ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

プレゼント


これは小学校5年生の生徒、Mちゃんが「はい、先生、プレゼント!」と手渡してくれました。
小さな小さな折り紙のハンバーガー。
よ〜く見るとサランラップの奥に黄色い折り紙のチーズとか、黄緑のレタスとか、焦げ茶色のハンバーグとかとっても芸が細かいの。
2年生の妹が友達をたくさん連れてきていて、雨降りだったのでちびっこたちと一緒にこういうのを作って遊ばせてあげていたんですって。
この子はほんとに細やかで、そうと悟られないように、やさしい気遣いがたくさんできる子です。
だからこそ、その表情が曇っている時を見逃さずにいたいです。そしてわたしも彼女のいろいろに気がついてあげたいです。
さて。
これがグランドピアノの上に置いてあって、6時に来たうぜーよ姫が、「これ何?」と開口一番。
絶対に食いつくと思ってました(笑)
生徒のMちゃんが作ってくれたのよ〜と言うと、興味なさそうに「ふ〜ん。」ですって。
あれれれれ?
そしてすぐにショパンの太田胃散の曲、プレリュードイ長調(胃腸と掛けてるんですよね、笑)を弾き始めたので、さすがに彼女も大人になってたのかなぁ?と思っていたら・・・
帰り際に「やっぱりさっきのハンバーガー、もっかい見せて、先生!」とうぜーよちゃん。素直じゃないんだから・・・かわゆい。
そして「ああ、そうなってんだ!ああなってんだ!もうちょっとこう・・・」いろいろダメ出しをしてましたけど、あれは絶対に家に帰って自分も作ってみるな・・・という感じ(笑)
中学1年生になったうぜーよちゃんは、ただ今月9と嵐の松本くんに夢中です。
でありながら、工作も絵を描くのもとっても好き。
こういうの好きだったわよねと言うと、そうかなぁ?と首をかしげながら「ねえねえ、わたしってほかにどんな幼児だった?」と聞くので・・・
「薔薇って漢字を書くって言って、楽譜全面にものすごく大きく書いちゃったり」・・・「1年生の国語の教科書のおむすびころりんを全部言えるようになったけど、先生聞きたい?」って言って全部話してくれた話とか。
右と左の靴を反対に履いてきて、こんなの痛いじゃないかーっ、ここに捨てて帰る〜と言った話とか・・・
うまく弾けないのはこのピアノがイケナイと言った話とか(笑)
いろいろ出てくる出てくる思い出話の数々。止まらなくて、また家の前まで送って行きましたよ。
小さい頃の話は、求められてするたびに、「またその話〜」とか言うくせに、定期的にまた「聞きたい」「聞かせて」という不思議(笑)
彼女は実はおねえちゃんの幼児教育の絵本の宿題や、工作の宿題を一緒にやっちゃうくらい好き。
もしかしたら彼女もそっちの方向へ行くのかも?なんて思ってるのですが、本人「わたしは、子どもっぽいことが嫌いだから」って(笑)ああそうですか・・・一応聞いておきましょ(笑)
この子たちがどんな風に大きくなっていくのか、この子たちが大人になった時、もうちょっと世の中が落ち着いてるといいなぁなんて思いつつ、今日も今日とて楽しいレッスンが繰り広げられました(笑)