ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 大珍事

 月曜日の話です。
 この日は朝からずっと頭痛がひどくて、夜8時からもうひとりレッスンが残っているのでその日3度目の頭痛薬を飲んだところでした。
 直後に生徒がきてレッスンが始まりました。この子は中級なので45分レッスンです。
 とはいえ中級のレッスンはいつも時間が足りなくなるのが常で、たいがい10分くらい押してしまうのですが、この日は頭痛も手伝ってどうも時間が進みません。
 一通り全部の曲をみて腕時計を見たら8時25分でした。
 こういう時は次に出した宿題の予習を一緒にすることにしているので、新しい曲の片手練習をしたりして、ソナタの1楽章をまるまる練習して時計を見たら腕時計の針は8時25分でした。
 ここであれっ!?とならなかったのは、多分頭痛のせいで(笑)次にチャイコフスキーの予習もしてみましたが時計を見たらまだ8時25分でした。
 どうして今日はこんなに長いのかしら!?こめかみを押さえながら、次は何をしようかな!?…とページをめくりながらふと頭に「えっ!?なんでずっと8時25分!?」と初めて気がついて(あほーっ!!)防音部屋を出てリビングの時計を見たらなんと9時35分だったという…(沈)
 そこからはレッスンノートへの書き込みもそこそこに大急ぎで荷物を片づけてもらって玄関へ。
 さすがに1時間近くも待たせてしまったので、車で迎えに来られたおかあさんはカンカンの様子でした。
 雨の中ペコペコしながら送り出したのですが、本気で肝を冷やしました。びっくりです。なんと1時間近くレッスン時間をオーバーしてしまったのですから…しかもこんな夜遅くなのに。
 そんな中ひとりニヤニヤしていたのが生徒本人で、「わたしはラッキーだったけどな〜これで譜読みも終わっちゃったし、2回分以上見てもらえちゃってラッキー!!」ですって(笑)
 後から考えるに、「ラッキー」と言ったのが生徒本人で、怒ってたのがおかあさんでよかったです。反対だったらそれはそれでかなりへこんだでしょうからね(笑)それにしてもわたしってバカ〜っ(笑)