ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 仙台旅日記 その4 瑞鳳殿

 瑞鳳殿というところは、仙台藩祖・伊達正宗公の霊屋です。
 バスを降りるとお洒落な茶店やレストランがあって、そのひとつの前に「子犬いりませんか?!」とおっしゃる方がいて、人だかりになってました。あんまりかわいいので撮った画像がこれ。子犬ですが、とっても足が大きくて、きっと成犬になったらさぞかし大きくなるであろう姿でしたが、かわいいのなんのって…メロメロになりました。
  
右側の画像は参道ですが、結構急な坂でした。ずいぶん樹齢が経っていると思われる杉の木がたくさんあって、花粉ってもうおしまいだっけ?!とちょっと心配になったり(笑)この坂はお年寄りだったら登るのが大変かも!?

 手水場(ちょうずば)には龍がいました。
 そして、涅槃門。

 本殿はとってもきらびやかです。ボランティアの説明してくださるおじさんがそばにいらして、いろいろとお話を伺いながら見ました。
 桃山様式だそうで、とても豪華絢爛なのが特徴なのだそうです。そのきらびやかさに目を奪われつつ、そういえば伊達正宗公は「伊達男」の語源になった方だったと思いだしました。

ちなみに家紋は竹に雀だそうで、黄金色にぴかぴかと輝いてました。

 屋根の上には龍が!そしてまた龍が!!いちいち龍に食いつかずにはいられないわたしたち(笑)

残念ながら1637年に最初に造営された瑞鳳殿は涅槃門も含めて焼失してしまい、現在の建物は1979年に再建されたものだそうですが、樹齢数百年の青森檜葉を用いて焼失前と同じように豪華な飾り彫刻をしてあるのだそうです。
 もうひとつ、わたしたちがここでボランティアさんの話に夢中になったのは、「阿吽」についての話で、もちろん言葉は知ってましたが、二体の狛犬が「あ」と「うん」の口の形をしているとか、一対で存在する宗教的な像のモチーフだという話を聞いて、他にもたくさんある「阿行」と「吽行」を探してまわったりしていました。
 Wikipediaによれば、

悉曇文字(梵字)において、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。

と書いてあり、とても興味深かったです。

2人の人物が呼吸まで合わせるように共に行動しているさまを阿吽の呼吸、阿吽の仲などと呼ぶ。

だそうですが、そんな人たち知ってますよね〜某KinKi Kidsさん!!(むふふ)
 この「阿吽ブーム」は帰って尚続いていて、実はこの間国立博物館でも「あれ、阿吽じゃない!?」という像を見つけてショコラさんと興奮してました(笑)
 一度覚えると、使いたくって仕方ないお年頃なんです。すいません(笑)
 ちなみに瑞鳳殿の真下には、本当にお墓があったそうで、発掘調査で見つかったものたちは、「瑞鳳殿資料館」で展示されてました。
 頭蓋骨をもとに復元した伊達正宗公や2代、3代藩主の容貌像とか、正宗公のメガネとか、武具や文房具とか、おもしろいものもいっぱいあって、結構熱心に見てきました。