ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

Mコンサート−Memories&Moments 12/30&1/1 セットリストに沿った感想 その3

なんとか週末の間にライブの感想の続きをもう一つアップしたかったのですが、我が家のネット環境が恐ろしく不安定で、ネットが切れ切れ。
すぐに回線が切れたり、電波が微弱になったりして、困ってました。

そもそも「ルーター」のせいじゃない?ってことでルーターを買い替えたばっかりなのですよね。
それでもダメだったから、今度はモデム?ってひとつずつ可能性をつぶしてます。

家の中で家族がそれぞれパソコン4台、iPhone4台使っていて、どうかするとその他に子どもたちがゲーム機も回線をつないで使ってたりするので、とんでもなくヘビーユーザーで、いろんなことが複雑なので、一度トラブルとどこに原因があるのか特定するのも骨です。

今朝ケーブル会社に電話して、30分くらいおねえさんとあーでもない、こーでもないやってたのですが、結局は何がいけないのかわからず(涙)
幸いにも今は安定的に動いているので、鬼が居ぬ間に更新(笑)

ちなみに前の「その2」を書いてから、雑誌がたくさん出たり、J-WEBでもレポが載ってたりしたので、事実確認がしやすくなりました。
それにしてもいっぱい出たなぁ。

選べなくていろいろ買っちゃいましたが、写真はどれもすごくいいなぁと思うけど、もうちょっと音よりのレポを書いてくれるところがあってもいいのに〜と残念に思ったり。

もちろんMCレポはうれしいし、KinKiファンとしては、大事な肝のひとつかもしれないけど、どこもテキストはほぼ同じところを拾ってて、どんな音がしたのか、他のアーチストのライブと比べてどんな特性があって、ライターさんはどう感じられたのか…そんなことに触れてるものがほぼないのが残念です。

で、ライブそのものが、もうちょっと主婦が忙しい時期に行われるのでなければ、自分なりにもっと音寄りのリポートをしたいところですが、なんせ年末年始は鬼のように忙しいので、毎年こういう中途半端なものになっちゃうのですよね〜

で、何度も言ってますが、レポじゃなくて感想なので、正確に流れを追うというよりは、主観の方を全面に出してます。

そして、MCはあちこちの雑誌レポでほとんど網羅されてるようなので、セットリストの感想を書き終えたら、別途MCを聞いてどんな風に感じたかに絞って触れたいと思います。
InterからBonnieButterfly

多分オリスタの42ページから43ページの大きな写真はボニバタのところのじゃないかな?
すご〜くカッコイイふたりでした。

まずはインストが流れだしダンサーさんやふぉーゆーのパフォーマンスがあって…
そのうち、特効の炎がぶわっ!…ぶわっ!という感じに情熱的に上がり…
そしてスモークがもくもく。
ドラマチックな演出と、音楽が盛り上がってきたところで、下からポップアップでまずはコウイチさんが登場します。
照明と衣装と相まって、なんだか銀色の弾丸みたいにも見えて、ここ、超かっこよかったです。

そして「If You Want To Feel The Same I Do〜♪」
マイク加工された声で歌い出します。
コウイチさんのパートが終わると、今度はつよしさんが同じようにぴょーん!とポップアップして
同じように「If You Me To Stay I'll Be OK〜♪」
これまた銀色の塊のような登場シーンでした。

ドラマチック。

そうそう、かなり前の方にいた30日の時は、肉眼でふつうに確認できたので、コウイチさんの銀色のキラキラのジャケットの裏側が黒だったのがとってもカッコイイと思ったのですが、翌日は銀の塊にしか見えず、あれは見間違いだったかな?なんてイマイチ不確かだったのですが、ナビスマイルさんの小さな写真たちの中に、まさしくその瞬間の写真がありました!!
これこれこれ!

(たくさんのテレビ誌の中で、わたし、TV navi SMILEさんが好きなのは、小さいけれど、セットリストごとに全部写真が載ってるところで、この写真を見るだけで、まざまざと1曲ごとの記憶がよみがえるのですよね〜
記憶を辿る、記憶を劣化させないという意味でも、MCレポも流れが写真で全部わかるという意味でも、これが今回のレイン的一押しかも。)

つよしさんは、次の衣装の赤いベストの裾が左側だけ出ていて(ここもオリスタ参照)シャープなシルエットの衣装にこ腰からのぞく三角の美しい赤がすごく効いてました。
カッコイイ@@@

