ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 自転車を並べて

 きのうの夕方、レッスンとレッスンの合間にホームセンターに走りました。クローゼット用の防かび剤を買いたかったので。
 帰り道、まだ6時前なのに真っ暗になったのでダッシュで走っていたら、見慣れた大柄の背中が暗がりの中を歩いてました。中1の生徒のSちゃんです。なんでも中間試験が終わったから、本屋さんに本を買いに行くんですって。
 彼女、知り合った頃は130センチにも満たなくて、足も22センチとか言っていたのに、今では168センチもあるそうで、やせているけれど手足がびっくりするほど長いです。そんな体格なので、暗がりの後姿だけでも、簡単に彼女だとわかったのです。
 ほんの5分くらい一緒に自転車を並べて歩いただけなのですが、その間に中間の話やら、今悩んでいる話やら、いろいろと話してくれました。レッスンの時はなかなか日常話にまで話が及ばないので、こういう機会はうれしいです。
 その彼女が突然、「せんせー、なんだかやることなすこと裏目に出ちゃってさ!わたし、珍しく落ち込んでるの」と言いました。いつも元気印の彼女ですから、まったくもって「珍しく」です。
 しかも、わたしもまったく偶然ながら「なんだかやることなすこと裏目に出ちゃって!」な出来事で、心の中がぐちゃぐちゃしたタイミングだったので、何度も「同じだね〜!」「同じだー!」と言い合って妙に盛り上がってしまいました(笑)
 不思議なことに、「同じ、同じ」と何度も言ってるうちにふたりとも元気が出たので「じゃっ!土曜日のレッスンで!!」と明るく別れたわけですが、暗がりの中での会話だったせいか、中1女子相手に結構自分をさらけだした本音トーク!これでいいのか?という気もしますが、ま、いっか。