なんだか切れ切れすぎて、あれ?この前はなんだっけ?と忘れている方も多いことと思います。
おさらいをするとその2はここです。
まだまだ待てるから。ゆっくりと続きを書いてね。どんなに遅くなっても待てるよ!
「でも、ひとつ言っとくと、レインさんの言葉で読まないとわたしのライブは毎年完結しないから。やめちゃダメだからね!」と友人からメールがきました。
それから・・・
「お姑さんと一緒に住んでいるわたしにとっては、どうやったって、年末年始は東京ドームには行けないので・・・毎年わたしのKinKiコンは雑誌を見ながら、ここで読むことで『参加した』ことになるんです。」と、拍手コメントをくださった方。
ひゃーっ!!そんなことを言っていただけるなんて、もったいない限りです。うれしいです。そしてほんとすみません、こんなんで。
そのコメントを読んでから、アップしようとしたものを読み返してみると、なんだか全然伝えきれてない気がして・・・かなりあちこちいじってみたのですが、逆にわかりづらくなったりなんかして(笑)
でも、まあきっとやめちゃうよりはマシ?・・・くらいのふざけたテンションになってしまいました(笑)
というわけで、続きからどうぞ。
その3です。
☆情熱
最初に突然の、トランペットのファンファーレ!
え?なに?何が始まるの?
これがとっても華々しくて、とっても新鮮でした。
で、最初はちょっとだけ「情熱」をかすめるような?(笑)壮大な長調のイントロダクション。
2001年宇宙の旅・・・風?重厚なフレーズです。
その後は、ドラム部隊が出てきてドラムロール。
一斉に鳴らされるその音は、ものすご〜くかっこよくて、そのドラムロールに乗って、じゃんじゃんマーチング隊が入ってきます。
そして低音部隊が、一瞬ド♭ミファソ ソファソ♭ラ(リズムは「タタタタン タタタタン」)・・・というどこかで聴いたようなフレーズを鳴らし「あっ!!これは情熱の一部分?!」・・・と瞬間気づくものの、まんま情熱には入らず、やっぱり核心はかすめつつ、しばらくは他の楽器も入って、ちょっとだけ遠回り。
ゆっくりと徐々に転調して、マイナーコードが増えたなぁと思っているうちに、だんだんに形作られていく聴き慣れたイントロ。
「情熱」だ!!!
ここまでのアレンジがとってもドラマチックなのです。ひゃーっ!!あり得ないほどカッコイイ!!
ここだけでもテレビ画面で見せて欲しい〜♪
ちなみにこのマーチング隊の方たちは「Cycle」と画面で紹介されてました。
公式サイトはここですね。
メンバーは54名の、一般のマーチングバンドだそうです。
演奏はとても華やかで、視覚的にも音そのものにも大満足でしたよ。
照明が反射して黄金(こがね)に輝く金管部隊が縦横無尽に隊列を変えながらカッコイイ音を鳴らすのをただただため息をつきながら眺めていたわたし。
そういや、スーザフォン、大好きだったなぁ。
(ちなみに超どうでもいい情報ですけど、中学の頃、わたしが始めてはっきりとそれとわかるラブレターをもらった相手は、吹奏楽部のスーザフォンの後輩でした。ほんとどーでもいい話でごめんなさい、笑)
「情熱」をそもそもマーチングでやろうと思った人の発想がすばらしい!
考えてみたら、ベストマッチ。
KinKiの曲で、これ以上マーチングが似合う曲があっただろうか?いやいやないぞ!
そして思い出すドラマ「ルーキー」。愛田誠く〜ん!!
ドラマ→警察→警察パレード→マーチング・・・そんな連想もあったかもですが、あのドラマをめっちゃ思い出してました。
この曲では、ふたりはトラッドな感じの遠めにはお揃い?と思うくらいよく似た赤い衣装。
これが統一感があって、ふたりとも金の縁取りとか、エンブレムみたいなのがついてたり、ちょっとしたコスプレみたいで、すっごくかわゆかったのです。
ほんと大好き♡って思いながら見てました。
珍しくつよしさんの方が後ろの丈が長くってそういうのもちょっと新鮮。
中に着ていたシャツとか、リボンとかもそっくりだけど着方が違ったり、ベストが全然違ったり。
このあたり、テレビ誌とかにいっぱい出ているので、チェックしていただけたら。
途中、再び長いドラムソロのようなところが入って、2人が右側を指差すと右側のみの音が鳴り、左を指差すと左半分の音が鳴り・・・みたいな、魔法使いちっく?な超カッコイイ演出があって「うわぁ!うちの王子さまたち、なんて素敵@@」と思っていると・・・
(と、ここは左右に分かれたドラム隊?もしくはダンサーさんたちを指差して動かしたのだと思っていたのですが、さっきj-webを見たら、場内を指差すフリって書いてありました。そうでした?ここ、わたしの勘違いかしらん?わかる方がいたら教えてください!)
