ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 十人十色 水声 奈良100年会館 10月22日 (その4)

さて。ここからはさっさといきます。
拍手コメントで、もう何年もいつもやさしい言葉を掛けてくださるHさま。
励ましの拍手コメントありがとうございます。20日までにはこの感想を完成させていただければ…とおっしゃってくださってましたが、「ハっ!!」と気がついて、さすがにそれはわたし的にダメダメ過ぎるでしょう!ということで続々あげていきます(笑)
他にも拍手コメントをたくさんいただいてます。本当にありがとうございます。ただただうれしくありがたく…読ませていただいてます。
理由はわからないのですが、最近立て続けに「ふぇるまーた読んでますよ!!」とおっしゃってくださる方との出会いがありました。メールや拍手コメント、ツイッターで声を掛けてくださったみなさま、とってもうれしいです。ありがとうございます。
最近彼らのファンになったという方々から、2件もメールをいただいて、うれしいです。お仲間が増えるのはいつだってしあわせなこと。
なんせこんな辺境の日記ですから(笑)なんとなくいつも読んでくださっている方々のHNはほぼ把握している気分でいて(笑)まだわたしが知らない方が何人もいらっしゃるとは…ちょっとびっくりしております。こんな場所でよかったらまた寄っていただけたらしあわせです。星の数ほどあるサイトの中から(あれ?アニバのパクり?)ここを見つけてくださってありがとうございます!!
ふぇるまーたは誰が読んでくださってもいいつもりで書くというのがモットーなので、検索よけとかしておりません。いろんなスタンスのファンの方や、たまたまライブやテレビで見て言及した方のファンの方が寄ってコメントを寄せてくださることもある日記なので、言及する方すべてに対して愛と思いやりを持って書けたら…と思っています。
そこにさえ賛同、配慮していただければ、あとはご自由にコメントなどしていただけると喜びます(笑)
さて。
本題です。
実はもう「水声」の感想は全部書き終わっていて、あとは推敲だけ。
なんでこうなっちゃったかなぁ〜というくらいここからも長いので、すでにKinKiモードなみなさんは遠慮なく飛ばしてやってくださいね。
前回は長いMCまででした。

☆ご当地FUNKのコーナー
「東北の十人十色でもやった『ご当地FUNK』というのをここでもやります」と宣言。
ということで、その場でテーマを決めて、アイディアを出しながら音楽を作り上げていきます。

東北に行かれた方はもちろんご存じでしょうけれど、まだご覧になったことがない方のためにどんな感じかを説明すると…
CD「NIJIの詩」初回Bの特典映像、レコーディング社会科見学に入っていたようなものをライブ会場でやってみせてくれた感じです。
つよしさんが普段どうやって曲作りをするのか、「発想」「思いつき」の部分から始まり、バンドの音作りに至るまで、曲作りの過程を目の前で見ることができるワクワクったら。
その場で試行錯誤して決まっていくキーワードやアイディアは、まさしく「ドウモトツヨシの頭の中」を見せてもらっているような感じ。
その発想力の豊かさってば、多彩さってば。
そしてひとつの思いつき、やり方にこだわりすぎず、柔軟に少しずつ方向転換しながらベストな詩、メロディー、リズム、構成を探っていく…うわぁこれってすごい!!
彼のやっていることをテレビの前の人みたいになりながら(笑)ただただ目をまるくしてました。
音楽の構成とか、小節の構成とか、何小節どうやって、そこにこれを差し込む…といったような曲全体の組み立てはクラシックの世界ではあまりなじみがないのですが、言ってることはとってもよくわかるし妙に納得してみたり。
これは即興に慣れたエレクトーンの先生方とか、ジャズや即興性の高いバンド活動とかをされている方ならば、もっとおもしろかったのではないかと思いますが、素人目にもおもしろかったです。
つよしさん自身が相当音楽を組み立て、作り慣れているのも感じたし、彼のひとことひとことに反応して、彼が求める音を即座に出せるバンドの皆さんの想像力や即興力にも驚きました。
こうやってさまざまな曲が、今までも、そして今も創られているんだなぁと思ったのです。

