Grateful Rebirth」も本当によく聴きました。
次に出てくるものを楽しみにしつつ、続きを読むからが本題です。
まずはわたしの10曲を書きます。
みなさんの10曲はなんですか?
きっと十人十色でおもしろいだろうなぁと思いつつ・・・
とりあえずは順不同です。
それだけは確かです。
・瞬き
眼に映した何枚(いくつ)もの写真を
記憶できない儚さを愛していたい
中略
戻れない記憶を
きのうへ送るブルース
誰もが鳴らしながら
そっと明日を信じてる
ドラマはとても楽しかったですが、この曲はものすごく深くて、また別の味わいがあって大好きでした。
・埃
たったひとつの 100億分の1も
見捨てることはせず
今日を誇りにしよう
ここ大好き。
確か仏師が、古い仏像を新しい仏像に生まれ変わらせようとするときに、仏像に積もった埃も一緒にして、なにひとつムダにせずに新しい仏像に生かす・・・みたいな話をしてましたよね?
この歌を聴くと、うちの子らや、ピアノに来てくれる生徒たち、みんなのことを思います。
・縁を結いて
この曲はわたしにとってスイッチになっていて。
歌詞のどことか、曲のどことか言う前に、時々心を落ち着けたいとき、背筋を伸ばしたいとき、なんとなく心が荒れていると思う時に、無性に聴きたくなる1曲です。
それでも足りないときは一緒にPVを見ると大概のことは大丈夫と思えるから不思議です。
アルファー波なんだか、何か、気持ちよくなる音波?波?のようなものが出ている気がします(笑)
「水ひとしずくが〜」からの大サビのところが好き。
地球の営みとしての水の循環。
人の身体もまた循環サイクルの中のひとつで。
身体から排出されたものがまた地球の循環を通って人の身体へと戻ってきて、身体の中を駆け巡ってまた排出され、地球へ。
体に舞い戻るボレロの詞は・・・LOVE
わかったようなわからないような詞ですが、わからないながらもなんだか納得してます(笑)
・I'm you You're me
俯いた顔をあげて?
あなたはひとりじゃないから
この包容力と・・・
傷の色はひとつだよって 痛みから教わったんだし
ここのところ。
最近、世界中のあちこちで行き過ぎたナショナリズムが台頭してきて、怖いなぁと感じています。
余計なものなど何もないように、いなくてもいい人や、なくなってもいい国はどこにもなくて。
とんでもない甘ちゃんかもしれないけど、世界中の命が等しく大切にされる世の中がいいなぁ。
・I've found my voice
この曲については、ふぇるまーたでも何度も熱弁をふるっていて、恥ずかしいくらいなのですが、やっぱり今年に限定すると、一番たくさん聴いた曲は間違いなくこの曲です。
大人の心を揺さぶる曲だなぁと思います。
本当の意味での「自立」を歌った歌だと思っていて、オトナのあり方を示してくれている歌のような気がして、何度も聴いている曲のひとつです。
当時のレイン的熱弁を少し引用すると・・・
自立を決意して、あえて安心、安全?なマジョリティーからははぐれて自分の道を歩き出す決意を表明した歌・・・とでも言うのかな?
こんな時代だからこそ・・・
この歌がとてもとても沁み入るのだと思います。
「これだけの日を跨いで来たのだから」とちょっとテイストは似ている感じもありますが、この曲の方が、さらに強く未来を見据えている感じかも。
旅立つことは孤独。
旅立たれてしまった方も寂しいし、群集からはぐれていく作業はとても勇気がいることだけれど。
それでももう自分で決めたことだから。
わたしはまっすぐに前を向いて歩いていくよ!とでも言うような曲。
本当の意味で、大人の歌だなぁと思います。今のつよしさんの強さは「なにがなんでも、強がってでもひとりきり」を選ぶ強さではないような気がします。
ほんとうに必要が生じたら、いつだってちゃんと助けを求めることができる仲間や場所があって。
その人たちとちゃんと友好関係は保っていながらも、その上でそこに依存することなく、しっかりとわが道をゆく。
それこそが大人としての本質的なあり方のような気がします。
さらに読んでみたい方は、六本木の初聴きの時に書いたこの文章も併せてどうぞ。
・赤いSinger
この歌が出た頃は「心臓」を歌った歌だっていうのがそもそも斬新だなぁと思ったのですが、聴けば聴くほど好きになります。
「生きているよ」を僕らは歌う・・・っていうフレーズもとても好きだし、誰の命もわたしの命も、いつかは消えてしまうからこそ、今という時を大切にしようと思わせてくれる歌。
・いまあなたと生きてる
時々とんでもなくリピートが止まらなくなる1曲。
あなたにだけ歌える 世界を教えてよ
すっかり見失ってるかも?心が迷子だ!という時の特効薬!(笑)
・Heart Disc
こんな風に生きて、こんな風に死にたいです。
「生涯晩年になって〜思い出したいんだ〜♪」と、こちらも大好きな曲の欠片を歌って表現しとこ!!
