やっと2まで来ました。
横浜アリーナのライブの日から5日。
ああ、楽しかったなぁ。HAPPYだったなぁと今でも記憶を辿って余韻に浸っています。
さて。
長く読んでくださっている方はご存じのことですが…
ふぇるまーたの文章は、いつも『素人が書くとても主観的な感想』というスタンスを逸脱しないように気をつけています。
なので「自分が感じたこと」を感じたままに書かないと意味がないとも思っていて。
結果、これから書く部分では、書こうか書くまいかとても迷った部分ができてしまいました。
実際、そこを飛ばして書いてもまったく流れ的には支障はないのですが、どうしても不誠実な気がしてしまい。
散々迷ったうえで。やはり感じたままを素直に書くことにしました。
つよしさんはすべてをファンに惜しみなく見せてくださる方だし、だとしたら、思ったままを書くことの方が、読んでくださる方に対しても、言及するつよしさんに対しても、誠実かな?と。わたしなりにそう思いました。
とはいえ、あくまでも一個人の感覚で「そうだった」と断定するつもりもなく。
そうに違いない!と強く思ったことでもありません。
なので、そんな風に思った人もいたのか?というくらいの緩さで読んでいただけたらと思います。
その1では最初のMCの前までだったので、MC後、本編の最後までを書きます。
MC後の最初の曲は『410Cakeのうた』(新曲)でした。
すごくノリのいい楽し気な曲で、この歌では、つよしさんのライブでは珍しい、すっごくポップでかわいいホットケーキのイラストがつよしさんの真後ろのスクリーンに映し出されました。
ちょっとサンリオとかにキャラがありそうな?
シールになったらうちの生徒のちびっこたちが熱烈に欲しがりそうな、超かわいいホットケーキのイラストを背負って、つよしさんが歌います。
いや~ん、つよしさんもかわいい♡とか思って見ていたら・・・
「I'm hot cake」という字幕が目に入り・・・
ええっ!?つよしさん、あなたってば、ホットケーキなの?と思ってたら・・・
「your butter」と来て、ええっ!?your?とさらに混乱。
「溶けていいよ」「濡れていいよ」「浸みていいよ」「イッていいよ」
抜けてるかも?だけど断片的に多分こんな詞をファンキーなグルーヴに委ねつつ、ノリノリで歌ってました。
えええええっ!?
か。か。官能的・・・
かわいいイラストとのギャップがスゴ過ぎる!!!
ご本人がMCで意味がない「詞」と言ってましたが、ありありじゃない!!
ある意味「100年の恋」あたりから、ちっとも変わらないっぽいつよし節が入ってて(笑)
つよしさんというホットケーキの上で、わたしたちはバターになってその熱さにメロメロと溶かされる歌だったのでありました!!
キャーっ!!とテンションが上がったのは言うまでもありませんが・・・
待てよ!オットが隣にいるんだった!(笑)(笑)(笑)
彼もまた楽しそうにしてたから、まっいっか。
そして。
つぎの曲も新曲で『君に捧ぐFUNK』と自分で書いてるんですが、こんなタイトルだったっけ?とイマイチ記憶が怪しくて。セトリを書いてらっしゃるみなさんのツイートを確認したら、多分合ってたのだと思います。
同じことを書いてらっしゃる方が何人もいらっしゃいました。
アフリカンっぽいアレンジって書いてたのがこれかなぁ。ちょっと記憶があやふやです。
ベースと書いてて。今回全編感じたことですが、森多聞くんのベースの音が、とんでもなくかっこよくて。しばらく聴かない間に、すご~く進化を遂げたように思えてならず。
(もしかしたら、わたしの耳がやっと彼の音に追いついて来たのだという可能性も大いにありますが、笑)
シャープでとても渋い音に夢中になりました。
「癖」って書いて「へき」って読ませる歌詞が入ってて、そう読むんだよね?とオットと確認し合ったことを覚えてます!
つよしさんが乗ってきたUFO(逆三角形の例のアレ)の「瞳」が、時々瞬きをするのです。これが気になって、しばしばガン見してました(笑)
そうこうしているうちに・・・
トロンボーンのSASUKEさんのカッコイイソロが始まって・・・
すごくカッコイイ曲。
これまた新曲?と一瞬思ったけど、MCによればこれ以上新曲はもうないはずで・・・
ということは絶対知ってる何かだぞ?と思いながら聴いてました。
超カッコイイ!!!
