ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 剛紫 美我空 my beautiful sky TOUR 5月9日 仙台サンプラザホール その1


 実は並行してJCBについてもちょっとずつ書いていて、本当はまだ記憶に新しいそちらを先にあげるつもりだったのですが、書いているうちにやっぱり順番どおりに書いた方が都合がいいことに気がつきました。変化とか進化とかそういう観点もあるので。
 流れとかつながりとか、記憶が薄れているところがたくさんあって、文章でつないで行く自信がなかったので、箇条書きです。もちろん間違いの指摘は大歓迎ですので、どうぞ覚えている方々、ご一緒していたみなさん、補足訂正お願いします。
 なんにせよ長いので、やっぱりパート分けしました。分けてもやっぱり長いので、ご覚悟とお時間がある方のみ続きを読むからどうぞ。
 というわけで、行ってまいりました。仙台ライブ初日。
 先にも触れたとおり、出身地も年齢も普段の住環境もばらばらながら、不思議なご縁とつよしさん大好きという共通点を持つ4人でのライブ参加です。
 今回の旅はどこを切っても金太郎飴みたいにとっても楽しかったのですが、なんといってもその思い出のまんなかでぴかぴか輝いているのがこのライブで、ありえないくらい楽しかったし大興奮だったので、みなさんいまだに余韻を引きずってほにゃらけている模様です(笑)わたし!?実は一番そういう人かも(笑)
 さて、ここからは箇条書きの感想部分です。ご覚悟の上、さあどうぞ(笑)

・全部の席がステージの方を向いていて、半円形になっていて、どこでもとても見やすそうでした。
 うわさによると福井のSUNDOMEもそんな風になっているのだそうです。
わたしはもちろん行ったことがありませんが、昨年「福井は本当に見やすくていいのよ〜」という友達の声をいっぱい聞いていたので、いろいろと想像がふくらみました。(いつか福井も地方のKinKiコンも行ってみたいです。)
 わたしたちは地元のさとこさんの超強運を分けていただいて、センターブロックの前から3列目。多分ステージまで3Mくらいという超至近距離で、以前の日記に予告的にうら若きさとこ嬢が緊張のあまり、始まるまで小刻みにに震えていたことに触れましたが、わたしたちとてドキドキは一緒で、4人とも気もそぞろ(笑)スタートまでどんな会話をしていたのかもあまり覚えておりませぬ。
 最前列の人はその気になればステージの人に触れちゃうくらい近かったですが、そんな怪しい人は誰もおらずみんなお行儀よく、でも目いっぱいライブを楽しんでました。
 わたしが舞台に立つ人間だったら、この近さは怖いんじゃないか!?とさえ思ったのですが、つよしさんは時折前の方までかなり乗り出していて、こういうところでこそ、ファンとつよしさんがゆっくりと培ってきた信頼関係ってヤツが出るな〜なんてしあわせな気持ちで思ってました。
 贅沢な話ですが、ここで次があったら1階の真ん中や2階や3階でも音を聞いてみたいと思いました。見やすいのはきっとどこでもでしょうけれど、音響はきっともうちょっと後ろの方がよかったかも。

・モニターは中央にひとつでした。
大阪では二つのモニターがあって片方はわたしも知っているもの、もう片方に新しく「今のつよしさん」を映す映像や「つよしさん」を素材にして作りこまれた映像があったらしいと聞いていたので、モニターがひとつだとそれらは見られないのかしら?なんて一瞬ブルーになりましたが、始まってみたらひとつだけのモニターが大活躍。わたしたちが知っている映像にかぶせて、ご本人映像もいっぱい流れていて、多分この映像を見ているだけでも楽しそうです。
 ただ、わたしたちはあまりにも近いところに本物のつよしさんがいるものですから、どんなに素敵なつよしさんがモニターに映っていてもやっぱり目は目の前の人に釘付けでした。

・多分、ステージそのものの大きさは奈良と同じ感じだったと思います。

・つよしさんは本当に「素」な感じで現われて、しゃべっている時は衣装もあるでしょうけれど、普通のカッコイイ男子という感じなのですが、一旦ギターを弾いたりドラムスやピアノの前に座るとびっくりするほどオーラを放出し、歌いだすと怖いくらいスターで(笑)惹きつけられずにはいられなくてキャーキャー言ってました。至近距離で見てもやっぱり二の腕が以前より細かったです。テレビで見るよりもうちょっと顎のラインとかシャープでした。個人的にはこれ以上やせないでほしいかも(笑)今くらいで十分です。
 そんな一見隙のないお姿ながら、にも関わらずふと横を向くと左の後頭部の髪が「ぴよっ」としていて、このギャップはなんなんだ!?相変わらず翻弄されます(笑)
 衣装は黒の上着に白のVネックのTシャツ(これ、オトートが持ってるヤツとそっくりなのですが、全然イメージが違うんですけど。どこが違うんだろう!?全然違う! 笑)黒いパンツでした。アンコールはグッズの黒Tだったかな!?(どうだったんでしたっけ!?忘れました。)

