ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

どうしてこうなんだろう。

このエントリーはは柄にもなくちょっとネガティブテンションなので、ポジティブなふぇるまーたがお好みの方は読まないでスルーしてくださいね。
いつだって「ケセラセラ〜なるように〜なる〜♪」と歌っているうちになんとかなってしまうタイプなのですが(笑)とってもしあわせな気持ちで武道館から出てきて、携帯の電源を入れたとたんに8件のメールが入っていて…その中に京都からの招待状が入っていて…一瞬「しーん」と沈黙してしまいました。
このごろ毎回このパターン。
まず最初に「うわぁ、よかった〜うれしい!!」と素直に笑顔になれない自分が哀しいです。
ニュースとしては大喜びなのにな〜。「彼のしあわせはわたしのしあわせ」的観点からいけば、こんなに喜ばしい話はないのにな〜。どうして真っ先に素直に喜べないのか…わたしのバカバカバカ。
もちろん行きたくないわけもなく…むしろ行きたくてたまらないわけですが、数年前までまったくひとりで家を空けたことがなかった平凡な主婦が毎度毎度ぎりぎりに「おいで!」と誘われて、それでも必死になんとかもがいてみるものの…しかも今年は3度目。どんどん事情は厳しくなるばかりです。
そもそもライブのOKが出るのがぎりぎりでどうにもならないのはもちろんわかっておりますとも。
それを誰かのせいにして愚痴愚痴言うのも違う気がするし。ぎりぎりでもOKをもらえてこのプロジェクトが動いたことをうれしく思う気持ちもあるわけで。
それよりなにより母で妻で仕事も持っている立場の主婦なものですから「さすがにもう遠征したいとは言えない」という気持ちが先に立っちゃって…
行きたい気持ちが募れば募るほど、正反対の「もう2回行ったんだから十分でしょ?!今回は仕事や家族を優先しないと」という気持ちにも襲われてそのたびにもやもや。
はりきって行きたいとも言えず、だからと言って絶対に行けないとも言いたくなくて…気持ちがどこまでも中途半端に行ったり来たりをしてしまうのですよね。
これが日帰りできる範囲のライブで、ちょっとムリすれば家のことも仕事のことも完ぺきに穴を空けずにやり遂げられるなら何ひとつ迷わないのだけれども…
まあ仕事はがんばればなんとか迷惑をかけずに振り替えられるとして、家族の気持ちは?遠征にかかる費用でなけなしの貯金を減らしちゃっていいものか?!
だからと言って「これじゃなくても他のライブに行ければまっいっか。」とは言えません。
つよしさんのライブだからだからこそ行きたいという気持ちもあるし。わたしにとってはとても大切な、こんなに音楽的芸術的刺激を受ける場所はなかなかないという気持ちもあるし。結果的に仕事にもいい影響があるのだし。
行ってくるたび何気ない日常までキラキラ輝いて見えるようになって、どんなことも乗り越えられる日々の活力を最大限にもらえる場所でもあるのもよ〜くわかっているわけで。
オットに今朝ちらっと「あるんだよ」とメールしたら、即答で、しかもどこかの人みたいな言い方で「人生一度きりだよ。行ってくればいいじゃない。」と言いました。
うちの旦那さまは、今まで話をした際に一度だって「やめとけば?」と言ったことはありません。恵まれていると思います。本当にありがたいことだと思います。母などはボロクソ言うけれども。わたしだってわたしみたいな人を見たら「もういい加減にしなさいよ。」と言うかもしれないのに。
だからといってそれに毎度甘えちゃってもいいのかしら?
更にもっと現実的な話を言えば、果たしてこれで今年は最後かな?という気持ち。
わたしにとって「奈良」という場所はすでにつよしさんを別にしても大切な場所で、もしまだ万が一奈良で何かがあるなら(たとえば遷都祭関係とかの)様々な困難を乗り越えて覚悟を決めて行くとしたら奈良ははずせないという思いもあって…
要はうじうじしまくりですみません…という話です。
前回の薬師寺の時もそうだったので友人たちもわかっていて、わたしが心を決めるまで沈黙しているわたしを何も聞かずにほっておいてくれてます。ありがたくてジーンとしてます。いつもすみません。
意外と数日後には「やっぱり行く〜っ!」とにこにこしているかもしれないし、逆にダメでも納得して晴れやかな顔をしているかもしれません。
いずれにしてもわたしにとって大切過ぎることの話だから、行くと決めたら素直に笑顔で行きたいし、ダメでも行くことができる方々を素直に送りだせるわたしでありたい。
その前に大前提としてチケットが取れるかどうかという話もあるわけですが(笑)
このところトップに掲げてある、友人の横浜アリーナのチケットに関しても同じことが起きていて…
友人は10月11日一日限りなら、なんとか家族にも仕事にも迷惑を掛けずに、大好きなコウイチさんを思う存分楽しむ一日になるだろうと昼夜友人たちと分担して申し込みをしました。
ところが仕事もある8日に振替られてしまい、とっても困っています。
二日に分けられちゃって果たして行けるのか?すべての段取りをし直すことができるのか、と。
仕事の後から行くには横アリは遠いし、くたびれ過ぎてしまうし。この間はケリーもあったし、もう仕事を休ませてくれとは言えないよ!と彼女。そうよね、そうよね。なんてこと。
その気持ちが痛いほどわかるからなんとか探してあげたいと思うのです。そんな人は他にもいっぱいいるんだろうなぁ。
理想を言えば、お金も時間もいくらでもあるのならどっちのソロだってKinKiだって全部行きたいね〜と夢のように一緒に話すことがあります。
もちろん現状では諸事情が許さず、そもそも大学生がいるおうちの家計では、いくらなんでもそれはムリだから、まずはご贔屓の方を若干増やしつつ、参加できるのかできないのかを考えに考えて決めることになるよね!と。
KinKi Kidsだって両ソロだって大切に思っているから、彼らはもちろん関係どころを決して責めたりもせず、ひたすらテレビ出演やあるいは販売物の発売を健気に待ち、使えるお金を握りしめて考えに考えて申し込みをし…
ちょっとテレビでふたりの笑顔が見れるだけで大喜びしたり、過去DVDに逃げてみたり、そろそろKinKiもシングルじゃない?と期待だけで甘い気持ちになったりはしゃいだり。なんとまあささやかな日々の繰り返しであることよ(笑)
その結果、申し込んでいない日に振り替えられてどうしたものかと頭を抱えたり、急なお知らせに胃が痛くなるほどいろいろなことを悩んだりもし…
それでもなんとか手はないのか?と一生懸命考えたり、他の楽しいこと探しをしてみたり(笑)
まったくもって好きな人を好きでいるという最も簡単なことが、最もむずかしく思えたり。
もちろん行きたくったって一度たりとも行けない人だっているのだから、贅沢な悩みじゃない?と言えばそうなのかもしれません。
でも自分の気持ちは他人との比較においての相対的なものではないのだし、その人にとって最も大切なことは、その人によっても違うのだし。
そうこうしているうちに介護とか自分の体調不良とか、動きたくても動けない時が来ちゃうかもしれないのにね…なんて悲観してみたり。
だからこそ、今のささやかな幸せを大切にしなくっちゃと思ったり。
そしてオットのひとことを思い出す。「人生一度きりだよ!」まったくもってそうなのだ。
モヤモヤモヤ。
最後まで読ませちゃった方ごめんなさい。
気持ちを切り替えて次こそ楽しいエントリーを!!