ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 心配ごと

昨日は堂本兄弟の収録日でした。
わたしはちょっと前に知ったある情報により、ちょっと挙動不審になりつつ、憂鬱な朝を迎えました。
それは何かというと、玉置浩二さんが堂本兄弟に出る…というニュースです。
数年前からふぇるまーたを訪ねてくださる方だったら多分ご存じのことと思いますが、わたくしレインはかなりの玉置さんファンでした。
「でした」…というとまるで過去扱いですが、多分過去になりきってはいないのだ…ということが昨日ではっきりした…かも!?(笑)
少なくとも昨年の夏、東京フォーラムのライブに参戦した頃までは結構普通に熱いファンで、同じく玉置さんのファンであるところのオットと共に、ここ何年かはほぼ毎年ライブにも参戦してました。
そして昨年の東京フォーラム(ツアーの最初の方)のライブの素晴らしかったことと言ったら…ちょっと言葉にできないくらいギューっと心を掴まれていたのです。
ところが。
その後みなさんご存じのように彼周辺ではいろいろと出来事がありまして…
わたしはそもそも音楽とミュージシャンの私生活をごっちゃに考えるタイプではないと自負しておりますが、今回ばかりはテンションがダダダダーっと坂を転げるように下がり…最も下がったのはFNS歌謡祭で…
今年はついにCDも買わず、ライブのお知らせが来ても見て見ぬフリをしておりました。
ファンでさえもこんな状況なのに、FNSがああいうことになったのに、その人を尚、堂本兄弟に呼んでくださるキクチPという人は、実は器が大きい方なのだなぁと尊敬モードになってみたり。
自分の器の小ささにがっかりしてみたり。
ただただおろおろしてみたり…
そんなかたくなな心がちょっとだけ溶けたのは先日の「音楽と人」です。
もちろんわたくし、つよしさんが目当てでこの雑誌を買ったわけですが、この本の編集長金光さんのコラムがふと目についたのです。
9月14日、今日発売の安全地帯のアルバムについてのレビューにはこんなことが書いてありました。
少しだけ引用させていただくと…

本当にこのアルバムには度肝を抜かれた。
中略
しかしそこに強い表現力を持ったヴォーカルとメロディが重なり、圧倒的なポピュラリティーを獲得している。
中略
このアルバムは、ロック、ファンク、ヒップホップ、ソウル、そしジャパニーズポップスを、囚われることなく自在に取り入れたうえで生み出されている。
中略
彼が作る世界観は、生まれてきたからには誰もが幸せでなくてはならない、いや、幸せになるはずだ、と言う信念に基づいている。
そこが世間の概念とは微妙にズレている時があるのかもしれないが、そんな彼が産み出す音楽は純粋で美しい。そして素晴らしい。

この文章があまりに魅力的なので、わたしはまた立ち止まってしまいました。
ちなみにそんな風に書かれていたアルバムはこちらです。

安全地帯??(DVD付)

安全地帯??(DVD付)

amazonのレビュアーが、玉置さんのソロの大傑作「JUNKLAND」に安全地帯の要素を融合させた感じとおっしゃってるではないですか!!
それはそれは大好物な内容みたい。どうしよう!!
わたしは彼の音楽性について疑ったことは一度もないし、メロディーメーカーとしての才能、歌唱力、そしてギターの音色や彼が作りだすライブ空間…それらのものが大好きなのです。
そして人の持つ危うさやぎりぎりの緊張感も嫌いじゃないし、どんなことがあってもやっぱり「人」を信じること「人」を好きでいることをあきらめずにいたい…
ああそうだった…久しぶりに思い出しました。
そして、その話をした当日、オットが新聞で来週の東京フォーラムのチケットがまだ発売中だという記事を見つけ。
うじうじと考え込んでいるわたしの隣で突然「行くぞ!!」とオット。
ためらう妻。
ローソンでチケット買えたらね………あっさり買えたんですけど………しかも多分そんなに後ろじゃない……そりゃあいろいろあったしね……
そして状差しのいつもの場所にいつものように来るべきライブのチケットが差し込まれ、ライブの日を待っている…来週の金曜日、フォーラムのライブに行ってきます…ということがあったのが日曜日。
さて。
昨日は朝から最も気のおけない楽しい友人たちと会っていたものですから、それはそれはHAPPYな一日だったわけですが、それでもやっぱり収録のことが気になって、胃がしくしくとしてました。
何年も前から、玉置さんとKinKiさんの競演はわたしにとっての夢だったのです。
玉置サウンドが大好きで、一方でお台場でつよしさんのE☆Eをも体感しているオットも、ふたりの共演が見てみたいと言っていたひとりで、「夢が叶ったじゃん!!」と言ってくれたのですが、これは夢が叶ったのか?果たして彼は来るのか?KinKiファンにボロクソに言われるのではないか?(わたしもKinKiファンですけどね、笑)言われたってしょうがない…ああ、今から謝っておこうごめんなさい(平身低頭…土下座…)
そんな感じで、誰のファンだかさっぱりわからない感じで、ツイッターをのぞいたり離れたりを繰り返しながら夕方を迎えました。
友達の家から帰路に着く途中で、一緒だったあきこちゃんから「玉置さん、ちゃんと来たってよ!見てごらん、よかったね。」と連絡をもらい(笑)
仕事が終わった頃にはキクチPの収録日記に触れ…
緊張の一日はとりあえず幕を下ろしたわけです。
は〜っくたびれた〜。
きのうお会いした皆さま方、ほんとお騒がせいたしました(礼)
そしていつか一緒に歌ってくれたらどんなにかしあわせか…と思っていた「田園」を一緒に歌った話や、玉置さんがギターを持って収録された話や…前だったら涙が出そうにうれしい話がたくさん載ってました。
オットも素直に喜んでいる模様です。
何はともあれ、うまく収録できたって書いてあるんだから…よかったじゃ〜ん!!
そしてあちこちの友人からホッとしたね〜よかったね〜。心配だったんだね。もう大丈夫…いろいろと励ましをいただいてすみませぬ。
久々つよしさんやコウイチさんそっちのけで別の人の心配をした一日が終わりました(笑)
やっぱりまだファンってことなのかしら?
いずれにせよアルバム買わなくっちゃ!
多分感情的なわだかまりや疑心暗鬼な感じが取れれば、また静かにファンとしてやっていくのかもしれないし、今度のライブや堂本兄弟を見て自分がどう思うのか、楽しみなような怖いような…
何より自分が信じられない…というのが最近のわたしの最もダメダメなところです。
オットが笑って、「なんで自分のことみたいに心配してるわけ?」
「アンタ、つよしやコウイチが好きなんでしょう…」と笑いました。
まったくもってそうであって疑う余地もないわけですが(笑)思わぬ出来事が起こり思わぬわたしに出会いました(笑)
「これだから人生っておもしろいのよ!!」
そう思えばいいってことかしらん。うふふ。
放映前後もまたいろいろともやもやしたり、ママモードになって胃がしくしくしたりするのかもしれないし、KinKiファンのみなさまに(アンタもだってば、そもそもアンタ誰?、笑)申し訳ない気持ちになったりするのかもしれませんが…気持ちを強く持って(大げさ〜)歯をくいしばって本編と向き合う覚悟、所存でございます(笑)
KinKiさんや玉置さんはこの収録を楽しんだかしら〜。
少なくとも音楽の楽しさが伝わる回になってたらいいな〜。