さて、ご当地FUNK本編です。
今回のテーマはもちろん奈良。「奈良」ならではのキーワードは何にしよう?となった時に、「鹿」とか「奈良漬」とか確か「吉野葛」っていうのもあった気がしますが、なんだかメジャーすぎるということで「茶がゆ」に決定しました。

ちなみにこの茶がゆは、「茶」(ちゃ)「我」(が)「YOU」(ゆ)と書くのだそうです。
それだけですでに「ほぉ〜っ!!」となってるわたし(笑)

|×茶茶茶茶茶茶茶|我youーー×チャカチャン〜♪|
(「×」は休符ですがテキトーで、八分休符も十六分休符も×、「−」は伸ばす。「|」は小節区切りです。)
音程的には間違っているかもしれないことを断わって書かせていただくと(もちろん移動ドで)
×ドドドドドドド|ドレーー (そのあとのチャカチャーンは楽器のおかずです。)

決めた端から鼻歌で歌い出すのですが、次にリピートした時にはもうタイガーさんの声がハモってる…うわっ!4度上。カッコイイ!!途中からユニゾンしてみたり。みなさんそれぞれ反射的に試行錯誤を始めてらっしゃいます。
おかず部分をホーン隊が、ギターが入れ始めたり…決めごとは最小限で、あとは何も言われなくてもみなさん、どんどん自分のイメージをふくらませてつよしさんの音に乗っかっていきます。

このあたりの手慣れた感じ、ただただ凄いです。

これを8小節やったあとにもうひとつ別のフレーズをということで歌いながら考えます。

奈良の特徴のひとつとして神社仏閣が多いということをあげて、祝詞的なもの、お経を放り込んでみる…と言い、
「かしこみ かしこみ なむなむなむ」「かしこみ かしこみ かしこみ もの申す〜♪」
をさしこんでみるつもりだったつよしさんですが、実際に歌ってみたら自分で吹き出してました。
「どしたん!?おまえ、何もの申すねん」と自己つっこみ。

結果次のようなフレーズを思いついたつよしさん。
「神神仏ー神神仏ー|神神仏ー×茶茶茶我youー||
ドラララソララードラララソララ―|ドラララソララー×ソソソソラー||
(ここはメモがはっきりしてるので、多分合ってるはず、笑)
これもギターでコードを鳴らしながら口の中でころがして試してみます。
「わかった?」とバンドを振り向いて…

「ここまでを2回。」

|×茶茶茶茶茶茶茶|我youー×チャカチャン〜♪|を8回
「神神仏ー|神神仏ー|神神仏ー|×茶茶茶我youー||を2回
これで曲の構成が決まりました。

そしてさっそくやってみます。

演奏が進むにつれて、どんどん厚くカッコよさを増していく音たち。

「茶我you」のあとに本格的にカッコイイアドリブ音が入ってきたぞ!
あっ!!ベースが入って音が重厚になった!生き物みたいに這い回ってる。
ギターがさっきホーン隊が鳴らしてたフレーズをちょっとずつアレンジを変えながら鳴らし始めた。
トロンボーンの太いフレーズ「ソソラドーラ♪」
ドラムが入って本格的なセッションに…太鼓がズシーンと鳴らした音が小気味いいなぁ。
テンポがだんだん速くなって分厚い「神神仏ー♪」は神がかりな!?(神だけに、笑)音に進化してる。
全部のフレーズが終わってからも続いてゆくセッション。
うっわーっこの曲カッコイイ。ほんとにほんとにカッコイイ。洗練された音です。
「踊ってー!つよしさん。」なんだかそんな風に思ったらしく、興奮気味にきったない字でしかも赤で…メモってあります(笑)