・赤い鼓動のHeart
愛のひと 愛のきょう 愛のあしたが きのうを愛にする
文句なくとても大事に思っている歌詞は不動でここですが・・・
この歌は歌詞カードを見ながら何度も聴くと、もっととんでもなく深いということに最近(笑)気がつきました。
たとえば、まったく違う風に空耳していて、歌詞カードを見てとても驚いた歌詞
物悲しい故意の愛の燻る詩 掻き消し訴えたい
そんな風に歌ってたのか!!
美しいメロディーや和音進行、美しい声の音色に捉われ惑わされて、気がついてなかったなぁ(笑)
そういうあらたな発見が、こんなにたくさん聴いたあとで出てくるのもまたとてもおもしろい!!
・Ginger
両極端な主張ばかりで 真ん中の道が空いているよ?
ほら・・・
我を忘れた群衆を避け 自分が待ちくたびれる前に
あんまりこの曲を熱烈に好きという人と出会ったことがないのですが、わたしはプレイリストを作るとき、必ず入れてしまう1曲です。
そしてそして・・・
番外編
これはつよしさんの曲ではありますが、ももいろクローバーZさんたちに提供した曲なので、一応番外編としました。
でも、今年間違いなく、とても惹き付けられた1曲だったので、それを記しておこうと思いました。
・桃色空
つよしさんの曲は、つよしさんが歌ってこそ!かと思っていたけど、それだけじゃなかった!!と納得した1曲でありました。
女の子が歌うつよしさんのメロディー、つよしさんの詞がとても新鮮でした。
そして、ももクロさんたちの声をちゃんと聴いたのは初めてだったので、その歌の上手さに驚きました。
ひとりひとりがとってもいい声をしているし、きっと見えるところでも、見えないところでも、みんなとっても努力しているんだろうなぁと思います。
彼女たちのファンは、大人の人も多いわけがわかったような気がしました。
それはつよしさんにも大人のファンが多いのとも似ているかも。
10代のファンも多いけど、40代、50代より上のファンも普通にいる・・・みたいな。
そして人生を重ねてきた同志が多いこともまた、誇らしく思える・・・みたいな独特の空気感がある気がします。
少し前に、フェスで夕暮れ時に歌っている動画を見せてもらったら、リピートが止まらなくなりました。
残念ながらこの日は曇っていて、空は桃色にはなっていなかったのですが・・・
ひとりひとりが、とてもていねいに歌っていて、なんだか思わず涙ぐみながら見てしまいました。
大人の感覚をもくすぐる、時代に流されない真面目さだったり。
今を生きる女の子たちの、一生懸命さみたいなものが伝わって、とても応援したくなりました。
どんどん歌い手を替えて歌い継がれる、あるいはユニゾンで紡がれる「Life is one time」がとても心に沁みます。
本当は本編の方に「これだけの日を跨いで来たのだから」を入れようかどうしようか迷ったのですが・・・
わたし的には、まだまだ「これだけの日を跨いで来た・・・」とはとても言えない気がして。
自分の経験値があまりにも足りなすぎる感覚があって。
それで、自分の心境的にはこっちかなぁと。
人生一度きりなんだから、もっとやりたいようにやる。
やり残して悔いが残るようなことはしたくない!!
つよしさんのファンは、自然と空を見上げて、彼を思い、仲間を思い、みんなで分かち合う・・・みたいな感覚がなんとなく染み付いてしまっているけれど、ももクロさんファン界隈でも桃色空以降、そんな空気が生まれているみたいで・・・
空を見上げるというのは、どこにいたってできることだし、誰もいなくても自分ひとりだけで、いつでもできることだし。
まったくお金もかからず、ただ使うのは想像力だけ。
それでも十分に癒されたり心が温まったり、しあわせになれたりするわけで。
「彼」ひとりの存在から始まったことが、こうやってあちこちに広がり、「彼女たち」だったり自分にとっての誰かだったり・・・対象をも広げつつみんなをしあわせにしているのだと思うと、うれしいことだなぁとしみじみと。
桃色空もまた、わたしにとってあとから思い出したときにきっと人生で大切な曲のひとつであることは間違いないような気がします。