ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 小田さんのこと

小田さんとは小田和正氏のことです。
わたしは高校生の頃から大人になるまでの一時代、それはそれはオフコースの大ファンでした。
とんでもない高熱だったのが、いつゆっくりと平熱に戻ったのかはあまりよく覚えていないのですが(笑)1982年くらいまではかなり熱いファンで、アルバムは全部持っていて、ありえないくらいリピートしていたし、武道館のコンサートに行ったり、当時高円寺に住んでいたのですが、千葉で行われるフイルムコンサートのことを考えていたら、そのまま思いつきで黄色い電車に乗ってひとりで行ったしまったり(笑)ファンクラブにももちろん入ってました。
当時たのきんをはじめとするジャニーズがものすごく台頭してきた時期だったのですが、彼らにちっとも興味が沸かなかったのは、多分わたしはかなり年上で、掴みどころがなくて気むずかしい(と当時いつも思ってました、笑)絶対に手が届かないところにいる小田さんにいつだって焦がれ、突き放されたような気がしてさびしがり、じたばたし、それでもやっぱりその歌声と表現力と少年のような心を持つ彼自身に夢中だったからだと思われます。
よくKinKiさんやつよしさんについて、「多少のことじゃ動じないよね」「達観してるよね〜」と言われたりしますが、そんなわたしにもこんな歴史があって、成長の過程で何度もいろいろな方のファンになって、だんだんにブラウン管の向こう側との距離感もつかみつつ…(笑)今があるんだと思います。
さて。
しばらく前から小田さんのアルバムのCMがめざましTVの間に毎日のように流れていました。
番組の元主題歌やら、知っている歌やら、映画の主題歌やら、今ありえないくり夢中なドラマの主題歌やら、知っている小田さんの歌声が次々と流れ、ライブ映像が流れるというCMです。
毎朝これを聴いていたら、ある日突然どうしてこのアルバムがほしくなって、とうとう久しぶりにCDショップで買ってしまいました。
10代の頃のように来る日も来る日もアルバムを聴きました。
そしてやっぱり…虜になってしまいました(笑)
(やっぱり歌声が素晴らしい人は、こういう作戦だよ!とヘンなところに感心してしまいました。つよしさんも歌声だけをストレートに毎日流す…というプロモーションが効果的かもよっ!!って誰に言ってるんだわたし! 笑)
そうなるとライブにも行ってみたくなるのが人情というもので…行きたいなぁ、行きたいなぁ…と思っていたら、いきものがかりやらアンジェラアキさんやら、さまざまなライブにご一緒させていただいている幸運娘の友人からメールが来て「チケット当たりましたけど、行きます?」と誘ってくださったではないですか!!!
もちろん、もちろん…行きます…行きますとも…
というわけで、9月の終わり頃になりますが、彼の歌声を久しぶりに生で聴けることになりました。どうしましょ(笑)
先日たまたま毎日日記を読ませていただいているお友達とメールで話したら、彼女はひと足先に武道館に行かれたとのこと。ドキドキしながら感想を読ませていただきました。
そしてびっくりしました。
わたしの知っている小田さんとは全然違っていて…うすうす感じてはいましたが、以前よりもずっとフレンドリーでファンとの距離が近い小田さんがそこにいたのだそうです。
会場に花道がたくさんあった…というところで、更に驚いた元ファンですが(センターの定位置から動いたのを多分見たことがなかったと思います、笑)全力で武道館を所狭しと走り回ったり、ファンにマイクを向けたり、そればかりかファンに手を振ったというではないですか!!!
もうほんとびっくり。
人の考え方ってどんどん変化…う〜ん、進化かな…していくものなのだなぁとあらためて思ったのです。
いやいや…もしかしたら小田さんの本質はこういう方だったのだけれども、ファンが勝手に「小田さんという人はこんな人」と小田さん像を作り上げていただけなのかもしれない…とか。
まあ様々に想像の翼を広げつつ、アルバムを聴いて彼の世界を楽しんでおります。
いずれにしてもわたしの記憶の中の小田さんとはかなり違う彼に会えそうな気配です。
そして…代々木体育館武道館ライブを見た彼女Nさんとは、つよしさんをはじめ、好きなアーチストや好きの傾向がほぼ被っているので、わたしもノックアウトされる可能性大だな…な〜んて思っている今日この頃でございます。うふふ。
更についついライブのセットリストなんかを検索してしまったら、もういけません。
10代の頃に大好きだった曲が満載でした。あんな曲もこんな曲も、今あらためて生で聴いたら、どんな気持ちになるんだろう。
チケットを取ってくれたSちゃん、となりで号泣したらごめん(笑)
今からあやまっとこ。うふふ。