・バンドのメンバーはギターは竹内くんと名越さん、ベースは種子田さん、ドラムスはしょうこさん、キーボードの十川さん、コーラスはTAMAちゃんとTIGERさん、ホーン隊はサックスのお久しぶり庵原くんと、トランペットのルイス・バジェ氏、トロンボーン&打楽器も様々に持ち替えて大奮闘のSASUKEさんでした。
 後ほどそのあたりは詳しく書きたいですが、久しぶりにプレイを聞いた庵原くんの音がびっくりするほどパワーアップしていて、とても心に残りました。妹にも聞かせてあげたかったなぁ!(彼が書くハートフルで真面目な文章が好きで、妹とわたしはずっと庵原君のブログをお気に入りに入れて読んでいます。)
 確かみなとみらいの時の楽屋で「ソメイヨシノ」について話しているうちに号泣した!なんていうエピソードもあったつよしさんと同世代の庵原くん。がんばって生きてる人の素敵にパワーアップした音を聞いて、わたしもがんばろうと思いました。
 メンバーさんといえば「あれっ!?スティーヴがいない!!」というのがとっても残念で、ちょっと心細さを感じたのですが(なんでアンタが、笑)結果的に言うと、どんな形でもどなたがいてもいなくても、その日その日のグルーヴがあって楽しいのでした。
 但し、スティーヴさんはいらっしゃらなくても強烈なインパクトでMCの中にご登場されました。その話はちょっと後で。

・関西のお友達に「最初の『美 我 空』の時のモニターに注目よ!」と念を押されてきたのですが、あまりにも近いステージの上の人とモニターとどっちを見ていいものやら、あわあわしちゃって困りました(笑)
 モニターの中では、あまりにもご自分の魅せ方をよくご存じなつよしさんが、どアップになったりちょっと引いたり、四つん這いになったり上目づかいをしたりして、こちらを挑発してらっしゃいました(笑)初っ端から助けて〜!(笑)
 ベースの音がどんどん進化していて、わたし、すごくつよしさんのベースの音が好きだということに気がつきました。元々ウッドベースの音やチューバの音など低音域の音も大好きなのですが、心の奥の方まで刺激されるみたいな深い音がビンビンと響きます。全面降伏です。
 なんていうか技術的にはもっと専門的に長年ずっとベースだけをやってらっしゃって巧い方はいくらでもいるに違いないですが、「歌い方」(声に出して歌うという意味ではなくて、「メロディーを歌う」という意味)が好き。
 多分歌ってもギターを弾いてもピアノを弾いてもドラムを叩いても、その人らしい音楽性というものはどんな楽器に持ち替えても、やっぱり如実にあらわれるんだろうなあと思いました。

・最初のMCの一番最初に「お仙台のみなさん」としたり顔で言ったので顔を見合わせちゃいました。なぜ仙台に「お」をつけたんだかわかりませんが(笑)裏ではブームだったのかJCB12日のMCでも「お仙台でも…」と言ってました。

・うわさの「剛柴」話です。(もうあちこちで知っている方が多いと思うのですが、わたし的記録なんで、知ってる方は読み飛ばしてください。)
仙台に来る前に、ひと足先に別の関係で仙台サンプラザを訪れたスティーヴ氏から「面白いものを見つけた」と写メールが送られてきて、それは仙台サンプラザのホワイトボードの日程表の写メだったそうです。
日程を見ると、「ユニコーン ユニコーン 定期点検 花まつり 剛柴 剛柴 松山千春 槇原敬之 槇原敬之」と書いてあったそうです。
どこが面白いのかわからずにいて、しばしよ〜く見てみたら「剛紫」が「剛柴」(つよしば)になっていたそうです。
 そのホワイトボードをたまたまわたしたちは確かめながら入ってきたのですが、多分ライブ前にはもう直してあったと思われます。ちゃんと「剛紫」になっていたと思います。
 会場入りしてすぐ、その話を関係者の方にしたのかも!?わたしたちとしては、直っていない方が断然面白かったのですが、会場側の人間からしたら、アーチスト名を間違えるなんて真っ青ですよね(笑)
 夜中にひとり「その間違え」に気がついた彼は「剛柴」を見て「きゃっきゃ」と笑っていたのだそうです。その「きゃっきゃ」という表現に悶絶したわたしたち(笑)
そしてこの話は微妙に広がって、どうやら「剛紫」と「剛柴」は別人格らしく(笑)感動させる歌を歌うのが剛紫だそうで、「ミスった時は剛柴かもしれません」みたいに言って笑いを取ってました。 かわいいです!剛柴!
 すでにわたしたちは、豆柴系ダメ犬「剛柴」を妄想して喜んでひゃあひゃあ言ってたのですが、後で聞くとさと嬢とさとこ嬢はふたりで小声で「剛柴」「わん」「お手」「おかわり」という小芝居をしていたのだとか。もちろんショコラさんやわたしはあまりにも剛柴氏にロックオンされていたので、あんまり気がつきませんでした(笑)
「剛柴」さんのおかげで最初のMCはずっと温かい笑いに包まれていて「今日のライブのMC、掴みはばっちりOKだね!すっごく楽しい!!」と大興奮したわたしたちなのでした(笑)

