ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 仙台への旅 その2

この日記は仙台への旅 その1の続きです。
もろもろあって大変遅くなりました。
十人十色追加公演仙台は目前になったし、ほんのちょっとでも参考になれば…と思い書いておきます。
二日目の仙台は、家族4人でループル仙台の一日乗車券を買ったところから始まりました。
ループル仙台のパンフレットには

杜の都仙台市内の観光スポットを循環する「シティーループバス」です。短時間の観光・ルート型の一日観光にも便利!バスならではの観光が楽しめます。

と書いてあります。
バスには仙台駅のバス乗り場から乗れて、バスの形がとってもかわいくて内装も豪華で素敵、お金がかかってます。
一日乗車券は大人が600円。何回でも乗り降りできるので結構便利です。ただし、方向は一方向なので、帰りの時間などは、ちゃんとあらかじめ読まなくてはなりません。
(もちろんそんなに駅から遠く離れるわけではないので、タクシーや路線バスにも別途乗り継ぎ可能です。)
本来なら15分おきに走っているそうですが、この間わたしたちが行った時は震災の影響で通れない道があったりして、20分おきになっていました。
(今は土日が20分おきで、平日は30分おきになっているみたいです。)
多少コースの変更もあって、回り道をするところや晩翠草堂のように行けない場所もありましたが、我が家的には寄りたいところに全部寄れました。
どこかで降りたら次のバスの時間を調べてから動き出すと便利でしたよ。
そして、広瀬川の流れる橋を渡ったり綺麗な景色を堪能しつつ、我が家が最初に行ったところは瑞鳳殿伊達政宗氏のお墓や資料館があるところです。

土曜日のラジオでも、つよしさんは何度も仙台に行っていて、松島やお墓のあるところにも行った…と言っていたので松島の瑞巌寺とかこの瑞鳳殿にも行かれたのではないかしら?と思いました。
次に向かった場所は仙台城跡です。このあたりはかなりのう回路になっていましたが、無事到着。

有名なこの伊達政宗像はもちろん無事でした。
しかし近くにあった鷲が羽を大きく広げた像の姿がなくて、キョロキョロと探したら、これは台座だけになっていて、上の方、まさしく鷲の部分が粉々になって落ちて瓦礫と化していました。
昨年これを見てきたオットと、しばし呆然と台座だけになったそれを眺めていました。
仙台への二日間の旅の中で、震災の爪痕を唯一徹底的に感じたのがこの像で、その他の場所では、通行止めの場所がある以外は、特に仙台市内を歩いたりバスで通りがかる分には昨年と同じ大好きな仙台のままでした。
きっと地元の方の多大な努力もあるのでしょうけれど、繁華街も変わらずとても賑わっていたし、人々もいつも通り。出張者や観光客が安心して街歩きや食べ歩き、お買い物を楽しんで大丈夫な感じでしたよ。
ここは仙台の街並みを一望できるので、かなり長い間家族であそこはどこ?あれはなに?という会話をして、その後は宮城縣護國神社でたくさんの力作イラスト絵馬をちらちら見ながらお参りをしておみやげを買いました。
この後、仙台メディアテークに寄れれば完ぺきだったのですが、実際はここでおなかがすいて一度仙台駅付近まで戻って、さとこ嬢おすすめのお寿司やさんでランチタイム。
ここは前日松島からの帰り道の電車の中で教えてもらいました。回らないけどリーズナブルな、おいしいお寿司やさんですよ!と地元の方オススメのお寿司です。
「うまい鮨勘」の名掛丁支店は、駅から徒歩で2分というとっても便利な場所、アーケードの中にありました。
ランチメニューは1000円ちょいでしたが、とてもおいしかったです。
もうちょっと奮発しようと思えば、ガラスケースの中にずらりと並ぶネタの数々。カウンターで家族4人並んでいただきましたが、回らないお寿司に慣れていない我が家でも気が張ることもなく、気さくなお店の方にも声を掛けていただきつつおいしいお寿司をいただきました。仙台の素敵な思い出の一つです。
実はこのあたりでもう雨がすごいことになっていて、ここからはタクシーで最後の目的地仙台メディアテークへ。
前回オットとふたりで仙台へ行った時は、さとこさんに案内していただきながら、ぶらぶら歩いてここに入った覚えがあるので、歩いて行けないことはないと思うのですが、今回は帰りの新幹線の時間もあったので、駆け足で。
どうしてもこの場所を訪ねたかったのにはわけがあって、デザインの仕事をしているアネにこのデザインが素晴らしい建物を見せてあげたかったこと、図書館好きな我が家にとっては魅力的なこの仙台と言えば…な象徴的な建物ははずせないだろう…ということで行ってみました。
ここのことは前回仙台旅行をした際にも詳しく触れたので、よかったらここも併せてご覧くださいませませ。
アネやオトートはもちろんここがとっても気に入って、結構長い間階段を上り下りしたり、透明エレベーターで上の方まで行ってみたり、本を眺めたり建物の構造を見たりしていました。
「こんな雨の日に、朝から一日ここに来て、ひとりで本を読んだり探したり、書き物をしたり、窓際で通りの人々を眺めながらぼんやりしたり、物思いにふけったりできたらしあわせだよね〜」なんて話もしました。
「うちの近所にはこういう場所がないので残念。」
「そもそもいろいろな意味で仙台という場所は住みやすそうだし、住んでいる人たちを楽しませる施設や行事や綺麗な場所がたくさんあって、いいね〜」
などと話をしました。
第二のふるさとができた感じです。
帰り道は新幹線の時間もあって、ループルに乗るのはあきらめて普通の路線バスに乗って駅まで戻ったのですが、路線バスも本数が多いしとっても便利に使えると思いました。
また折に触れて、四季折々の仙台を訪ねられたらいいなぁとつくづく思っています。
週末、十人十色の追加公演もあって、わたしもおそらく仙台の方を向いて、かの地を気にしながら過ごす週末になるのでしょうけれども、かの地を訪れた人たちが、かの地で待っている人たちが、そしてステージの上の人たちが、楽しくしあわせな週末となりますように。ここ埼玉の地から心よりお祈り申し上げます…………なんちゃって(やっぱりかっこよくは終われないふぇるまーたであることよ、笑)
みなさ〜ん!行ってらっしゃい!!