先週は久しぶりに小学生の生徒が戻ってきて…と言ってもたった1週間お盆で間が空いただけなのですが、ちびっこが来ないレッスン室はなんだか妙にさみしくて、やっぱりちびっ子たちとのレッスンが好きだなあと思いました。
子どもって意外なことの宝庫で、その日のレッスン、その日の話題がどっちに転んでいくのかさっぱりわからないところがとてもおもしろいです。
先週や今週は振替を含め2回来るちびっ子も多かったし、オトナの生徒さんたちもこの不安定なお天気の中、雨や雷を縫って一生懸命来てくださったので、忙しかったけど毎日とても充実していて楽しかったです。
小学校低学年のちびっこAちゃんが、家族で新幹線で名古屋を往復したと言うので「大変だった？」と聞いたら「うん。大変だったよ…ママがだけどね。」と言うので大爆笑。
「なぜ？」」と聞いたら「わたしが東京から名古屋まで、ずっと席に座ってられなくて車内をうろうろしてたから。」と言うのでゲラゲラ。あら、自分のせいでママが大変だった自覚はあるんだ！（笑）
トイレにも3回くらい行ったそうです。東京名古屋のあの短い中で？…「だってヒマなんだもん。」とAちゃん。そりゃあそうかもしれないけど（笑）
ちなみに帰りは名古屋を出たとたんに寝ちゃって、気がついたら東京駅で揺り起こされたそうで、帰りはおかあさまにとって天国のようなひと時だったことでしょう（笑）
田舎ではどこへ行った？と聞いたら「イオンでしょ…イオンでしょ」ってあれ？イオンばっかり？
どうやらおばあちゃんのお宅の近所に新しく大きなイオンができたのだそうです。
「映画もイオンだし、レストランもイオンだし〜お買いものもイオンだし〜涼しいし、広いし、いいことずくめ」って（それは誰のセリフの聞きかじりじゃ、笑）
ほんと、日本全国、今はどこにでもイオンがあるんだなあと実感しました。
こっちにもたくさんあるけどね（笑）
そのAちゃんに今日は「ゆきがどんどんふってくる…」という宿題を出しました。作曲者は橋本晃一さんです。
簡単な楽譜ですが、右手は「シラソファシラソフェ」がずっと続いていて、左手もなんだっけなぁ？2分音符の「ドラシソ」だったかなぁ。ふわふわと捉えどころがない、ちょっと幻想的で不思議な現代曲っぽいテイストです。
お手本を弾いてあげたら「この曲みたいな日、知ってる」というので、どんな日？と聞いたら
「ほら朝からすっごく雪が降った土曜日、先生がマッサージの人に車で出かけたら帰れなくなったから今日はナシって言われた日があったじゃない？」と。
なんでそんなわたし事情を覚えてるの？（笑）自分のことでもないのによく覚えていて笑えました。
「あの日ね、うちも車でレイクタウンに行ってて。帰りは前がぜんぜん見えなくなっちゃって。すべるからってすっごくゆっくりパパが運転しててね。真っ白で怖かった日。あの日の景色みたいな曲。すっごい謎ですっごく前が見えない感じの曲…って（笑）
和音が全然解決しなくて最後までしないままに終わるから、まさしくその「謎」っていう言葉がぴったりなんだけど、彼女の低学年らしい話っぷりが妙によくわかったので、ふたりでしばらく黙ってその雪のイメージに浸ってました。
こういうところ、彼女とはとてもウマがあう気がします。2年生だけど、感覚が似ていて、多くを語らずともわかりあえる感じ。
レッスンをしていると、どの子の中にも昔の自分が見えて「この子、わたしの小さい頃に似てる！」と思うのですが、この子はちょっとずば抜けて似ているかも（笑）
このちびっこは手が小さ過ぎて、もう２年生なのに、一度に押さえられない和音がたくさんあって困ってます。
読譜力も上がり、指もとてもよく動くのですが、届かないというのは努力だけではどうなるものでもないし。
かと言って和音を避けようとして、簡単な楽譜ばかりをやってると、本人だって物足りないだろうし、上達したという満足感だって得られないし。
それで、比較的指の幅にムリがないバイエルを進めたり「小さい手のための」というただし書きがついている曲を集めてきていたのですが…今日急に幅の広い和音が楽々押さえられるようになっていて、ふたりでたいそうびっくりしました。
ただし、まだドファラのファはまだ２の指では押さえられないのだけれど。３で弾くと次の和音への切り替えが普通の人よりずっと大変になるのです。わたしも苦労したので、手が小さいために弾きづらくなる苦労はよくわかります。ああもう一歩な感じ。早く大きくな〜れ♪
ちびっこは日々成長しているのだなぁ。
「幼稚園の年少さんからいままで『前ならえ』でいつも手を腰に当てる係なんだよね！」と言っていた彼女ですが、これからぐんぐん伸びていくことでしょう。
なんといっても音楽性と想像力に優れた子なのでこれからの成長が楽しみです。
さらに超哀しいニアミスがあって、こちらはモカちゃん。
彼女、ご実家の都合で2週間お休みなのですが、先週木曜の夕方いつもの時間に、わたしがカーブスに行ってた時におみやげだけ届けてくれたらしいのです。
クッキーの箱を持って、おかあさんと家の前にちょこなんと立ってた…とメロメロなオット。「かわいかったぞ〜っ！！」って。
いや〜ん、残念。会いたかったのに〜。
フルタイムで働いてらっしゃるおかあさんが8月は忙しいので、この8月分を10月に振り替えてもらえると助かります。送り迎えが大変なので〜とおっしゃってたので、２週続けて休みにしてあったのですが、どうやらモカちゃん本人が２週連続でピアノなしには耐えられなかったらしいです（笑）先生の顔を見に来たって言ってたそうで（笑）なんてかわいいんだ！！
なので、さっそく金曜日にお手紙を書いて投函してきました。
全部ひらがなでお手紙を書くのは久しぶりだけど、くつしたにゃんこの便せんに、いっぱい彼女の家にもいるバーニーズのシールを貼って投函してきました。
きっともう届いていることでしょうし、やっと木曜日が来るので明日は久しぶりにご本人に会えそうです。うっれしいな。
そして、わたくし、来月とさ来月、ちょっとした大勝負に出ます。（いやいや、そんな大げさなものじゃないけど。）
3回連続で地元の情報誌に広告を出すことに決めました。9月の「秋のおけいこ特集」からのスタートです。
経済的にはこの広告費の出費はちょっと痛いですが、そろそろ腹をくくらないと。
これで反響があまりないようなら、もうそこまでと割り切ってそろそろ本気で違う職種のお仕事を探そうと思っています。
でもピアノを教えるのは大好きだし、多分そこそこ向いてると思ってるし、そう簡単に努力もしないであきらめるのはイヤなので…
いろんな意味で正念場になりそうな9月と10月。
つよしさん祭りもあってめちゃくちゃ忙しそうなのですが…
気合いを入れて、仕事も遊びも全力投球で行ってみよ〜♪どうせ一度きりの人生です。
おっとだれかさんみたいになっちゃった（笑）