今回つよしさんの衣装のパンツは黒っぽいラインが入っているのが多かったので、全体としてシャープに見えるよね〜なんてショコラ嬢とこそこそ言い合ったのもいい思い出(笑)
そのショコラ嬢は、元旦のつよしさんのビジュアルが相当ツボだったみたいで「なんてオトコマエ〜っ!!これ一年を通して一番じゃないですか?!」って珍しく興奮気味に言ってましたね〜むふふ。
普段超冷静な人なので「いいわぁ〜」と目をハートにして言われると、断然説得力が違います!!
(もちろんいつ何時も、どうかすると口が先に行っちゃいがちなレイン比ですけどね、笑)

確かに元旦は30日よりも髪の毛がちょっと短くなってて、オトコマエ度が増してて、とっても素敵でした♡

この曲はどのコンサートで歌われてもひゃーっとなる定番曲ですが、今回もやっぱりあまりに素敵で萌えました。
ダンスも洗練されてとてもカッコイイ。
わたしメモには「殺陣みたい」…って書いてあるの。
足を高く蹴り上げたりする、ダンスを見てそう思ったのかしらん。
それとも音かな?と思って思い返してみたら、音のような気もしてきました。
なんかパーカスかドラムの「シャキーン」っていうような音が要所要所、たとえばポップアップの時なんかに入っていて、途中で変拍子の小節が入ったりして、そのリズム隊の音がしゃきしゃき聴こえてそんな風に思ったのかも。

というか、多分30日の席が、スピーカーの位置のせいかな?リズム隊の音を多く拾う場所だったみたいで、意外とメモ書きにリズム隊の感想を書いてる部分が多いです。
座った場所によって、多分この音の記憶もかなり違うような気がします。
できたらいろんなところで見たかったなぁ〜
もっと何回もあればいいのに。



Want You
きたきたきたーーーっ!!
この曲の刺激的なことと言ったら。

「あんまり聴いたことがない種類の曲だから刺激的なのかな?」って言ったらヨーロッパ在住の友人が「ええ〜っ!?洋楽では珍しくない、わりと聴きなれてる曲調だと思うけど」と言ってました。

単にわたしがあんまり聴かないタイプの曲ということかも。

そしてKinKiさんも今まであんまり歌って来なかったタイプの曲。

だからすご〜く新鮮に聴こえるんだと思いました。

ロケット花火みたいに、特効の花火が一回だけ斜めに飛んだのはこの曲でしたっけ?
さらに確か、この曲はたくさんの光る柱みたいなのが出てきたのですよね。

ボニバタからの流れがものすご〜く自然でいい感じ。

わたし的に堂島曲たちからのROCKS、Secret Codeの流れと同じくらい、この辺りは心踊るシーンでした。

さっきまでMCでまったりしていた人たちと同じ人たち?と疑いたくなっちゃう(笑)

コウイチさんはとことんかっこよく。大好きな般若顔に限りなく近い厳しい顔!
つよしさんはとことん色っぽい。そのぐいんぐいんな腰は反則だってば!

で、この曲では二人がふたりともすっごく「雄」な感じなのですよね。


「And More! More! More! More!」とか
「Want you! Want you! Want you! Want you!」とか
「Lady let it show,let it glow Oh oh!」とか
英語詞で二人が歌い継ぎながらcresc.(だんだん大きく)していくところ。

ここがものすご〜くかっこよくて、曲の世界観になぞらえて言えば、ふたりが、既成概念とか常識とか、自分を守る鎧とか、そういうのをひとつひとつかなぐり捨てながら、力を増しつつどんどんこっちに向ってくる感じ。

途中で二人が赤いシルエットになるところがとても情熱的な感じで麗しかったです。

この歌が終わってすぐに「アンコール!!」って言いたいくらい惹きつけられてやまない曲のひとつでした。



Tow of Us
ドラゴンみたいな花火(音がしなくて綺麗にパチパチするやつ)が美しかったです。
この曲の名前がどうしても覚えられなくて、わたし両日ともメモに「ずっと抱いて〜♪な曲」って書いてる(笑)
ストリングスが美しいとわたしメモ。

この曲はCDより断然生で聴いてこそだと思った曲のひとつです。
CDでは正直そこまで印象に残っていなかったような。

ここでふたりが上着を脱いだのですが、さっきもちょろっと触れた、つよしさんの赤いベスト姿がとても好きでした。
すっごいアシメトリーなの。オリスタで細部を見るとびっくりします。
中のシャツはドット柄で意外とひらひらしてるし、あのベストもレースがついていたりものすご〜く凝ってる。
コウイチさんのがゴージャスでお金かかってそうだなぁ、王子様だなぁと思ってましたが、よく見たらつよしさんもでした(笑)
30日には、真横をつよしさんが通ってひゃーっとなったポイント!!(笑)オトコマエ〜っ!!そしてやっぱり小さ〜い!(もう大きくはなりませんから〜、笑)
距離的には社会科見学の時とそう変わらないくらいの至近距離だったのですが、また全然違う顔!
この時はわりとどっちかと言えばコウイチさんが時折見せるようなとても強い顔をしてました。
ほとんど立ち止まらなかったので、あっという間にバクステの方へ行ってしまったんですけどね。
なんだか仕事人っぽい顔だったなぁ。