ところがこの辺りの演出実は、次のくだりへの壮大な前フリで、うやうやしく運ばれてきた黄色いPBONEさまがつよしさんに手渡され・・・
すべての演奏が、ダンスがストップして、静まり返った会場の中で、つよしさんがもっともらしい顔で・・・・・・ひと吹き!!
二日間、同じようにここで一旦ブレイクして、水を打ったように静まり返った会場が固唾を呑む瞬間。
コウイチさんがマイクをトロンボーンのラッパの先に差し出して、真剣な顔でマイクフォロー。
31日は意外と音が出ていたような。ぱらぱらぱら〜♪みたいな音。
元旦は期待通りな「すーーーっ!!」という音。
そして、もちろん会場はくすくすと笑いに包まれ・・・暖かい空気が一瞬流れたあとは・・・
何事もなかったかのように続きの情熱へと戻るわけです。
この辺りの切り替えも絶妙でした。
あれ?なんかありましたっけ?いやいや、何もないでしょ?という顔の超カッコイイふたり。
この部分は、つよしさんもおもしろいのですが、コウイチさんもしっかりと顔を作って、不思議そうな顔で首をかしげたり、もっともらしい顔をしてつよしさんに楽器を渡したり。
大阪MCによれば、ふたりが一緒にあーだこーだ言い合って考えたという・・・そのことだけで、そもそもうれしくてならないファン(笑)
ああ、ふたりがふたりとも、この瞬間をみんながもっともっと楽しめるようにと一生懸命なんだな。
そして彼らも全力で楽しんでくれてるんだな!そう思うだけで、ほんとにしあわせだなぁと思います。
ちなみにつよしさんは、その後のMCによれば、あんまりうまくなりすぎるとボケがつまらなくなっちゃうから、あえて練習しないようにしたそうですよん(笑)(笑)(笑)
そしてそして・・・
いつしか隊列を組みながら、マーチング隊がはけてゆき、入れ替わりに今度は華やかに現れるフラッグ隊。
このフラッグ隊が持っている旗が、黄色と黄緑と白のとっても上品で綺麗なフラッグで、よく見ると「KinKi Kids」と文字が入ってました。
そして、歌声をバックに華やかなフラッグ隊のきびきびとしたパフォーマンスが繰り広げられます。
生き物のように宙を舞ったり、音楽に合わせて美しくはためくフラッグ。
鮮やかな色に包まれるステージ。
なんだか音やリズムを視覚的に表現するなら、きっとこんな風?と思わされるような、不思議な気持ちで見ていました。
しばらく目を奪われて、「わぁ〜」「すごい!」とひたすらステージの動きを追いかけていると・・・
いつの間にかKinKiさんたちは、また小さいリフトで上の方へ。
(そうそう。このリフトのことを光剛山っていうのって、ファンの俗語かと思っていたら、公式サイトのレポにも載っていて、びっくりぽんでした!笑)
(仲良しさんによれば、コウイチさんとつよしさんがジャニーズで最初にこのリフトを使ったから、こういうネーミングになったんですって。)
この曲の華やかで希望に満ちた感じがまた、ベストマッチ!
