「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
- 作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: ハードカバー
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感想を書きたくてたまりませんが、あの分厚さからいって、多分まだ読み終わっていない方の方が圧倒的だと思われますので、もうちょっと待ってからにしたいと思います。
ただ、一言言えるのは…「読んだ方がいいよっ!!」ってことです。
前半は物語がなかなか動き出さなくて、ちょっと忍耐がいるところもありましたが、前編後半あたりからどんどん一気読みモードに入っていき、抑えるのに苦労しました。
誰もが多分、ず〜っと小骨のように引っかかっていた疑問のひとつが解けるのですが、これがとっても泣かせます。まさかこの人に泣かされるなんて…むにゃむにゃむにゃ(笑)
それにしても長かったです。最初に出会ったときは、まだ全然話題になっていなくて、こんなに分厚い高い本を書評だけで買うなんてバカじゃないの!?なんて笑われたりもしたのでした。
ハヤカワ文庫とかのファンタジーシリーズが大好きなので、そういう位置づけの本のひとつくらいの気持ちで買ったのですが、みるみる引き込まれていきました。
多分全巻読んだ今思い出してみても、最初の「賢者の石」と出会ったときのドキドキが一番だったかも。
お話の展開もさることながら、「ダイヤゴン横丁」とか「ふくろう便」とか「いろいろな味のゼリービーンズ」とか「普通の人間には見えないホグワーツ行きの電車のホーム」とか魔法学校の日常とか、細々とした彼らの日常の描写のひとつひとつにものすごく引き付けられたのだと思います。
その頃は映画化なんてまったく考えられないと思っていたし、まさかこんなに日本で大騒ぎになるとは思っていなかった気がします。「わたしだけが知っている自慢の本!」だったはずだったのに(笑)
その後は発売日のことがニュースになったり、映画が大々的にマスコミに取り上げられたり、どんどんメジャー街道を突き進んでゆき、それとは逆に我が家では淡々と次の話を待っては静かに家族で回し読み…というテンションにかわっていきました。
なんせ次が出るまでが遅すぎて、次のお話が出る前の話を忘れてしまうのが難点だったし(笑)途中中だるみ!?この巻はイマイチ!?と思ったこともありましたが、今となっては最後まで読み通してよかったなあと思います。
それにしてもすごいのは、原書で読み切ったオットです。文章的にはそんなにむずかしくはなかったらしいですが、なんせあの分量ですから…本当に英語が大好きなのね!?と感心してしまった妻なのでありました(笑)