ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

どらまてぃっくれいん(-ふぇるまーた arrange- )

4月17日、先週の火曜日にCircular Rainbow空さんとお会いしました。
この日記は既に19日にちゃんと日記をあげてらっしゃる空さんちのタイトル「どらまてぃっくれいん」と対をなす日記として、タイトルはラカチノトヒを微妙にパクって裏arrange的にしてみました(笑)
ラカチノトヒ、人気が高いです。わたしのまわりにもこの曲が一番という人がいっぱい。
そしてわたしもその一人です。一日一度は聴かないと気が済みません。
一旦聴くと何度でも聴きたくなって、再生回数はこの曲がダントツ一位になりました。
どちらのarrangeもたくさん聴いていますが、わたしがあえて選ぶとしたら今のところ-sun arrange-です。
空さんとわたしだったら、どっちがsunでどっちがmoonだろう…なんてどうでもいいことを考えつつはや1週間。
一般的な月と太陽のイメージだったら、ほがらかで懐の深い空さんが断然太陽な気がするけど、つよしさんバージョンは逆だしなぁ…なんて(笑)
人はみんな、太陽的なところと月的なところを併せ持つ…な〜んちゃって。
shamanipponに向かい合っていると、ついつい何気ない一語にも深い意味が隠れていないか探りたくなる不思議。
いえいえ、そうは言ってもかなり右脳で聴いてるみたいで、さっぱりと感想を文章にしようとしてもなかなか出て来なくて難航しているわけなのですけれども。
こんなに経っちゃって、すみません、空さん。
ちなみに空さんの「どらまてぃっくれいん」の日記はこちらからどうぞ。
さて。
この日一番の目的は、千葉県にある櫻木神社に行くことでした。
4月17日は櫻木神社例大祭で、神社のホームページには

境内には、遅咲きの桜が咲き誇り、年に一度この日は御本殿の御扉が開かれての厳粛な祭典が斉行されます。
特に当日の参拝者には、御本殿下までの参拝が許されます。

と書いてありました。
そもそも櫻木神社については、この日の日記にも書きました。
この神社には大化の改新藤原鎌足の子孫が不毛な争いを避けるため、奈良から東国に活路を見出し、ふるさと奈良の桜を思わせるこの桜の里に、五穀豊穣、一族と土地の繁栄を願い小さな祠が建てられたのが始まりだそう。
要は奈良ともご縁が深い神社なのです。
そして桜の花びらをかたどった御朱印帳や御朱印帳袋のことも前回日記で書きました。
今でも御朱印帳袋はその時のものを使っているのですが、一度桜の季節にここを訪れたいと思っていたので、ちょうどいい機会となりました。
そもそもここへ行く前に、千葉の某所でランチ及びお茶をして、存分につよしさんトークに花を咲かせてウォーミングアップは十分でした(笑)
空さんも日記に書かれていたように、アルバムについてどう思うかなんて話もして、お互い歌詞カードのコピーやら、ノートに写したものやらを持っての参戦でした。
空さんが「くにのうた」がラベルのボレロと似ているとおっしゃって、その発言がものすごく印象に残りました。
確かにくにのうたのMVは円卓の上で踊るボレロともなんだか共通点がある気がするし、繰り返しの多いところ、印象的なリズム。クセになる感じ。共通点がいっぱいありました。
一方でわたしは、音楽性のカケラもない(笑)超漠然とした妄想交じりの感想を述べたのですが、それはあえてこの日記の最後に書こうかな。
なぜって、櫻木神社にこの日行ったことで、更に抱いていた妄想がふくらんだからです(笑)
そしてやっぱり一度ちゃんと言っておかなければと思ったのですが、わたしはピアノ以外の分野の音楽に関しては素人もいいところで、わたしの感想をプロの感想と思ったら大間違いなので、そこのところ、よろしくです(笑)
一度ちゃんと言っておこうと思ってましたのでこの機会に乗じて書いておきます(笑)
そして櫻木神社です。(前置き長過ぎ。)

桜はやっぱりとてもキレイでした。
種類が違うのでしょうか?他の場所の桜は終わった時期でしたが、ここの桜は満開。それはそれは美しくて息を飲みました。

そして大きな鳥居をくぐって中へと入って行きます。
この画像の明るさを覚えておいてくださいね。時間は夕刻でしたが、薄日が差して気持ちのよい春の夕暮れでした。(後々重要な意味を持ってくることになるのです、笑)

そしてこちらが拝殿です。

近づいて行くとこんな感じ。桜の御紋が見えます。

更に近づいて参拝したあと、御本殿下までどうぞいらっしゃいと宮司さんに呼んでいただき、ドキドキしながら階段を上がっていきました。
御本殿下には祭壇があって、拝ませていただいたあとお神酒をいただきました。
静かで厳粛な雰囲気の中、ゆっくりと時が流れていて、なんだかとっても不思議な気持ちでいたことを覚えています。
恐縮しつつ引きあげて、社務所の方へ行き、おみくじを引いたり御朱印をいただいたりしているうちに、だんだんに雲ゆきがあやしくなってきました。
このあと、中学生なのかな?演奏が行われるみたいで、たくさんの生徒さんたちがバタバタと準備のため集まって来てましたが、明らかに暗くなってきて遠くから雷鳴までもが聞こえてきました。びっくりです。
宮司さんや巫女さんたちがあちらこちら走り回って濡れてはならないものを片づけてらっしゃいました。
天気予報では夕方から荒れ模様になるかもしれないと聞いていましたが、場所も手伝ってなんだかとっても不思議な雰囲気。
おみくじを読んでいる間にとうとう雨が落ちてきました。
最寄り駅までは10分くらいなので、なんとか駅まで辿りつきさえすれば…と折りたたみ傘を開いて歩き出したはいいですが、すぐに嵐みたいに強い風も吹いてきて、開いた傘が何度もひっくり返る事態になりました。

