ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[テレビ]  テレビっ子

 なかなか雨がやまなくて困っています。
 一瞬晴れ間が出たりするのでやっかいで、うちの物干しは二階にあるのですが、室内干しは1階のリビングにおいてあって、たくさんの洗濯物を抱えてはもう2往復しています。晴れ間が出ては干し、雨が降り始めては取り込んで室内干しに干し直し…往生際が悪いです(笑)
 一番乾いてほしいのがスニーカーで、これはおととい野音でびしょぬれになったヤツ。もう1年以上履いているので洗ったとはいえ、傷だらけだしあんまり体裁のいいものじゃないのですが、いっぱい歩くときやずっと立っている時はこれに限ります。とっても楽なのです。…できれば明日履いて行きたいのですが、乾くかどうかとっても微妙なラインです。
 さて、夕べはオットと「BOSS」を見るつもりがたまたまNHKをつけたら「復活した“脳の力”〜テイラー博士からのメッセージ〜」という番組が始まってとても興味深い内容だったので、ドラマは録画することにしてそっちを見ました。
 テイラー博士は脳科学者ですが、ご自分が偶然にも脳卒中になってしまい、一時は言語や思考を司る機能が失われてまるで赤ちゃんに戻ったみたいに何もできなくなってしまったにも関わらず、おかあさまと二人三脚、8年間のものすごい努力もあり、奇跡的に復活されたという方です。
 ご自分の専門分野が脳だったために、自分の脳に異常が起こっていることにいちはやく気がついてなんとか緊急の連絡をしようとするのですが、そうこうしているうちにどんどん脳の機能が損なわれてい動きが取れなくなってしまいます。病気が刻々と進行していく経緯、彼女に何が起こったのかという話はあまりにリアルでドキドキしましたが、ご自分の専門分野だけにとてもわかりやすいお話でした。
 完全復活をされてから、脳卒中の実態や脳の未知の力を示す記録を精力的にまとめられて、精力的に講演をして回り、同じように脳卒中になったた患者さんを励ましていらっしゃる様子も映し出されていました。
 博士にとって病気だった日々はとても辛かったに違いないですが、現在彼女が元気で生き生きと語っているのを目の当たりにするだけで、どれだけの人々が励まされてるのだろうかということは容易に想像がつきます。 
 また、脳生理学者の彼女が脳の病気を経験したことで、彼女自身にとって、同じ研究をしている方々にとってどれだけ有益な様々な解明の手助けになったのだろうか…なんてことを考えながら見てました。
 更に、そのままNHKをつけていたらそのまま「全国学校音楽コンクールスペシャル『いきものがかりの合唱部にエール!』という番組が始まって、またしてもテレビの前から動けなくなってしまいました。
 昨年も大好きなアンジェラアキさんが課題曲を作られたので、特番を見た気がするのですが、今回の中学校の部の課題曲は「いきものがかり」が担当する「YELL」という曲なのだそうで、いきものがかりも大好きなので、その楽曲製作の様子やいきものがかりが中学校を訪ねて歌について理解を深めるお手伝いをするという内容にとっても興味をひかれてじっくりと見てしまいました。
 中学生の歌に対する純粋な気持ちにも、いきのもがかりのメンバーの真摯なアドバイスにもとっても心を打たれたのですが、最後の方である中学校のふたりっきりの合唱部の子たちが歌う「YELL」を何気なく聞いていたら、なんだか涙腺を直撃されてしまいました。
 それにしても最近の合唱コンクールの曲っていいなぁ。J-POPのスターが作ってくれた素敵な曲は共感しやすそうだし感情をこめやすそうだし、長く練習していてもきっと楽しいだろうなあと思います。
 わたしは中学時代は吹奏楽に夢中だったので、合唱コンクールに出たのは小学校の時と高校の時で、小学校の時は「気球に乗ってどこまでも」高校の時は「ひとつの朝」という曲を歌ったのですが、いまだに曲もピアノの伴奏も完全に覚えています。これらの曲もいい曲だし大好きでしたが、話題性とかテレビで何度も作者の解説が聞けたりすることを考えると、今の中学生がちょっとうらやましかったりするのです。