ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

30年前のヒント!


最近5時起きを余儀なくされているので、楽典の問題集をちょこちょこやっています。
先週のNちゃんのレッスンで「L'istesso tempo」という言葉で出てきて、あれ?なんだっけ?そんなのやったっけ?状態に陥ったので、今朝はそれを調べてみようと思い立ちました。
画像はわたしが30年前(!!)にやっていた楽典の問題集。なんと今でも同じものが売られていて、結構まだ受験生の必須アイテムです(笑)
線が引いてあったりマーカーしてあるのは、15〜16歳の時に書きこみをしたそのままです。
パラパラとめくっていたら、ページの間からパラっとメモが出てきて、そこにまさしく「L'istesso tempo」についての説明書きがあるではありませんか!!
これを見つけた時の衝撃ったら(笑)
しかもこれはわたしの字ではなくて、今は亡き恩師の字。
当時ちゃ〜んと習っていたことが証明されてしまいました(笑)この問題集はしょっちゅう開いているのに、この紙がはさまっていることに今まで気が付いていませんでした。びっくりです。
これがこのタイミングで見つかるなんて驚異的です。
更に、この紙がとってもレトロなカレンダーの裏で、ものすご〜く時代を感じました。
当時学芸大学にお住まいのさりげなく猛烈にキツイ声楽の先生、妙蓮寺の大げさではなく死ぬほど怖〜いピアノの先生のお宅を梯子したあと、最後に等々力のこの先生のお宅を訪ねて楽典を習ってました。
この先生は最初のおふたりと比べると神さまのようにやさしいほがらかな方で、大好きだったなぁと思い出します。
都立高校生だった当時のわたしには、30年後にまだこの問題集を広げている未来は想像もつかなかったなぁ。
30年前のわたしへ。30年後もそこそこしあわせです…と書いて30年前に送り返せたら…なんてそんなことを想像してへらへらしてしまいました。
きのうの5時から来た生徒は、小学校が終わったら多分やめると言っていた中学一年生です。
おねえちゃんも小学校いっぱいで終わりだったし、おうちの方針としても、それで十分という感じだったので、多分彼女もそうだろうと覚悟は決めてました。
その彼女、バレー部に入ると5年生くらいから豪語していたのは同じくバレー部に所属して活躍していたおねえちゃんの背中を見ていたからだと思います。
本当は彼女、陸上のチームに入っていて走り幅跳びの選手。中学でももちろん陸上がやりたかったのですが、地元の中学校には陸上部がないのです。
ところが、中学に入ってちょっとだけ見に行った吹奏楽部に魅せられてしまい、衝動的に吹奏楽部に入ったのだとか。
地元の中学の吹奏楽部は全国大会レベルなので、相当聴きごたえのある演奏をするのですが、一度聴いたらどうしてもその中に入りたくなったのだとか。
そんな事情があって「吹奏楽をやるんだから、ちょっと大変になってもピアノも続けていたい」と本人が言ってますとおかあさまから連絡がありました。
「先生と同じ道を選んだよ。うれしいでしょう!?」(笑)とニコニコしながら言うので、???と思っていたら、先生も幅跳びと持久走の選手で、中学の時に陸上部と吹奏楽部のどちらにするか迷った末に吹奏楽にしたんでしょ!!と言うので、あらっよく覚えてたなぁとびっくり。
彼女とその話をしたのは、多分3年前くらいです。わたしの方はその話をしたことすら忘れてました(笑)
ママチャリの後ろにおねえちゃん、前にやっとおしめが取れたくらいの彼女が乗っておねえちゃんの送迎のためにうちに来ていた頃からはや11年。
なんにせよ半分うちの子みたいなものなので、もうしばらく彼女の成長を毎週見守れることになったのが何よりもうれしいです。