ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 十人十色 水声 奈良100年会館 10月22日 (その3)

え〜!?まだ続いていたんですか!?……続くんです!!(笑)
前回書いたのはいつだったっけ?と思い出してみたら、なんと11月4日!!いろいろあったとはいえ、ひと月あまりほったらかしてしまいました。
ここでやめても大半の方は気がつかないかもしれませんが(笑)そういえばオリスタさんが一度は日にちまで特定して載せるとつぶやいてらしたはずの水声ライブレポが延期のままいつのまにかうやむやになってるし(これってオトナの事情なんでしょうか?)。
ふぇるまーたの拍手コメントで一番続きが読みたいと言っていただいたのもこの「水声感想の続き」なのでした。
さらに切実に行きたかったのにどうしても行けなかった友人たちに、ちょっとでも雰囲気を伝えてあげたいし…ということで、やっぱり最後まで書きたいと思いました。
ちなみにどんなメモを取ってるんですか?と拍手コメントで聞いてくださったYさま。
とっても見にくいですが、こんな風に(笑)

超殴り書きですが、まあ毎回こんなもん。そしてこのメモ帳はコウイチさんソロコンの横浜アリーナの時に買ったもので、その後も数々のライブのお供をしてくれて、多分今度のKinKiコンで最後のページまで埋まりそうな気配です。
ちなみに前回『次回で最後です』…と書きましたが、ムリでした(笑)
まだ長く書くつもり!?と驚いているみなさま、ビンゴでございます。
おつきあいいただける方は続きを読むからどうぞ。
あんまり空いちゃってるし、もう忘れちゃったよ!復習させて…という方は続きのリンクから飛んでご覧くださいませませ。
その1はこちらからどうぞ。
その2はこちらです。
NIJIの詩
アンコールの拍手が一度も途切れないまま、熱気あふれる雰囲気のまま、わりとすぐにつよしさんが出てきました。
演奏はほぼオリジナルそのままだったと思います。
前奏を聴いただけで泣きそうになるわたし。
「縁を結いて」のあと、余韻たっぷりのアンコールを挟んでこの曲。この順番は反則だわ…と若干うるうるしながらそう思いました。
前回の十人十色の感想の時には、そのことにはひとことも触れなかったにも関わらず、「もしやこの曲苦手?」と見破られた「NIJIの詩」(笑)
今となってはあの時ピンとこなかったのがウソみたいです。
10月前後はあまりに仕事が忙しくてよぼよぼ、乾ききった砂漠みたいな心のまま奈良に到着しました。
そんなひび割れ乾ききった心に「NIJIの詩」という「水」がびっくりするほど心の奥の奥まで沁み込んでいったのを覚えています。
ひとつ前の「十人十色」で聴いた時と一体何が違うというのでしょう?!
きっと違うのはわたしのココロの中だと思いました。
最近のヒット曲は退廃的なものや攻撃性を感じてちくちくする曲もたくさんありますが、この曲にそういう要素は皆無です。ただただ安心して身をゆだねていられる曲。
スクリーンに広がる海の映像を見ながらおかあさんのおなかの中にいる時の赤ちゃんってこんな感じなのかなぁ〜なんてふとそんなことを思って「子宮」とだけメモったわたしがおかしい(笑)
でも生まれる前の命はおなかの中で羊水という水の中ではぐくまれるわけだから、あながちイメージとしては間違っていないかも。
さらにこういうキーワードだけ書く書き方が記憶をたどるには最も有効なのです。むふ。
心の中は歌声と穏やかでやさしい水に包まれる感覚にただただ身をゆだねてましたが…一方瞳は目の前の二の腕に釘付け。
そうでした。
アンコールで出てきたとたん、後ろの女の子たちが「脱いだ!脱いだ!」と言ったのです(笑)上着を脱いで魅惑のタンクトップに(笑)そしてドキドキがマックスに。
まるで自分の心の声を他人の口を通して聞いたような恥ずかしさ(笑)思わずショコラ嬢と顔を見合わせてくすくす笑ってしまいました。


☆MC
ここまでMCは一切なし。
歌っている間は、近寄りがたいと感じるくらいスターなオーラを出しつつ、神がかりな歌声で会場を魅了してましたが、一旦MCが始まったら、いつものまったりとかわゆいつよしさんでした。

