この日の日記で予告していたお散歩記録にやっと着手しました。
最初はここ。阿佐ヶ谷の民族楽器屋さんに行きました。元々楽器というのは、とても興味がある分野だし「FINEBOYS」3月号のシンプルな黒のニットを着たつよしさんがとっても気に入ってしまったこともあって、ここに行くことができたのはとってもうれしかったです。
お店の中には所狭しといろいろな楽器やらアクセサリーやらが並んでいて、興味をひかれるものがいっぱい。
わたしが買ったのは皮のブレスレット1個とこれらの楽器です。全部天然の素材でできている感じで、自然の匂いもします。アフリカを肌で感じることなんて滅多にないので、そんなところにもちょっと感動です。
左のはラタンのようなものでできていて、染色してありますが、マラカスのような音がします。底の部分が太鼓の皮のようになっています。素材は木の皮かな?カチカチではありません。中身はなんでしょう?!ひっくり返して振ると、砂のような小さな粒子が動くようなさらさらという音なのですが、正しい方向で太鼓の皮の部分に当てて振ると、硬い音に変わります。レッスンで早速使ったら、わたしよりずっと頭が柔軟な子ども達が、ひっくり返したり斜めにゆすったり。とってもおもしろい使い方をしてくれました。
右のふたつは、何かの実のようなものふたつが布で編んだ紐でつながっています。中にやっぱり何かが入っていて、音はビーズを入れたタッパーをゆすっているような感じ?あるいは赤ちゃん用のやさしい音がするガラガラみたいな感じかな。ゆすることによってビートを刻み、ふたつの実をカチカチ当てることによって、もうひとつのリズムができるんですって。「正式には縦にゆすって音を出すんです」と教えていただきましたが、イマイチ上手にできません。ただ今、練習中です(笑)
「この楽器を使って様々な音を出す大会があったんですよ」とお店の方に聞きました。見てみたいものです。これもレッスンで使ったら、生徒が大喜びしていたものです。
わたしが買ったもの以外にも、雑誌にも載っていた「バラフォン」の実物を見ました。木琴のようなものの下に本当にひょうたんがぶら下がっていて、まろやかな音がしました。
それから、カリンバの実物も見ました。釘がいっぱい打ってあり、手作りで、ひとつひとつ形が様々カリンバ。
ちょっと前に水カンリンバを手作りしたので(水カンリンバの発想の元になっているのは、もちろんカリンバです)このカリンバに出会えたことに運命的なものを感じて大喜びしました。
「水カンリンバ」は水の大切さを訴える運動としても広がりを見せていて、もちろん「民族楽器」への憧れが形になったものでもあり・・・
あれはPTAの活動だったわけで、あの活動をすることになったのはもちろん全くの偶然です。わたしの仕事ともケリーとも無関係・・・なのに、気がつけばなんだかそうやって個々にやっているいろいろなことが、シンクロして来るのが面白いです。
ここのお店には、つよしさんが好きそうなアクセサリーもたくさん置いてあって、いかにも自然のものをそのまま利用したような素朴なものがいっぱいあったのですが、ここでひとつだけ、自分用に買いました。
家に帰ってよく見たら、なんとケリー表紙のオリコンの中で、実際にケリー氏がつけているものと色違いだったことを発見してびっくり。もちろんそれだと知っていて買ったものではありません。不思議な偶然が詰まった阿佐ヶ谷探訪でした。
ちなみに、阿佐ヶ谷という町は、わたしが以前10年くらい住んでいた高円寺の隣の町で、当時よくぶらぶらした場所です。20年近く前のことなのですが、商店街とか町並みはあんまり変わっていなくて、化粧っ気なしでも平気で歩けてしまいそうな(あれ?わたしだけ?そうかも、笑)普段着の町という気がして、とても好きです。この日はとても暖かくて、そぞろ歩きにはもって来いでした。