せつない恋に気づいて
この曲は歌声がなんと言っても繊細で素晴らしかったのですが、途中で二人がハモる瞬間だけ、一瞬モニターにふたりが映るのがすっごく新鮮でした。
で、ぎりぎりふたりをかすめて双方映し出して、ハモリ終わるやいなや、フェイドアウトのように画面から消えるのが「あぁ〜」って感じ。

別にもう一方も消さなくてもいいのにと思ったり。なんだか職人芸だわ!と感心したり(笑)

この曲に限らず、ハモりが美しい曲たちの何曲か、こういうモニターの使われ方をしてました。

まあ、二人が遠くの場所に離れて歌うことが多いから、むずかしいのかもしれないですけど、もっと二人がいっぺんにモニターに映るところがあるといいのになぁと思ってしまいます。

ちなみにこの時は二人がMの長辺の一番遠い端と端にいたように記憶しています。

こんなに端と端にいるのに、ろくろく姿も追えていないだろうに、ぴったりとブレスを合わせられるんだなぁと、いつもながらびっくりします。
モニターに映し出されたつよしさんの顔は、さっき通路を通っていた時のきびしい顔とはまったく別の顔。
儚げで夢見がちな「せつない恋に気づいて」という曲の世界観の中にすっぽりと入り込んだ顔。
一瞬ラジオで聴いた時とまったく同じ感覚になって驚きました。ドームの端と端で歌っても、ラジオのスタジオで顔を見ながら歌っても、変わらずすっと曲の世界へ入って行けるってほんとうにすごいこと。
コウイチさんは、全身を使って歌っている感じ。昔より格段に声量が増した気がします。ふたりの声のバランスが以前よりずっとよくなってハモリ部分の美しさが増した気が。

そしてふたりがよりアリーナの後ろの方へと移動。
だんだんに照明が黄色の暖かい光から純白へと変わってゆき…


もう君だけは離さない
これ、一人ずつ小さなリフトに乗って、これでもかと高いところに上って行って歌います。
5万5千の目がアリーナの2点に注がれて、静まり返ります。
前から見た時は、ふたりのリフトはかなり近いところにあるように見えたのですが、40ゲートの時に上から見たら、結構離れてました。

せつない恋に気づいてもそうですが、これはひたすらにボーカルの美しさを堪能する曲。
久々のShusuiさんとcannaさんのこのコンビは、初期からのファンにとってはたまらないラインナップ。
なつかしさがこみあげてきます。

そして、すごく正直に言うと、やっぱりわたしはふたりが移動しながら歌う曲よりも、ボーカル的には絶対に完全に止まって歌っている曲の方が歌声が安定しているような気がして好き。ダンスも大好きだけど、わたし的にはやっぱり歌の安定はものすご〜く大事だなあと思います。

それにしても、この曲ではハーモニーもユニゾンもとても美しくて、思わず目を閉じて聴きたくなってしまいました。

特に「そう 思い出した あの時の 君のやさしい顔〜♪」のところのハモリがあまりに美しくて、わたし、思わずメモりました(笑)
何度も触れてるけど、ふたりの声質はとても似ていて、こんなに違和感がないハーモニーを作れるアーチストもそうそういないんじゃないかと思うのです。
ジャニさんがこのふたりにしよう!って思った瞬間には、多分ここまで声質が似てるとは思ってなかったんじゃないかな?と思ったりもするのですけれど、最新アルバムのウリの一つにこのハーモニーのすばらしさっていうのが絶対にあるはずと思っていて…

だからこそなのですが、いつかこんなに広過ぎない場所で、小さくて高いところまで上がる円盤にも乗せられず、音響のコントロールも容易なところで、万全の状態でハモリを聴いてみたいです。

武道をするところでもサッカーするところでもなく、体育館でもなく、ちゃんと音楽専用のコンサートホールでのライブとかあったらいいのになぁ〜

おっと語り過ぎ(笑)

