ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  ARASHI AROUND ASIA 2008 in Tokyo

 9月5日、国立競技場で行われた嵐のコンサートに参加してきました。
 ジャニーズ系のライブは、KinKi KidsSMAPに続いて3つ目です。
 以前の日記でも触れたように、わたしのピアノの大人の生徒さんが誘ってくださって実現しました。
 そもそも嵐というグループは今とっても旬な人たちだし、テレビで見ていてもみんなピカピカして見えて、そんな彼らがどんなライブをして、わたし自身がどんな風に感じて帰ってくるのかとっても楽しみにしていました。
 初めて参加したのだし、まったく無知なわりには、書いているうちにどんどん長い文章になってしまいました。というわけで、レポとしては全然成立していませんし、ただの感想文ですが、それでもいいという方は続きを読むからどうぞ。
 会場には青山門の方から入ったのですが、自分たちのゲートまで行くのにとっても距離があって、入る前からなんて広いところなんだろうと思いました。
 ゲートから入り自分の席についてみると、ステージに向かって左側、ちょうどだ円の中央を走る花道からほど近いスタンド前段の中央よりちょっと下がったところで、しかも目の前に透明ステージが通るレールがあってびっくり。
 前回、SMAP初参加の時もそうだったのですが、どうやら今回も「ビギナーズラック」だったみたいで、時折彼らがそばを通ったり、花道のそばに来るたびに、飛び散る汗までもが肉眼ではっきり確かめられる素敵な場所で、生身の嵐くんたちを堪能させていただきました。
 平日だったせいか、学校帰りの高校生くらい?とおぼしき子たちもたくさんいて、熱い熱い!!席のせいもあったかもですが、双眼鏡でがん見なんて人はあまりいなくて、まわりの人たちはみんな一緒に踊ったり歌ったり、ファンは傍観者ではなくて、一緒にライブを作っている一員みたいなムードが漂っていて、素敵だなあと思いつつ、せっかくなので一緒になってはしゃいできました(笑)
 スタートが5時半だったので、まだライブ開始の時は明るくて蒸し暑かったのですが、野外なので風が通って、そんなに不快指数が高い感じではありません。
 新学期が始まったばかりの平日で、しかも時間の条件もあまりよくないのに、高いところまでとにかくびっしりと隙間なく埋まった会場は圧巻です。
 開始時刻が過ぎステージに目を凝らしていたら、いきなり高く高く水が噴水のように上がり、どこから嵐が出てくるのかと思ったら、大歓声とともに、全然違う方、だ円の中央の方の丸いステージの方から現れました。
 この水のセットもそうでしたが、東京オリンピックの時の聖火台に火を灯して聖火をバックに歌い踊ったり、縦横に走る花道や移動透明ステージ、リフトなどを存分に使っていました。見た目にも派手で豪華ですし、空間を横にだけじゃなくて、縦にも上手に使ってステージと上にも下にもいる観客との距離ができないように、よく考えられていました。
 知っている曲もたくさんあったし、たとえ知らなくても、すぐにフリをまねたりしながら乗れる曲が多かったので、楽しかったです。
 実は、野外でライブを見るのは初めてで、こんなにいいものなんだということを実感したりもしました。
 途中からだんだんに空が暮れなずんで行くのですが、その時間の経過と夕暮れの時を嵐と一緒に感じながらライブが進んでいくのがとっても新鮮で、なんて気持ちがいいんだろうと思いました。日が落ちるとともに、だんだんと効果的に灯ってゆく会場の照明、ペンライトの明かりもとてもキレイだったし、競技場付近のビルが浮かび上がってゆくさまも、すごく素敵なのです。
 野外で行われることによって、お天気に左右されたり、予定通りいかないことも出てくるのかもしれませんが、そのハプニングさえもライブのドラマチックな演出の一つになりそうだし、自然の営みを感じながらのライブは、その日、その時間、その瞬間だけの特別なグルーブを生みそうで、すっごく好きかもと思いました。
 また野外ライブに参加したいなぁ。嵐のライブも…そして別の応援しているアーチストさんのそれも。
 初めて生で見た嵐の印象はというと、一番に思ったのは、彼らはアイドルのプロだなあということ。アイドルとしてあまりにも隙がないその姿に目を奪われてしまいました。
 彼らは実はとっても身近なのかも!?と錯覚させてくれるような(笑)人なつっこいオーラが全開で、近くを通るとのぞきこむように隅々までファンを見て手を振ってくれたり、お客さんの煽り方ひとつとっても、とってもナチュラルで魅力的で、惹きつけられずにはいられません(笑)生まれながらのアイドル?なんて思ってしまいました(笑)
 知らず知らずのうちに、とっても自然に嵐ワールドに連れていってもらって、気がつけば何年も前からファンをやっているみたいな気持で見ることができました(笑)
 24時間テレビにオリンピックに、ドラマに映画にと忙しい方々なので、本当に時間がなくて、リハーサルすらあまりできなかったそうですが、そんなことはちっとも感じませんでした。
 そもそもジャニーズの中の人たちは、小さい頃から鍛錬を積んでいる人たちだし、一見派手そうに見えて、とっても地味で地道な努力を惜しまない人たちなので、動き方とか、魅せ方が身体にちゃんと刻みつけられているのでしょう。