スローなアレンジで。
多聞くんのベースが超かっこよくて、一瞬「人類の此処」を思い出すような音だと思ったのはララソミって殴り書いてるから、あの最初のところを思い出したんだと思います。
(よく聞くと全然違うんですけどね、一瞬だけ似てた!笑)
なんだろう?なんだろう?と思っているうちに「シャカウー」が入ってきて。
わかったぞ!!あれだ!!!『FUNKYレジ袋!!!』と気づく楽しさよ。
ベースのカッコイイ土台の上で、ホーン隊のソロが次々入ってて、これまたカッコイイ。
スローなのにバンドの音はベースを始め、しっかりとエッジが効いてて、超カッコいい「funkyレジ袋」。
一方のつよしさんの歌声はスローなせいもあってか、とても色気に満ちていて。
「レジ袋でdance~♪」をこんなに色っぽく歌う人、見たことない!!
(そりゃそーだ!笑)
さて。曲半ばで、スティーヴさんが前へ出て来られましたが・・・ボンゴとか持ってるわけでもなく。
どんなパフォーマンスが始まるのか?とワクワクしていたら・・・なんとポケットから取り出したるはレジ袋だったのでありました。
レジ袋パフォーマンス!!
謎の手品師か、あるいはサーカスのピエロか?みたいな感じに出て来て。
あっという間にその手に万の人たちを引き寄せ惹きつけ、魅惑の音を鳴らしてました。
レジ袋を打楽器のひとつにして、絶妙にマッチした音を鳴らしているわけです。
すご~い!
こすり合わせたり、ふくらませたり、しゃかしゃかしたり。
最後には頭にかぶって音を鳴らしてましたよ。
いろいろな音を聴かせてくださって。
ああ、これもまたひとつの音楽!!・・・と喜んで見ていたら・・・
最後、どんどん懐からレジ袋を取り出しては、つよしさんに次々渡して行きます。
この辺もピエロっぽかったなぁ(笑)
つよしさんは、そのレジ袋を、ひとつひとつ、律儀に全部受け取っては腕のところに巻きつけて。
自分もくるくる回しながら音を鳴らしてて。
これまた超かわいくって。メロメロメロメロ。
シャカシャカウー、シャカウー。
その時のことを十川さんとご本人のスティーヴさんが後日、Twitterでこんな風におっしゃってました。
スティーヴ最高でした!アリーナでレジ袋を操ったのはスティーヴが史上初なのでは?(^^) https://t.co/tNWsNxMzf4
— 十川 ともじ (@tomothize) 2019年5月9日
ここを見てた時、となりのオットが、スティーヴさんの、このバンドの遊び心にめちゃめちゃ食いついて、大喜びだったので、スティーヴさんはかなりあなたの年に近い方なのよ~と教えてあげたらさらに喜んでました。
(ちなみにオットはアルフィーさんとタメ!)
オットの感想については、Twitterですでに軽く書いたのですが、後ほどまとめます。
魅惑の「funkyレジ袋」が終わり・・・
↓ここからの2曲は究極のハイブリットの始まりです。
一つ目はこれ『TU FUNK~T & U』です。
この2曲を一緒にしようと思ったの、天才!!と思いましたのことよ。
これも最初「Tu~Tu~」言い始めるまで何かわからず。
ああ大好きな「TU FUNK」だ~と大喜びで聴いていたら・・・
さらに、コーラス隊が、T&Uの一番最初のところの、聴き慣れた特徴的なフレーズ、「トゥートゥートゥルットゥートゥー♪」のところをを歌ったところで、合わさった!と気づいたのです。
そういえば、この曲の「ここ」でも意識はしてなかったけど確かに「Tu~」って歌ってる!!!
こういうの、ほんと楽しい♪
混ぜても全然ヘンじゃなくて、むしろ合わさるとさらにかっこよくなるマジック。
元々親戚っぽい曲だったっけ?と思い出してみるも・・・いやいや。そんなこと、思ったこともなかったぞ??