参道も雨に濡れそぼり、キラキラと光って提灯に火が灯っています。
なんだか異世界に迷いこんだかのような不思議さです。

こちらは出口のところ。
提灯に赤々と火が灯り、もう景色は夜。ほんの数十分前に通ったのと同じところとは思えません。
鎮守の森の木々が風でとてもイヤな音をたて、なんだか急にドキドキしてきました。
そしてわたしは、つい先日来空さんの影響を受けて、岡野玲子さんの「陰陽師」にはまり始めたところだったので、陰陽師のことを思い出して更にドキドキバクバクしていました(笑)
空さんちのブログによれば彼女もそうだったみたいでちょっと安心したりなんかして(笑)
そういえば、わたしたち、ご拝殿でお参りする前に、参道沿いにあった菅原道真公をお祭りした小さな祠の前を通ったのでした。
「合格祈願の絵馬があるね〜」なんて話しまでしたのに、なぜかお参りはしなかったよね!なんて…よけいなことを思い出し更に怖くなったわたしたち。
陰陽師は晩年政治のごたごたに巻き込まれ、大宰府に流された菅原道真公の怨霊を鎮めるお話だったなぁ〜なんて、思い出さなければよかったことまで思い出して更にドキドキ。
もちろん単なる偶然に違いないわけですが、雷鳴は轟くし、横殴りの雨にやられるし、ほうほうの体で逃げるように駅へ向いました。今思い出してもあの時の自分たちの慌てっぷりったらおかしかったです(笑)
でありながら、「もしさ〜この経験を一緒にしたわたしたちが、適齢期の男女だったらさ〜絶対に恋に落ちたよね。こんな日常的にはありえない体験を一緒にして恋に落ちないわけがない!!」な〜んて息も絶え絶えに傘をひっくり返しつつも言ってみたりなんかして…ほんと脳天気です。子どもたちならばバカじゃないの〜!?と言うところです(笑)
かなり雷鳴が近づくのを感じながら、ぎりぎりのタイミングで駅までなんとか辿りついてお名残り惜しく反対方向の電車に乗りました。
電車のアナウンスによれば、なんと沿線で落雷があり電車が遅れているとか!!
こりゃあ本格的な嵐だったんだなあとあらためて知りました。な〜んだ、神社周辺だけじゃなかったのね(笑)
というわけで、タイトルは「どらまてぃっくれいん」になったのですよ。もちろんわたしがレインだから雨を起したわけではありません。そうだったらおもしろかったんだけど(笑)
最後にわたしがこの日語っていた超どうでもいい妄想的shamanippon論を。
わたしは「くにのうた」がお寺の入り口に怖い顔をして立っていらっしゃる、仁王様、金剛力士像のような存在感を放っているように見えてならないのです。
金剛力士像は、仏敵が入りこむのを防ぐ役割をしていらっしゃるのですが、「くにのうた」は外敵からアルバムを守っているかのような存在感を放っているように思えたりします。
(あくまでも勝手なイメージですから、本気にしないように、笑)
MVもまたそうです。
一見すると能面は怖いですし、なんだか万人に対して両手を広げておいでおいでしているようにはとても思えません。
もちろん一旦中に入ってしまえばこの曲の面白さは明らかで、中毒性があってクセになります。
仁王さまが本当はとても慈悲深い方であるように「くにのうた」もメンバーみんなの血の通った、何年もの年月を経て培ってきたグルーブを感じる1曲でもあります。
終わりを設けず、何度でも繰り返し聴きたくなる不思議な吸引力を持っています。
今回櫻木神社に年に一度の例大祭の日に行けたので、御本殿の真下まで行くことができたのですが、そこに行った時「縁を結いて」はまるでこのアルバムの御本殿のような位置にある曲だと思いました。
この曲はなんとなく清く気高くどこまでも美しい…そして望むと望まざるによらず、なんとなく門外不出な感じのつよしさんの音楽。
(もちろんそれがいいことだとは思ってはおりませんが…)
「くにのうた」の仁王さまは、実はこの曲「縁を結いて」を一番奥に隠し、この曲を美しく保つために守っているのかもしれない…なんて妄想がどんどんふくらんできました。
そのくらい「縁を結いて」という楽曲には不思議で大きな存在感がある気がします。
もちろんわたしは宗教を語っているのではないですし(笑)さらに言えばお寺と神社をごっちゃにしてるし…(笑)ただの空想、お遊びなのですが、なんとなく想像しているうちにとても楽しくなったので、日記に書いておきます。
(そんな妄想より、もうちょっとまともな感想を!早くちゃんと書いてください!というツッコミは当然です。ただいま、ちょいちょい会った誰かに話したり、つぶやいたりしてきたことをまとめつつあるところなので、そちらはもう少々お待ちくださいね。)
そして、空さんリンク勝手に貼らせていただきました。
せっかくノートに詞を写したし〜(笑)2回戦もまたぜひやりましょう!その時を楽しみに、吉報に耳をすましつつ…しばらくはアルバムと首っぴきで聴きこんでみようと思っています。