ここからのMCは、メモってあって印象的だったところだけを抜粋で書きます。

もちろん関西弁でしゃべってますが、中途半端にマネをするとケガしそうなので(笑)標準語で、箇条書きで失礼します。

・「遠路はるばるお越しいただいてありがとうございます。また急にここでライブをやらないかという話をもらい、やることになりました。」
前回も書きましたが、今回もこの言葉で救われたような気持ちになりました。
ああ、遠くから行ってもよかったんだなぁ、受け入れてもらえたんだなぁって…いつも思うのです。
いつまでたっても地元の人を差し置いて中に入ることに若干の罪悪感を感じます。
もちろん友人が普通に当ててくれて行けることになったチケットだし、考え過ぎかもしれませんが、それでもやっぱり申し訳ないといつも思います。
来年は東京でもやってくれたらいいな。旅をせずに、家族に迷惑を掛けずに生歌に触れられたらどんなにいいだろう…と毎回思っているのも事実です。
もちろん奈良に旅をしに行きたいと思う気持ちはそれとはまた別の話しです。


・東北に行き(ライブで)実際に海を見て、PVを撮ってくださった人や現地の方たちに会って話を聞いて、自分でいろいろと感じて来ました。
東北もですが、タイでも天川でも十津川でも和歌山でも…今年は水が自分に訴えかけているように感じる瞬間が多かった。
「ぼくたちは水でできている。水の星地球に住んでいる。」
あたりまえのことを言いたくて「水声」というライブを行いました。


・もう来年あたりには普通に宇宙に行けちゃうらしい …という話の流れから。
1500万くらい費用がかかるそうですが「竹内くんくらいになると行けるんじゃないか?」と。
その流れで「ボクと建さんは貯金するタイプなので」…つよしさんは行かないらしいです(笑)
建さんと自分をひとくくりにしちゃうあたり、やっぱり大物だなぁ(笑)
一方の竹内くんは「いや、でも、それは行くよね!」と結構行きたそう(笑)
「行ったらどんなんだったか聞かせて?」「うん」 なんてステージで会話。
ちなみに宇宙に行くにあたり、3日間くらい訓練受けるらしいとか、45分くらいで行けるとか、無重力体験をして降りてくる…とかものすごく詳しいつよしさん。
重力が6Gかかると力説するので「6Gってどのくらい?」とつっこまれ「フーって感じ」(と右手で空気を押してました、笑)とテキトー発言(笑)
そして「詳しすぎない?もう行ってきた?」とかつっこまれ、「いやいや、ボクは高所恐怖症ですから。」そうでしょうとも(笑)

・確か当時テレビで話題になっていた、人口衛星が22〜23日にどこかに落ちるというニュースにも触れ「2000分の1って結構な確率だ」と。
「竹内くんに落ちます。」といじってみたり(笑)
「落ちたらテレビに出れるよ。」だって(笑)
インタビューを受けて、病院のベットで『痛かったっすね〜』と言っている姿が容易に浮かぶそう。
「でも画面の竹内くんの枕元にはエロ本がそのまま置いてあって、そういうのに気がつかない、詰めが甘いところが竹内くんぽい」と自分の妄想話に相当ご満悦。

竹内くんは「火星人も、火星に住めなくなったので、我々のように宇宙へ行く乗り物を作り、他の惑星に行こうとして地球に住みついたのではないか? 」
「そもそも地球人は宇宙人と猿の 掛け合わせかも?」
といろいろな映画をブレンドしたような空想話をしてました(笑)
負けじとつよしさんも、
「僕らが今いるのが3次元で、次は宇宙人と人間が掛け合わさって 5次元の生命が生まれる。」
とかなんとか、こちらもまた妄想炸裂。
「3次元は今自分たちがいるところ、4次元は宇宙人。で、人間と宇宙人が掛け合わさって出来た生命は 5次元になる。」
ともっともらしく(笑)このふたりが日ごろどんなやりとりをしているのかがなんとなく想像できて、とってもおもしろかったです。とっても仲がいいんだろうな。
ただし…つよしさんが考えるそれは、一見もっともらしいですが(笑)おおよそ科学的ではないのです。
宇宙人がやってきて混血したら「行きつけの店が変わる」だの、「味覚が変化するに違いない」だの、「ファッションがどう」だの、あげくのはてに、「超高速で鼻くそをほじれる細い指に進化する」だの…笑えるくらいアナログで自由(笑)
わたしはこういう荒唐無稽な話が大好きですけれども(笑)
その流れで「5次元に飛ばされたら」「次元上昇しちゃおうの歌」を作ってシャーマンNIPPONに入れるかも…と得意気に。
どこかの掲示板でつよしさんが言ったタイトルだけに食いついて「ものすごい宗教臭いアルバムを作ってるらしい」とか言ってる人がいましたが、わたしが受けた感じの印象では、まったくもってそんな感じは受けませんでした(笑)
だって、次元上昇したら「高速で鼻くそをほじれる細い指に進化する」って言ってるんですよ!?うふふ。
むしろ中に入っていたわたしたちがどこよりも食いついたのは「着々とレコーディングが進んでる」…のひとこと。来年早々には良き報せが来るのではないかしら。