照明が上下して、上に向ってサーチライトのように照らしたかと思ったら、後半、夕暮れっぽい温かい黄色い照明になって、胸がぎゅーっとなりました。
なんとなくいい感じに年を重ねてきた、年相応の大人なKinKi Kidsを連想させられました。
ああ、ここまで来たんだなぁという感じ。

最後の「君だけを〜」からのつよしさんの声の伸びていたこと。もうどうしてくれようっていうくらいの美声。思わず身もだえしちゃう(笑)
広いドームに響き渡ってそれはそれは美しかったです。


aeon
シャワーのような放射状の光、とわたしメモ。

この曲の胸が苦しくなるような、ぴりぴりヒリヒリする感じ。まさしくKinKiだなぁと思います。

歌声の次に、わたしの耳にはパーカスのリズムが耳に心地よくて、常に追いかけてました。
あと、ひらひらとひるがえすようなダンス。

この曲にダンスがあるとはちょっと意外でしたが、生歌はちゃんと美しく、ダンスが儚さをさらに増幅させる感じで素敵。
この曲では黒衣装のダンサーさんたちがバックを固めてました。

曲や詩そのものはとても重たくて、切実さが胸に迫る感じ。

「aeon」っていうのは「永遠」っていう意味なんだって…というのはあちこちで読みましたが、どうしてこんなに悲しくてせつないの!!
1曲を通して氷のように冷やかな言葉が並んでいるのに、ふたりの繊細な歌声は、やけどしそうなくらい切実な情熱をはらんでいて、痺れました。

そして、こういうのがまたKinKi Kidsには恐ろしく似合っていて、あの「Want you!」でぐいぐい来た人たちと同じ二人が歌っているとはとても思えません。
この振り幅こそがKinKiなんじゃないかな。


最後のところでチクタク チクタク…
と時計の音だけになって、心がしんとして…ものすごく印象的だと思っていたら…


恋は匂へと散りぬるを
ああ、この曲につながるのか。ベストマッチ!と思いました。
うまく説明できないけど、曲から受ける温度感…かな?なんとなく近い気がします。

この曲もまたダンスがとても綺麗です。バックがふぉーゆーになって、いつぞやかのMステを思い出します。
そしてあのMステの発売オンタイムの時よりも、今の方が二人のダンスの息が合っていい感じになってるように思いました。

完璧に同じように踊っているわけじゃないのに、ちゃんと統一感があって。
ふたりは頭の中で同じ景色を見ているんじゃないかな?という感じ。

う〜ん、うまく説明できないけれど、もっとどちらかとそっくりに双子のように踊れる人はいるかもしれないけど、それじゃきっと物足りない。
多分このふたりじゃなきゃ出せない、片っぽだけじゃ不十分で、どちらも代わりがきかないもの。
それこそがKinKiらしさ、KinKiの味なんじゃないかと思います。

30日はスクリーンで、一人ずつしか確認できなかったダンスとか、みんなの位置とか、二人がひらりひらりと踊り入れ替わるところとか、元旦の上からの席では全部いっぺんにがっつり見えてとってもうれしかった1曲です。

そういえば、この辺りはバクステで歌っているのだと思っていた30日でしたが、実はまだ真ん中ら辺、アリーナセンターあたりにあるステージだったのですよね。
更にここから二人がスケステで客席の上を通ってもっと後方、いわゆるバクステへという辺りに移動します。



HAKKA CANDY
ふたりの乗った透明のステージがグリーンに光りながら、客席の上を後ろへと滑っていきます。
ライトもグリーンのやわらかな光で、ああ薄荷(ハッカ)のイメージなんだなと思いました。

この曲は最初ラジオで初めて聴いた時、英語詞にちょっと違和感を感じたのですが、30日を経て、元旦になって、やっとしっくりきて、これはこれで好きだと思うようになった曲です。

そして、やっと単語がひとつずつ意味を持って聴こえるようになってきた…と思ったらライブ終了。
ああ、もう一日あったらよかったのになぁ〜(わたしの都合ですけど、笑)と切実に思った1曲でした。

コウイチさんの「you're my love〜♪」からのロングトーン、30日がとりわけものすご〜く声がよく出ていて、美しかったです。
元旦は扁桃炎になってしまって、ちょっと気の毒でしたけど、でも、多分相当喉が痛いだろうに、そんなに歌声に支障はなく…その精神力たるや、やっぱりあれだけの回数の舞台を一度も穴を開けずに踏んでるだけのことはある!!と誇らしく思いながら見てました。
あのあと、喉を休める時間が十分にあったらいいけどなぁと思います。
今年もすでにたくさんの舞台が控えているわけで、大事なところで扁桃炎に悩まされることがありませんように。