散々聴き慣れた曲のアレンジを変えるのって勇気がいると思うのですが。
そして総じて前の曲が好きであればこそ、そのイメージも強烈に残ってて、少なからず新しいアレンジに違和感を覚えるものですが、つよしさんに関してはそれがまったくないのがほんとうにスゴイです。
いつだって新しいのが最高!!と思わせてくれる。
変化を恐れず、新しいアレンジに果敢にチャレンジする・・・そういうところもこのバンドがとても好きなところです。
そして2曲目。
『MusiClimber~愛 get 暴動 世界!!!』です。
最初のところで、シャウト!!!とわたしメモ。
ロングトーンも冴えわたってました。気持ちよそさうだったし、グリッサンドみたいに上がっていくところ、CDもすごくいいけど、生の方がずっといい・・・といつも思うのですが、今回もまた同じことを思いました。
これがMusiClimberだってことはわりとすぐにわかって。
それはわたしはこの曲が死ぬほど好きだからで。
セトリに入っていたことがうれしくてうれしくて、ガガガガーっと上がっていたのですが…
ワンコーラス歌ったところで、そのまんま「愛 get 暴動 世界!!!」へとシフトした時、あまりのドラマチックな展開に度肝を抜かれました。
わ~ん、びっくり。この2曲をくっつけようと思ったの、(さっきも言ったけど)天才!大天才!!
めちゃくちゃ合ってるではありませんか!!!
芸術家よ すべての才能を恐がるな
愛で限界まで弓を引け
ひゃーん!!ここここ。この歌詞が大好きなのだ♡
今のつよしさんが歌うと当時よりももっと説得力があります。
そして、家に帰ってからあらためてMusiClimberの歌詞も見ました。
音のひとつひとつを掴め 頂(いただき)まで。
ここはもともと大好きなのでいつも食いつくところですが。
消える運命(さだめ)に舞う音掴め ピンチを掴め
僕らと君らがひとつと化す その頂(いただき)へ着こう
二つの曲の合体を知ってから読むと、さらに刺さるなぁと思ったところ。
どちらの曲も「奮い立たせる歌」だと思うし、聴き手をではなくて、多分自分を鼓舞し、奮い立たせているんだろうなぁと思いました。
特に耳のことがあってからこっち、誰がどう見ても、大変な闘いに挑み、いつだって十二分に。わたしたちファンが思う何倍も何十倍も、何百倍もがんばっていることは重々わかってるから・・・
なんだかこういう歌を聴くと胸が痛いですが。
わたしたちがライブだ!アルバムだと喜んでいる間も、つよしさんにとっては、まだまだ自分との闘いは続いていて。
長く長く、ひたすら辛抱強く、孤独な闘いは続いていて。
ぎりぎりまで弓を引っ張って・・・できる限り遠くまで矢を放とうとしているんだろうなぁと・・・
そういう彼の日々の努力の賜物としての今日なのだ!と急に実感して。
なんだか心がぎゅっとした瞬間でした。
そんなことを思っていたら・・・次は『NIPPON』が始まりました。
今年は改元もありましたし、時節柄ぴったりです。
この曲はとてもスローなアレンジで。つよしさんの声が色気に満ちていて。
久々だったしとてもうれしい気持ちで聴いていたのですが…
ちらっと・・・
低音域や中音域はそうでもないけど、フェイクやシャウトではない、歌詞が乗った普通に歌うところの、少し高めの音が歌いづらい?・・・というか聴き辛いのかな?と思いました。
とても楽しくて素敵なライブだったし、正直に言うと、あまり彼の耳の状態のことを意識してはいませんでした。
この曲になってはじめてちらっと浮かんだ気持ちでした。
若干原曲から違うメロディーに音程をいじっていて。
それが耳の関係なのか今回ならではのアレンジなのか、その辺はわからずですが。
気のせいかもしれないけど、つよしさんの声帯に、若干の緊張を感じたのはこの辺りから。
客観的にヘンとかいうレベルでは全然なくて。
音程も確かだし、リズムもきちんと合っていたのですが、わずかな緊張と、やや表現がストイックな印象を受けました。
ここまで大きなアリーナというハコで、音がめいっぱい分厚くなると、実はまだまだ聴きづらいんだろうなぁ・・・と。
わたしは正直に言うと、この辺りでちょっとだけ思ってました。
少し力が入って、肩が少し上がり気味にも見えて、一昨年の東京ドームがちらっとよぎりました。
わたしは超敏感にそんなことを感じて、一緒になって少し肩に力を入れつつ見ていたのですが、横で見ていたオットはまったく何も感じてなかったそうで。
わたしの思い過ごしかもしれないし、ファンだからこそ、ナーバスになりすぎだったかも。
