ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 餌場

 きのう、車の中でオットがポッドキャストで落としたTBSラジオの「久米宏 ラジオなんですけど」を聴いていたら「今や家庭の食卓は餌場と化している」という恐ろしい話題で盛り上がっていました。
わたしは途中までしか聴けなかったのですが、日本人の食習慣が壊れているということを淡々とレポートしているある本の中身について語られていたみたいです。
「そりゃあどういうこと?!そんな人いる?明らかにおかしいでしょう。」と思うことと「イタタタ…うちもそうだわ!」と思うことが半分半分でドキドキ。
 帰宅時間がばらばらだったり家族みんなが忙しくて、食べたいものしか食べない家族がいてもおかしいと思わず、さほど気にしなくなっている昨今、全員が揃う食卓は皆無で「食卓のテーブルはもはや餌場だ」という話が一番印象に残りました。
家庭の食事が、それぞれに好きな時間に餌場に寄る方式になってしまった家が多いのだそうです。
食べたくなった時に餌場に現れ、食べたいものがあればそれぞれに勝手に食べ、食卓で食べたいものが見つけられなければ冷蔵庫という違う餌場に行き、食べたい物があれば探して食べ、冷蔵庫という餌場にも食べたいものがなければ、食べない。あるいは街のコンビニという餌場に買いに行く者もいる…ですって!すごい表現です。
まるでミントやルナのご飯をおいてある場所と一緒じゃん!と一瞬思いましたが、子どもたちが大きくなって仕事だ塾だと忙しくなり、わたしも夜まで生徒を迎えるようになってからは、そんな日も確かにあるかも!?
また、多くの家庭において、ご飯を食べる時間や食べる回数も一定しておらず、家族の中に一食目が午前11時の人もいれば午前7時には食べ終わりたい人もいる。
ダイエットをしているおかあさんが食事の時間になっても「わたしは食べないからいい」と平然と言ったりする。
「日曜日はおかあさんも休む日」と決めている家も結構あって、家族は起きてきた順に勝手に何かを食べたりコンビニで調達したりする。
「幼稚園では子どもが嫌いなものはお弁当に入れないでください。好きなものだけをあえてちょっと足りないかな?くらいの分量で入れるようにと指示されるのだとか。全部食べる達成感を味わうことが一番大切なのですよ!という園は少なくないのだとか。
「嫌いなものを子どもにムリヤリ食べさせようとして残されたり、あるいは吐き出されたり、お料理を工夫するなど苦労することは、わたしがストレスになるからやらない」と平然と言ってのけるおかあさんも多いのだとか。
他にもいろいろな話がされていて、びっくりしたことも多いですが、たとえばおやつとご飯の境目とか(菓子パンとか、ホットケーキとか)家族が帰る時間がばらばらなため、食卓が餌場化していないか?とか、「怖!」と思うことがたくさん言われてました。
 途中でショッピングセンターに着いたので、わたしが聴けたのはそこまでですが、とっても気になったので家に帰ってからその本がどなたの書いた何ていう本なのか調べてみました。

家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇

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これは近々チェックしなくては…と思っています。読んだらちゃんと感想を書きたいです。