3年後のカラダ計画
- 作者: 槇村さとる
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: 単行本
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彼女と言えば、大好きな漫画がたくさんあって、「愛のアランフェス」でしょ「イマジン」でしょ「白のファルーカ」でしょ「おいしい関係」でしょ。そして個人的に一番思い出深いコミックと言えば「N★Yバード」というのもあったりします。そういや最近友達に「フェイク」というのを借りました。これもなかなか面白かったです。
さて、今回の本はコミックではありません。ダイエット本、健康本?!とも言えそうなジャンルです。
まだ隅々まで読んでいるわけではないので、読み終わったらちゃんと書きなおしたいと思っていますが、ご自身が50歳になったときのご自分をイメージしながら取り組んだ、様々なダイエットや健康法、美容方などについて、本のタイトルを挙げたり、試した結果を載せたりされた記録の書です。
そもそもこの本は年齢的にちょっと先を歩いている先輩(笑)が書かれているので、どういうことを考えていらっしゃるのかとっても興味がありました。はじめにの中で
自分がこれからどんなふうに変わっていきたいのか、ということに敏感になる。そして、どのように変わっていくかを注意深く観察してみる。単純に体重計の数字を追うのではなくて、カラダ全体の状態を主体的に捉えることが、三十代、四十代、五十代の「大人ダイエット」ではないかと思っています。
と書いてあって、とっても共感しました。
そうなのよ!そうなのよ!と思わず頷きながら読むページ多数です。
当たり前ですが、挿絵はプロの漫画家さん(もちろんご本人)が書かれているわけですから、美しいところはとっても美しく、人間観察や描写がとっても上手で、「こんな人いるいる〜!」とか「これ、わたしじゃん(凹)!」というページにはゲラゲラ笑わされたり身につまされたり。
ご主人との生活が書かれたエッセイ風の面白いページもたくさんあるし、きちんとダイエットのデータに基づいて検証しているページや愛用グッズが写真や挿絵で紹介されているページもあれば、ダイエットや美容や健康に関して彼女が常日頃から考えていることもたくさん書いてあって、何重にも楽しめる本です。
今現在読んでいるページで、とても心に残ったひとことがあります。
槇村さんはお友達の横森理香さんの本で
「中年にとっての元気」は「疲れないこと」
という文章を見つけ、バカ受けしつつ「その通りだ!」と共感したのだそうです。
槇村さんも40を過ぎたあたりから体力低下の恐怖を感じたり、24時間過体重のストレスに見舞われたそうですが、それは今現在のわたしも同じです。
なんだか気がつくと仕事に追われたり遊びに追われたり(これは追われているのかどうか疑問ですが、自業自得! 笑)気がつけば前ほどはムリがきかなくなっている自分に気がついて、なんだかいつも疲れてどこかネガティブ。
こういうことこそが心身の健康の維持やダイエットを妨げている誘因のひとつなんじゃないかと思ったのです。
この「疲れ」を棚に上げておいて、更に無理なダイエットという「無理」を加えてしまったら、益々歯を食いしばることが増え、益々ストレスを溜め、そしてそのストレスが時々ドカ食いや飲み過ぎを招き、益々不健康に体重ばかりを増やしてしまいそうな予感がします。
「カロリーとか体脂肪とかじゃなく疲れない元気なカラダ作り」を目標にした生活こそが、「大人ダイエット」で、健康で疲れないカラダつくりに努めているうちに、結果的にダイエットになればこんなにいいことはない!!というのが彼女が言わんとしていることなのかなあと思います。
とってもとっても共感したので、とりあえずアップしておきます。お勧め本です。