ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 お留守番トモダチ


このワンコはうちからちょっと離れたところにあるお家で飼われているちょっと小さめの柴犬?雑種?とおぼしきワンちゃんです。
飼い主さんは顔見知り程度なので犬の名前も知りませんが、ワンコとは夏頃からかなり仲良しです。
この家の前を通りがかるのはたいてい自転車でなのですが、近くを通ると必ず尻尾をぶんぶんと振って大喜びで「おいでよ!おいでよ!」と誘うので、気がつけば彼女がいる時は立ち止まって頭を撫でてあげるのがあたりまえになってしまい…それがわかっているので彼女は更にはりきって尻尾を振ります。もちろんわたしにだけ尻尾っを振るわけじゃないと思いますが…(笑)
なぜかここのうちは車庫の中の車の後ろにちょっと大きめのケージを置いていて、いつもケージの扉がきっちりと閉まっているので、ワゴン車が入っている時は彼女はケージの網越しにちらっと見えるだけ。
でもいつ通りかかっても吠えているところを見たことがないし、ケージをガシガシやっている様子もないし、とてもおとなしく過ごしているらしいことはわかります。
いつからか家族が留守の時だけ外につながれるようになって、時々外で所在なさげに座っています。
思わず近づいて撫でてあげるとガシっと両方の前足でわたしの腕を捕まえて「いかないで」と言わんばかりに離さないので、「ちょっと待って」と声を掛けながらついついよっこらしょと自転車のスタンドを立ててしまいます。
澄んだ目でうるうると見つめてきて、いつも目だけでとっても語るので、なかなか帰れなくなっちゃって、しばし話相手をしてしまいます(話相手っていうのもおかしな話ですけど…ほんとにそんな感じなのです、笑)。
時々飼い主さん一家とお散歩をしているのを見かけるのですが、小ぶりな身体ながら尻尾をピンと立ててとってもはりきって歩いています。
お留守番中に逢う時とは全然違う顔。
そんな時はわたしも声を掛けずに通り過ぎるのですが、また今度ひとりぽっちの時に逢ったら存分に撫でてあげたいなぁ〜なんてそんなことを思ったので日記に書いておきます。
ただし…彼女を撫でて帰るときまってバロンがなんだか不振気に近づいてきて、かなり時間を掛けてにおいを嗅いでからじゃないといつもの感じに戻りません。
あちらのワンコが家族と一緒の時に知らん顔したり、バロンににおいを嗅がれてドキドキしたり、なんとなく浮気がバレた人みたいになっちゃうわたしがなんだかおかしいです。