ひるがえる旗のさわやかなことと言ったら。
フラッグが希望の象徴のように見えました。
若い男女のお互いに対する「純」な気持ちだったり。生真面目でまっすぐな思いだったり。
この曲の主人公の、前向きで好青年な男性のイメージにKinKiさんはとってもぴったりで。
今時はあんまり流行らないのかもしれないけど、いつの時代にも共通する「素敵」がきっとあって、彼らはそれを具現化しているかも?なんて、そんな気がしながら見てました。
ちょっと個人的な余談ですが・・・
この曲は歌声もとっても好きなのですが、なぜか意味もなくめちゃめちゃ好きなのが、願う以上、祈る以上のふたりの「い」の発声で。
つよしさんの「い」とコウイチさんの「い」を聴くのをなぜかわくわくしながら待ってしまうわたしがいます。
ふたりで歌っているところがほとんどなのですが、大サビかな、ひとりずつになった時の「い」の発声がちょっとずつ違っていて。
なぜかわたしはこの部分はコウイチさんのちょっと「ひ」に近い力のこもった「い」が妙に好き。これは理屈じゃなくて本能?(笑)
一方のつよしさんはわりと「するっ」と最高音を出している印象だったのですが、この二日間はわりと引っ掛かりのある「い」だったかも。
そんな小さなところは置いておいて、この曲は数少ないふたりの声が明るいトーンに聴こえる貴重な曲な気がします。
哀愁が漂わない珍しい曲で・・・
なんだか聴いていてしあわせな気持ちになります。
蒼いトーンも決して嫌いじゃないけど、こういう暖色系の歌声の音色もいいな。
ただ、そうはいいながらも、やっぱり二日間ともコウイチさんの「ひ」に近い「い」をわくわくしながら待ってしまったという。
なんでだろ?マニアなわたしでありました(笑)(笑)(笑)
とはいえ・・・こんな風に同じ言葉を歌ってもちょっとニュアンスが違うところも含め、わたしはKinKiってグループが好きなんだと思うのです。
「別々の身体」で「別々の脳みそ」が手に手を取り合ってひとつのものを作る。わたしにとっては結構重要なポイントなんだなぁと思います。
照明は赤や黄色。華やいでいて、しあわせなイメージ。
最後の最後、スネアドラムのみになるところ、CDでもテレビ番組でもすっごく好きなところでしたが、目の前で聴けてなんだか感激でした。
特に今回はドラム隊も前に出ていたから・・・
たららっ たららっ たら だだだだだっ! たららっ たららっ たら だだだだだっ!
遠ざかっていくマーチング隊。
素敵な余韻で、胸がいっぱいになったわたし。
ああ、とっても素敵だったな。
ドラマチックでわくわくが最高潮になった瞬間でありました。
☆僕の背中には羽根がある
耳に馴染んだちょっと民族調のイントロダクション、笛の音色を合図に、またもや全く違うページが開きます。
この曲では、リフター、光剛山は、さらにぐんぐん上がり、とうとうてっぺんあたりで歌うKinKi Kids。
このタワーがふたつ並んでぽつんとあるその状況は、特にてっぺん席から見ていたとき、華奢でとても頼りなげで。
見えなくても我慢するから、お願い、やめてあげて〜なんて思ってしまった(笑)
ふと見ると、最初に見えた白い丸のオブジェがオレンジに輝いてました。わたしが抱いたイメージとしては、惑星っぽくて。
宇宙は限りなく広く、歌の主人公たちはふたりぼっち・・・みたいな。
せつない!!なんてせつないんだ!!
「君を抱いて空も飛べる〜♪」で自分の腕をぎゅっと抱きしめたつよしさんにキューーーンです(笑)だってせつないんだもの。
この時の彼らの表情が、僕羽根のPVで見た、一見無機質で、その実とってもフクザツな感情を秘めた、あの胸を締め付けられるような表情と重なって、ああふたりとも変わってないなぁと思いました。
少年性をちゃんと持ってる人たち。
さっきまでの華やかな気分がいつの間にか一掃されて、瞬時にこんなにせつないモードへと連れて行くKinKi Kids。
やっぱり只者じゃないな(笑)と思いました。
羽根が無数に落ちてきていましたが、どちらの日も、わたしの場所からは、遠い遠い世界のできごとでありました(笑)
余韻に浸ってぼんやりしていると、気がつけばアップテンポのインスト曲が始まって、次々と楽器がソロの音を鳴らしていきます。
紹介されてはいませんが、さながらバンド紹介みたいなコーナーになっていました。
KinKiさんたちは多分衣装チェンジタイム。
ここのインストはオトナっぽくて、今までのクラシック調、あるいはマーチ調とも違う、ロックっぽかったり、ジャジーな感じだったり?・・・なんて思っていたら・・・
(と、こんなところですか?というところであえて確信犯的に一旦切ります、笑)
この後、実はもう2曲後まで、ほとんどできているのですが、ちょっと違うトーンで書きたいと思ったので、あえてここで切ります。