・「次に改名するとしたら「剛柴」」とも言ってましたが、まだ改名の可能性が!?(笑)

・つよしさんがちらっと横を向いたり上を見上げたりするだけで客席が大きく「キャーっ!!」となってましたがご本人はしれっと「そこら辺ちょっと見ただけ(笑)」なんて笑って翻弄してました。

・どこでだったか「音響の関係でスピーカーを上向きにしたので、前のひとは音がこもって聞こえるかもしれない」とおっしゃってましたが、実際3列目からだととってもこもってました(笑)ちょっと残念でもありましたが、仕方ないです。その分視覚的にもずいぶん楽しいのだから、我慢です。それにしても広い場所で様々な地点での音響を考えると、調整がとってもむずかしいんだろうなあと思いました。 もちろん音が多少こもっていたからと言って、根本的な部分にはさほど影響はありませんので、念のため。

・つよしさんの「母の日のプレゼント」は、お母様が好きな馬。外国製の置物だそうです。ネットで調べたら本物の馬が出てきてあせったそうですが、いくらなんでも本物は!ってそりゃそうでしょう。

・キーボードは近くで見たらかなり高価そうでした。コンピューターが入っていて、ものすごい多彩なバリエーションの音が出せるそう。

・『TALK TO MYSELF』と『愛詩雨』のあたりはあまりにも近すぎることに慣れていなくて、あまり記憶に残っていません。多分舞い上がっていたのだと思います。
アコギの音がとってもやさしくて温かくて、いつの間にこんな風に自分の一部みたいな音を出すようになったんだろう…と思ったのは覚えてます。

・『素敵な詩 孤独な詩』
やっぱりこの曲は大好きです。ただ、奈良以来「希望も見れない〜♪」から後が「Oh!Yeah〜♪」になっていて、ちょっとさびしいです。あの部分の歌詞が大好きなので。
 なのでどうしても脳内で、CDのつよしさんの声とハモらせながら聞いてしまいます。不思議なことに歌詞がない分だけ、余計にこの部分の歌詞が頭の中を回ってハートを直撃します。それだけ存在感のある歌詞なのでしょう。

・『叶え Key』
「言霊」の話になって、言霊を信じているそうですが、「だからと言って『僕が 180cm になる』といくら言っても、なりません」と(笑)
 ならなくていいです(笑)そもそも相方氏とのベストバランスが崩れてしまいます。かと言ってふたりとも大きくなったとしてもやっぱり困る〜(笑)今のままでベストです!

 「叶えKey」についてさと嬢がとても深い解釈をしていて、とっても共感したのでご本人に了承をいただいて、引用させていただきます。

「痛みなら叶えkey」の意味が私はいまいちわからなかったんですが。 叶えたいことがあって、それを全うするには痛みが伴うんだと。その痛みは叶うことの鍵なんだと。人生一度きりなんだから。毎日一度きりなんだから。痛みは嬉しいことなんだと。 ああ、なるほどと、やっと理解できました。

中略

自分のやりたいことを信じて、貫いてやりきってきたことで痛みも伴ったけれどもそれは叶うためのプロセスなんだから、あって当然、それは次へつながっていく鍵なんだって。腐らずにやってみせるって言う決意が溢れていて。


このさと嬢の文章を読んでから更に詩を読み返したら、いつもと違う場所がとても心に残りました。

時折…
何かが僕の胸をちぎった
痛い…
裂けてく明日を守る

年をプラスしたとて
変われない脳には呆れてしまうが責めるより受け止める強さを持って

そして、この後に「痛みなら叶え Key〜」と続くわけなのですが、「痛み」を自分の中で一旦受け入れて消化して、一回きりの人生なんだから「痛み」もエネルギーに代えてやる!絶対に夢を叶えてやるぞ!!という決意表明なのかしら!?なんて思いました。

ここでもやっぱり思ったのですが、今回のアルバムを聞いていると、一見ネガティブなようで、彼の心の中はかなりポジティブにシフトしている気がします。

その2に続きます。