でも、彼にとっては、かなり間が空いて久々のライブがいきなりのアリーナクラスだったわけで。
17000とか入っちゃうハコだったし、たった一日限りのライブで。
突発性難聴を患ってからこの方、どんなに日々の努力を重ねているからといっても、急に劇的に歌いやすくなってるなんてことも考えにくいから・・・
相変わらず努力の日々は続いていて。
何事も少しずつ試したり、工夫したりの今日なのだろうなぁと受け止めました。
どうあれ、もう20年以上、まったく列量も変わらずにファンでいて。
これからも続くであろう道の途中。
もうとことん見守る覚悟はできてるし。
誰よりもご本人がアリーナであっても、ドームであっても、はっきり「立ちたい!」と言っているのだから。
その瞬間、瞬間で、一喜一憂はしない。
ひたすらに応援するのみです。
彼はファンにありのままを見せて、知ってもらいたいという人だし。
そんな人のファンで、今のまんまの彼に逢えるしあわせ。
いろんなことを、噛みしめながら聴いてました。
実際に、ちらっといろいろよぎっても、次々と新しい楽しい瞬間もやってきて。
つよしさん自身もその場の音楽を十分に楽しんでいるのがちゃんと見て取れるので。
そんなに引きずらず、また新しい瞬間を新しい気持ちで楽しめたのも事実です。
この辺りから恒例の「ハンドサインを出して、ジャンプするコーナー」へ。
ブルーベリーの時も、元々ブレイクがわかりやすく親切なものではないけど、今回さらにむずかしくなってた気がして(笑)
最初「キメ」のタイミングがわかるまでに少々時間がかかって、何度かかすりました(笑)
くやしい~(笑)
サインを出してからの一拍目が、かなり早いのです。
でも、だんだんに慣れて来て、食い気味くらいで反応するとちょうどよく。
これだ!とわかった時の楽しさよ!!
そして横でわたしよりもさらに、オットが新鮮な驚きと共に喜んでて、微笑ましかったです(笑)
気がつけば、コーラスさんが「ハイヤー!ハイヤー!」と合いの手を入れ始め。
あれだな!!と気づき、曲調が徐々に変化していくのをワクワクしながら楽しんでいたら・・・雪崩れ込むように次の曲へ。
『Chance Comes Knocking』です。
この曲では、つよしさんが「Higher~♪」を何度も繰り返し歌います。
最初は試すように・・・やっぱり声が固いような気もする?なんて思っていたら・・・
何度も何度も、いつもよりも若干しつこいくらいに何度も「Higher~♪」と繰り返しているうちに、だんだんにいつもの調子が戻ってきた?という感じになってきて。
客席も繰り返すうちにどんどん温まり、盛り上がり。
つよしさんの歌声もだんだんに尻上がりに自信に満ちてふわっと伸びやかになってきて。
ああ、楽しい!ほんと楽しい!と思っていたら・・・
そこからさらに何度か目に、意を決したように、ひょいとオクターブ上がりました。
オクターブ上がっても、のびやかないい声は健在でした。
年末年始がなかったから、ものすご~く久しぶりにステージで生で歌うつよしさんを見た気がしていたのですが…
本編のラスト、しみじみとつよしさんの歌声が大好きだなぁと思いました。
MCでも聞いたけど、大きなところでの音のコントロールや、自分の耳の感触を、この日のステージの上でひとつひとつ確かめ、模索しつつ、歌っていたのかも?と思いました。
途中つよしさんが「Higher~♪」と歌うたびに、心の中で「Higher~♪」とこぶしを握りエールを送ってて。
でも、途中から「何か越えたなぁ!!」という確かな感触もあって。
なんだかほんとにほっとしたのです・・・わたしは。
もちろん妄想の範疇です。個人の感想です。
全然そんな風には見えなかったけど?とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれないです。
でも、わたしにはそんな風に映ったので、素直にありのまま、思ったように書きました。
さて。
ライブ本編はここで終了で。
最後はまた宇宙船(逆三角形のあれです!)が降りてきて、つよしさんは宇宙から来て、宇宙へと戻っていく壮大なラストとなりました。
「おぉーーーーっ!!」ひたすらにぽっかーんと口を開けて、空へ帰っていく「船」を見送るわたしたち。
いつものごとく、つよしさんはさっさと着替えて、アンコールの拍手の時間も惜しい!待ちきれない!というように、とっととステージに現れます。
そこから後も、まだまだ楽しいトークや、観客も巻き込んだ「とても楽しい苦行?(矛盾してる!笑)」やら、魅惑のセッションやらが待っているわけです。
続きます。