・どういう話題からだったかつよしさんが「ギターの調子が悪くなると具合が悪くなる竹内くん」と言ったのです。
わかるような気がする…と思ったわたし(笑)
学校の音楽室のピアノの一番上のラの音が狂っていて、そこを弾くたびどんどん具合が悪くなって、とうとう帰っちゃった遠い日のことを思い出しました(笑)


・「もし、宇宙人にプロポーズされたらどうする?」
ちなみにつよしさんは、典型的な「宇宙人と言えば」…な感じのはダメそうらしいです。
目とかいつ瞬きしてるんだかわからないし、一緒に寝ていて、ふと目が覚めたら月明かりで目が光ったりしているのを見ちゃいそうで、怖いそう(笑)
でもアバターみたいなのは意外にイケるかもだそう(笑)
ある日スターチャンネルをつけっぱなしで寝てて、目が覚めたらアバターをやってたそうです。
「『たまたま』見れた」とアバターをごっちゃにしてその後はアバターの宇宙人のことを「タマタマター」と命名しました。
タマタマターならば、つきあえるかもしれないそうです。
ちなみに同じ宇宙人が出てくる映画でも「第9地区」は全然ダメだったそうです。
そこに出てくる宇宙人がみんなエビみたいだし、言葉が通じないし、絶対無理と。
タマタマターのような大丈夫な宇宙人と出会ったら「一緒に音楽をやりたい。」「バンドをやりたい。」「ライブをしたい」
…とか散々夢を語っておきながら、
「ま、この辺にしとかないと、あいつ『とうとう』頭おかしいみたいに言われるんで…」 って(笑)
この「とうとう」がツボに入って、いつまでも笑っててすみません(笑)

そのあとで印象的なひとこと。
「妄想は一番のテクノロジー。想像力こそが最先端のテクノロジー」
わたくしレインは全面的に同感でございます(笑)

そのあとも、タマタマターにアプロ―チするなら…
「針長くね〜!?」とか(美の基準らしい、笑)「羽根がキレイ〜」とか。
タマタマターに愛を教えて(口真似で)「ツヨシ、コレガアイナノネ」とか言われたい…と(笑)客席に盛大に笑われてました(笑)

ちなみにタマタマターの御両親に御挨拶に行く時には「とらやの羊羹」とか「堂島ロール」とか「鹿のふん」(チョコ菓子ですね、笑)を持ってくか!?とかって言ってました。

そしてなんの流れだったか
「言っときますが、ぼくはバカではないですからね」
うふふ。もちろん十分に存じ上げておりますとも。その突飛で楽しい発想力こそに、どれだけ驚かされ魅せられてきたか…声を大にして言いたいな。


・KenKen
この前つよしさんはkenkenと一緒にBootsy Collinsのライブに行ったそう。
その日の最初のステージがkenkenだったそうです。
その日ツイッターで『Bootsyのライブで堂本剛いた。超かっけー』とツイートされご満悦だったらしいつよしさん。
その後に『超背の高い女を連れて歩いてた』と書かれていたそうですが、もちろんそれはKenKen。
彼はいろいろな人に間違えられると笑ってました(笑)


・名越さん
「あの一番右にいる方は皆さんにだけ見えてる訳ではないので安心してください」(幽霊扱い!? 笑)
名越さんがレコーディングの時にひとりでブースに入って、独り言を言いながら録っているのを聞いていた建さんが「あいつNHKの深夜ラジオみたいだな〜」と言ったそう。ぼそぼそしゃべっていたのでしょう。
レコーディング社会科見学の時にはファンの子に「名越さんもいました」とツイートされてましたが、いませんでしたから…とつよしさん。
KenKenとごっちゃになってるな!って。
そもそもそういうツイートをいちいち知ってるのがスゴいと思いましたのことよ(笑)
どうかするとファンよりも知っているのでは!?


・ブラスのみなさん
つよしさんのMCがあまりに長いので、全員が椅子に座って気を抜いてうつむいていたのをふと目にして…
「あそこに座ってる人たちは電車に乗って(寝ている)わけではないですからね」
「ここは環状線じゃないですから。」
釘をさすつよしさん(笑)
環状線ってちゃんとネタが関西仕様になってる〜…とヘンなところで感動!!

そしてここからは即興曲が始まるのですが、これがまたおもしろかったのです。
いい加減長くなったので、続きはまたエントリーを変えて書きます。