ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

Family〜ひとつになること フルバージョン

初オンエア月曜日は、実は眠くて眠くて寝る気満々でうとうとしていたら、友人の「起きてる?」から始まって、あんなメールこんなメールで起こしてくれて(笑)肝心なオンエアの頃にはすっかりと目がぱっちり。Aちゃん、さんきゅでした!
2番の歌詞もすっごく素敵と思っていたら、イ長調から突然同主調イ短調に転調してびっくり!!暗雲にわかに立ちこめ…な感じ。そう来たか!
そしてしばらくしてすでに馴染み深く感じるようになったなつかしいイ長調に戻っていきます。
コウイチさんの作るドラマチックな転調がある曲は元々とっても好きです。(たとえば曲調は全然違いますが「好きになってく愛してく」然り。)
転調のあと「君がいるから 僕がいるから」の直後、ブレイクが入って音楽もふたりの声も一瞬ストップするところがいいなあと思います。期待に満ちて待っている瞬間!!ここの休符がとっても生きてる気がするのですよね。
そしてライブでこの部分を聴いたらうるうるすること必至(笑)
ふたりを見ているといつもどこか育ちの良さを感じるのですが、そんな彼らにぴったりな曲です。さらに彼らが癖のないまっすぐな歌い方を選んで歌っているから、押しつけがましく感じないし、発信されるメッセージがまっすぐに伝わってくる気がします。
どう歌うか、どう表現するかに関してもいつも練りに練っているのが感じられるので、今回のシングルたちが1曲1曲どんな風に表現されているのか、そこもまた聞きどころです。
コウイチさんの王道的なその美しいメロディーのセンスは、KinKiの曲としてとってもなじみやすい気がします。
さらにつよしさんの詩は練りに練られた絶対に誰にも真似ができないボキャブラリーで構成されていて、これまたとっても好きなのです。
結局両方好きなんじゃん!…って。だからKinKiファンなわけです。そりゃそうだ。
そしてさらにふたりが合わさるとどちらのソロともまた違った空気感がある曲ができあがって、すっごく新鮮!!
コウイチさんの王道的なメロディーの上につよしさんの彼独特のボキャブラリーが乗ると、曲が更にキラキラと素敵な個性を放ち始める気がします。
つよしさんの個性的な詩は、コウイチさんの胸を打つメロディーによって更に説得力を増す気がします。
そして普段の彼らのソロの音楽やライブは全然似ていないのに、KinKiになるとどっちがどっちだかたまに判別不能なくらい、似た声の音色、重なり合う声になるのがなんとも不思議です。
発売前だからまだAMラジオ音源でしか聞けていませんが、早くCD発売の日が来ないかな!?
どこをどっちが歌っているのかな?とか、詩にどんな歌詞があてはめられているのかな?とかフルで聴いたことで更に楽しみが増しました。
まだ全然流れていない、貴重なコウイチさん作詩曲「Tears」や、タイトルだけだとなんとなく聖子ちゃんの「瑠璃色の地球」を想像してしまうつよしさん作曲の「me〜地球のいろ」も…どんな曲になっているのかとても楽しみです。

追伸:TV Japanの超ロングインタビューも読みました。
このインタビューを読んでいると、いつもに増してふたりの言っていることが似通ってきている気がしてなりません。アプローチは違ってもKinKi Kidsというグループとして到達したい方向や、妥協しないポイントも似ている気がするのです。
今回のインタビューでは、カップリングでふたりの意見が分かれた時に

これは僕が先にメロディーを書いて渡した。
そこへ、コウイチくんはちょっと重めのテーマの詩を書いてきた。
そこへ僕が意見させてもらったんですが、コウイチくんも「ここの世界観を変えられない」という強い意思があって。
こんな慣れ合いじゃない意見交換をして、僕も「うん、分かった。」と納得して出来た楽曲です。

というところ、すごくいいなあと思いました。
さらに、コウイチさんの

表現活動において、自分から発したものであれ、ほかの誰かから発せられたものであれ、最終的に関わった全員でいい方向へ向かうように舵取りするのが、おれのやり方なんです。

というところもまた然り。『慣れ合いじゃない意見交換』がちゃんとできる関係性ってすごいと思います。ふたりが多分ファンが思っているよりずっとクールに、そして仕事仲間、音楽仲間としてのお互いへの尊敬や信頼を持って仕事をしているのが伺われて、そんなところもいいなあと思いました。
ふたりが自分の書いた詩について書いている文章は、自分たちの曲がただただ「生きる素晴らしさを歌った人間賛歌」というだけじゃなくて、現在社会の問題点を鋭く突いた表現も入れている…というようなことをふたりとも語っていたのが印象的でした。
CDを手に入れた暁には、ふわっと感性にまかせて聞いたり、エンドレスで流してみたり、更には詩をじっくり読みながら浸ったり…いろいろなやり方でとことん味わってみようと思っています。
ちなみに、TV Japanさん、写真もとってもよくて特に6〜7ページの写真はみんな好きでした。特に好きな一枚は、7ページの左下。ふたりがうっすらと笑みを浮かべている写真です。これが表紙でもよかったのにな〜なんて思った一枚でした。
(今日の日記は、このエントリーを上に置きたいので、書けそうだったら下へ下へと追加していく予定です。)