 せっかくなので、レイン的、超個人的な感想をひとりひとりに対して書いておこうかな。
 ファンの人たちから見ると、とっても的はずれなところもあるかもですが、素人レインの素人すぎる感想です。
「アイドル」的な部分で特に目を惹きつけられたのは二宮くんで、そばに来ると吸い寄せられるように彼から目が離せませんでした。掲げられた彼のうちわに反応してピンポイントで手を振ったり、呼ばれた方向をちゃんと向いてにっこりしたりしていて、会場を細かくよく見ています(KinKiのコンサートを見慣れているわたしは、その気さくさにとってもびっくりです、笑)同じジャニーズとはいえ、グループによってカラーが全然違います(笑)
 その二宮くんは、ソロ曲ではピアノ1本で弾き語りをしてましたが、メローな感じのステキなバラードでした。途中までメガネを掛けて歌っていて、絶妙なタイミングではずすのですが、この部分で「うわっ!ヤラレた!スーパーアイドル!」と思いましたのことよ。
 また、歌やダンスが前に出る曲になると、どういうわけか自然と大野くんを探してました。どうやらわたしが嵐の声としてイメージしていたのは、主に大野くんの声だったみたいで、彼の歌声もしなやかなダンスもすごく心に残っています。
 ソロ曲もすごく印象的で、もう少し聴いていたかったです。一度とことん大野くんワールドを堪能してみたい衝動にかられ、いつか彼の舞台を見てみたいなあと熱烈に思いました。
 そうそう、大野くんと言えば、この日は「魔王」の放映の日で、「なんで、みなさん、ここにいるんですか!?早く帰ってオンタイムで魔王を見てください!」みたいなことを言って大爆笑を誘っていたのが印象的でした。わたしにとっても「魔王」はお気に入りのドラマなので、話題にしてくれてうれしかったです。
 その歌やダンスの魅力とは裏腹に、みんなが盛り上がっているMCでひとりだけぽやんとしていたり、そういう落差がとても不思議で面白い人で、大野くんファンの友達が何人かいるのですが、彼女たちの気持ちがわかったような気がしました。
 松本くんは、最近ジャニーズ大嫌いで有名だった地元の友達のひとりが突然松本くんファンになって驚かされたのが記憶に新しいわたしです(笑)
 彼は、すごく生真面目な部分と男の色気がムンムンして、マダムをも虜にしてしまいそうな伊達男っぽい魅力とが混在しているところがとっても面白いなあと思ったのですが、ソロ曲は意外にもギンギンのロックでした。 勝手な茶の間のイメージとしてはバラードなのかなぁ?なんて思っていたのでびっくりしつつも新鮮でした。ものすごく器用な感じかと思ったら、意外と不器用そうな感じもあって(勘違いかもですが、笑)そんなところも新鮮で誠実そうに見えて好印象でしたよん。
 桜井くんは生ラップを聞いたのが初めてだったのですが、24時間とかオリンピックの疲れも見せず、よく通るいい声とリズム感で、どこにいてもその存在感が大きいのと、思っていたよりずっと熱い人なのにびっくり(笑)あらためて彼の魅力に気がつきました。
 相葉くんは、志村動物園の印象が強くて、天然!?どちらかというとオチ担当なのかしら!?というイメージで見ていたのですが、ソロ曲の時に見た彼は、「誰よりもアイドル!」という感じで、惹きつけられてなりませんでした。
 パンツが破けちゃったり、やっぱりオチ担当!?なのかな?と思えるようなおいしい!?ハプニングもありましたが、ライブではとってもキュートで人がよさそうで、ピカピカキラキラの天然スター!という印象が残りました。
 こうやって一人ひとりでも魅力的な5人ですが、やっぱり集まると最強なのは、わたしが知っているジャニーズのどのグループにも共通しています。
 やっぱり彼らも5人の呼吸がとっても合っていて、この5人ならではの魅力がとても伝わった気がしました。
 話を進める人もかきまわす人も、全然聞いていない人もいる感じですが(笑)不思議とバランスが取れていて、遠くにいてもよくお互いを見ているし、メンバー同士とっても仲がいいのが伝わってきました。
 今回初めて生バンドを入れたそうなのですが、ちょっと不慣れに見えるところがなくもなかったですが、生バンドが入るとより自由度が高くなるし、ご本人たちもとっても楽しそうだったので、今後もこういうパターンが増えるのではないかと思ったりもしました。
 そうそう、どうでもいい話ですが、普段は特効が苦手でびくびくしてしまうわたしなのですが、野外では特効の音が散ってしまうのか、全然平気でした(笑)
 最後の方で何色もの素晴らしく豪華な花火があったのですが、家に帰り着いた途端、オトートが「花火がすごかったね〜」といきなり言うのでびっくり。
 よく確認したら、テレビで神宮球場のナイターを見ていたら、画面越しに神宮からも花火が見えたんですって。そのことからも、花火のスケールの大きさがうかがわれることと思います。
 それにしても、嵐の曲はいい曲が多いこと。
 お茶の間程度のわたしにも、かなりの確率で聞いたことがある曲が混ざっていたし、家に帰ってからも、嵐の歌声がずっと頭の中でなっていて、ついつい歌っているわたしがいます。
 常にステージの上を所狭しと駆け回り、歌ってダンスして、笑ってじゃれあっていた彼ら。本当に魅力的でした。
 いつか機会があればまた、彼らのライブにも参加してみたいです。